増田カイロプラクティックセンター たまにひと言 

神経筋骨格・アレルギー(NAET(R))・感情の統合療法。同行ドクター斉藤友美恵の近況レポート

福祉国家を選ばない

2012年05月31日 | アレルギー・NAET
公務員になるには各種公務員試験がある。
医師になるには医師国家試験がある。
美容師になるには美容師国家試験がある。
調理師になるには調理師国家試験がある。
弁護士になるには弁護士国家試験がある。
鍼灸師になるには鍼灸師国家試験がある。

カイロプラクターになるには、(日本では)国家試験がないから誰でもなれる。
政治家になるにも、国家試験がないから、熱意やコネさえあれば誰でもなれる。

政治が閉塞している。日本だけでなく世界中どこでも。
その結果、政権交替だらけ、でも成功していない。なぜ?

私の答えはとってもシンプル。
政治の中心にいる人間ひとりひとりの適正が低いから。

政治家の適正が低い人がバッチをつけて、高額な報酬をもらい続けているところに無駄はないか?

政治家としての適性はあっても、総理としての、大臣としての適性のない人がそこにいても、椅子を温めるだけで、社会経済になにも結果を残せない。

私は臨床において、筋力検査で「適正を数値化」して患者さんには伝えますが、その人本来の適正を見誤らずに行動すれば、必ず悪いことにはならないと、これまでの経験からはっきり言えます。

逆に、どんな職種であっても、適正のない人がどんなに頑張っても、必ず限界があります。しかも頑張れば何とかなるとか、自分の頑張りが足りないというような精神論にいくとさらに蟻地獄です。

マネーボールという映画のことを以前紹介しました。

高校野球の世界で、超ダントツの選手で、大学進学予定をけって、かなり高額で契約を結んだにも関わらず、メジャーでは全くなかずとばずで現役を引退した実話です。

しかし彼は選手でなく、後にGMとして成功しました。
強力なパートナーと出会い、選手の「有能度」を一般的な体型やルックス、評判などで判断していた既存の球団運営を破りすて、「出塁率」の一点に絞って判断したからです。

出塁率が高いにもかかわらず、他球団が捨てる選手を安く仕入れ、実際にみんなをアッといわせる結果を残したのだ。この続きは、TUTAYAに行ってください。

私も施術者の適正度や有効度、NAETの患者さんに対する有効度・必要度などを実際にチェックし、そのとおりの結果が出ていたので、マネーボールを読んで、同じことをしている人がいるんだ!と感激したのを今でも覚えています。

しかも、この本読みたいなあと話した後、院長が自分の本棚から、ドラえもんのポケットのように出してきたから、またビックリでした。

話しが随分と逸れました。
適正が高くない政治家・官僚の決めた国家政策なんて、はっきりいって意味ないんです。
成功しようがない、絵に描いた餅なのですから。

税を上げるといっても、どこまで上げるんだか。7%以上は反対です。そんなに要らないはずです。沢山あげたら、政治家も、国民も、天国のような福祉国家になるとでも思っているんでしょうか。

私は北欧のような福祉国家をのぞみません。福祉国家と言う名の偽善はテロ行為です。
なぜなら過剰な福祉が国を滅ぼすのですから、テロと同じでしょう。

今、北欧はその政策のせいで、一部の人がまじめに働いて大金を納め、働けない人だけでなく、働かない人にもお金が廻っていますから、エネルギー的にいいわけないんです。
自殺と凶悪犯罪が世界で最も多発しているのは、アメリカでも、中東でもなく、北欧だというのが現実なんです。

日本も生活保護に関していろいろ取り上げられています。
必要な人の最低限の生活を保障する制度は必要です。

しかし、働ける人が、働かなくても、何もしなくても、遊んでいても、好きなものを好きなだけ買っていても、行政が無期限で住宅を貸与しお金までくれているというのは、納得できません。

中小企業が寝る間も惜しんで頑張って税金を払っていても、銀行からお金を借りられない現実と比べて、あまりにも理不尽ではないでしょうか。これで国が栄えるわけがないんです。

精神疾患で仕事ができない人には、精神科医のコメントひとつで障害年金が「無期限」で下りています。年に2回くらい診察に行けばいいだけです。
これでは誰が治りたいと思いますか?働かなくても食べられるんですから、なぜ治る必要があるの?と言われたことがあります。返す言葉もありません。

何でも精神科にまわせばいいと思っている医師が多く、今精神科は、言い方は悪いですが繁盛しています。だからこそ障害年金の書類を書くことの「責任の重さ」を認識していない医師が少なくないのではないかと、患者サイドからこういう声を聞くたびに悲しくなります。公務員が実際、自分の財布から他人の障害年金を払っているわけじゃないんですから、行政では、そういうチェックも一切なしです。

年間いくらの障害年金と生活保護が税金から捻出されているか、ご自身の自治体に確認してみてください。赤字じゃないかどうかも確認してみてください。

このように自分の町の、県の、国の将来のことを、少しでも考えてください。
ひとりひとりが意識的に気にかける、と言う行為が、大きなエネルギーとなって、何かが動き出すかもしれません。

どんなことでも、ひとりでできることには限りがあります。
しかし行動を起こさなくても、ひとりひとりの「想い・願い・念」というようなエネルギーの力は行動をも上回るパワーを秘めています。

ひとりひとりの皆さんが、自分のパワーを信じて正しく行動できる日がくることを、そして適正の高い総理・大臣・政治家・官僚が適材適所で生かされ、この国が「生き返る」ことを静かに、かつ強く願っています。

家康さんはやっぱりすごい!

