☆GREEN HEART☆

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畠中恵『しゃばけ』

2008-05-18 | 畠中恵
妖どたばたコメディー。事件もあるよ。

畠中恵『しゃばけ』
薬種問屋長崎屋・廻船問屋長崎屋。若だんな一太郎は、しばらく姿を見せねば死んだのかと心配されるくらい体が弱かった。朝起きてご飯を食べれば両の親に喜ばれる始末である。
若だんな第一主義。むしろ若だんな絶対主義の店の手代であり妖の佐助と仁吉。
こっそりと夜中外に出た若だんな。その帰りに物取りに襲われる。逃げ切ったと思った矢先に、若だんなは死体を発見。事件を境に、薬種屋が次々と教われる。
別々の犯人による事件。しかし狙われる人間は薬種屋、そして犯人は皆同じことを言う。香がすると。
果たして犯人の望むものとは?なぜ別々の犯人が同じ行動を繰り返すのか?!
野寺坊・獺・鳴家・屏風のぞきなど、妖を使って事件解明に向けて動き出す。

みたいな話です。たぶん。
日本ファンタジーノベル大賞優秀賞作品。
シリーズもので、第六弾まで出てるようです。土曜プレミアムにてドラマ化も。

事件解決ものですが、怖くなく。
出てくる妖たちのとぼけた様子や若だんなのひ弱さ、幼馴染栄吉のまずい菓子など、なぜかほんわかしてしまう物語です。
江戸が舞台。
ひとつの大きな事件を軸に、若だんなの秘密や妖たちのどつき漫才(たぶん違う)が繰り広げられます。面白い。

まあなんと言っても、二人の手代の過保護っぷりと、鳴家の可愛さにやられます。
あんなめんこい妖がいていいのか!
江戸ものですが、さほど込み入った話や説明はないので、江戸ものが苦手な人でもすいすい読めると思います。

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2 コメント

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Unknown (苗坊)
2008-05-18 21:16:33
こんばんわ~^^TBさせていただきました。
面白いですよね☆可愛らしいですよね。
微笑ましくなる作品でした。
めんこいっていうの、わかります^^
6弾まで出ているんですけど、もったいなくってまだ全然読んでいないんですよね^^;
はまりました。
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Unknown (ことは)
2008-05-19 22:10:30
苗坊さん

しまった・・!昨日TBさせていただこうとそちらにお邪魔したのです、が、トニセンの記事読んで満足してすっかり忘れてました(…)いや~私どちらかというと、トニセンのが好きです!大人の魅力~というか、30代なのか・・かっこいいなあ・・

じゃなくて、『しゃばけ』!
面白かったです!話の全体も好きですけど、それより何より、鳴家の可愛さとかなんかすっとぼけた様子の妖にはまりましたー!
私ももったいないので、ずっと我慢してたのですが、一冊だけ・・と言ってるうちに、第四弾まで読んでしまいました・・おおお・・でも苗坊さんところにあった、『みぃつけた』は未読なので楽しみです・・!番外編っていい響きです・・TBありがとうございました!!
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