梅の香庵~うめのかあん~

梅の香堂別館喫茶スペース*梅の香庵*
とりとめないことをとりとめなく・・・

滝と言えば

2019-10-29 19:49:00 | 日記
秋深し 猫と布団に もぐる夜

というわけで、
椿さんが添い寝サービスを始める季節になりました。
寒くなってまいりましたね。
そう。年賀状売り出しの季節ですね!

2020年子年も年賀状イラストいくつか描かせていただきました。
年賀状書かない派も増えてきた昨今でありますが、年に一度の挨拶くらいは紙のメッセージ、送ってみませんかー
どうぞよろしくお願いしまーす。
嵐もそう言ってる!


まあそんなわけで秋と言えば紅葉ですね。
無償に紅葉が見たくなったので先日出かけてきました。


おおー。なかなかの大パノラマ。
滝が見えて来ましたね。

でも、目指す滝はあれではないのです。


はいきたー。富山が誇る称名滝です。落差日本一!

今気づいたけど、このカメラ目線の角度だと、最上段の段差が構図的にアクセントがあっていいですね!

称名滝の憎いところは、なんていうかな、内側、つまり山側を向いているので、かなり近くまで来てもまだ見えない。
橋まで来てようやくその姿が見える、という登場の仕方がすでに演出がかっているところ。
あ、なので逆に山の方からはよく見えますよ。

久しぶりに来たけれどなかなか見事な紅葉っぷり。
そして相変わらずの水しぶきと轟音。


滝側から見る山もいい。


そして、称名滝もいいけど、ハンノキ滝も細長くまっすぐで綺麗ですよね。
ハンノキ滝はV字の右側の方の滝です。
左側が称名滝ね。


いやー、やっぱ滝はいいなー。水音って無心になれる。

たっぷりマイナスイオンと水しぶきを浴びたところでもう一か所紅葉の名所へ向かいました。

しばし車を走らせて有峰湖へ。

山全体が紅い。


遊歩道を散策。



思っていた以上に人気が無いので熊が出るんじゃないかとちょっと怖くなり(今年は熊の出没が頻発しております)、
そう思うと足元のドングリが恐怖をあおる。
しかし熊除けの鈴もないので歌いながら歩きました。
口ずさんだ曲はなぜか「森のくまさん」。なんでやねん私。


熊とは遭遇することなく無事散策を終えて車に乗り込こみ走り出して間もなく、
・・・前方に黒い動物。大型犬くらい?何かもぐもぐしている。

熊キターーーー!!!

おそるおそる、でも車に乗ってるので気分的には余裕で前進してみると、
顔を上げた黒い動物には大きな鼻の穴。

なーんだイノシシか。




っていやいや。イノシシも徒歩で出会ってたら怖いよーん。
イノシシはちょっと慌てた様子で林の中へ。

イノシシも去年あたりは年賀状の仕事でたくさん描いたなあ。
でも実物見たのは初めてかもよ。
つぶらな瞳がなかなかかわいかった。

実はこの日、称名滝へ向かう途中では猿に出会いました。
普通に道路上で。
前の車が、信号も横断者もいないのに停車しているのでナゼ?と思ったら、路上に茶色くて丸くてふわふわしたものが7つ8つ。
顔をあげたら赤かった。
サルー!

サルは可愛い!
ふわっふわでした。冬毛なんだろうな。
子ザルがちっさくて丸くって、ころころーっとお母さんのところに移動してた。

私(車)の真正面にいかにも年配な雰囲気のサルが座っていて、全然びびってない。
こっちをじっと見ている。
停車して、あぶないよー、と、つぶやいてみる。
すると年配のサルは、
しゃあねえ、どいてやるか。
と、さも面倒くさそうにのっそり動いて道を空けてくれました。

野生動物はたくましいなあ。

サルもイノシシも熊も、見ているだけなら可愛い。
でも生身で出会ったらやっぱり危ないのでしょうね。お互い。
距離感を保てればよいのだが。
彼らとうまいこと共存していきたいものです。


おまけ。

うちの野生気質の残る猫と、かーちゃんお手製椿クッキー。
うーん。かわゆし。






秋のアルペンルート

2019-10-06 15:47:02 | 日記
増税6日目!

ということで、私としたことが9月は更新一回もしてなかった!てことに気づきまして、
とりあえず先月行った旅の写真でも載せておこうかと・・・。
いや、なげやりとかでなく!


ちょうど2週間前になりますが、黒部立山アルペンルート走破してきましたー。
あ、もちろん乗り物に乗って。

人生2度目のアルペンルートですが、今回はひとつの仕込みをして出かけました。
それはズバリ、
出発前日に「ブラタモリ」黒部ダム編と立山編を見ておくこと!

