増田カイロプラクティックセンター たまにひと言 

神経筋骨格・アレルギー(NAET(R))・感情の統合療法。同行ドクター斉藤友美恵の近況レポート

甘いものを食べてよい資格

2011年11月28日 | アレルギー・NAET
冬は高気圧優位ですからさまざまな体内感染源が活性化し、それによって身体の酸性度がより高まります。

そしてそこに体内感染源のえさとなるものが時間構わずどんどん入ってくると、身体の中のみんなはさらにパワーアップします。
パワーアップしたみんなは身体の中で毎日夜毎パーティーを繰り返し、毒素をピュッピュッと振りまいています。

みんなが好きなのは、やはり糖質。
砂糖・果物・アルコール・米・麦が圧倒的に大好き。

特に秋冬は美味しい果物も多く出回り、かつ砂糖よりも果物の方が健康にいいという間違った思い込みを持っている人が結構いるので問題となります。これは個人個人異なりますが、たいていそういう思い込みを持つ人ほど、果物が合っていない傾向にあります。フルーツを積極的に摂ることでお腹のみんなを喜ばせ、自分はしんどくなっている人です。

陰性の食べ物は身体を冷やしますが、その代表が砂糖。果物・アルコールも含みます。
逆に陽性、身体を温める代表は、塩です。

砂糖・果物・アルコールのほかに身体を冷やすものをいくつか挙げておきましょう。
コーヒー・チョコレートなど南の国で採れるもの、サラダ・さしみなど非加熱の生もの、白パン・白米など精白されたもの、薬・農薬などの化学薬品、そして電磁波全般(特に携帯・パソコン・ゲーム・リモコン・電気カーペット・コタツなど身体に近いもの)です。

内臓が冷えると、血流が悪くなり、内臓機能を低下させます。
その結果、様々な心身症状に繋がります。


そこで提案。
みなさん朝の体温(床から起き出す前の基礎体温)を測ってみてください。
男性、および生理のない女性は朝ならいつでもいいですし、女性で生理のある人は、生理1~2日目の朝に測ってみてください。
さて、どのくらいでしたか?

私は腋で36.6度
完璧なところまで体質改善が済んだという目安は、基礎体温が36.7~8度と私は設定しています。
もちろん慢性感染症で微熱が常にある人はこの限りではありません。

体質改善が進んでくると、代謝・免疫などの諸機能が高まりますから、おのずと基礎体温が上がります。
基礎体温がしっかり上がるくらいになっていれば、体内感染源も元気に暴れることはできません。
しょんぼりしていますから、悪さをしてくることも、あれもこれももっと食べたい!!といううその欲求に騙されることもなくなります。血流が改善し、胃腸機能も上がり、粘膜も安定しますから、皮膚状態や血色も良くなり、しみも消えます。無駄なものを取り込まなくなり、かつ無駄なものを排出する機能も高まりますから、理想体重が勝手に維持できるようになるでしょう。また身体が冷えていると、心も荒びます。内臓が温まるだけで、考え方や性格まで変わるのです。不思議ですよ。

ということで、甘いものはどこでも売っていますが、それを口にしていいのは、基礎体温が最低でも36.5度ある人だけです、と思っていてください。

基礎体温が36.5度以下の人は、自分の心身症状と引き換えに口にしてください。
それくらい覚悟がなければ、ダメですよ。
患者さんでも痛い~痒い~辛い~とよく言っている人に限って、好きなものを好きなように口にしていますから。
まず足元を見ないと。

それでも、たまには…というのであれば、食べるとしても代謝のいい午前中のみ。
そして食事ではしっかり塩分をとり、電磁波との接触は最低限にする。

とはいえ、止めようと思っても止められないのが、すでに感染源に支配されている症状です。
気合だけで止められない人が多いのも現実ですから、私はダメだ~と自分を責めないでください。
無理せず治療を進めながら、「その日」が来るのを楽しみにしていればいいのです。

建売り住宅と注文住宅の違い

2011年11月27日 | アレルギー・NAET
先日、NAETは体質を変えることがその一番の目的であるということを書きました。

とはいえ、皆さんの限られた時間と予算の中で効率よく施術を行なわなければいけません。
ですから痛みが椎間板由来であれば、それに関するところだけして、痛みが軽くなればそれでおしまい、とする人もいれば、再発予防、いわゆる体質の根本改善までをきっちり行ないたいという人もいるわけです。

私の施術に対する意識は、もちろん「完璧な体質改善」そして「自分や家族が受けたい医療サービスの提供」です。
例え部分的であろうと、それを望む人は来るし、望まない人は来ない。
自由診療部分ですから、それでいいのです。

医療のシステムは住居探しと同じ。
自分の住むところで考えてみてください。

まず賃貸か、持ち家か。
賃貸なら、アパートか、マンションか、一軒家か。
持ち家なら、建売か、一部オーダーメイドか、完全なるオーダーメイドか。
オーダーメイドも大手ゼネコンか、個人の工務店か、こだわりのある建材・建築法を持つ工務店か。
家の不具合を直すにしても、その部分だけ取り繕うのか、先々を考え、早いうちに必要のある部分までしっかりリフォームしておくのか。

自分の住むところですら、これだけの選択肢の中、自分の嗜好・経済状況などを吟味して決めていくのです。

今の日本の医療(西洋医学)は保険適応ですから、これはもちろんオーダーメイドではありません。
最低限保障の賃貸アパートです。そこで住める(対処できる)人はそこでいいのですが、いろいろな事情で住めない(対処できない)人も大勢います。
そういう人は賃貸一戸建てか、持ち家(保険診療以外)を持つしかありません。もしくは保険診療範囲内でだましだまし我慢するしかありません。

国民皆保険のシステムは、誰でもが最低限の医療を受ける機会を持てるという意味ではとても重要です。
しかし、医師会がそこで提供される医療を最高の医療と言うのはうそだと思います。
日本の保険医療システムは医療のマニュアル化を加速させ、日本の医療全体の質的低下は否めません。
日本は、今や、医療先進国ではないのですから。井の中の蛙、医師会・製薬会社のいいなりです。

そういう医療システムに別れを告げて、本当の医療を求めて活躍の場を広げている医師も増えてきました。
しかしその違い、コストパフォーマンス・将来性・有効度・必要度などは、素人にはまずわからないと思います。
住宅展示場に行って、新築の素敵な目新しい家をいくつも観ているうちに、何がなんだか分からなくなってくるのと同じです。

