梅の香庵~うめのかあん~

梅の香堂別館喫茶スペース*梅の香庵*
とりとめないことをとりとめなく・・・

花は落つとも

2021-03-21 22:40:10 | イラスト
ブログは続けます、
と言ったっきり数か月・・・。
すみません。人間、楽な方へ楽な方へ流れてしまうものですな。

というわけでけっこう前に描いた作品を今更アップです。


「花は落つとも」

はい。どっからどう見てもうちの椿さんですね。

なんだか切ないタイトルになってしまいましたが、椿は今日も元気に駆け回ってますよ。なんなら今現在も。

この絵を描き進めるうちに、椿がめっちゃこっち見てるなあって思うようになって、
何か訴えるようなその視線。
なんだかまるで、
椿の花が落ちる日が来ても、でも大丈夫だよかーちゃん。その枝葉は、根は、ちゃんとずっと息づいてるよ。
って、言ってるように見えてきたのです。

いえ、何度も言いますが、椿はめちゃめちゃ元気です。

TRICK or TREAT

2020-10-05 23:57:41 | イラスト
梅の香堂のトップ絵更新しました。


「TRICK or TREAT」

10月と言えばハロウィン、てな世の中になって久しいですが、
ハロウィンイラストを描いたのは初めて。

私自身は昭和の人間ですからにして、ハロウィンなんぞ相変わらず縁遠いイベントでありますが、だがしかし共感できることがあることに気づいた次第。

猫って常にTRICK or TREATですよね。
おやつをくれなきゃ、遊んでくれなきゃ、かまってくれなきゃ、破壊活動するぞ。
私はいつもこういう目で脅迫されています。


話は全く変わりますが、
「未来少年コナン」が佳境ですね。
昭和の人間ではあるものの、未来少年コナンは若干前の世代であるため、見たことはあるけどほとんぼ覚えておらず新鮮な気持ちで見ております。
そんなわけでコナンもラナもほぼ初めましてだったのですが、
出てきた瞬間「これは覚えてる!!」と、記憶を呼び覚まされたキャラクターが二人だけいます。
一人目はラオ博士。
登場時はパッチという名前でしたが、パッチの顔を見た瞬間、私この人知ってる!と叫んだくらい強烈に覚えてました。でもその正体とかは全然覚えてなかったけど、あのビジュアルが記憶に残ってました。
そして二人目が、自分でもなぜ?と思うのですが、ウマソー。
そう、ジムシーの子豚ですね。ウマソーなのかウマソウなのか旨そうなのか表記に悩みますが。
ウマソーと聞いた瞬間、その名前覚えてる!と記憶を呼び起こされました。

唯一覚えていたのがパッチとウマソー。
我ながら不思議なラインアップです。
子供の記憶って何にひっかかるのかよく分からん。まあウマソーは今見ても可愛いけど。

最近はモンスリーがどんどんいい人になっていくのと、ジムシーの可愛さが止まらないのとがたまらんですな。
私ならコナンより断然ジムシーがいいけどなあ。


森の秘密

2020-09-18 23:12:50 | イラスト
梅の香堂のトップ絵更新しました。

実は一回載せてますが、季節が巡ってきたので再度。


「森の秘密」

ようやく過ごしやすい気温になりましたな。
朝夕はすっかり涼しくなって、毎晩快眠でございます。
が、夜は油断して無防備なカッコで眠り、朝方、・・・・寒い・・・と目を覚ます。この時期そんなことありませんか?

それもそのはず、何も掛けずに眠っていたことに気づき、
足元で半分に折り曲げられたタオルケットを手繰り寄せようとする、が・・・・動かない。
なぜならば、タオルケットの上には猫様が眠っているからデス!
猫飼いあるある!ですよね!?

椿さん、その、下に敷いてるタオルケットをかーちゃんに貸してほしいのだけど・・・・寒いんですけど、だめですか・・・?
と言うわけで、やむなく人間の方が自らタオルケットに寄って行き、体を丸めてちょびっとだけ潜らせてもらう、という秋の朝。
こちらとしてはかなり譲歩しているつもりなのに、迷惑そうな目で見られ、心身ともに寒い。

今夜こそ、寝るときからちゃんとタオルケットを掛けて眠ろう!