2012年05月29日 | アレルギー・NAET
NAET施術が進んでくると、体調はそこそこいいけど、金銭面ががもうちょっと良くなったらとか、愛情面がもうちょっと良くなったらとか、自分の気になる問題点が健康以外のことに及ぶことはよくあります。

これもエネルギー全体から見ればアレルギーマーチ。完璧に施術を順序だてて積み上げられれば、どれも満たされるようになります。ただその時をじっと待つのです。とはいえ、何もしないでじっと待つだけでは何も変わるわけありません。「仕込み」は必要です。

その「仕込み」は自分のエネルギーを上げることになります。私はその手段としてNAETを使っていますが、他にもいい方法があれば何でもいいでしょう。施術自体の自分に対する有効度・必要度、および施術者の自分に対する有効度・必要度のすべてが高いものであれば、どんな方法でもおのずと結果がついてきます。結果がついてこないとすれば、そのいずれかが高くないということです。

そこでいつも頭をよぎるのは、信長・秀吉・家康、3人の武将。
といっても私は歴史にほとんど興味がないので、たいした知識はありません。そんな私でも知っているのは「ホトトギス」の話。これは後世の作り話ということですが、有名ですよね。

同じことを思っている人の質問・回答があったので、ご存じない方は以下をご覧ください。
↓↓↓↓↓↓↓
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q119539316

誰でもがこの3人の最期を知っていますよね。
そこでエネルギー的なたとえ話に使いやすいのです。

信長:お金2/10・健康2/10・愛情10/10
秀吉:お金2/10・健康2/10・愛情10/10
家康:お金10/10・健康8/10・愛情10/10

3本柱がすべて合格点なのは、徳川家康だけでした。
もちろんいろいろな要素が絡んで歴史が作られたのですが、天下安泰をもたらすためのエネルギー的な必要条件というサムシンググレートの力が働いたのかもしれないなあ…なんて思わざるをえません。でも彼にはそれを引き寄せるだけのパワー・エネルギーを生まれながらにして持っていた、ということがものすごいことなんです。とても強運の星の元に生まれていると思えるのです。

ホトトギスの話では、信長は「殺してしまえ」でした。
でも愛情は10です。愛情が10と言うのは、自分を愛し、他人も愛すことができると言う意味です。ですから、そういう観点から考えると、実際の話ではないですから、殺すかどうかは別としても、鳴かないのなら「要らない」ということを素直に行動に移せるということでしょうか。

秀吉は「鳴かせてみせよう」ですが、これはいろいろと策を練って、創意工夫していこうという自信(=自己愛)の表れでしょう。サル時代からしたら大出世ですが、それにも限界があった、ということになるでしょう。

ちなみに、他にもいろいろ面白いのが載っていたので、いくつか転載します。

「鳴かぬなら 放してやろう ホトトギス」 明智光秀か前田利家か不明
「鳴かぬなら それでもよいぞ ホトトギス」 伊達政宗
「鳴かぬなら 三羽集めよ ホトトギス」 毛利元就
「鳴かぬなら 別のを探せ ホトトギス」 藤堂高虎
「鳴かぬなら 姿を愛でよ ホトトギス」 今川氏真

皆さんが自分で同じように作るとしたらどんなのができあがるでしょうね。

ちなみに経営の神様と言われた松下幸之助バージョンはこちら。
「鳴かぬなら それもまたよし ホトトギス」

そして私バージョンは・・・
「鳴かぬなら (私の)自己治療をどんどん進めていきましょう ホトトギス」でしょうね。
 
相手が思い通りに行かないのは、すべて自分のエネルギーが足りないから。結局は自分なんです。
他人をかえるのは難しいけど、自分を変えるのは自分次第。
自分を変えることによって他人の言動が変わっていくのですから、この意味がわかれば世の中そんなに楽なことはないんです。

ということで、エベレスト山頂めざして、私も、スタッフも、今日も黙々と一歩一歩あゆみ続けます。

身の丈を知ること

2012年05月27日 | アレルギー・NAET
先日ネットの英語辞書を使って仕事をしていると、すごい広告が目に入った。

「整体師、月収300万」みたいな広告。
ひゃ~と思いましたね。出すほうも出すほうだけど、こういうのに引っ掛かる人いるのかなあ?いるかもしれないなあ?というひゃ~です。こんなご時世だから、国家資格のないことをいいことに、ちょっと教わって「誰でも開業」みたいなカイロ学校にも結構人が集まっているのが現状ですものね。

皆さんのところに来るジャンクメールも「お金・健康・愛情」に関するものばかりじゃないですか?この3本柱が社会的に足りていないということの証なのでしょう。そんなわけで、最近では、生活保護のことがニュースに取り上げられていますが、すべて氷山の一角。

デイケアのようなところでも、自力・年金だけでやっているお年寄りと生活保護もらっているお年寄りでは、生活レベルが違うというのは、よく聞こえてくる話。もちろん保護をもらっている人の方が「いい暮らし」をしている。食べるものも、着るものも。

国の収入40兆のうち、3兆は生活保護費ということですし、年々生活保護世帯が増え続けていますから、政治面・経済面・生活面とさまざまな方面でこの閉塞感を打ち破っていかなければ、本当にこの先、国がもちませんね。

韓国みたいに労働奉仕と引き換えに支給を受けるとか、社会のためになることも組み込んでいったらもっといい制度になると思います。これから福祉国家を目指すなら「ただあげる」のではない、もっと建設的な制度にしていく必要があると思います。
なぜなら、ただほど怖いものはないからです。

エネルギーというものを理解する人ならわかると思いますが、対価を支払わないで得たものというのは、将来自分に不利益をもたらす可能性が大きいからです。ということは、国がそのシステムを続ける限り、支払っている国も、支給を受けている人も「ハッピーにはなれない」というのがエネルギーの法則です。

NAETでエネルギーレベルを高めていくと、「お金・健康・愛情」の3本柱がバランスよく整い、その結果として、真の健康を手に入れることはできるんだ、ということを以前書いたと思います。

しかしお金のエネルギーが高まることと、収入がわんさか増えることはイコールではありません。エネルギーは循環です。身の丈の循環があれば十分なのです。自分の身の丈がわかるということは、足るを知ることが出来るということです。

身の丈以上のお金が入っても、しかるべき用途に使い、社会に還元できる人でなければ、そのうちお金は入ってこなくなります。なぜなら、お金の目的は留まることではなく、流れ・動くことだからです。湖ではなく、川なんです。