それぞれに良いところと悪いところがあって当然ですので、皆さんは、それを自分の目でしっかり確かめて、正しい判断を下さなければいけません。

住宅も、医療も、将来に対する自己投資です。
自分や家族の安心・安全・安楽を任せられるのはどこの誰か、安い買い物じゃありませんから、安易に考えないでくださいね。

「そういえば・・・」

2011年11月25日 | アレルギー・NAET
NAETの目的は「体質改善」ですね。
決して病気や症状を治すことではありません。

皮膚は治ったけど喘息になった、血圧は落ち着いたけど不眠がちになった、腰は良くなったけど肩がまだ辛い…というように、表面上の結果だけを追いかけるのは、身体にとって優しい施術とは言い切れません。なぜなら、症状は氷山の一角とよく言いますが、表面に出ている部分だけを削っていく事で、その過程において、却って全体としてのバランスを崩すからです。

ですから、症状として見えている部分だけを触るのではなく、飲み物の氷が全体から徐々に解けて全体的に小さくなって、やがてすべてなくなるように、患者さんの心身全体のバランスを崩さずに施術を進めるよう努めています。

病気や症状は、生活環境・食べ物・影響する人・年齢などの外因や遺伝情報によって、どんどん変わっていきます。
今ある病気・病名・症状は、「単なる結果」でしかない。
だから私は患者さんの「今の訴え」は重要視しない、と繰り返すのもそういう意味です。

いくら結果をいじくっても、本当にいじらなければいけない部分が残っていては、却って廻り道であることを、経験上学んでいますから。

そしてこういう言葉が自然と聞かれるのが、私が「よしっ、いいぞ」と思えるときです。
それが「そういえば…」なんです。

そういえば最近肩辛くないです、そういえば最近痛み止め飲んでないわ、そういえば最近寝てるわ、そういえば最近低気圧でも何ともなかった、そういえば最近家族で喧嘩していない、そういえば最近ひとりで買い物にいける、そういえば人と話せる…

何気ない会話から、そういえば昔できなかったことが出来るようになってた、辛かったことが楽になっているということをご自分で気づいた時です。

小学生が難しい微分・積分の計算式をパッと見せられても解けないけれど、足し算習って、引き算習って、掛け算習って、割り算習って、分数習って…と小学校・中学校・高校と積み上げていくうちに、いつのまにか解けるようになってくるのと同じです。
ひとつひとつの積み重ねの繰り返しが、この「いつの間にか」を生み出すのです。

体質改善にかかる期間は個人差がありますので、同じ症状でも治療内容や期間が全く異なることも珍しくありません。
一番大事なのは、その人が本当にNAETで自分の体質を変えたいと願っているかどうか。
こちらがやる気満々でも当の本人の意欲がなく、施術の必要性を感じられなければ、どんな施術でも最終ゴールまでたどり着けませんから。

また、NAETは体質改善はするけれど、今目の前の辛い症状を取り除いてくれないのかというと、そうではありません。
毎回患者さんの身体に今日は何を優先すべきか聴きながら行いますから、それまで卵の除去をやっていても、椎間板に変わることや、季節的な外因(花粉・カビ・化学物質など)に変わることもあります。

これら急性問題に関しては、施術者の筋力検査がすべてですから、ホームランか三振のどちらかです。
すべての打席でホームランを打つべく、施術者は自己治療や自己管理をして、そのときに備えています。
私もスタッフも、毎日すき間時間を見つけて自己治療を欠かしませんが、私たちにとってそれは歯磨きのような習慣です。

私は、まず患者さんの身体・潜在意識(無意識)からの声を100%信じていますから、患者さんの顕在意識(意識)上の訴えではなく、身体からの声の方を信用しています。こちらが100%信じていれば、身体の方からも100%正しい答えを返してきますし、このように施術を進めていくうちに、患者さんの潜在意識と顕在意識のずれがなくなり、同じ答えが返ってくるようになるからです。

NAETの社会的有益度は十分高いと思いますが、社会的必要度はまだまだ低いと思います。
携帯電話も20年前は箱のようでしたが、今では小さく多機能に進化しています。
NAETも同じくらいのスピードで更なる進化を遂げ、社会的必要度を西洋医学レベルまで高めるべく精進したいと思っています。

日本中のあちこちで、もっと「そういえば…」を聞きたいから。

絶対にテレビでやったほうがいいのに。。。

2011年11月21日 | おすすめ
先日3人で映画「チェルノブイリ・ハート」を観てきた。

もう1回観たほうがいいくらいの情報がぎっしり詰まった映画でしたので、まだの方はぜひどうぞ。
もちろん興味のない方は観る必要ないですが、地球の反対側で起こっている「現実・真実」を自分の目で観ることは重要だと思います。

自分たちが行けない所にいってありのままを伝えてくれるドキュメンタリー監督・ジャーナリストには感謝しないといけませんね。私も20代後半、バックパッカーでうろうろしていた頃、とにかく自分の目でいろいろ見たくて、多くの国に足を運びましたが、戦闘地域や汚染地域には、いちツーリストとしては行けませんし、そこまでの意識はありませんでした。

映画では、あれもこれも、たくさんメモしたいことがありましたが、1回で真実を学ぶには到底足りません。
それだけ私が知らないことが多いということ、事実を知らなすぎた、ということでしょう。

原発を持つ国に住む私たちは、そして原発近隣住民ならなおさら、こういうものも判断材料のひとつとして取り入れるべきでしょう。その上で、原発継続か廃止か、賛成・反対を自分の意志で決めたらいいと思います。

だからこそ小さな映画館でちまちまやっていないで、コマーシャルがないのだからNHKででも放映してみて、その反響を政治家や官僚は見たらいいのに…と思いましたが、今そんなことが出来る人間が政治の中枢にいないのでしょうね。

今の政治はどの党が主導権を持ったとしても、政治と経済、政治と農業、政治と医業、政治と宗教…と言ったような足かせの中でしか動けていないから、誰のために働いているのか、正直わからないです。

余談はさておき、チェルノブイリ事故では、広島原爆の何十倍という放射能がばらまかれ、日本国土全体に相当する広大な土地が汚染された。そのために、当時、汚染地域にいた子供たちや被爆者から生まれた子供の多くは、甲状腺がんや手術を要する心臓疾患を持ち、また免疫低下により多くの命を失うこととなった。