残暑お見舞い申し上げます

2020-08-17 23:42:54 | イラスト
暑い日が続いております。
梅の香堂のトップ絵更新しました。



残暑というより夏本番という感じですね。
いつの頃からか毎年毎年猛暑と言ってる気がしますが、今年も厳しい暑さです。
エアコンが無いとおちおち猫も飼えない世の中になってまいりました。
皆さまどうぞお体ご自愛下さいませ。

そしてすみません、うっかり告知し忘れていたので一つお知らせです。

WA MODERN 和モダン2020年度版 (ART BOOK OF SELECTED ILLUSTRATION)
いつもお世話になっていますアートブックシリーズ。今回も掲載させていただきました。
7月29日に発売しております。
どうぞよろしくお願いいたします。

さてここから雑談ですが、
先週のことになりますが、映画館へ行って来ました。
見てきたのは「風の谷のナウシカ」。
一生に一度は映画館でジブリを、という企画でこの夏公開されていましたので、仕事がひと段落した日に出かけてきました。
ナウシカが公開されたのは私が小学校低学年の頃でした。当時映画館でなんぞ見てはおりません。もちろんテレビでは何度も見て、台詞を暗唱出来る程度にはマニアですが。
金曜ロードショーとどう違うのか。スクリーンを前に、オラ、なんだかわくわくしてきたぞ!

結果。

金曜ロードショーと違う!!
なんだこれ。ナウシカ見てこんなに感動したこと無いってくらい感動しました!

まず何がすごいって、蟲が実物大なんだよ!たぶん!
王蟲はさすがにスクリーンのデカさじゃ足りないけど、最初のユパさまの背後にドガーン!て登場シーンとかすごい迫力だったし、
あのアブみたいなやつとかムカデみたいなヤツとかさ、そっか蟲ってこんなにデカいんだ!って体感した気にすごいなれた。
そして腐海の景色の美しさに圧倒。冒頭のナウシカが探索してる場面とか、臨場感がすごい。
そして今って座席の前後左右は間隔空けてあるので、ものすごく集中して見れるんですよねー。ストーリーにもすごい入り込めた。
何十年もかけて何回も見倒してますからね。それなりに理解も深まっているので、色んな場面でいちいち感動したり。
久石さんの名曲も大音量で聞けた上に私がアニメ界で一番いい男だと思っているユパ様のあの渋い声も響き渡り、
映画館ってすばらしい。ユパ様と結婚したいハゲでもいい。

言うなれば、クラッシックの音楽をCDで何度も聞いた上でコンサートを聞きに行った、という感覚ですね。
いやー、この企画すばらしい。
もう公開終わってしまうギリギリの所だったので間に合ってよかったです。いい経験したー。

それにしても、死ぬまでに一度は言ってみたい台詞と言えばやっぱり
「今使わずにいつ使うのだ?」
ですよね(断言)。
しかし更にこれも言ってみたくなった。
「間違えるな。私は相談しているのではない。」
クシャナ殿下は名言多いな!すみません私かなり盛り上がっております。

ところで映画を見ていて気付いたのですが、
「マスクをしなくてもいい世界を切望する」という状況が、映画と現代とでまさかの一致。
ナウシカ公開って昭和ですよね?まさかそれが令和の時代と重なることになるとは。
この人類の脅威に対して、誰もがなんとかしたいと思っているのに、思想や利害の不一致で争ってしまう。
なんだかなあ。同じような気がしちゃいましたね。
宮崎監督おそるべし。

毎度とりとめのない文章ですみません。

君に酔う

2020-05-09 16:38:35 | イラスト
風薫る5月。
けっこう経ちましたが梅の香堂のトップ絵更新してました。


「君に酔う」

藤の花は前から描きたい題材ではありました。
が、予想通りめんどくさ・・・いや、手のかかる画題でしたね・・・。
しかしこの時期、鈴なりに咲く藤はやはり見事。
花としては渋好みだけどゴージャスな熟女っぽさがある気がする。

ちなみに藤の花の資料を探す過程で、花言葉を見つけました。

「優しさ」「歓迎」「決して離れない」「恋に酔う」

「決して離れない」はたぶん、ツルが巻き付くところから来ているのでしょう。
4つ目はなんとなく分かる気がする。
大きな藤棚になると、頭上一面を艶めいた異空間にしてしまう藤。酔いしれもしようってもんですな。
そんなところから構図とタイトルを決めました。
鳥や虫になって藤の間を飛んで行けたら壮観でしょうねー。うらやましい。

花言葉から絵作りをしたのは初めてなのですが、
その後別件で椿の花画像を探していたときに、ふと、
考えてみたら肝心要の椿の花言葉を知らないじゃない。と気づきまして、早速調べてみました。
すると、椿の花全般の花言葉は「控えめな優しさ」「誇り」
うん。
誇りは感じる。


そしてさらに色によっても違っているようです。

赤椿は「控えめな素晴らしさ」「気取らない優美さ」「謙虚な美徳」
ピンク椿は「控えめな美」「控えめな愛」「慎み深い」

・・・・控えめ・・気取らない・・・慎み深い・・・・



何か?

あ、えーと、まだあったよ。
白椿は「完全なる美しさ」「申し分のない魅力」「至上の愛らしさ」

おお!これこれ!


完全なる美しさ!


申し分のない魅力!


至上の愛らしさ!

うちの椿は白椿だったのだな!

おい。