セレブがどこどこに寄付したというようなニュースを聞いたことがあるかと思いますが、彼らは生きたお金の使い方を知っているのです。そうすればまた生きたお金が返ってくることも。また一方で、大金持ちだった人が借金抱えて…とか、宝くじ当たったら死んだとか、人生狂った…みたいな話も聞いたことがあると思います。お金は本当に正直なんです。

たくさん入ったらたくさん出る、少し入ったら少し出る、これがエンドレスに続けば一生お金に不自由することはありません。神様は平等ですから、皆さんひとりひとりにその権利はあるのです。しかし上手くいっていないという人は、そのエネルギーを使いこなせていないだけ。

生まれながらにお金のエネルギーを上手く使うことが出来る人はラッキーですが、お金の使い方を間違えれば、そのうちお金から嫌われます。逆にはじめはお金のエネルギーを上手く使えなくても、自分の努力で上手く使えるようになれば、お金から好かれるようになります。

どうすればいいかというと、「お金に好かれる=お金を大事に出来る体質」をつくればいいのです。お金に好かれるとは、「お金をつくることと、貯めることと、使うこと」がきちんとできることです。それをこちらでは、コンサルタントのかわりに、NAETというエネルギーメディスンを使って実現させています。

ひとりひとりのエネルギーが高まれば、身の丈もどんどん伸びてきます。それに伴って動くお金も増えてきますから、結果社会が潤い、この国が活力を取り戻すための一助となるでしょう。

ひとりの力にはもちろん限りがありますが、誰も動かなかったら何も変わりませんので、自分にできることをコツコツ積み上げていこうと思っています。
静岡経済のために、日本経済のために、そしてひとりひとりの身の丈の幸せのために。

アナフィラキシーの本質

2012年05月25日 | アレルギー・NAET
最近、コチニ-ル色素アナフィラキシーに対する注意喚起が消費者庁から出されました。
コチニ-ル色素は、自然由来のもの。でもコチニールカイガラムシ(エンジムシ)という虫さんです。美味しんぼ101巻にも載っています。

2004年から4件というニュースでしたが、きっと本当はもっとあるでしょうと思います。
なぜならアナフィラキシー症状は多様なため、アレルギー専門医じゃなければ、またアレルギー専門医であっても、正確な診断は難しいと思われるからです。見過ごされているのではないか、ということです。

苦しくなったり、全身蕁麻疹で病院に行っても、ステロイドを打ってそのまま返されたり、様子観察として1泊入院するだけで、原因をきっちり調べるところまでしないのが一般的です。ちょっとアレルギーに興味のある医師ならIgEを採血で調べますが、アナフィラキシーショックを起こしても、IgEやRAST検査で全く引っ掛からない人も世の中にはたくさんいます。そういう場合、「何だかはっきりわからないけど、怪しいものは避けておきましょう」で診察は終わりとなります。

アナフィラキシー反応の機序自体、まだすべてが解明できていません。
ですからどんな血液検査でもでてこないアナフィラキシーは予防のしようがない、というのが、現時点での医療の限界です。

NAETでもアナフィラキシーのような劇症アレルギー疾患を扱いますが、年々その病態の多様化を感じます。
様々なアレルギー疾患、アレルギー関連疾患が増え続けている現代は、レイチェル・カーソンや有吉佐和子らがその著書で警告していたとおりとなっているのです。

今のところ、将来にむけて灯台のように明るく照らしてくれる材料は見当たりません。NAETは十分灯台となれるだけの潜在能力を持っていると思いますが、まだその力は眠ったままです。なぜなら世界レベルで見ても、ホイホイと使いこなせる人がそうたくさんいないから。

しかしそれは私を含め、インストラクターの責任です。エネルギー循環から考えれば、自分たち、インストラクターのレベルがもっともっともっともっと上がれば、他の施術者レベルももっともっと上がるのです。まず日本にどんな患者さんがきても大丈夫な「ホイホイレベル」の施術者を最低50人は確保しないと、その潜在能力を本当の意味で大きく開花させることは難しいと思います。ひとりで行なうことには、限りがありますから。

複合汚染だらけの地球にしてしまった我々人間ひとりひとりに、特に世代が進めば進むほど、その問題は個人の治癒能力をはるかに超えた問題として表れているのが21世紀なのです。ですから、現代人の抱える様々な健康問題の根本である複合汚染に対し、ひとりひとりが考え、行動しなければ、この問題を根本的に解決できるとは思えません。

そのひとつが「アナフィラキシー」です。これはガン同様、マイナスエネルギーによってもたらされる疾患です。
今ひとつ解明出来ていないこの疾患に対し、医療でも、代替医療でも、様々な方法が試されています。何が本当に良いかは、今の患者さんの将来、および次の世代に何が残っているか、何が現われるかで評価できるでしょう。それまでは正当な、正確な評価はできないと思います。

そんな中、私がひとつ危惧することは、アナフィラキシーで食べられないものが食べられるようになれば、それで治ったと思う人・親・医師・治療者がいることです。

アナフィラキシーとは、強い症状を出して、身体・脳がその食べ物・物質を拒否しているのです。身体も脳も、正当な理由なく拒否することはありませんから、拒否するには、それ相当の理由があるのです。
ですから、その理由を完全に除去せずに、安易に食べられるようにしては却って危険であると言うのが、私の10年間のキャリアからの結論です。

食べられるのと、食べていいは、似て非なるものです。

今の世の中、卵を食べても全く問題のない人はひとりもいません。これは米・麦・大豆・乳などの主要アレルゲン全てに言えること。しかしその程度は様々で、卵で言うなら、卵を食べて何ら自覚症状のない人もいれば、食べられるけど湿疹が出る人もいれば、卵を持っただけで動悸・息切れがしてくる人もいます。

