今日午前診療で、今日の午後から木曜日まで、しばしのブレイクです。
毎月連休を作って温泉に行く、なんて言ってからもう1年以上経つのに、まったくの有言不実行。
今回も院長が熱海から下田までの電車に乗ると言っていたのですが、天気が良くないので延期となりました。
ということで、家の片付け、院長のスクラップブック作りの手伝い、映画、ショッピング、食べ歩き…といつもどおりの休日になりそうな予感がします。。。
今日は早速サールナートホールで2本映画を観ようと計画していましたが、やっぱり疲れたので1本に。
これは院長が前から観たがっていた映画。
少し前にテレビでも連続でこのドラマをやっていて、院長もしっかり観ていました。
それは、「442 日系部隊」
アメリカ陸軍で史上最強の部隊といわれた442は、移民2世からなる部隊だったという所がすごい。
それまでハワイ部隊の多くが日本人であったところに、日本の真珠湾攻撃。
特攻隊の奇襲攻撃を軍人として、エンジニアとして…、惨劇を目の当たりにした日系2世たち。
それまで差別はあったものの、アメリカ人と同じように仕事をしてきた日系人は軍隊から外され、皆収容所送りとなる。。。
その中で、日本に帰るか、アメリカに残り、アメリカ人としてアメリカの為に戦うかを選択する。
そしてアメリカ国民として、アメリカ軍人としてアメリカのために戦うことを決めた者の集まりのひとつが442部隊。
他の部隊が何日かけてもできなかった攻撃をたった3時間で終了させたり、アメリカで最強といわれた部隊をドイツ軍の包囲網から助け出したり、ヨーロッパ戦線ではダッハウのユダヤ人収容やフランスの町を解放したのも442だそうだ。
ダッハウやアウシュビッツなどの収容所は、以前ヨーロッパをうろうろする中で訪れた場所の中でもインパクトの強い場所のひとつ。
やはり人が人を批判し、裁き、支配し、大量虐殺した場所であるから。
壁一面を覆うたくさんの靴・たくさんの鞄・たくさんの髪の毛…は忘れない。
手元に戻るはずのない鞄には、みな名前が書いてあった。
人は人をジャッジすること、裁くことはできない、と強く感じたことを覚えている。
そしてそんな場所の解放に日系人部隊の活躍があったことは、日本にとっては敵であるアメリカ軍であったとしても、何だか誇らしい。
日本人(ジャップ)というアメリカからの偏見と、自分の両親・祖父母の母国である日本と敵対しなければいけないという試練の両方を乗り越えた422部隊の精神的・肉体的強さの根底にあるのは、やはり親世代から教わっていた武士道精神、自分の国アメリカに対する忠誠心、そして何とか自分達の存在をアメリカに一国民として認めてもらおうとする強い願望だった。
もう80~90歳代と高齢の彼らはあくまでも謙虚である。英雄ではない、と。
それは軍人としての誇りと、その一方にある人としての罪悪感。
自分も生き延びる為に敵とはいえ殺人をしてきたという一生離れない影。
アメリカ軍の戦死者の墓はとてもきれいで明るかった。
国のために自分の命と家族への未練を捨てて戦ってくれた自国民に対する敬意の念が強いから、きちんと世界中にある墓地を管理している。
戦争は良いことではないし、いまだ続いている地域もある。
誰をも不幸にする戦争を決して肯定はしないが、国を想って自分の命を犠牲にした個人の魂を、尊厳を否定することはできない。
その犠牲の上に、あとからのほほんと生まれてきた私たちの幸せがポンっと載っているのだから。
ぜひ興味のある方は、もしくは必要性が高いと出る方は、ご覧になってみてください。
静岡では、6月10日まで、サールナートホールにて上映しています。
毎月連休を作って温泉に行く、なんて言ってからもう1年以上経つのに、まったくの有言不実行。
今回も院長が熱海から下田までの電車に乗ると言っていたのですが、天気が良くないので延期となりました。
ということで、家の片付け、院長のスクラップブック作りの手伝い、映画、ショッピング、食べ歩き…といつもどおりの休日になりそうな予感がします。。。
今日は早速サールナートホールで2本映画を観ようと計画していましたが、やっぱり疲れたので1本に。
これは院長が前から観たがっていた映画。
少し前にテレビでも連続でこのドラマをやっていて、院長もしっかり観ていました。
それは、「442 日系部隊」
アメリカ陸軍で史上最強の部隊といわれた442は、移民2世からなる部隊だったという所がすごい。
それまでハワイ部隊の多くが日本人であったところに、日本の真珠湾攻撃。
特攻隊の奇襲攻撃を軍人として、エンジニアとして…、惨劇を目の当たりにした日系2世たち。
それまで差別はあったものの、アメリカ人と同じように仕事をしてきた日系人は軍隊から外され、皆収容所送りとなる。。。
その中で、日本に帰るか、アメリカに残り、アメリカ人としてアメリカの為に戦うかを選択する。
そしてアメリカ国民として、アメリカ軍人としてアメリカのために戦うことを決めた者の集まりのひとつが442部隊。
他の部隊が何日かけてもできなかった攻撃をたった3時間で終了させたり、アメリカで最強といわれた部隊をドイツ軍の包囲網から助け出したり、ヨーロッパ戦線ではダッハウのユダヤ人収容やフランスの町を解放したのも442だそうだ。
ダッハウやアウシュビッツなどの収容所は、以前ヨーロッパをうろうろする中で訪れた場所の中でもインパクトの強い場所のひとつ。
やはり人が人を批判し、裁き、支配し、大量虐殺した場所であるから。
壁一面を覆うたくさんの靴・たくさんの鞄・たくさんの髪の毛…は忘れない。
手元に戻るはずのない鞄には、みな名前が書いてあった。
人は人をジャッジすること、裁くことはできない、と強く感じたことを覚えている。
そしてそんな場所の解放に日系人部隊の活躍があったことは、日本にとっては敵であるアメリカ軍であったとしても、何だか誇らしい。
日本人(ジャップ)というアメリカからの偏見と、自分の両親・祖父母の母国である日本と敵対しなければいけないという試練の両方を乗り越えた422部隊の精神的・肉体的強さの根底にあるのは、やはり親世代から教わっていた武士道精神、自分の国アメリカに対する忠誠心、そして何とか自分達の存在をアメリカに一国民として認めてもらおうとする強い願望だった。
もう80~90歳代と高齢の彼らはあくまでも謙虚である。英雄ではない、と。
それは軍人としての誇りと、その一方にある人としての罪悪感。
自分も生き延びる為に敵とはいえ殺人をしてきたという一生離れない影。
アメリカ軍の戦死者の墓はとてもきれいで明るかった。
国のために自分の命と家族への未練を捨てて戦ってくれた自国民に対する敬意の念が強いから、きちんと世界中にある墓地を管理している。
戦争は良いことではないし、いまだ続いている地域もある。
誰をも不幸にする戦争を決して肯定はしないが、国を想って自分の命を犠牲にした個人の魂を、尊厳を否定することはできない。
その犠牲の上に、あとからのほほんと生まれてきた私たちの幸せがポンっと載っているのだから。
ぜひ興味のある方は、もしくは必要性が高いと出る方は、ご覧になってみてください。
静岡では、6月10日まで、サールナートホールにて上映しています。