'80s Julie TV session

1980年代TVの中のジュリー・・・
って80年代好きとずっと勘違いされたかな今更思う今日この頃(笑)

12・21●所沢マーキーホール「第3回東日本大震災復興支援チャリティーコンサート」

2013年12月23日 | 追っかけ

 

 

 

やっぱり暑くてしんどいから長く感じたのか?、7月~10月の長さに比べると、アッいう間の10月からのこの3ヶ月、2013年も早残り10日を切りあせる

12月は武道館の後、西荻窪Terraで速水清司、日比谷公会堂で岡林信康、本牧ゴールデンカップで友川カズキのライブを見ました、どれもおもしろかったけど記事にしてる時間もなく、とりあえずドーム前に1度更新しておこうかなと・・・

 

特に岡林信康ファンの年齢層の高さはものスゴかった(@_@;)

中心は還暦前後、中には70代くらい??、フツー多少は交ざってるハズの若者が全然いない。
席が1F最後列でザッと見渡した限り40代でさえ皆無に見えた、まぁご本人が現在67歳とあればムリもない話かもしれませんねぇ。

リアル世代の重鎮に囲まれ、ひょっとして自分まだ若者?という錯覚が(笑)(笑)(笑)

 

いちおうドームも行きます(いちおうって何よ・・・)、アリーナかなり後方、一見良さそうに見えてたぶん全然見えなさそうな予感

 

 

 

 

 


先週末も出演者良し・近い・安い(当日で3000円うち1000円は義援金)の三拍子揃い、所沢マーキーホール「第3回東日本大震災復興支援チャリティーコンサート」を見に行ってみました。



コンサートのメインは小坂忠、元GS・フローラル~細野晴臣、松本隆らとのエイプリール・フール、以後ソロシンガーとして「ありがとう」「もっともっと」「ほうろう」、数々の名盤を残し、70年代後半からゴスペル歌手~牧師に転向した、日本のフォーク&ロック史に残る名ヴォーカリスト、フローラル時代には「タイガースのテーマ」、ご本家モンキーズとも共演してるみたいです。

そこに西海孝、大野真澄、中野督夫、尾崎亜美、小原礼、鈴木茂、豪華ゲスト陣が加わる、小坂忠&ヒズフレンズという感じのクリスマスチャリティー・コンサート。



ゴスペルから、01年に何十年ぶりにポップの世界に戻ってアルバム出したとか、時折活動は風の噂で聞いてたけど、まさか埼玉の秋津で教会の牧師さんやってるなんて今回のライブまで全然知らなかった、結構お近くではないですか。

エリプリール・フールや「もっともっと」や「ほうろう」、十代後半は日々よく聴いてたもんです、思い出すのは夜中ヘッドフォンで爆音(笑)、これがもう深く深く体の中まで入り込む。



初めて生で見る忠さんは、歌声も70年代のレコーディングと比べても全然変わらず、話し声からして65歳の年齢を感じさせない若々しさと力強さを感じる(やっぱり神に仕えてるせい?)、近年はゴスペルに拘らずポップの方でも精力的なライブ活動を再開してるのも知らなかった。

と言うか、いくらネットがあっても興味ある全てまでチェックし切れない・・・、先月も宇崎竜童のインストア・ライブがあったのも、知ってれば行きたかったのに情報逃し残念

 

最初に登場した西海孝さん、この方は勉強不足で存じませんでした、ギター、バンジョー、マンドリン、スチール・ギターをこなすマルチプレイヤー、今回の出演者の中では一回り若い世代に見えましたが。

大野さんは通称ボーカル(←ややこしいけどニックネーム)、なんてったって元ガロ
ガロも1stアルバムは特に好きで、同時期の夜中ヘッドフォンで爆音アルバムの1枚(笑)、1曲目「一人で行くさ」のあの清涼感溢れるイントロ、でもガロで1番好きな曲は「ロマンス」かなぁ。

おなじみ「学生街の喫茶店」も歌ってくれました、この方も昔と歌声が変わりません、結構おしゃべりで押しの強いキャラは意外。
「学生街」はすぎやま先生作品、ガロの名付け親はタイガースのマネージャーの中井さん、トッポ、大野さん、忠さんの3人はミュージカル「ヘアー」にもご出演した仲、そう考えるとタイガースとの接点も多い、なんでもカズさんも後期のガロのバックやってたそうです。



中野督夫さんは名古屋のバンド、センチメンタル・シティ・ロマンスの中心メンバー、痩身で足がメチャ細くて、70年代のロッカーの雰囲気を今も保ってるのがスゴイ、来年早々に還暦とはとても思えない。

1度解散や活動停止して定期的にやってるバンド、たとえばワイルド・ワンズみたいなのを除いたら、、73年から続くセンチメンタル・シティ・ロマンスってもしかして日本一長いキャリアのあるバンドかもしれない。

センチも初期のCBSの2枚は持ってましたね、ただ「CD選書」みたいな安っぽい廉価CDで聴いたのが悪かったか印象は薄く、今度アナログ見つけたら買いなおして再度聴いてみたいバンドです。

やっぱり作品はジャケットや体裁などから聴こえて来る音楽の印象も全然変わる、初期のCD復刻は結構イージーに作られたのも多くて、いま改めて聴きなおしたい作品がたくさん、ジュリーの00年代の作品もアレじゃなければもっと違った印象がねぇ・・・

帰って調べてたら、この日の前の日は先日行ったばかりの西荻窪Terraで中川五郎らと2daysやってたり、湯川トーベンとフォーク・ロックスというバンドもやってたり、私的にトーベンや五郎さんはおなじみなんで、みんな何処かで繋がってるなぁ。