「食べていい」と身体が許可を出すのは、「食べることで心身の状態に一切の影響を及ぼすことは将来的にも一切ない」ということです。ですから、実際に何でも食べられる人に「食べてもいい」か否かで身体に聴くと、卵も米も麦も乳も豆も「食べない」と返事が返ってくることも良くあります。こういう場合はアレルギー除去をして問題なく食べていい状況に変えればいいだけです。

また、身体や脳が「食べていい」と許可を出しても、それは毎日なのか、たまになのかは、細かく確認を取る必要があります。週に2回なら食べてもいいという人が、毎日食べれば、それは許容量オーバーですので、問題が生じる可能性は十分あります。そういう場合は、毎日食べてもいいというレベルまでさらに施術を進めていけばいいわけです。

卵のアナフィラキシーに対するこれまでの施術を振り返ってみても、基本項目を済ませたくらいで食べていい許可が降りる人もいれば、卵の成分に対するタンパクなど詳細のアレルギー除去を全て終わらせた時点で許可が降りる人もいれば、卵関連だけでなく卵に関係した要素(農薬・耐性菌・アスベストなど)の除去も済み、かつエネルギー的な問題や、肝機能が10点満点にならなければ許可が降りない人もいます。

このように卵に対するアナフィラキシーという主訴を抱えてくる人でも、その程度によって施術内容・施術回数は全く異なります。しかしどんなに重症であっても、身体の声に従いながら進めていけば、必ずゴールにたどり着くことができます。諦めさえしなければ。

また世の中には、隠れアナフィラキシーの人が結構いる、ということも皆さん知りません。
子供の頃から何らかのアナフィラキシー症状を持つ人は、正確な統計ではありませんが、臨床的に10人に1人くらいかと思います。

しかしある程度の年齢になってから、もしくは成人以降、今まで大丈夫だったものが突然ダメになる人がいます。私はこれを隠れアナフィラキシーと称していますが、これは3人に1人位と結構多いと認識しています。これも正確な統計ではありません。こちらでは、初診時に隠れアナフィラキシーの有無・程度をチェックしているからです。

隠れアナフィラキシーの人は、今のところ自覚症状が全くなくても、いつか何かにアナフィラキシーを起こす可能性がゼロではないので、もしくはアナフィラキシーではなくガンという病態として現われる可能性がゼロではないので、それに関与する内蔵機能をOKラインまで高めることを目的に施術を進めていきます。

まず胃腸や肝臓が悪く出てきますし、ガンのエネルギーも優先項目として出てきます。それらをひとつひとつクリアしていくことで将来、突然来るかもしれないアナフィラキシーやガンなどの疾患予防に努めています。

現在、こちらで施術を進めている方でも、隠れアナフィラキシーは大丈夫かしら?と心配される方もいらっしゃるかもしれませんが、心配は無用です。なぜなら、こちらでは身体の声だけを聴いて施術を進めているからです。

患者さんの声は、今実際に生じ、感じている問題のことだけを言ってきますが、身体全体、生命全般のことを考えると、今の症状にだけ焦点をあてることは時間の浪費にほかならないのです。とはいえ、今の症状は何がどこに影響しているからですよ、それは避けておいてくださいねと指導しておくことは欠かせません。

身体の声を聴くということは、口からの声を無視するという意味ではないのですから。プロとして仕事をする以上、本来の優先順位をきちんと明確にし、実行し、結果を出すことに集中すべきだと言っているのです。

話が飛びましたが、身体の声を聴きながら、一歩一歩前に進んでいくことが、結果的に「お金・健康・愛情」をバランスよく手に入れ、自分の人生をとことん楽しみ、悔いのない最期を迎えるための絶対的手段になるのですよ、アナフィラキシーであっても、ガンであっても、他の難病であっても、症状・病名は実は関係ないんですよ、ということを皆さんにわかって欲しいなと思っています。

勇気要りますね。

2012年05月23日 | アレルギー・NAET
イネ科花粉が来て、2週目。
そろそろみなさんの身体にも負担になってきているように感じます。
というのも、みなさんの身体の症状・反応にいろいろな形で出てきているからです。

そこで大きくウェイトを占めるのは、もちろんイネ科の麦と米です。
どちらも強烈なタンパクを持っていますから、消化・吸収するだけでも、かなりのエネルギーを要します。

しかし臨床的には、自分で避けられないもの、黄砂関連・花粉関連・光化学スモッグ関連という項目が優先されることがほとんどです。

肝臓をはじめとする臓器に対する、麦・米によるストレスは大きいけれど、自分の口にチャックをしておけば、もしくは手をそちらに動かさなければいいだけなので、避けられないものの優先度のほうが必然的に高くなるのです。

ちなみに今の私の健康レベルだと、1日に食べていいのは、麦1食・米2食です。
しかし多くの人は、麦0食・米0食(主食抜き)、もしくは麦0食・米1~2食とでてきます。
この量以上食べたら死ぬというわけではありませんが、自分の許容量異常を食べれば、自分のウィークポイントに対して何らかの症状を招くことは避けられません。

でてくる症状は、痛い・痒い・耳鳴り・めまい・咳・喘息・下痢・便秘・過敏症の悪化・不眠・疲労感・イライラ・パニック…、何でもありです。

「糖質抜き」を推奨している先生方もいらっしゃるので、こういうときは丁度いい、ということになります。
しかし米・麦の主食抜きは、勇気要りますよね。

そして、米・麦のほかに、肝臓の為に引き算しておくといいものはテレビです。

黄砂・花粉がひどいから外に出るなと言われたから、家でテレビ・ビデオをずっと見ているという人がいるのですが、これも逆効果。眼の疲れは肝臓に大敵なんですね。しかも電磁波関係では、なぜかテレビが一番よろしくない。

眼の疲れだけで考えれば、テレビ・パソコン・ゲーム・携帯・本・編み物などの細かい作業…、とにかく眼を酷使するものは最低限に控えておくべきと思っておけばいいでしょう。眼の疲れは首の痛み・頭痛・肩こりと繋がりやすいのですが、これは肝臓を介して、結果的に症状がそこにくるというわけです。