そして25年経過した現在も、その影響は消えずに遺伝子を超えて続いている。

それは、事故当時子供であった世代が、結婚し、親になり始めているからだ。
そして現在、そのベラルーシ(国土の大半が汚染地域)の出産において、健常児が生まれる確率はなんと1割だそうだ。21世紀に信じられない話であり、将来国を背負う人がいなくなるという危機が迫っている。

お腹に子供を宿しながら、この子は大丈夫だろうか…と10ヶ月を過ごす若いお母さんたちの気持ちは、私たちの理解をはるかに超えている。それでもその現実と向き合いながら生きなければならない人々の強さを映画を観て感じた。

残り9割は、奇形や先天性の疾患や精神疾患・発達障害などの障害を持ち、それまではほとんどなかった障害児施設も増え続けているという。しかし、このベラルーシでも、事故後の国家保障は打ち切られているようだ。
結局国民に、特に何も知らない次世代につけが廻されている。

福島で起きた事故の影響がどのくらいの期間、どの位の人に影響するのか、誰にもわからない。
わからないこそ、大丈夫ではなく、疑わしいものは最大限の被害を想定した危機管理を、国・地方自治体・企業・親御・今を生きる我々ひとりひとりの大人が持つことでしか、今も福島にいる子供たち、そしてこれからの日本を背負う子どもたちを守るすべはないでしょう。

ベラルーシは遠く離れているがゆえに、いまだにというか、これからさらに深刻化するであろうその後遺症は、遠く離れた私たちの耳には届きにくい。もちろんメディアが情報を的確に伝えないという問題がある。

中国のような共産主義の国は、自国の運営に不利益となる情報は入れない・出さないのが常識。しかし、その常識もインターネットという情報網により壊れたようなもの。中東の春がそれを物語っている。

しかしその一方で、すでに民主主義を謳歌している日本には、どんな情報もあふれているけれど、そのかわり、その中で各自が必要な情報を選別したり、あえて隠されているものを掘り出さなければ正しく情報をつかんでいるとは言えなくなっている。
自由には、必ず責任が伴うということ。

今の日本のメディアですら、自社に都合がよく、そして一般受けしやすく、感情に訴えるような内容だけ伝えられ、客観性にかけていると感じることが多い。だから本当の事実を現場にいって自分の目で見て、聞いて、それを誰かの利益・不利益関係なく、ありのまま伝えることが出来る信用度の高いジャーナリストが必要だ。

テレビで言われていること、本に書かれていること…、それらすべてを鵜呑みにするのではなく、誰の意見は取り入れて、誰の意見を取り入れるべきではない(客観性やその情報に対する信用性・必要性が低い)のかを、一度自分の脳を使ってふるいにかけることができなければ振り回されるばかり。

自分で判断できなければ、テレビで宣伝されているもの、良いと勧められたものをすべて買うような人だらけになりますもの。
経済活動としてはまわるでしょうが、家族にひとりでもそういう人がいると、出費がかさんで大変です。
「テレビ・新聞・雑誌で宣伝しているものに、良い商品はない」車や家電など一部あてはまりませんが、日用品・健康食品などに関してはほぼあてはまる大原則です。

大人ですら、自分で自分の行動や物事の善悪を判断することができなくなっているから、日本から詐欺犯罪や性犯罪が減らない。
海外の人からすれば、これらがあること、そして引っかかること自体が信じられないと言われる。
和は大事だが、お人好し過ぎてはいけない。NOはNOなんだから、それが言えないのは、大人じゃない。

また横道にそれたので、話をもどしましょう。
このベラルーシの子供たちを「世界中で保養のために短期間引き取る」という呼びかけがなされていたことを私は知らなかった。そしてそれに賛同した北海道の野呂美加さんという方が「チェルノブイリへのかけはし」というNPOを設立されて活動していることを、野呂さんの著書で知った。

野呂さんの著書・活動の内容には、ネット上では賛否両論のようですね。
でも賛同者ばかりでは質が落ちますから、否定論者の意見を感情的に排除するだけではなく、客観的に読み取り、改善すべきところを改善されればより質の高いNPO活動になると確信しています。
私は著書の内容すべてに賛同はできませんが、彼女の行動力と信念に敬服していますので、陰ながらですが、応援したいと思っています。機会があれば、講演会にも行ってみたいです。

このNPOのウェブサイトで福島の子供をイタリアに保養に行かせたという記事もあった。国内では引き受け先がないのだろうか…とも思ったが、同じ趣旨のNPO活動がいろいろとあることもいろいろと検索しながら遅ればせながら知りました。

私が使うNAETが被災した方々、特に将来のある子供たちに対して何かできることはないか…といつも考えます。
クリニックは佐藤先生に任せて…と思ったこともありましたが、慰安目的ではないため、西洋医学ではない我々は、まず正門からは受け入れてもらえません。とにかくもっともっと自分たちの道を公認者が皆で力を合わせて切り開くことが、社会からの必要性を高める唯一の道だと考え、とりあえず今はそちらに集中しています。

映画のワンシーンで、大きなひとりがけのソファがでてきたんです。
そのソファはパソコンに繋がっていて、そこに子供が座ると、その子の体内放射性物質の数値がパソコン画面に出るんです。
そして、ある男の子はセシウムだったか何かの値が高く出ていました。医師は、それを含みやすい食品の中でその子がよく食べるものを聞き出していました。後日、その子が確か自家製ジャムだったと思うのですが、ビンごと持ってきて、医師がそのビンをそのソファに載せて検査したら、男の子に高値で検出された放射線と同じものが検出されていました。

そのシーンに、さすが旧ロシア、EAVの国だと思いました。
ソファにビンを載せて検査するなんていう頭は、日本の医師にはないでしょう。
非科学的とか言って、眉をひそめられるだけでしょう。でもこれは最新で斬新な量子物理学です。
そんなシーンを日本で見てみたい。私の目の黒いうちに。

EAV(筋力検査でなく、電位の抵抗値で検査する機器)はドイツ・ロシアで開発されたものです。
現在はアメリカでもいろいろな機器が開発・販売されていますが、採血データのように客観的データとしての位置づけはされていません。それは日本でも、他のほとんどの国でも同じ。
増田カイロにもEAVは2台ありますが、現在は多忙に付き、ほこりをかぶっています。。。

このソファ、日本赤十字が福島の各市町村にひとつずつ買って、日本赤十字や地元の医師が研修を受けて、住民の健康管理に使ってくれたらいいのに…と思うのは私だけではないでしょう。

