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「教養論文」のネタ

 教養論文を書くにあたって、多くの人がネタのストックの無さに頭を抱えます。たしかに、最初に教養論文を書く時は、誰しもがその状態になるでしょう。何を書けばいいのか悩みます。しかし、それが何カ月も続いているようだとしたら、少し考え直した方が良いでしょう。教養論文に対して何か思い違いをしているのではないかと。

 

 教養論文のネタに困っている人は、新聞を読むというごくごく普通のことが疎かになっている可能性が高いです。事実、塾の友人でも、新聞を読む時間を削って数的処理に回している人も多いです。それでは教養論文のネタを仕入れる時間はまったく無くなるのは当たり前です。そして対策が出来ていないから、毎回同じことに頭を悩ませることになるのです。

 

 そういう悩みを抱えているのなら、新聞を毎日読むことをお薦めします。先週一週間だけでも、教養論文頻出のテーマが結構出ていますよ。自治体の財政状況、地方自治のありかた、街づくり、少子化社会、社会保障負担の増加、危機管理、簡単にこれくらい列挙できます。これらのテーマを複合させれば、オリジナル問題も作成できるくらいです。

 

 また、新聞を毎日読めば、その出来事の知識のみならず、何故今この問題が起きているのかという根源的なところに接近できる可能性も高まるでしょう。要は、問題の本質に迫ることが出来てきます。

 

 そこまでくれば、あとは自分の頭で解決案を出してみることです。ここで何も斬新な案を考えようと自分を追い込まないほうが良いでしょう。最初からそういうスタンスで臨むと、挫折をするからです。

 

 問題の背景知識を仕入れ、原因を探り、そして自分なりの問題解決を考える。これで、教養論文の基本スタンスは完成です。新聞を毎日読むことは、公務員試験の対策に非常に役立つとお分かりになったと思います。

 

 あとは新聞を読むかどうか、それはすべて自分自身にかかっています。  大西隆

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