☆GREEN HEART☆

漫画と本と国府津があれば生きていけるかもしれない「ことは」のブログ。
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畠中恵『とっても不幸な幸運』を読んだ

2008-12-13 | 畠中恵
恩田陸の『木曜組曲』とかも料理がおいしそうな本だと思うのですが

畠中恵『とっても不幸な幸運』
常連客のみが集う『酒場』外から入るための扉は見当たらない。店長が客を選別し招き入れる。
そこへ持ち込まれたひとつの缶『とっても不幸な幸運』
あけた瞬間不思議なことがおこり、そこから始まるとんでもない騒動の数々。
『酒場』の店長とウェイター健也、常連客たちがおくる、ちょっぴり切なさ残る謎解きストーリー。


最初の印象としては、ラノベっぽい、畠中さんじゃないならそれほど、でした。
『百万の手』ほどの衝撃はなかったけど、最後にはおお!でした。畠中さんの話には、現代・しゃばけ、と謎解きプラスちょっぴりの寂しさや切なさを伴う優しさを感じます。単なる心温まるストーリーではなく、実際はこうだろうな~という完全なるハッピーエンドから少しの現実(それが寂しさや切なさ?)があって。好きです。
私は料理がおいしそうな本が好きなので、店長洋介とウェイター健也のだす数々の料理シーンが、うはは!でした。
最後の話がなかなかに…なかなかに…なんだ!だから、よかったとか素敵だったとか感動したとか、それだけでは言い表わせないこうっ…寂しさがあったりなかったり

『酒場』の過去話(最終章とその前の恋)が好きです

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2 コメント

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Unknown (苗坊)
2008-12-13 20:24:36
こんばんわ^^TBさせていただきました。
店長と娘の会話が結構好きだったりします。
どの作品も、結構ヘビーでしたが、最後は前向きになれるので、安心しました^^
畠中さんの現代ものも好きです。
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Unknown (ことは)
2008-12-16 21:00:05
苗坊さん

実はちょっとつまんないかも…とか思って、しばらく放置してました…でも最後までいく頃には『酒場』の人たちのいい加減そうで、ふざけながらも結局は助けててくれる…ってのが大好きになりました!
店長と娘の会話いいですよね…!なんかいつもの余裕そうな店長が娘の前だと、おろおろしたりするのが好きです!そしてそれを見守る常連客!
そして前向き!それです…!それが言いたかった…!なんか決して完全に明るい話ではないですが、これからにつながっていくような前向きな感じが…最後の女の人と店長と前の店長の話とかも…
なんかすでに読み返したくなってきました(笑)
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