ひとつ自腹で買うか、とちょっとだけ思いましたが、いったいいくら位するんでしょうね。
ご存知の方いらっしゃったら、教えてください。
ちなみにクリニックにあるようなパソコンを使ったEAVはだいたい100~200万位です。

今回はまとまりがつかずあちこち飛びましてすいません。
私が観た今年の映画トップ3に入るものでしたので、ぜひ興味をもたれた方は観てみてください。

爽快・痛快さで9点

2011年11月13日 | おすすめ
やっと今日観にいきました。「マネーボール」
現在もアスレチックスのGMを勤めるビリー・ビーン氏の実話です。
実はこの映画を観るのを、9月から楽しみにしていました。

ブラピファンというわけではなく、その内容に。
でもブラピのGMと補佐役は、かなりはまっていたと思います。

9月に映画館でこの映画の予告を見たときに、院長が「この本持っている、これ知っている」と腕を振ってサインを出していました。そして帰宅後、本棚からすかさず原作「マネーボール」をほれほれ~と持って来ました。
私も興味があったので、統計データはすっ飛ばしですが、すぐに読み終えてしまいました。

体型やルックスなどの主観と大雑把なデータで判断されるのが常識であったスカウトの世界に「セイバーメトリクス」という統計を取り入れ、埋もれた良い選手を発掘し、安く手に入れて、勝利に結びつける、ビジネスマンのような野球です。

しかしやはり野球をするのは人間ですから、データだけでは結果を生み出すことはできないのも事実です。
映画では、初めは見向きもされずに非難され続けたこの手法を信じ、自分がデータだけを頼りに発掘した選手を信じチャンスを与えることで、大きな結果を生み出したところがよく描かれています。

大躍進後、当時のGMとしての最高年俸をレッドソックスから提示されたにもかかわらずそれを断り、今もチャンピオンという夢を追い続けるビリーは、現在もアスレチックスでGMなんですね。

ビリーをGMとして迎えられなかったにもかかわらず、レッドソックスはセイバーメトリクスを早速取り入れ、豊富な資金も手伝って、2年後にはチャンピオンという結果を出したというのにねえ…と思いますが。
彼も決して諦めないんですね。

ちなみに今、アスレチックスには日本人では松井選手がいるんですね。
どう判断されるのでしょうかねえ、これから。。。

なんで私がこの理論と話に興味を持ったかは、私の思考回路を知っている人ならすぐわかるでしょう。
私も「データ重視」だからです。
といっても野球と違って、出塁率が云々とはいえません。

適性と、有効性と、必要性です。

野球は私も門外漢。
だけど私の見たところでは、どんなに日本で野球選手として成功していても、大リーガーとしての適性と有効度・必要度の両方が兼ね備えられていない人はまずパッとしていないのです。

ここにいちいち数字を挙げるつもりはありませんが、今年大リーグを目指すと報道されている選手で、上記の三要素がそろって高いのはひとりだけ。
他の人は、日本でこのままいい仕事していればいいのに…と思う人ばかり。

なんだかもったいないし、野球のプロなら、夢なんていう言葉を使ってほしくないなあと思うのは私だけかしら。
実現させてこそ、夢という言葉が出てくるんじゃないかと。

「適性・有効度・必要度がそろっていなければ、どんな仕事であっても、役割であっても、5年以上成功し続けることはできない」と言い切れると思います。

スポーツ選手も、指導者も、先生も、運転手も、販売も、事務も、営業も、公務員も、銀行員も、調理師も、保育士も、医者も、看護婦も、会社員も、社長も、バイトも、主婦も、リーダーも、生徒会長も…、もちろんカイロプラクターも、鍼灸師も、NAET施術者も、そして患者もです。

ですからまだチャンピオンという座を諦めない現役のビリーGMに、セイバーメトリクスの穴を埋めるために、筋力検査やチームのデータを教えてあげたいくらいです。

ビリーは高校野球ですごい結果を残しドラフト1位で入ったのに、泣かず飛ばずで結果を出せないままGMになった人です。
プロ野球選手としての適性・有効度・必要度ともに低いのですから、当然です。
しかしGMでチェックすると、適性・有効度・必要度共に高いのです。
だからGMを諦めずに続けられる、GMという道を極められる人なのです。

タイムリーに日本では、読売巨人軍のゴタゴタが報道されていますね。
どこが・誰が問題かは、大人は、感情ではなく、三要素で建設的に考えるべきです。
法廷論争など時間とお金とパワーの無駄、皆がハッピーになりませんから愚の骨頂です。

仕事の効率を上げ、皆がそれぞれの置かれた状況でハッピーになるには、皆が自分に合った仕事・職種をまず知ることです。
学校では教えてくれないのが残念ですが、中学・高校でその人の適性をしっかり見極める手伝いをしてあげるのも、親や先生、大人の役目ではないでしょうか。

経営コンサルタントという職種を耳にしますが、単純に「雇う人・雇われる人・職種」の交通整理さえできれば、世界の貧富の差を縮め、皆がそれぞれの価値観の中でハッピーを感じられるようになると、私は思っています。
世の中にはいろいろな仕事があるのですから、自分に合っているところに収まればいいだけなのですから。

極端な話、就職試験も面接もいらないのです。しかし、これが成立するには、筋力検査が正しくなければいけませんね。
将来的に、可能であるならば、カイロや鍼灸学校の名簿からNAET適性・有効度・必要度の高い人だけに学生のうちから声をかけておいてもいいなと密かにたくらんでいます。施術者の青田刈りですが、皆がハッピーなら許されるんじゃないかしら?

