梅の香庵~うめのかあん~

梅の香堂別館喫茶スペース*梅の香庵*
とりとめないことをとりとめなく・・・

気になるチャンネル

2014-04-20 22:56:56 | 日記
こないだ、テレビつけたらNHKで時代劇をやっていた。
なんだ。鼠小僧か?と思ったら、

「銀二貫」

とあるではないか!

なんとー!「銀二貫」がドラマ化してるよ!
いつの間にー!

というわけで銀二貫ドラマ化ですよ!
知らなかったにも関わらず、偶然見たのが第一話でこりゃラッキー。
さっそく拝見いたしました。

「銀二貫」は高田郁さんの時代小説。
何年か前に読んだけど、

なんて地味な話だろう。

と、
思いました。
設定も地味。主人公も地味。展開も地味。
なのに、こんなに地味なのに、
ページをめくる手が止まらない。
地味なんだけど面白い。
そんな妙な印象のある小説。
さてそのドラマ化は。

さすがNHK。
こういう地味な時代劇ドラマ化させたら右に出るものはいませんね。
いいですいいです。いい感じに仕上がってます。
小説の世界観を損なわない、派手さは無いけど人情味あふれる演出とキャスト。
なんというか、ドラマに厚みがあるというか、じっくり観させるよいドラマでした。
津川雅彦さんが見事な旦那っぷり。さすがだな~。
「みをつくし料理帖」もNHKがやってくれたらよかったのに・・・。
あれはちょっとアレだったよなー・・・。

ともあれ今後も楽しみだー。
ドラマはほとんど見ませんが、久しぶりに毎週の楽しみができました。


気になる番組といえばもう一つ。
Eテレでやってる趣味Do楽「ほとけの履歴書」

わかってる。
今ものすごい渋いこと言ってるって分かってる。
でもこの薮内さんの仏像シリーズ、意外と面白いのよ。

以前も仏像拝観指南の番組やってて、たまたま何度か観てたのですが、
今回のシリーズは、たまたまでなく、わざわざ見ようと思ってます。
前回は「阿修羅のすべて」。

私こういうの全然知らなかったんですけど、阿修羅様は八部衆の一人なんですってね。
って、その八部衆も知らなかったんですけど。
「八部衆」と聞いて、お!と思いました。
むかーし読んだ漫画に八部衆という名称が出てきました。なんて漫画か忘れたけど、
確か、主人公を守ってるイケメン集団的なグループとして描かれていましたが、
そうか。あれは仏教をネタにしていたのか。

大昔に一回だけ読んでタイトルもストーリーも覚えていないけど、「八部衆」という言葉は記憶に残っていた。
なぜなら、
「なんかカッコいい」
と思ったから。

今聞いてもやっぱりカッコいい八部衆。
仏法を守る神様集団なんですね。かっこえー。

八部衆は阿修羅さまもそうであるように、人に非ずな容姿の神様ばかり。
頭がトリの迦楼羅さまとか、目がみっつある緊那羅さまとか(三只眼!と叫んだのは私だけではないだろう)。
イメージ的に、西遊記に出てきそうな「この山のヌシ」とかそういう感じですよ。
興福寺の八部衆立像は、こんなこと言ったらバチがあたるかもしれませんが、
ファンタジーの世界みたいでなんかかっこいい・・・・。
名前も見た目もやっぱり八部衆はかっこいい。

彼らは元々他の宗教の神様が後に仏教に取り込まれたんだそうです。
例えば阿修羅さまは本来、ゾロアスター教の神様アフラマズダ。
なつかしいなゾロアスター教。ササン朝ペルシャね。
私の好きな国だ。
世界史を覚えるコツは好きとかキライとか個人的感情を抱くことですよ。

こういう色々取り込んじゃうとこが仏教の面白いとこだな。


そんなわけで今日も渋いチャンネルチョイスで受信料のモトをとってます。


久しぶりに本日の椿さん。
今日も我が家を見守ってくれています。

うむ。異常なし。


一仕事したらなんだかまぶたが重いにゃ・・・・


本日の仕事終了にゃ・・・・・・・・・・


人はなぜ、寝てる猫を起こせないのでしょうか。
掃除機かけようかな、と思ってふと見たら椿さんがうとうとしていたので、
掃除開始を30分遅らせて写真撮影しておりました。
猫なんて、
今起こしたところで、いつでもどこでも常に寝れるのに。
わかっちゃいるのに起こせないあの寝顔。
今までどれだけの時間を椿の寝顔を眺めるだけに費やしたことか・・・。

傾国の美女とは猫のことなり。






美しき休日

2014-04-13 00:27:23 | 日記
久しぶりにゆっくりできる休日だったので、前から行こうと思ってた展覧会に行ってきました。
ちょうど桜も見ごろだし一石二鳥。


in富山県水墨美術館「I LOVE 日本画」。

水墨美術館はふらりと行くのにちょうどよくっていい。
なんのかんので年に1,2回は行ってる気がする。

水墨美術館の何がいいって、その規模のちょうどよさ。

それほど大きくない。
小一時間もあれば全部見て回れる。

大きな美術館も確かにいいが、はっきり言って疲れる。
どこまで続くのか分からない広大な展示室と膨大な展示品でペース配分がつかめない。
休憩スペースもあまり無い。
ゴールに辿り着く頃にはたいがい疲労困憊だし、
途中で閉館時間が迫って最後の方はまともに見れないとかいう事態に陥ったりする。
じゃあ早く入館しろよって話だけど、
でもさ、美術館は、あんまり気負わずふらっと行きたいじゃない。

