(以下、「例の本」からの引用)
>さて、ある程度知恵のある人間なら、自分の才覚で生きていける。
>だが、人並み以下の知恵の人間はどうやって生きるか。
>もちろん、犯罪者か受給貧民として生きていくわけだが、彼らにも「宗教」が
>必要だ。
>彼らの性格に従った「宗教」を我々は用意する。
>一つは依頼心の高い連中を救う超人をでっち上げ、彼の救いによって
>救われることを信じる人たちの集団。
>もう一つは自分が超人となり、依頼心の高い連中を救う超人になる
>ことを信じる人たちの集団。
>最後に、エリートたちにだまされ、搾取されないために、
>エリートが作った政府を暴力ないし選挙で転覆し、
>自分たちの自治組合で統治行為を行うことを目的とした集団。
>という教えである。
>だがこれらはすべて我々の選んだ傀儡が、その集団の幹部を占め、
>彼ら一般国民は、
>政府を通じて我々に搾取され、宗派を通じて我々に監視され
>自分たち会費を搾取されるわけである。
>が、この本を通じずして、その知識を得たものは、すべて、「例の手段」
>によって、廃疾者に追い込まれるわけであるが。
(以上、引用終わり)