余計なことまで書きましたが、私はただ、みんなが自分に合っていない居場所でしなくていい苦労をして、そして報われず、心も身体もお財布もカラカラに乾いている現実が、なんだかとにかくもどかしくて仕方がないのです。何やっているのよ~?と。

もちろんやりたいことと、三要素がかみ合っていない人もいます。
そういう人は適性・有効度・必要性を上げるための治療(努力)をすればいいだけです。

NAETでは適性をあげるための施術も可能ですが、他の方法に関してはわかりません。
ただし、NAETでも、タイムリミットがあります。大体5年ですが、短い人もいます。
5年よりタイムリミットが短い人は、よほど合っていない証拠です。

合わない仕事でつまずいて、仕事も、そして家庭も犠牲にするのは止めましょう。
ビリーGMも自らがそのことに気づいているからこそ、今も現役でがんばっているんだと思っています。

私にとって、映画鑑賞は仕事ではないですが、有効度・必要度が高いものです。
だからこそ、映画は、いろいろなヒントを私に与えてくれます。
だからこそ、仕事を後回しにしてでも、毎週1~2回は映画館に行くのです。

ちなみに今日の映画の院長の点数も9点でした。

アメリカでの収穫

2011年11月06日 | アレルギー・NAET
10月末の週末にNAET本部セミナーに参加しました。夏のシンポジウム以来。
今回のテーマはアナフィラキシーとガン。

だけどそのままの言葉をアメリカで使うのはよろしくないので、「免疫サポート」みたいな言葉を使っていました。

アメリカでは住み分けがきっちりされていますので、代替療法の人なんかが「施術で感情を扱う」と言うと、心理学や精神医学の専門家からクレームがつくのが普通です。ですからNAETでは、やっている内容は感情であっても、「細胞記憶」という言葉を使っています。それだけで良い、というのも拍子抜けですが、感情という言葉を使わなければいい、そんなもんだそうです。

だからアメリカではカイロプラクターは心を扱いません。
扱う人もいるでしょうが、本来扱ってはいけないことになっています。

ですから、心の問題は精神科、腰が痛いのはカイロ、みたいに分業されており、お互いのテリトリーを守るべく自分のテリトリーを犯す邪魔者は排除しようとするのです。プロ意識としてではあるのですが、やくざっぽいです。

だから心の問題や食物アレルギーが腰痛の原因であったとしても、分けて考える、分けて診断する、分けて治療するのがアメリカ式医学のやり方。日本もそれをしっかりお手本にしていますから、そういう傾向は否めないのです。

ヨーロッパのほうは、まだホリスティックに一人の人をパーツごとではなく、総合的に診る傾向があるので、まだアメリカに比べたらマイルドな気がします。しかし一部の人にとっては、カイロやホメオパシーのような代替医療は非難の対象でしかない、という現実もあります。科学至上主義ですね。

しかし「批判」という行為は、使う・扱う人を間違えるととんでもないマイナスのエネルギーになります。
「批判」という行為を行なうに足る人(適性の高い人)が行なうのであれば、それは建設的な批判であり、個人のみならず、公共の利益にも繋がります。しかしそうでなければ、非建設的で、エネルギー的にはマイナスの毒素を周囲に無差別に振りまくだけです。

「批判という言動をとってもいい人」はどういう人かと言うと、物事をミクロでなく、マクロ・全体的・包括的に捉えることができ、個人の利益ではなく、公の利益を常に考えられる人です。自分もできない・わからないことであれば、もちろん口出しすることはできません、という分別がある人です。だからこそ、そういう人は批判という行為に対する適性と必要性が高いのです。

ずいぶん寄り道しましたね。
話をセミナーに戻しましょう。

NAET本部セミナーもいろいろと細分化されてきていますが、私の心配はDrデビが忙しすぎること。
余計なお世話ではありますが。。。
そんな中、Drデビの息子(医師)も跡継ぎとして、NAET本部で活躍してきているので一安心ではありますが。
6~7前にDrデビ一家と一緒に旅行したときには、なんだか頼りなげな大学生だった彼が…とお姉さん気分(?)で見ています。

アメリカでは医療に対する専門化が進んでおり、かつ国民皆保険制度ではないので、病気にならないための予防に関しては、日本よりも個人の考え方がしっかりしているように思います。NAET施術者を探すのにも、患者さんは、単に近所だからではなく、施術者の受講セミナーをきちんとウェブサイトでチェックして、自分の問題に関する専門分野を学んだ人のところに罹ろうとしますから。

アメリカでは施術者数も多いので、病院で何科に罹るかを決めるように施術者を決められますが、日本ではそれはまだ随分先のことでしょうか。。。

というよりも、日本で私が目指しているのは、どこの誰でも、同じハイレベルのNAET施術が提供できる状況を作り出すこと。
フランチャイズとまでは言いませんが、共通の枠組みの中でどんな症例に対しても最大限の結果が導き出せるようにすることです。

NAETはその手法はすでに確立していますが、理論面・施術内容などにおいては、他の医学同様、時代や研究・治験の進歩、個人の努力によって、改良されつづけているものです。携帯電話やパソコン、家電の進化と同じです。

私自身は日本でのその屋台骨を先陣を切って作っている途中ですから、ひと月で施術パターンがガラッと変わることもしばしば。自己治療の積み上げが必須、というか最優先ですので、今と1年前の施術・知識レベルは、これまた雲泥の差です。
この作業を現役である限りずっと続けていくことで、NAET JAPANが、日本・日本国民のためだけでなく、世界中に施術者を通して影響を及ぼしていくことになるでしょう。

特にこの数十年で一般的なアレルギー疾患のみならず、アナフィラキシー・過敏症・自閉症スペクトラム・各種難病といった西洋医学での対処法の確立されていない疾患がどんどん増えています。
がんや免疫不全疾患などは、西洋医学においても対処法はありますが、100%といえるものはありません。

私が目指すのは、病院に行こうかNAETに行こうか、患者さんが考える・迷えるような世の中です。
「病院」がトヨタを超える日という本を読みましたが、「代替医療」が医療を変えても、超えてもいいはずです。
それを実現できるかどうかは、私たち、代替療法を生業とする者、ひとりひとりの努力でしかないのです。

こんなことを考えながら帰ってきたのですが、知識以外のお土産もたくさん詰めてきました。

まずは自分とスタッフに。。。
ホールフードマーケットで買った、各種チップス。そして私の大好物、ヤギのヨーグルト!



