丸の内線沿線に住んでいます。
この日は、たまたま車中で読んでいた本が面白かったせいで、帰りの電車で乗り過ごしてしまいました。
気がつけば、あら、こんな所まで(恥)・・。
反対側のホームに移動し、そのまま戻ろうかとも思いましたが、たまにはいいか、とそのまま駅の外へ出ることにしました。
着いたのは南阿佐ヶ谷駅。
以前、何度かお昼を食べに行ったお蕎麦屋さんの「道心」を訪れることにしました。
外からドア越しに店内を覗くと、空いている席があります。
しばし迷いつつも(優柔不断です)、店内へ入ることにしました。
奥の厨房から「いらっしゃいませ!」という声が聞こえるものの、奥から出てくる気配がありません。
どうやらご主人、お一人で仕事をしている様子です。
しばし、立っていましたが、案内される様子もないので、空いている席へ腰掛けました。
他のお客様の注文した料理を持って出てきたタイミングで、ご主人を呼び止めます。
晩酌用のコースがあったので、それを頼み、
ビールをもらい、それを飲みながら、ぼんやりとしておりました。
ほどなく、板わさ、そば味噌、生のきゅうりが届きます。
プロレスで例えるならば、まさに「正統派ストロング・スタイル」の蕎麦屋のおつまみです。嬉しくなりながら、つまんでは、ビールを飲み、ビールを飲んでは、つまみ、ゆるりとした時間を過ごします。
店内には、ご主人チョイス、と思われるビートルズのアルバム「Let it be」が低い音でエンドレスに流れております。
でも、なんか、ワタクシの聞き慣れたアルバムとはバージョンが違うような・・・。
板わさと、そば味噌の後に、そばがきが来ました。
カイワレが添えてあり、ほんのりと温かいです。
さて、ここで、コースにはない、出し巻き玉子と、焼酎の蕎麦湯割りを頼みました。
蕎麦粉を溶いて作った焼酎の蕎麦湯割りは、とろりとしていて、木のスプーンが添えられています。
これで、適度にかきまわし、濃さが均等になるようにせよ、ということですね。
蕎麦には、ルチンという、血圧によい、とされる成分が入っております。血圧の高いオヤジにとって焼酎の蕎麦湯割りは、酒もたしなみながら、体にも優しい、という見事な飲み物です。
まあ、それも飲む量によりますが・・・。
蕎麦屋で長居は無用です。締めに出てきた「せいろ」(コースに含まれています)をいただき、またまた蕎麦湯をもらい、シヤワセになったところで席を立ちました。
お勘定も3,000円台、このぐらいで済むのなら、また来ようかな・・・。
最後にご主人に、
「店内で流れていた音楽は、お店のですか?」
と訊いたら、
「『レット・イット・ビー』のネイキッドです」
即座にお答えいただきました。
それが、ご主人の琴線に触れたのでしょうかね・・・、
「またお待ちしています」
と声をかけられました。
ちと遠かったけれど、帰りは歩いて帰ることにしました。
ほのぼのとした気持ちになるとともに、頭の中で「『レット・イット・ビー』のネイキッド」が、店内と同じように低い音で聞こえておりました。
この日は、たまたま車中で読んでいた本が面白かったせいで、帰りの電車で乗り過ごしてしまいました。
気がつけば、あら、こんな所まで(恥)・・。
反対側のホームに移動し、そのまま戻ろうかとも思いましたが、たまにはいいか、とそのまま駅の外へ出ることにしました。
着いたのは南阿佐ヶ谷駅。
以前、何度かお昼を食べに行ったお蕎麦屋さんの「道心」を訪れることにしました。
外からドア越しに店内を覗くと、空いている席があります。
しばし迷いつつも(優柔不断です)、店内へ入ることにしました。
奥の厨房から「いらっしゃいませ!」という声が聞こえるものの、奥から出てくる気配がありません。
どうやらご主人、お一人で仕事をしている様子です。
しばし、立っていましたが、案内される様子もないので、空いている席へ腰掛けました。
他のお客様の注文した料理を持って出てきたタイミングで、ご主人を呼び止めます。
晩酌用のコースがあったので、それを頼み、
ビールをもらい、それを飲みながら、ぼんやりとしておりました。
ほどなく、板わさ、そば味噌、生のきゅうりが届きます。
プロレスで例えるならば、まさに「正統派ストロング・スタイル」の蕎麦屋のおつまみです。嬉しくなりながら、つまんでは、ビールを飲み、ビールを飲んでは、つまみ、ゆるりとした時間を過ごします。
店内には、ご主人チョイス、と思われるビートルズのアルバム「Let it be」が低い音でエンドレスに流れております。
でも、なんか、ワタクシの聞き慣れたアルバムとはバージョンが違うような・・・。
板わさと、そば味噌の後に、そばがきが来ました。
カイワレが添えてあり、ほんのりと温かいです。
さて、ここで、コースにはない、出し巻き玉子と、焼酎の蕎麦湯割りを頼みました。
蕎麦粉を溶いて作った焼酎の蕎麦湯割りは、とろりとしていて、木のスプーンが添えられています。
これで、適度にかきまわし、濃さが均等になるようにせよ、ということですね。
蕎麦には、ルチンという、血圧によい、とされる成分が入っております。血圧の高いオヤジにとって焼酎の蕎麦湯割りは、酒もたしなみながら、体にも優しい、という見事な飲み物です。
まあ、それも飲む量によりますが・・・。
蕎麦屋で長居は無用です。締めに出てきた「せいろ」(コースに含まれています)をいただき、またまた蕎麦湯をもらい、シヤワセになったところで席を立ちました。
お勘定も3,000円台、このぐらいで済むのなら、また来ようかな・・・。
最後にご主人に、
「店内で流れていた音楽は、お店のですか?」
と訊いたら、
「『レット・イット・ビー』のネイキッドです」
即座にお答えいただきました。
それが、ご主人の琴線に触れたのでしょうかね・・・、
「またお待ちしています」
と声をかけられました。
ちと遠かったけれど、帰りは歩いて帰ることにしました。
ほのぼのとした気持ちになるとともに、頭の中で「『レット・イット・ビー』のネイキッド」が、店内と同じように低い音で聞こえておりました。