今回想像以上に良くて、自分でも驚いたのが尾崎亜美さん、もしかして世間的には今回のメンバーで1番有名人かもしれない。

もう少し後と思ってたらデビューも76年とは案外古い、旦那さんのこちらもミカ・バンドで有名な名ベーシストの小原礼さん、「亜美さんカワイイ」の声援を、「よく聞こえなかった」ってもう1回言わせたり、なにげに突っ込みいれるMCがイチイチおもしろい(笑)

今度マジで単独ライブ見に行きたくなったぞ、2月に我が地元世田谷であるし、う~ん自分でもまさかまさか尾崎亜美行くか・・・

 

鈴木茂さんは何度か見たことあって、こないだも座間で見たばかり、ただ座間は音響が悪く今度は前の方の席でじっくりと堪能。
はっぴいえんど時代の「花いちもんめ」も歌ってくれたし、自分が生まれた頃のあんな時代のニホンでもうこの曲あって歌ってたんだよなぁ、なんか当たり前かもしれないけどしみじみ感じた、要は古くなってない。

この人はギターを弾くというより、エレキ・ギターを鳴らしてる感じがします、このままワンテイクで即CD化OKってくらい完璧に、神経質そうな雰囲気もギタリストらしく、クールで今もカッコイイ。

 

さすがに震災チャリティー・コンサートで、忠さんの代表曲「ありがとう」とか「機関車」は歌詞があまり適切じゃないせいなのか(?)歌ってくれなかった
”目がつぶれ 耳が聞こえなくなって”や、”ありがとう君の嘘っぱちにありがとう ありがとう君の薄笑いにありがとう”の皮肉った歌詞じゃちょっとね・・・、「ほうろう」ってのもなんとなくマズイかな、「しらけちまうぜ」ってのも(笑)

小坂忠・鈴木茂・中野督夫の3人で「完熟トリオ」というユニットでも精力的に活動中らしくて、この辺りの曲はこちらでは演ってるみたいだから、今後機会があればこちらも1度見に行きたい所です。

あと、自身も「玄人受けはしたけどガロみたくは売れなかったから」と話してたから、あまり知られてない自分の曲より、イベント的にビートルズなどのポピュラリティのある曲が中心の選曲だったのかも。

 


本牧で見た友川カズキも震災以降のライブでは必ず原発に対する怒りのMC、この前もオリンピックどこじゃないだろうとぶちまけていました、1月発売の新作にも原発問題の歌詞が入っています、小坂忠さんも震災後すぐに被災地に入られ、その時の写真や以後各所での復興支援ライブ、現在の活動もライブ前に映像で流れてました。

ジュリー以外の同世代ミュージシャンも、「忘れちゃいけない3・11」の精神で活動してる方はちゃんといますね、知らぬ所で他にもまだまだいるでしょう、そう感じさせてくれた今回のイベントでした。

 

 

 

さて、終わって出ようとしたら、たまたま目の前がトイレだったんで用を足し、のんびりロビーに出ると、チャリティーライブでバザーも開催中で、ホウホウと見ながら出口に向かうと・・・

目の前からさっきまでの出演者、ガロの大野さんが大声で「さあ、さぁ、CD買って」(意外なキャラ)とロビーにやって来て、茂さんとスレ違った、ステージ最前で見るのとも又違うあの感覚。

いや~、一瞬握手・・・と思ったけど、数々の鈴木茂ワークスが頭をサーッとよぎり、とてもとても瞬時にそうは言えない(^^ゞ

私より年上のお姉さま達は、「わぁ茂さんだ、握手して~」とやってたけど、女性は積極的です

 

外出て冷静に考えたって、先週見た全盛期の岡林のバッキングだってそういやそうだわ・・・、ユーミン、中島みゆき、拓郎さん、ジュリーの「あの娘に御用心」、「TOKIO」にもクレジットが・・・、アレもコレも挙げてけばキリない!日本のロックレジェンド、急~に目の前に現れてもムリムリ(笑)

 

 

 

↓アレ?後ろに何処かで見たような女性ドラマーが
この曲ってショーケンがステキとかどうこう言う、ジュリーじゃないのか・・・

 

茂さんは12月20日、このコンサート前日が62歳の誕生日だったようです、生まれも世田谷の奥沢だったとは!、同じ世田谷でも私の生まれとはだいぶ離れてた(笑)

 

一方でジャズ・ギタリストのジム・ホールの訃報、誰だったかジム・ホール好きって言ってた人いたなぁと思ったら・・・、白井良明さん、ツイッター見たらやっぱり「どんどん1ページずつ減っていく。その分おのれのページを増やそう」とのつぶやきがありました、私もよく聴いてたのでショックでした、しかも1月に来日予定まであって・・・

そしたらその翌日かにムーンライダーズのかしぶち哲郎さんの訃報が入り、このライブの次の日の昼間、達郎さんのラジオを聴いてたら夫婦放談で、冒頭でドラマーの青山純さんの訃報を知りました、毎年毎年古くから活躍されてるミュージシャンの訃報が入り、来年以降もこれが避けられないと考えるとつらいです。

かしぶちさんは01年に、下北沢のイベントで”アートポート”というユニットで出演した時、1度プレイを見れる機会があったんですが、当時私が最低最悪の体調でお目当ての人を見て、見ないで途中で帰ってしまったのが今になり悔やまれます・・・、ご冥福をお祈りします。