そして院長には彼の心の故郷(?)アメリカの磁石付きパズルマップ。
早速挑戦してもらいました。真剣です。


そしてこんな感じに。



院長のアメリカ時代の苦労話やずっこけ話、ドライブでの一人旅など、いろいろな話を聞きましたが、また聞きたくなりました。

そろそろきますね。

2011年11月04日 | アレルギー・NAET
秋・冬は高気圧優位ですから、私たちのお腹の中・血液の中・口の中にいる体内感染源たちはみな活性化します。動物も同じ。
それによって秋晴れの日に緊急手術が増えることはよく知られています。

特に日本では味覚の秋といわれるほど、美味しい食べ物、さまざまな果物がスーパーに並んでいます。
この時期に毎日毎日果物を食べ続けていれば(もちろんジュースも)、当然体内感染源の格好の餌となり過剰な繁殖を許してしまいます。

中でもカンジダという真菌は、皮膚の上にも、口の中にも、粘膜にも…、どこにでもいます。
カンジダが活性化することで、体内免疫系の門を開けられてしまいます。
門が開くと、体内に潜在している細菌・ウィルスたちが、いまだ!とばかりに暴れだします。それが痛み・痒み・湿疹・炎症…さまざまな問題となって現れます。

ですから、先日も書いたように、ちょっと変かな?と思ったら、卵・砂糖・果物・アルコール・パン・チーズは極力摂らないこと。4~5日我慢できれば、その効果はすぐわかるでしょう。特に飲み物内の砂糖(糖質)は、最要注意項目です。


まだ何だか日中は暑いですが、朝晩は随分冷え込んできましたね。
こちらは冬場も日当たりがよく、まだ冷房が欠かせない状況です。

そして12月に入り、本格的に寒さがくるようになるとすぐ現れるのが、インフルエンザの流行です。
今年はそんなでもないことを祈りますが、どうなるかは神のみぞ知るですからね。

といっても、インフルエンザウィルスも怖くはありません。アレルギーがなければ。。。
こちらではもうA型・B型・C型・新型・鳥などのインフルエンザチェックをして、必要な項目を12月に入るまでに終わらせるようにしています。

どんな感染源でも、「アレルギーがなければ罹りにくく、治りやすい」のですから。
逆にアレルギーがあると、「罹り易くて、治りにくい」ということになります。
これは、インフルエンザでも、エイズでも、ポリオでも、ピロリ菌でも、虫歯菌でも、病原性大腸菌でも…みな同じ理論。

では感染源の治療だけしていれば済むのかというと、それは違います。
なぜなら感染源にやられることも、酸性体質の「結果」ですから。
結果だけとっても、原因である体質改善を行っていなければ、形を変えて出てくるでしょう。

いわゆるアレルギーマーチです。

痛みがなくなったけど痒くなった、喘息がなくなったらうつになった、アトピーが引いたと思ったら喘息になった、膝の痛みが消えたら胃潰瘍になった、口内炎が消えたら動悸が始まった…こんなことは世の中にたくさんありますが、その根っこが繋がっていることを指摘する医師はあまりいないでしょう。

痛みは整形外科、胃は内科、皮膚は皮膚科…といった感じに西洋医学では細分化されており、全身を診るトレーニングをしていないから仕方ないのですが。。。また検査に引っ掛からなくても症状をあれこれ訴える人はみな、精神科・心療内科に廻されるのが今の「医療の流れ・システム」ですが、高額納税者の職業に精神科病院長と見ると、ちょっと間違っているんじゃない???と首を傾げたくなりますが、それを許しているのは私たち市民ですからね。心のケアの重要性が言われる昨今ですが、まだまだこんなもんです。

しかしこのような状態では、保険システムが破綻するのは目に見えています。木を見て森も診れる、逆に森を見て木も診れる医療従事者が、我々にとっても、国にとっても、これから最も必要とされるのではないかと思います。医療者自身にも、国民一人一人にも、そうする責任があるはずです。


話がまた飛びましたね。
インフルエンザに戻しましょう。

「体内・体外感染源にやられない」ためには、根本的な体質改善を行い、「弱アルカリ性の身体を自分の力で維持できる」状況にしておくことが必須です。

体内感染源の餌になりうるもの(砂糖・果物・アルコール・パン・チーズ)を控え、主食を食べ過ぎず、心身のストレスを溜めないことで、体質の酸性化を極力阻止すること。その一方で、体質の弱アルカリ化を促すカルシウム(小魚・海草・豆・サプリ:私は3Aカルシウムを使います)と塩を、アレルギーのない人はしっかりこまめに補給しておくことが肝心となります。

備えあれば憂いなし、これはどんなことにも通じます。
春には、今年はみんな罹らなかったねえ、という感じに冬を終わりたいものですね。

今日は2本だて

2011年11月03日 | 近況
今日は木曜日なので休診日。そして久しぶりに行事なし。
自分のことだけに24時間使える日は、1年の中でも数えるくらい。。。

ということで、今日は映画2本だて。

その前に松坂屋ちかくのDELIで軽くランチ。
若い人が多い店内でひとり平均年齢をかなりオーバーする院長、と私も?かな。
ここは私が映画を観ている間、院長をジュースと共に一時収容する場所だが、私自身が座ったのは初めて。
表参道にもこんな感じのお店があったが姉妹店かな?と思いつつも、もうずっと前の記憶なので。
ちょうどお腹にいい感じの量で味付けもよく、久しぶりにおそとランチを楽しめました。


1本目は「あしたが消える どうして原発?」サールナートホールにて。(9/10点)
1時間弱のドキュメント映画のデジタルリマスター版、だけど方言部分の字幕がもうちょっと欲しかったかな。
しかしこの映画の価値は、22年前に今年起こった福島での出来事を指摘していること。そこに大きな価値がある。

チェルノブイリ原発事故から3年経った1989年5月に公開されたドキュメントだが、当時20過ぎの私はもちろん観ていない。

各地の原発建設や定期検査で指導的立場にいた父親を骨がんで亡くした(享年52歳)女性を軸に話は進む。
原発を否定することは父の歩んできたた道、そして父自身を否定することになるのではないかと悩む女性、しかし「父はなぜ死んだのか?」という疑問を明らかにしていくことが父の死を無駄にしない方法であると原発に関して学んでいくなかで、設計者や現場労働者などの驚くような、切実な証言が続く。

特に今年3月の大震災でメルトダウンを起こした福島第一原発においては、設計者が設計上のミスを証言し、大事故の可能性を証言している部分に、なぜこの22年間、狂った歯車を誰も止められなかったのか、誰もが悔しさを感じざるをえないだろう。

最後にこの女性は言った。
電気を使った便利で豊かな暮らしの蔭では、放射能被曝による健康障害に苦しんだり、命を落としている人間がいることを知っておいて欲しい、と。

家族がそういう立場であれば、皆がもう少し原発について真剣に考えるであろうに。。。
企業や一部の政治家・官僚の言いなりになりはしないだろうに。。。

現在もニュースで各地のホットスポットが見つかり騒がれているが、私たちがテレビを見たり、パソコンを使うための電気を作るために、昔も、今も、そして将来も、原発ではホットスポットとは比べ物にならない被曝を毎日している人たちがいるという現実をニュースではもう伝えない。

現在進行形で彼らの健康被害は進んでいるということ、そして地球を汚染し続けているという事実をどう受け止め、行動すべきか、日本国民みんなが目をそらさずに考えるべきだと感じた。

