梅の香庵~うめのかあん~

梅の香堂別館喫茶スペース*梅の香庵*
とりとめないことをとりとめなく・・・

平安ぽっ

2017-06-10 10:21:06 | イラスト
うっかり6月です。

梅の香堂のトップイラスト更新しました。

「平安ぽっ」


春!

最近アップする時期とイラストの時差が激しくてすみません。

でも逆に考えると、私の絵ってほぼ常に季節があるんだなあと気付いてみたり。

こちらは3月に開催されたTube Colors展の出品作です。
テーマは「春色ぽっ」ということで、春と言えば青春、青春のぽっと言えば初恋という発想になった次第。

いやー、久しぶりに人間描いた気がします。


これを描くにあたって、さて背景をどうしようとあれこれ資料を見たところ、
平安時代、部屋を仕切っていたのものは几帳。
絵巻物とか見てみると、あっちもこっちも几帳が置いてある。とにもかくにも几帳!
そうか几帳で囲まれていたのかってことで囲んでみたんですけど、
お姫さまの十二単といい几帳といい、この時代ってどんだけ布使ってんねん!て感じですね。

でもその一個一個がまた美しい!
きっと高貴なお方のお屋敷は季節ごとに几帳の柄を変えたりなんかしたんでしょうかね。
うーん雅な世界。
久しぶりに「あさきゆめみし」読みたくなっちゃったなー。

でもま、個人的に平安時代って陰鬱としたイメージですけどね。
高貴な方々は家にこもって陽に当たらずほとんど動かず、みんなほぼノイローゼ。
お仕事(政治)はライバルを蹴落とすことと上に媚び売ることで、恋は妄想でして、怨霊に怯えて。
そんで一般市民はめちゃ貧しかったでしょうし。

こんなこと言ってますけど、けっこう平安時代にはまってた頃もありましたよ。
「なんて素敵にジャパネスク」めっちゃ読んだなー。

なんだかんだ言って、平安のお姫様を描いてみたかったのです。



ところでこれ描いてから気づきましたけど、
大河ドラマ「直虎」見てると、お屋敷の中に几帳が置いてあるんですよねー。
そっかー、この時代でも現役の道具だったんだー。
ああいうのが普通に置いてあるってなんだか素敵。
いつ頃まで使われていたんだろうとかつい考えてしまいます。



さてさて、
そうこう言ってるうちにクリエイターEXPOがもう今月末に迫っております!
ぎゃー。

準備は亀の歩みで進んでおります。
とりあえずチラシは出来たので、あとはまあなんとか・・・。

ご来場お待ちしております!