甘いもの・お酒はもちろんのこと、米ダメ、麦ダメ、外出ダメ、テレビダメ…とあれもこれもダメダメのシーズン。ダメダメ言われても、無理に我慢すること自体もストレスとなり肝臓に悪いですから、自分の欲求と症状とを天秤にかけ、上手くこの時期を乗り切っていただければと思います。

何事も、「ほどほど」が一番いいんですから。

無理しないのが一番身体にいいんです。

2012年05月20日 | アレルギー・NAET
以前からチラホラ見かけていましたが、先日のニュースでも、「SNSによる疲れ」のことが取り上げられていました。

私は以前から公言しているとおり、有効度・必要度の低いものには一切手を出さないことにしているので、SNSの類にもこれまで関与したことはありません。必要があってYou Tubeを見ることがありますが、年2~3回くらいでしょうか。

だから、今のところ、そっち関係の疲れはありません。
ブログも気が向いたときにしか書かないですからね。

誰それががツイッターを止めたということがニュースになるご時世ですから、社会的にはSNSは一般的なものなんでしょうけど、いろいろな意味で私には無理。SNSという言葉も、最近ようやく理解できたレベルですから。

私のような人の為にIT用語辞典から引用させてもらうと、『SNS疲れとは、ソーシャルネットワーキングサービス(SNS)の主要な機能である「ユーザー同士のコミュニケーション」に気疲れし、SNS上での活動をやめたり、利用頻度が極端に下がったりすることである。

「SNS疲れ」という語は、SNSやその他のソーシャルサービスにおけるコミュニケーション疲れを総称した呼び名である。個々のサービスの名称を用いた「mixi疲れ」「Twitter疲れ」「Facebook疲れ」などの表現も一般的に用いられている。』とあった。

引用ページは以下。
↓↓↓↓↓
http://www.sophia-it.com/content/SNS%E7%96%B2%E3%82%8C


「SNS疲れ」に関して、アレルギー的に考えたら、理由はふたつ。

ひとつめは、インターネットは自分の潜在意識と同様、繋がろうと思えば簡単にいいエネルギーにも、悪いエネルギーにも繋がるから。
ですからSNSをすることの利点(良い・ポジティブエネルギーに繋がる)と同時に、欠点(悪い・ネガティブエネルギーに繋がる)を承知した上で使わなければいけないのです。

ひとつの事柄に対して、100人が100人良い評価をするなんていう物も人も、この世には存在しません。同じことを言っても、ある人には喜びを与え、ある人には苦痛を与える事が世の常でしょう。

しかし、そんなこともすべて飲み込めるくらい成熟した判断力を持ちあわせていないまま、しかも本人の姿かたちを見ないままで、自分を過度にさらしたり、意見交換したりするのは、あまりにも無防備かと思います。

今の世の中、どんなことでも安心はただじゃないんです。
悲しいものですが、性善説が通じなくなってきているんです。

世の中、競馬詐欺とか、投資詐欺とか、マイナスエネルギーを食べて生きている人が結構多いんですよ。何でそんなのに引っ掛かるかなあ???と思いますが、引っ掛かる前に、何で自分に声がかかったか、なんです。どこかでマイナスエネルギーに足か、首を突っ込んだことがあるんです。だから、マイナスエネルギーを引き寄せたんです。

エネルギーが高ければ、もしくは隙がなければ、声すらかからないんです。それが本当なんです。自己治療が進んだら、ジャンクメールも減るのかなあ…なんて密かに思っているのですが、どうでしょうかね。

そしてもうひとつ。SNSで疲れるという人ほど、自己愛に欠けるのです。
周りを気にして、悪く思われたくないという気持ちは、特に日本特有の意識・心だと思います。
だから「いい人」を演じる自分に疲れるのです。

「いい人」って、基準が他人ですよね。
本当に「いい人」は、「どんな自分」も愛し、許し、認め、受け入れ、信じられる人じゃないかしら、と私は思います。

自分にそう思えるからこそ、他人にも同じように思えるのです。
そこには「無理」はありません。自然にそうなるから、疲れないのです。

私は他人を喜ばすために生きていません。
私は自分を喜ばすために、自分を満足させるために、自分が自分に納得するためにしか生きていません。その結果、他人の喜び・幸せに繋がることができたら、悔いなく死ねたら、なお嬉しいわというものです。

人は自分の為に生きられない、とよく言います。
自分の為にはできないことでも、他人の為ならできる、というのも、よく聞きます。
全くそのとおりです。

なぜなら人間は「社会的なやりがい」を通して、それを鏡にして、自分の価値を見出しているから。だけど「他人の為」にすることの本質は、「偽善」です。

自分の為に、自分が選んで苦労するのはいいけど、自分の意志でもないのに、他人の幸せ・利益の為に苦労することないんです。

他人の為に何かするということは、最初のうちはいいのだけれど、他人の物差し・価値観で動きますから、そのうちにブレが生じます。そうなると、他人の為にすることに疲れてどうでもよくなってしまったり、他人のせいにしてしまったりするのが、その結末です。

旦那さんのせい、奥さんのせい、子供のせい…にしていること、ないですか?
社会のせい、会社のせい、上司のせい、部下のせい、医者のせい、学校のせい…にしていること、ないですか?

