タイのとある小さな村から、大切にしていた仏像の首が盗まれた。
その首の奪還のために、
村一番のムエタイの使い手が首都バンコクへと向かうことになるのだが…。
正直、前半は物語の前振りなので、
アクションがいち早く見たい人は退屈に感じたりもするだろう。
しかし1度アクションが始まれば文字通りフルスロットル。
怪しげなファイトクラブでのバトル、路地で繰り広げられる大チェイスと、
どのシーンをとってもワクワクもの。
しかもブルース・リーの『燃えよドラゴン』の潜入シーンのように武器を次々と奪って変えていったり、
鉄条網の輪の中を飛んですり抜けるなど往年のジャッキー・チェンを思わせるシーンもある。
なんといってもすごいのがこれです。
一. CGを使いません
二. ワイヤーを使いません
三. スタントマンを使いません
四. 早回しを使いません
五. 最強の格闘技ムエタイを使います
とにかく本物の強さがそこにありました。
一つ思ったのが難しく、アクロバティックな技を相手にお見舞いするのだが
それがダメージを与えるようなものかどうかが首をかしげる。
これの後に「あしたのジョー」をみたので試合シーンが物足りなかったかもしれない。
お薦め度★★★★