この録画は大事にとってあるので、
出発前夜、連れの友人とともに視聴。
これで予習はばっちりです。
知識を持たないで見るのと持って見るのとでは感動の深さが違いますからね。


当日。

紅葉にはちょっとばかり早かったけど、天気にも恵まれてなかなかのコンディションでありました。
早朝出発し、富山県は立山駅からアルペンルートの旅スタート。
まずはケーブルカーに乗り美女平へ。
次に高原バスに揺られ室堂へ。

その標高2450m。

前回も思ったけど、自宅から2.3時間でこんな別天地に来れちゃう富山ってすごい。
しかも汗ひとつかかずに。

この日は下界も晴れていて、富山市が一望。
すごーい。
いつも家から見てる山の上に自分がいる。



転がっている岩は、かつて氷河が運んできた花崗岩、と、ブラタモリで学びました。
この岩があるからここの風景は絵になる。
そして、花崗岩の白さがまた山々を美しくしているのだなー。


ブラタモリで解説されていた「山崎カール」。日本語で圏谷。
前回来た時は気づかなかったけど、ちゃんと石碑が立っていた。
カールとは、氷河にえぐられて出来た凹みのこと、だそうな。
ちょうど画面ど真ん中あたりが山崎カール。

みくりが池。

これは火口によって出来た池、てのもブラタモリで以下同文。

さてこの池の左奥に煙のようなものが上がっているのが見えますか?
その正体はこれ。


地獄谷。

今日も元気に火山活動中。
かなーりの硫黄臭を放ってました。

地獄谷の風下の谷間は、まさに死の谷のように草木が枯れ、硫黄の色なのか岩に黄色いものが付着し、硫黄のニオイを嗅ぎながら見るその光景に圧倒されました。
ほんのすぐ隣だけど煙の吹き込まない谷間は緑が萌え、
文字通り紙一重の環境差にびっくり。

地形によって環境がこうも変わるのもなのだな。



室堂を一通り散策したら、
今度はトロリーバスに乗って大観峰へ。

扇沢―黒部ダムのトロリーバスは昨年、電気バスになってしまったので、
トロリーバスは日本でとうとう唯一ここだけです!


大観峰駅は本当に崖の途中にあるような駅で、よくぞこんなとこに作ったなと本当に感心しきりなのですが、
ここの展望台からの眺めも絶景です。


目指す黒部湖が眼下に。
その向こうには後立山。あの山の向こうはもう長野県だ。

ここは室堂より標高が100m以上下なので、まだまだ山肌は緑色。ていうか、木が生えてる。室堂は森林限界超えてるので木が無い。

大観峰からロープウェイで黒部平へ。
で、もう一回ケーブルカーに乗って、ようやく黒部ダム到着。


放水の迫力を感じ、
ダム建設にまつわるビデオ上映を見て感動し、
黒部ダムを満喫。

余談ですが、ダムで上映されているビデオ、あれ本当感動ですのよ。
ダム建設というより、大町トンネル建設がかなりの尺を有していますけども、あれは名作ですなー。行かれた方は是非見てほしい。
関西電力に拍手ですよ。今いろいろと大変そうですが・・・。


さて黒部ダムにも満足したところで、そろそろ下山するとしましょう。
最後の乗り物、扇沢行きの電気バスです。
はい。この旅は富山に戻らず長野へ抜けます。

ちなみに私、昨年、扇沢側の「ラストトロリー」に乗りまして、記念のチケットをもらいましたが、
今年はファースト電気バスにも乗ることが出来ちゃいました。

大町トンネルを通過する時はもちろん、破砕帯を示す青い光を確認。
ここで行われた壮絶な工事に敬意を表して、アルペンルートの旅は終了です。

扇沢に到着すると雨。
しかしもはや宿に向かうばかり。
路線バスに乗って信濃大町の温泉宿へ到着。久しぶりに人里に戻って来たー!

2度目のアルペンルートもやっぱり感動の旅でした。
自然て、ものすげえ!!
てのと、
そんな中で人間がんばった!!
てのと、
2つの感動が味わえます。


さて、ここからおまけ。

翌日、長野駅へ向かい、帰宅前に軽く長野観光してきたのですが、
善光寺前の門前町で忍者グッズのお店を発見。
近頃多い外国人観光客ウケを狙ってるのかなーと思いきや、覗いてみるとなんかけっこう面白い。

結果、そこで私、マキビシ買っちゃいました。
ゴム製。
5個入200円也。

なぜマキビシか。
椿と遊ぼうと思ったからです!
手裏剣もあったけど、手裏剣は転がらないじゃん。


帰宅後、
さっそく椿さんに長野土産(?)を披露してみました。
気に入ってくれるかな~。

・・・・・・・かーちゃん、これは・・・?

ふふふふこれはね、忍びの道具ですよ。

にゃ、にゃに奴!?

椿が囲まれた!!ピンチ!


ぱくっ

返り討ちにしてくれるわ!

おおっ!その鋭いまなざし。
おぬしもしやくノ一!?


てな具合に、椿さんと忍者ごっこを楽しんでいる今日この頃。
マキビシ最高。
あー、長野行って来てよかったー。