何かを他人のせいにするくらいなら、そんなこと止めたらいいんです。
そして自分に出来ないことなら、他人を批判したり、他人のせいにすることもできないのです。

大人が自分の為に懸命に生きている、その結果社会に貢献している、そういう姿を近くで見せないと、子供は自分に自信がもてません。だから自分を愛さない人のコピーだらけの疲れる、疲れた社会になってしまうのです。


ちなみに私が「疲れ」を感じるのは、仕事が終わって食べずに帰りたいなあと思っていても、院長はおなかがすいていること。何を食べるというよりも、夜9時以降に食べることが疲れます。他にも、私が肉が食べたい時に、院長が肉はNGとサインを出すとか、私がこの映画を見たいというときに、院長は違う映画を見たいとか。。。
こんなことはしょっちゅうなので、私のしたいことをしたら、次は院長のしたいこと、というように、「順番」に希望をかなえるようにして、ストレス軽減に努めています。

そして、今日はこれから、金とき(近所の肉食専門店)です。まず私のリクエストからです。そして院長のリクエストは、TUTAYAに行くこと。なぜかわからないけど、おやすいご用です。

話がまた飛びましたが、とにかく自分に無理はしないこと。
無理をしないというのは、自分に正直でいればいいんです。
ただし、自分に対する愛情の低い人が自分に正直でいると、自己憐憫・自己卑下・わがままになることがありますから、これは違いますよ。

どんなことでも疲れたな、と思ったら、少し休んだらいいんです。
休んでまたやりたくなったらやればいいし、もういいやと思ったら、そこで止めればいいんです。

自分が何かを止めることで、地球が壊れるようなことはひとつもないでしょ。
そういう風に考えたら、どんなことも、所詮たいしたことではないんですよ。

もしそう思えないと言う人がいたら、それがあなたの症状なんです。
悩む暇があったら、早く肝機能を上げて、弱アルカリ体質に変えてください。
それが世のため・他人のため、そして自分のためになりますから。

光化学スモッグは発令中じゃないんですけど。

2012年05月19日 | アレルギー・NAET
私が子供の頃、良く「光化学スモッグ発令中!」という言葉をよく耳にした覚えがあります。
当時住んでいたのは日本橋(少し前に映画で見て、懐かしかったです)でしたので、周りに大通りや高速もあり、空気は汚れていたからなのかしら…と思いますが、今はもっと汚れているのでしょうねえ。記憶の隅に、暑い日に近所の人が倒れたのもなんとなく覚えているのですが、あれは熱中症かな??子供ごころにビックリしたのでしょうか。


4・5月は黄砂がたくさん飛んで来ていることはこれまでに何度も書きましたし、皆さんの車もさぞ汚れていることでしょう。
先日の大雨できれいになった!と思ったら、すぐ元通りでした。
花粉も多く、スギ・ヒノキ・マツときて、5月からイネ科、そしてそろそろシラカバ花粉もやってきます。

イネ科時期は穀物(特に麦・米に注意)、シラカバ時期は果物とゴム製品に注意です。
時期的に反応しやすいですので、何らかの症状がある方は、これらは控えておいたほうがいいでしょう。

この時期は、主食を抜くだけで症状が楽になる人も多いです。
もちろんこれは根本解決ではないので、肝臓をはじめとする内臓の許容量を大きくし、かつ穀物の個別タンパクに対するアレルギー除去を確実に行なう必要があります。


そしてイネ科花粉と同じ頃、日差しが強くなってくると発生するのが「光化学スモッグ」です。
その主成分はオゾンです。

オゾンって、何か聞き覚えがあるような、ないような、そんな程度のものですね。
オゾン層は聞いたことがあると思いますが、最近では、オゾン殺菌とか、オゾン洗浄とか…。

このところオゾンは薬剤ではないので、「毒性が低い」ということで、殺菌に使われることが多く。なっています。しかし細菌が死ぬということは、「人に無害」とイコールではないのです。

症状が出る出ないは、あくまで個体差(体質)の問題ではありますが、大気中のオゾンで目・鼻・のどなどの粘膜刺激症状(チリチリ・ピリピリ)をはじめ、頭痛・嘔吐・意識消失など中枢神経症状が出る人も珍しいわけではありません。
車載オゾン発生器なるものもあるようで、わざわざアレルギーを悪化させている人もいました。

オゾンは通常でも空気中に含まれ、また大気汚染物質と紫外線との化学反応により、この時期、風のないお天気の日の大気中にはオゾンをはじめとする光化学スモッグと呼ばれる物質が大量に発生します。時期的には4月~10月は要注意です。

やはりこの時期を乗り切るために、「外に出ない」ことは大原則なのです。

暖かくなって、梅雨前ですがすがしくて、一番外に出たくなる時期ではあるのですが、実は日本で一番外に出て欲しくないのが、この時期です。ですから、外出は最低限に抑え、できるならマスクをすべきでしょう。
とはいえ、外遊びが好きな子供に外はダメという訳にもいきませんね。

最近は、運動会も春に行なわれるところが多いようですね。
季節的に言っても、アレルギー的に言っても、秋の方がいいんだけど、こればっかりは仕方ないですかね。

医療費は上昇しているのに・・・。

2012年05月17日 | アレルギー・NAET
このところ電力会社がビシバシ叩かれています。
今年も電力が足りないから節電お願いしますは、企業責任を放棄していることです。

電力会社の社会的責任は、電力を供給することだけではなく、電力の安定供給を維持させることにあります。だから安定供給ができないと言う発言が、そもそもお金を取っている企業の発言ではないのです。

しかし、私は確信しています。
日本はエネルギー的にとてもポテンシャルの高い国。だから、どんな困難も乗り越えられる潜在能力をひとりひとりが持っていると。

そういう意味で、将来的により安全で、快適で、誰もが住み良い社会になるために、ここ10年位は、各企業・会社・事業所・学校…が、自分の役割を果たすべく世界のリーダーとして努力していく良いチャンスなんじゃないかと思っています。

そしてもう一方で、なかなかメスが入らない業界がひとつあります。
それは医療の世界です。

なぜなら日本の医療の主流である医業は保険で守られているがゆえに、独占企業と同じだから。

医療費は年々増加しているのに、外来通院者数が減らないのはなぜ?自殺者が減らないのはなぜ?ガン・心筋梗塞・脳卒中の死亡者がいっこうに減らないのはなぜ?各地で特殊学級が足りずに増設されているのはなぜ?アレルギー患者が増え続けているのはなぜ?医療費は国の財政を苦しめているというのに、何ら改善策を医師・医師会自らが打ち出さないのはなぜ?