チェルノブイリ原発事故によるヨーロッパ圏での汚染区域は、日本全体がすっぽり隠れる大きさだ。
福島に住む人たち、特に妊婦・子供、にとって、安全であるという保証は何ひとつない。

政府や専門家があいまいな発言しかしていないのが本当にもどかしいが、もし私が福島県在住だったら100%県外に出ます。
15~20歳以下の家族がいれば200%県外に出ます。これはあくまでも、私ならどうするか…です。

でも、もし今も悩んでいる人がいるなら、判断材料にしてください。
もしくは治療関係なく聞いてきてくださっても構いません。私にできることならお手伝いしますので。

お父さんを骨がんで亡くしたこの女性は仙台在住とでていた。
近況がわからないので、大震災でもご無事でいらっしゃることをお祈り申し上げます。


2本目は、「ヒマラヤ」同じくサールナートホールにて。(8/10点)

これはナンガ・パルバートのルパール壁という前人未到の4500メートルの壁に臨んだ兄弟の実話。
物語の内容を書いてしまうとつまらないのであえて書きませんが、生への執着、そして生への責任、それを強く感じさせられた。
そして映像や音の迫力に、ヒマラヤの神々しさを観た・聞いた思いがした。

これだけの難関となると、単に肉体的な強靭さよりも、精神的な強さとしなやかさが求められる。
この世に誰もが自分ひとりで生きているわけではなく、私たちが現代社会の中で見失っている「生あるものへの敬い」を思い出させてくれた気がした。

両方とも院長も一緒に観た。
サールナートホールの映画は、ロードショウものではなく、いつもはなかなか趣味が合わないので別行動だが、今日は一緒。

今日は映画鑑賞中に騒がずにいてくれた。ありがとう。
左腕は、時折画面を指して大きく振られていたが…。

なぜここにいるか。

2011年11月02日 | アレルギー・NAET
先日NAETアドバンス1セミナーを行いましたが、再受講生ばかりでしたので、実技のデモンストレーションが3日間の大半を占めていたような内容でした。

3日間で50回以上はデモンストレーションを行ったと思いますが、その中で感情治療が必要だったのはたった1回だけでした。

私の現在の臨床において、「感情は結果」という認識を98%くらい持っています。
なぜなら私がNAET施術者として未熟な頃はあちらこちらから感情が出てきていましたが、今となってはきちんと身体を完成させ、弱アルカリ体質に変えていくことで、感情に流され、感情が身体に問題を起こすという状況が本当になくなってきたからです。

もちろん感情がない人はいません。毎日トイレに行くのと同じです。何かあれば、うれしかったり、悲しかったり、悔しかったり、起こったり、恐れたり…、そんなことは生きていれば当たり前のこと。

しかし、トイレに行ったら毎回流すのと同じように、湧いてきた感情を毎回ジャ~ッと流すことができればいいのですが、流せない人は大変です。トイレが流れないで詰まったままなんですから。。。くさいものには蓋をしたくなるでしょう。

そこで問題なのは、トイレに行くことですか?トイレが流れないことですか?
誰でもわかります。詰まって流れないことのほうが問題なのです。

では、なぜ詰まるのか?
悲しい・辛いいろいろなイベント、過去のトラウマを出して治療しても、それは詰まった汚物を外にかき出すようなもの。
ちょっと流れたかな?と思っても、床に汚物を飛び散らせ、後始末が却って大変なことになります。しばらくしたら、また詰まることはわかりきっていますから、何度も繰り返さなければいけません。

ですからここ数年は、感情がひっかかっていたとしても、「除去する必要がない」と反応するものに関してはそのまま触らないことにしています。必要のないものをあえて触ることで汚さなくていい手を汚すことになるからです。しかしアレルギー除去が進み、身体が弱アルカリ化していくに従い、感情の反応はでなくなりますし、患者さん自身の言動にもその変化は明らかに見て取れます。

その変化は別人??とこちらも、そして本人も思うほどです。
これまでは誰に操られていたんだろう???って言う感じです。

もちろん身体・内臓面が完成していない人は、特に卵タンパク、および糖質・塩・鉄・カンジダなどにアレルギーがる人は感情が乱れやすいように思います。なぜだかそういう人は、大人も子供も、自分で自分の感情を乱し、周囲を引っ掻きまわしているのです。

卵タンパクの問題は、胃腸系だけでなく、花粉やカビといった季節性環境アレルゲンの問題とも直結しますし、筋骨格系の問題、内臓の炎症などにも大きく影響しています。糖質・塩・鉄アレルギーも然り、高温多湿の国に住む者のアレルギー除去において大きなポイントのひとつです。しかしアレルギー除去により、そういう状況を生み出さなくなる心身の変化に、私も患者さん自身も気づかされます。

先日、「遺伝子上のマイナスエネルギーに対するスイッチ」に関する意見を述べさせていただきましたが、感情・思考パターン・行動様式は、家族・親類・地域性・県民性・国民性・地球人・宇宙、または男性・女性・職業・NAET患者・NAET施術者といった共通項によって潜在意識がみな繋がっていることと関連してきます。

これに関しては、「それはなぜ起こるのか」(喰代栄一(ほおじろえいいち)著・サンマーク出版)の第4章「過去に共鳴する人間」にわかりやすく書かれています。


世の中、大人も子供も、感情的に思考し、それに動かされて安易に行動する人が増えていますが、私はそれに対してとても危機感を抱いています。共通無意識の世界で火に油を注ぐのはインターネットですから、インターネットなしでは機能しえない現代社会はまさしく砂の城。

アレルギー疾患や医学・科学で解明されていない病が増え続け、自殺者や休職者が増え続け、生活保護世帯が増え続け、支援学校の増設件数が増え続け、そして国債発行(国の借金)も増え続けている日本。

自分の会社だったら、こんな会社誰が引継ぎたいと思うでしょうか?
大げさに聞えるでしょうが、国民ひとりひとりが日本という会社の社長にならなければ、国の再建はとても難しいということを危機感を持って自覚すべきときだと認識しているからこそ、私はここでNAETを続けているのです。

誰でもできる自己管理法 

2011年11月01日 | アレルギー・NAET
9月下旬から12月上旬あたりまで秋の花粉が続きます。
秋の花粉と言っても、スギやヒノキのように遠くまで飛ぶものではなく、みないわゆる雑草の花粉なので数キロ範囲で影響します。

