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クリエイト速読スクールブログ
第44期文演アンケート(4)大学生編
第44期文章演習講座のアンケートです。
今回は、司法試験などの論文対策ではない大学生のお2人です。 上智大生Kさんと東京大生Uさんです。
Q.1どんな目的で受講しましたか?
A.1 まず、文章を読むにあたっての批判的な目を養いたかったため。正直、良文と悪文の違いがそこまでわからないこともあったので、そのあたりも改善したかった。あと、僕の書く文章が抽象的でわかりにくいといわれることも多々あったので、その原因も突き止めたかった。
A.2 文章を「読む」といっても人によって違ったことを頭の中でしているはず。他人の思考プロセスを盗んで、自分の読みを改善、上達させたかった。
Q.2文演を受講し、文章への印象が変わったことなどありますか?
A.1 即効性があったのは、●●●●●●●●ということ。これだけでも自分の書く文章が見違えた。はじめにイメージありきで、具体的な描写を通していかに読者と世界を共有するかも参考になった。
A.2 文章でコミュニケーションを図る場合、読者は言葉を解釈することで頭の中にイメージを作っていく。したがって、文章を書くときに工夫が必要となる。当たり前のことに気づいた。
Q.3宿題の「要約」については、いかがでした?
A.1「授業前」最初は筆者のクレームを無難に並べてみたのだが、やはり言葉はコンテクストを失うと意味をなさなくなるので、自分の言葉に書き直さなくてはならなくなった。1週間後に要約を読み直したり、原文を読んでない友人に要約をチェックしてもらったりして、不明瞭なところの表現をかえたので、原文の意図と乖離した感があることはいなめない。
A.2「授業前」この要約は、筆者の意図がくめてないのでよくないと思う。
Q.4全体的な感想をお聞かせください。
A.1 将来、何らかの形で文章にかかわった職業につきたいので、今回の講座も生かしていきたい。
A.2 ・今回は、①趣味で飲食店をOPEN②友人のベンチャー企業の手伝い③医療セミナーが重なって泣きそうでした。やり切れて一安心。これで、ラクになります。・世の中を甘く見ていると言われました。言っていただけて光栄です。米国で考え方を破壊され、一新して帰ってきたいと思います。
Kさんは、大学入学とほぼ同時の4月6日に入会。文演は、中国地方からの上京が決まりしだいの申し込みでした。
表現をもっと噛みくだいた和語でまかなおうとすると、一気に伝わりやすくなるはずです。考え方はしっかりしているのですから。
通常の読書以外に、日本の小説家たちのエッセーを多読することをお薦めします。
Q.2のA.1部分の伏字の件は、「即効性があったこと」として取り出すと、相当に内容が薄くなるため明記を回避します
講座全体のなかの一部分としてだからKさんは納得したはずですから。
Uさんは、これから2・3年、アメリカの大学院で心理学の勉強をしてくるそうです。
クリエイト速読スクールに3年ほど籍をおいていましたが、Q.4のA.2に見られるように、とにかくエネルギッシュな方です。
この文演も2年前に一度受講するかどうか相談されたことがあります。何回か休まねばならないことが事前にわかり、時間に多少の余裕ができるまで待ちましょうとなった経緯があります。
多少の余裕がつくれたでQ.4A.2①②③ですから、ふだんはどれほど忙しいのでしょうか。
「世の中を甘く見ている」は、宿題の要約の中でのひとコマ。男の子は、たまにガツンと言われたほうがいいのです。自分に対する錯覚や甘い見通しを修正できますから。もちろん、聴く耳持つ人にしか言いませんが。
8月の初めに、成田を飛び立ちます。
KさんやUさんが、いまのこちらの齢になる頃までは、吉本さんのように矍鑠として生きていたいものです。 真
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でも反発する人があんまりいないのがクリエイトの傾向ですねえ……どちらかというと、微笑ましいというか。(生意気な言い方ですみません)
それだけ、「聞く耳を持った人」を見分けているということなんでしょうか。すごいですね!!
個人的には、SEGの文スキのアンケートで、「言われて悔しかった」という内容のコメントが最大級に微笑ましいです。
なんて素直なのかしら
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