企業努力や患者教育などで患者数を減らした医師や病院には国から補助金がおり、患者数が減らないところに補助金はおりないというシステムも海外にはありますが、日本は請求さえすれば国の負担分がほとんどおりますから、保険がおりるように努力して請求するのです。努力しているところが違うのです。

本当に医療の世界は医業も・薬も何もかもが独占だから、なぜなぜだらけです。
それでも誰も医師の世界は特別だからと、踏み込めません。

厚生省関連の本を読むと、なぜここを誰も解体出来ないのか、悲しくなります。
舛添さんは随分頑張ったようですが、ミスター年金さんは官僚に丸め込まれてあっけなく終わりましたものね。ぜひこれから国民のための復讐を期待したいものです。

油を溶かすのは油。
だから医師の世界を解体し、本当に改善できるのは、私は医師しかいないと思っています。しかも臨床経験を積んだ外科医。

外科医は手術の結果がすぐに出ますから、結果・効果・効率と言うものに敏感です。しかし内科医は、薬が効くのを待ちましょう派ですから、結果に対する責任の取り方もあいまいで明確な答えを期待できるとは思えません。

テレビでもよく有名どころの医師が揃ってよう出演するような番組がありますが、ぜひ健康相談じゃなくて、ぜひとも賢く医療費節減するための医療者・医療現場改革と題して討論会でもして欲しいわと思います。そのほうがよっぽど国のためじゃないかと。

最先端医療技術も、日本が飛びぬけていいのは何人かの外科医だけ。
海外の富裕層をターゲットに、人間ドックツアーや手術ツアーを企画する病院もあるようですが、まず国内で結果を出せていない(医療費削減・死亡者数減少など)のに、海外の人に何を売るんだ?と首を傾げたくなります。

日本で優れているというか、海外の病院と違うところは、大型最新検査機器が結構どこにでもあるということ。しかし最新機器がある=腕がいいでは決してない。

日本で開発・使用されているような最新機器の有効性・必要性が明確でないため、海外では導入を見合わせているものもあるのだ。日本ほどX線・CTを多用しないし、放射線被爆にもっと敏感だ。医師からやりましょうと言われれば素直に従う日本人は、検査機器会社のモルモットにされているとしか思えなくなる。

しかし、いつも言うように、大人であれば、自分の人生・生命に対する決定権は自分にあるのです。自分で選択したことは、自分で責任を負う必要があるということです。

私の将来の夢は、全国の産婦人科・助産院でNAETを必須とすること。
全国のお母さんと胎児に対して基本項目だけでもアレルギー除去が行なわれれば、それだけでも将来の世代が病気になる可能性は減り、過剰な医療行為を抑えることで医療費削減に繋がるでしょう。

また何よりも、家族の健康問題が減ることは、社会の生産性向上や幸福度の上昇に繋がるので、全ての人にハッピーをもたらすことができると思っています。これから子孫を残して行く世代が、NAETで自分の体質・遺伝情報を変えていければ、それはその先の世代にも良い影響をもたらしますから。

そして私はその夢をかなえるべく、まず自己治療を積み上げて、ベテランNAET施術者を国内にもっともっと供給できるよう下ごしらえ中です。

私の目の黒いうちは無理でも、それを継承してくれる人材を残すことができれば、実現不可能なことはこの世にないのですから。

5月はひたすら辛抱、かな。。。

2012年05月13日 | アレルギー・NAET
何度も繰り返しますが、いろいろな汚染物質を多く含む黄砂がこの日本で最も多いのがこの5月。
ヒノキ花粉も飛んでいますし、つい先日からは、イネ科花粉も飛び始めているようです。それに加え、気温上昇に伴い、土壌の残留農薬・化学物質が揮発し、カビや各種カビ毒(マイコトキシン)、体内真菌が産生するカビ毒(カンジトキシン)が増えています。

その状況に、解毒器官である肝臓は、自分の許容量以上の仕事を連日黙って文句も言わずに黙々と24時間こなさなければいけません。

無理なら無理だと言ってくれればいいいのですが、肝臓は何もいいません。
その代わり、他の臓器・筋骨格・皮膚などが、「あなたが言わないなら、私が言ってあげるわよ」と言わんばかりに、各種身体・精神症状として現してきます。

肝臓が悪いところに薬を持ってきても、肝臓の負担を増すだけです。
ですからこういう時には、まずは足し算ではなく、引き算で対処すべきなのです。

何らかの調子が悪い場合は、肝臓を守るために、まず甘いもの(砂糖・果物・酒)をストップ。

そして次にストップすべきは麦。
肝を補う穀物として東洋医学の一覧表には麦が挙げられていますが、アレルギー的には逆。麦にアレルギーがある人もない人も、この時期麦を食べていいのは、1日0~1食です。

それ以上は肝臓に負担が多すぎます。大抵、麦はそのタンパクが問題となりますが、土壌中の汚染物質を吸い上げる作用が麦はとても強いとされています。
麪(特にパスタ)・パン・麦茶・ビールなどは要注意です。

そして麦が食べられない人には、米の許容量を確認します。
1日何食までなら食べられるか?
麦はダメだけど、米は2食までならOKという人は多いです。

しかし3食米を食べたいなら、うるち米+もち米(コシヒカリ・あきたこまちなど)ではなく、うるち米(ササニシキ・ゆきひかりなど)の方がいいと出る人もいます。
こういう人は米の糖質にアレルギーが残っている人です。

その一方で、どちらも2食以下しかダメと出る人は、米のタンパク(レクチンやオリゼニンなど)にアレルギーが残っている人ですので、それらの除去が済むまでは、肝臓のためにも摂取制限を守る必要があります。