静岡なら市街地以外はどこでも道端に雑草が生えていますし、川原には今なら黄色いセイタカアワダチソウを一面に見る事ができます。東京山の手線内のようなコンクリートに囲まれた地域では、これら雑草はあまり眼にすることはなかったと記憶しています。

春の花粉も、秋の花粉も、そして梅雨・秋雨によるカビシーズンも、日本の気候がもたらす気象現象ですから避けられません。
一部花粉のない地域(北海道や沖縄)もありますから、避難の為のツアーもあるようですが。

避けられないものは仕方ないですし、日本中がそのエネルギーに包まれているのですから、小手先の回避はなかなか完璧とはいえないでしょう。逆に避けられるものは避けておけば、悪影響を最低限に抑えられることができます。


では、カビや花粉は人体にとってなぜ問題となるのか?
それは身体の免疫機能を疲労させ、その結果、体内感染源を活性化させるからです。
体内感染源とは、潜在的にいるウィルス・細菌・真菌・寄生虫のこと。


ウィルスで有名なのは、ヘルペスウィルス・インフルエンザウィルス・水痘・帯状疱疹ウィルス・EBウィルス・各種肝炎ウィルスなど。
細菌で有名なのは、ピロリ菌・歯周病菌・大腸菌・黄色ブドウ球菌・緑膿菌・肺炎球菌・インフルエンザ菌・カタラリス菌・各種薬剤耐性菌など。
真菌で有名なのは、カンジダ・白癬菌・マラセチアなど。
寄生虫で有名なのは、回虫・ぎょう虫・トキソプラズマ・アメーバ・腸管吸虫・ランブルべん毛虫など。

自分は関係ないと皆さん思っているようですが、臨床の立場から言えば、逆にこれらを持っていない人、影響を受けていない人を探す方が難しいと言えます。

免疫が落ちるわけで、まず出るのが風邪症状。
咳・鼻水・発熱、これだけで風邪と判断して抗生物質をもらう・処方する人がいますが、耐性菌をさらに増やすだけです。

花粉の時期にアレルギー性の気管支炎を起こす人は多いですが、喘息という病名のもと、「初回の通院で」ステロイドを含む10種類近くの薬を処方されて来る人も珍しくありません。ステロイドは「免疫を落とすことで症状を隠す」薬です。

陰部と乳首のかゆみはよく認めるアレルギー症状ですが、この症状に対し、体液の細菌培養をし、抗生剤とステロイドを処方され、さらに抗生剤使用による膣洗浄を指示されたが、怖くて聞きに来た人もいた。もちろんその必要性はなく、さらに病気を作るようなもの。

先日自由診療と保険診療の混合は違法という最高裁判決が出ましたが、その一方で、「平等な医療を受ける機会」という大義名分のもと、世の中こんなことが当たり前に繰り返されている保険医療を正当化し、余分な税金を投入させる医師会の自浄作用を強く求めたい。

こんなことを言っていると目を付けられそうだが、自浄作用が働かなければ、そのマイナスエネルギーはいずれ自らを滅ぼすことになる、と思うのは私だけではないはずです。

医師の人としての、医療のプロとしての良心に期待するしかないでしょう。

何度もこれまでも言っていますが、「どんな治療も、薬も、医療者自体も、患者個人に対しての有効性・必要性が高くなければ全く意味を成さない、効果がない」ということは、よく覚えておいてください。
他人に良いから、自分に良いということはなく、「誰かの薬は、誰かの毒である」と言う言葉が的をえているでしょう。

随分と話がそれましたので、本線に戻します。

カビや花粉が免疫を低下させ、体内感染源が活性化し、その結果体内感染源が体内にその毒素を放出します。
それが血液・リンパ・脳脊髄液を通して全身をめぐり、その毒素によって傷害された内臓・組織がそのサインとして各種症状を出す、と考えられます。

意識低下・頭痛・めまい・吐き気・視野障害・感覚鈍磨・歩行困難・平衡感覚異常・過眠・不眠・精神疾患症状・感情コントロール不良・体温コントロール不良・冷え・咳・喘息・鼻炎・鼻血・口内炎・歯周病・呼吸苦・腕首肩痛・背部痛・腰痛・関節痛・皮膚や爪のトラブル・脱毛・血圧コントロール不良・不整脈・動悸・胸痛・腕のだるさ・パニック・ほてり・血糖コントロール不良・摂食障害・異食症・乏尿・頻尿・尿失禁・浮腫・胃腸障害・下痢・便秘・イレウス・体重増加・体重減少・過敏症・アナフィラキシー反応・不正出血・子宮外妊娠・流産・各種感染症…


体内感染源が活性化しているうちは毒素を出し続けますので、その間はずっとやられっぱなしな訳です。
ですからそういう時は、ゆっくりお風呂にでも入って身体を温め(38度台までなら私はお風呂OKだと思いますが湯冷めをしないこと)、簡単な和食(火の通った暖かいもので塩分多めが良い)を摂って、よく寝ることです。

そして体内感染源の大好物を口にしないことです。
それは、砂糖・果物・アルコール・パン・チーズ。

花粉の時期は、これに卵を加え、日中外出時はマスク着用すれば、より完璧な対策になります。

また、酸性体質は感染に罹りやすく、治りにくい体質です。
酸性から弱アルカリ性に効率よく持っていく為に、必要に応じて、カルシウム・ミネラル・鉄などのサプリメントもいいでしょう。加えて、アレルギー反応を抑えるには、フィッシュオイルやエゴマ油のサプリ(食品にかけても酸化しており効果は見込めないのでサプリが良い)も必要に応じて使うといいでしょう。これらの油は現代の食生活において不足しています。

また体内感染源の影響を最も受けやすいのが唾液ですから、唾液・尿などの体液を使ったマッサージも有効です。


今日述べた内容は、誰にでも使える大事なことですから、おさらいをしておきましょう。
体調が優れないときは…、

① 身体を温めて、無理せずゆっくり休む。
② 胃に負担をかけない軽い和食で、塩多目。
③ 砂糖・果物・アルコール・パン・チーズ・卵を極力控える。
④ 必要に応じたサプリ(カルシウム・ミネラル・鉄・オメガ3の油)
⑤ 体液を使ったゲートマッサージ

これなら誰にでもできますよね。
多くの人に有効ですから、試してみてください。ただし、サプリはアレルギーのないものに限ります。

どうぞ皆様、自己体調管理で、ご自愛ください。