「音みる(音のみるふぃ~ゆ)」ブログ...♪

100名を超える音楽教室「音のみるふぃ~ゆ」のレッスンノート。また3人娘の子育て日記。

レッスンに思うこと。

2005年07月18日 | ある日のレッスン風景
どんなだろうと、ピアノを習っている以上弾けるようになってもらわなくちゃ。
当然の事ですが、これは絶対。で、音感とかもちろんその訓練なんかもかかせない訳ですが‥。
でも、私が絶対音感よりも大事にしたい事、が他にあります。それはいいものはいいのだと敏感に感じられる心です。たとえば、うちの夫は楽器は全然弾けないし、クラシックに関しては知識もまったくないですが、クラシックを聴くと「いいよねぇ。歌詞がなくったって感動できちゃうんだからさ。すごいよねぇ‥(しみじみ)」とひとり隣でじ~んときていたりして、あ、そう?と結婚当初は驚いたものです。で、私は‥というと純粋に曲に酔いしれる、という性格じゃなくて、曲の背景だとか時代だとかついつい分析しちゃって、で、その上でようやくやっぱりいいなぁ‥と思う。もちろん、体中からこの曲ってすごい!!とむくむく喜びが沸き上がってくる時もありますが。。
私が生まれてはじめて感慨深く思えた曲って、なんと「オブラディオブラダ」。5歳でした。この曲、おもしろい!!誰が作ったの?英語らしいけど何言ってるの?こういう曲どうやったら作れるの??と非常に生意気な子供ですが、記憶にあるという事はかなりの衝撃だったのでしょう。(ごめん。クラシックじゃないなんてっ!!)

今日、テレビからなんだか心寂しいメロディが流れてきた時、娘二人で「さみしいね。」「涙でちゃいそう」とぶつぶつ言い合っていたので、笑っちゃっいました。でもそういう感受性って、持って生まれたもの以上に、環境とかまわりの大人の影響がすごくあると思うので、そう感じられるというのは嬉しく思ったり…。

だから、レッスンの中でも「この曲ってすごいよね、~って感じするでしょ?」とか、たった2、3小節のフレーズでも「ほらほら、悲しくなってきた」などなど、まぁ、大げさにうるさい私です。。