砂糖・麦をカットしても、まだ体調が思わしくなければ、米もストップです。
もしくは遅く食べないことです。

コシヒカリなら夜6時まで、ササニシキなら夜8時までと思っていてください。それ以降の摂取は、お腹の脂肪に変わる可能性が高いでしょう。

「主食なし」にすることは、胃腸や肝臓における消化のストレスを減らすため、体力を温存することが出来るので、その結果、体調がよいと感じる人は多いように思います。

先週くらいから頭痛・歯痛・関節痛など、各種痛みを感じている人は、イネ科に反応している傾向が高いですので、上記の引き算を試しに行なってみてください。

しかし痛みで辛い時には、集中力も気力も落ちますから、こういうときは我慢せずに迷わず痛み止めです。

アレルギー性の炎症・痛みには「新セデス」が効くことが多いです。
しかし効くための条件は、アレルギーがないこと、有効度・必要度が高いこと。
これらをチェックしてからの方が確実です。

そして飲んで1~2時間で効かなければ、今自分が必要としているのはセデスではないと言うこと。迷わず、イブかバファリンに変えてみましょう。

ちなみに私は大学病院勤務時代は片頭痛がすごくて、セデスは常に手放せませんでした。今おもえば、何かのアレルギー反応だったんでしょうね。もちろん今は全く必要ありませんが。

日本にいる全ての人の肝臓許容量は、黄砂・花粉ですでにギリギリいっぱいです。しかしこれらは日本を脱出してヨーロッパにでも行かない限り避けられません。

ですから現時点で何らかの症状を呈している人は、糖類・穀物の引き算を早速開始してみてください。結果が出るまでに個人差があるので、4~14日は続けてみることが必要です。

でも6月に入れば一番のネックである黄砂はかなり減りますから、多少は良くなってくれると思います。その代わりにカビの影響が増したり、脱水(水分・塩分不足)の影響がそろそろ出てきますので、皆さん、くれぐれも気を抜きませんように。

車の事故が多いですね。

2012年05月10日 | アレルギー・NAET
4月12日の京都祇園での衝撃的な事故(てんかんの持病あり)あたりから、たて続けに複数の死傷者を伴う大きな自動車事故の報道がされています。

12日の午後は、ちょうど増田院長の脳内受診日でしたので、待合室でコーヒー飲んだり、待ちくたびれてゴロゴロしながら、ずっとこのニュースがテレビで流れていたのを覚えています。

先日のGWの大型バス事故以降は、全国放送での大きな事故は聞いていないと思いますが、静岡でも居眠りで突っ込んだ事故があったなんて聞くと、ことさら他人事ではありません。

何だかたて続けにくると怖いですね。
増田カイロ唯一のドライバーとしては、気持ちを引き締めておかなければと思っています。が、テレビに気を取られることも多いですので、助手席に座る院長が、画面を隠しけんかになることもあり、後部座席の佐藤先生はより危険に晒されています。

話を戻しますが、いったい何でこんなに重なるのでしょか?
もちろんいくつもの要因が絡んでいることでしょうから、一言ではいえないと思います。
しかしアレルギーの観点から、いくつか考えられることを書いておきたいと思います。

まずは黄砂ですね。
黄砂の中の汚染物質、特にヒ素が肝臓や脳を疲労させ、脳機能低下を招くことは十分考えられます。それによって、睡魔に襲われたり、判断能力が低下するでしょう。

また花粉も同様に考えられます。
花粉の中の栄養素やフェノリクス・フィトケミカル(自然界の化学物質)にアレルギーがあれば、吸い込んだものは、そのままダイレクトに脳、特に前頭葉機能に影響しますから、脳浮腫や脳機能低下を起こす可能性は十分にあります。

桜の下で花見をした後に、体調が悪くなったと言ってくる人が、毎年何人かいますし、花粉・黄砂のこの時期に転倒・転落による捻挫・骨折といった不慮の事故も増えます。

また4月末からのGW期間中は、休暇ということでいろいろなものを食べたり、飲んだりしているはずです。
食べなれないものを摂ったり、動物性タンパク食品をたくさん摂りすぎることで、風邪のような症状を引き起こす可能性があります。英語には「ホリデイ・フル」という言葉があるように、休日の後にアレルギー由来の風邪症状が多く出るそうです。それによって、集中力が低下しているかもしれません。

また休日には、ついつい飲みすぎる人もいることでしょう。
お酒が飲めない人は飲まないからいいのですが、お酒が飲める人でしかも好きな人は要注意です。

アレルギーの観点から見れば、お酒を全く飲めない人とざるのような人の肝臓は同じようなものだからです。お酒が強いということは、肝臓の解毒能力が強いのではなく、肝臓がバカだからと思っているべきでしょう。ほどほどがわからないのは、肝臓が正しく機能してないからであり、そのつけは、あとになって自分の心身にはね返ってきます。

アメリカでは、休日の需要増加に間に合わせるために、休日前に出荷される動物性食品(特に牛乳)には生産量を上げるためのホルモン剤が普段よりも多く含まれているため、その乳や、その乳を使った加工品で体調を崩す人が多くなることもよくあるそうですが、日本はどうなのでしょうか。使っていないことを願いますが、とにかくさまざまな化学物質は便利な反面、肝臓・腎臓・脳を特に疲れさせるため、心身の健康という意味で考えれば使用・摂取を極力制限すべきものです。

また、これは全く余談ですが、日本人女性の乳房サイズが大きくなっていることや、ミルク・牛脂アレルギーの増加背景のひとつに、これら畜産業で用いられるホルモン剤や成長促進剤の関与があるといわれています。私も臨床データから、100%ではありませんが、その傾向は十分あると思います。

そして最後にスーパームーンです。
月の軌道が楕円なので、地球に最も近づいた時と満月が重なる時を指します。
日本では5月5~7日がスーパームーンで、5月6~9日が大潮でした。
満月と交通事故の関係は、これまで多くの本で指摘されている通りですが、特にコツンではなく、死傷事故が多いとされています。

まだ他にも探せば関連項目はあるかもしれません。
4月・5月は、環境の変化・仕事のストレスも増しますから、肝臓は心の解毒器官としても疲れているわけです。

ドライバーの皆さん、くれぐれも無理なく、集中して安全運転を心がけていきましょう。