その点、これくらいの規模は本当にゆったり絵が見れて心地よい。

水墨美術館の企画展示室は2つ。
展示室の真ん中には大きな椅子があっていつでも座れるし、座ったままでも360度絵が見れる。
そして二つの展示室の間には庭が臨める休憩スペース。
ここも非常に居心地がよい。
たまに、あんまり興味ないけど連れてこられたおとーさんとかがぼんやり座ってたりする。
ここでちょっと小休止して次に挑めるし、他の美術館のポスターが貼ってあるのでそれをチェックするのもまた楽しい。

大きい美術館は、もうちょっと、休憩するという点を重視してもらいたいなぁ。
喫茶コーナーを設けるとかさ。
丸1日過ごせる設定でさ。
まぁ、大きいとこは入館者も多いからそういうの難しいんだろうけど。

そんなこんなでゆるりと眺めた「I LOVE 日本画」。
美人画、静物画、風景画、文人画といろいろ見れて楽しかったです。
今回一番響いたのは山元春挙さんという方の風景画。
ポストカードゲットしてきました。この↓右側ね。

初めて知った名前だけど、雪景色の雪景色っぷりが見事。
寒い。寒いけど美しいっていうあの感じ。
左は伊東深水さんの美人画。きれ~い。


さて、絵を見た後は庭でもめでようか。
水墨美術館は庭もいいのだよ。

こんな感じ。

だだっぴろい芝生に桜の木がたった一本。

これが全面ガラス張りの通路から眺められるのです。
うーん雅。



さてさて、今回は絵画ともう一つ、一緒に見に来たものが。
それはもちろん、

桜。

美術館は神通川沿いに建っている。その土手には桜並木。今まさに満開。


せっかくなので土手をお散歩することにした。

あっちは富山大橋。


回れ右で神通大橋。


神通川。
立山連峰は残念ながらちと霞んでいる・・・。




桜越しの美術館入り口。


今日はきれいな絵を見て、きれいな花を見て、天気よくって、
まったくもって贅沢な休日。

まだ時間あるし、買い物してか~えろ。
そんでさっき買った漫画読~もう。
はー贅沢。はーたまらん。











四月の雪

2014-04-06 23:11:10 | 日記
今日の天気予報には雪だるまマーク。

今年はけっこうあっさり春が来たからな。
たいがい3月の終わりごろに、
おい今頃この量かよ!ってな季節はずれの大雪が降ったりするけれど、
それもなかった。
でもやっぱり在庫が残っていたのでしょう。雪の。

今日はのんびり家で過ごす日曜日。
雨でも雪でも降ってくださいな。

そんな時でした。

あぁ雪が降ってるなぁと窓の外を眺めたら、
虹。

うわわわわ。すごい。
虹の生えてるとこがくっきり両方分かる。
しかも雪が降ってる中。
・・・雪は・・・写らなかったけど・・・・。


左足。


右足。

残念ながら家のベランダからは全貌がカメラに収まらなかったので半分ずつ。

それにしても見事な半円でした。
いいもの見たー。



ところでこの写真はつい先日我が家にやってきたニューマシンで撮りました。
ちょうどそのニューマシンをいじくり倒しているときの出来事だったので。
買っちゃいました。iPad mini。
増税前に。
タブレッドデビューです。
ケータイはガラケーです。


しかし思うんですけど、こういうモノって、
使う人間の趣味とか目的とかが如実に現れますよね。
故にものすごくマニアックな部分に興奮したりしてしまうことがある。
共感は期待しない。

私がおお!と思ったのは、
これ、カメラのこっち側も大きくきれいに撮れて便利!
こっち側のレンズ・・・なんて言うんでしたっけ。
あれです。撮影者側のレンズです。

これって、例えば自分の手とか撮りやすいじゃないですか!
ケータイでもこっち側撮れるのあったけど画面ちっさいし解像度低いし。
手は資料無いと難しいよ。そんで自分の手を向こう側から撮るの難しいよ。
絵ぇ描く時の資料写真撮影に最適ですよ!こっち側のレンズバンザイ!!

天下のiPad様に対して盛り上がるのはそこかよって言われそうですけど・・。
・・・ええ。共感は期待しません。


でもおかげでこんな写真も撮れたりする。

かーちゃんのお膝に乗る椿さん下方から。

う~ん、今までに無いアングル。
いいわーこれ。











私を見つけないで ―in the green―

2014-04-02 01:17:06 | イラスト
近頃、椿さんが夜一緒に寝てくれなくなりました。
春ですね(TT)


というわけで梅の香堂のトップ更新しました。


「私を見つけないで ―in the green―」


私を見つけないでシリーズ3作目は若干一重まぶたのトラ。

トラの縞模様は草むらと一体化するためらしいですけど、
シマウマの縞模様は、シマウマが群れている際、シマシマがたくさん重なって、
一頭一頭を認識しにくくなる→狙われにくくなるため、
だと何かで読みました。
確かにシマウマのシマシマは目がチカチカする。

同じシマシマでもハンター側と獲物側で用途が違うんですね。



さて、富山の桜はつぼみが赤みを帯びてまいりました。
春はもうすぐそこ。