目覚めた孔雀。独り言三昧。

目覚めた孔雀こと池本哲晃(いけもとてつこう)の独り言です。

新自由主義経済のテーゼは 「都会のジャングルの中で負けたものに災いあれ!」 である。

2022-02-09 22:27:22 | しんぶんクロハタ並びに小黒金剛石
いくら商品の売れ行きを伸ばすためとはいえ、そうポンポンポンポン、買い求めてもすぐにぶっ壊れるような品物を売りつけられたら、消費者は困る。

「いつ首を切られるかわからない。首を切られても再就職できる見込みはない。」

そんなおっかない雇用状況じゃ、消費者のデフレマインドは脱却できまい。
できないから、消費が冷え込むのである。

この悪夢のデフレスパイラルを止めない限り、積極財政転換は、全く意味がない。

積極財政に転換した途端、無意味に物価が上がって悪性のスタグフレーションとなり、生活弱者にさらに塗炭の苦しみを味合わせるだけである。

実際問題、アベノミクスの神髄がわかっている人たちは、アベノミクスで市中にあふれたゼニを掬っては消費や投資に回してはいるが、大多数の人たちは、儲けたゼニを貯蓄やタンス預金に回す。

そしてそのゼニは、特殊詐欺の連中がかすめ取って仮想通貨に変え、他の国々の独裁者たちの懐を潤している。

なぜ、貯蓄やタンス預金に回すか?
社会保障や公的扶助が全く当てにならないからである。

ハリーポッターシリーズを書いた女性は、育児をしながら禁煙で売っている喫茶店で、生活保護をもらいながら小説を書いていたというが、おおよそ日本では、こんな生活は許されない。

隣近所の小市民たちが、自治体の福祉事務所に密告して、哀れなシングルマザー一家を生活苦に追い込むのが関の山だ。

そんな状況下で、自己実現社会とは恐れ入る。

こんな体制下でどうやってデフレマインドを脱却するのか、デフレマインドに汚染された国民意識のままで積極財政を導入し、どのような新自由主義経済国家を作っていくのか、諸賢のご意見を伺いたいところである。

なぜなら新自由主義経済のテーゼは、
「都会のジャングルで、負けたものに災いあれ!」
だからである。

この「都会のジャングルで、負けたものには災いあれ。」という言葉は、アリエティの分裂病入門に出てきた言葉だ。

昨今のメンタル疾患急増の裏には、この新自由主義経済のテーゼも少なからず影響しているのであろう。

右派の大好きな自公連立与党も、国民民主党や日本維新の会も、この場に及んでも、まだ新自由主義体制を実現させようと狂奔している。

そして左派は、右派と見えない国会で裏交渉をして、政権与党に切り捨てられた生活弱者の「味方のふり」をして、茶を濁すのがオチなのであるが。

以上、館内十方面でいけもと。

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