増田カイロプラクティックセンター たまにひと言 

神経筋骨格・アレルギー(NAET(R))・感情の統合療法。同行ドクター斉藤友美恵の近況レポート

そろそろきますね。

2011年11月04日 | アレルギー・NAET
秋・冬は高気圧優位ですから、私たちのお腹の中・血液の中・口の中にいる体内感染源たちはみな活性化します。動物も同じ。
それによって秋晴れの日に緊急手術が増えることはよく知られています。

特に日本では味覚の秋といわれるほど、美味しい食べ物、さまざまな果物がスーパーに並んでいます。
この時期に毎日毎日果物を食べ続けていれば(もちろんジュースも)、当然体内感染源の格好の餌となり過剰な繁殖を許してしまいます。

中でもカンジダという真菌は、皮膚の上にも、口の中にも、粘膜にも…、どこにでもいます。
カンジダが活性化することで、体内免疫系の門を開けられてしまいます。
門が開くと、体内に潜在している細菌・ウィルスたちが、いまだ!とばかりに暴れだします。それが痛み・痒み・湿疹・炎症…さまざまな問題となって現れます。

ですから、先日も書いたように、ちょっと変かな?と思ったら、卵・砂糖・果物・アルコール・パン・チーズは極力摂らないこと。4~5日我慢できれば、その効果はすぐわかるでしょう。特に飲み物内の砂糖(糖質)は、最要注意項目です。


まだ何だか日中は暑いですが、朝晩は随分冷え込んできましたね。
こちらは冬場も日当たりがよく、まだ冷房が欠かせない状況です。

そして12月に入り、本格的に寒さがくるようになるとすぐ現れるのが、インフルエンザの流行です。
今年はそんなでもないことを祈りますが、どうなるかは神のみぞ知るですからね。

といっても、インフルエンザウィルスも怖くはありません。アレルギーがなければ。。。
こちらではもうA型・B型・C型・新型・鳥などのインフルエンザチェックをして、必要な項目を12月に入るまでに終わらせるようにしています。

どんな感染源でも、「アレルギーがなければ罹りにくく、治りやすい」のですから。
逆にアレルギーがあると、「罹り易くて、治りにくい」ということになります。
これは、インフルエンザでも、エイズでも、ポリオでも、ピロリ菌でも、虫歯菌でも、病原性大腸菌でも…みな同じ理論。

では感染源の治療だけしていれば済むのかというと、それは違います。
なぜなら感染源にやられることも、酸性体質の「結果」ですから。
結果だけとっても、原因である体質改善を行っていなければ、形を変えて出てくるでしょう。

いわゆるアレルギーマーチです。

痛みがなくなったけど痒くなった、喘息がなくなったらうつになった、アトピーが引いたと思ったら喘息になった、膝の痛みが消えたら胃潰瘍になった、口内炎が消えたら動悸が始まった…こんなことは世の中にたくさんありますが、その根っこが繋がっていることを指摘する医師はあまりいないでしょう。

痛みは整形外科、胃は内科、皮膚は皮膚科…といった感じに西洋医学では細分化されており、全身を診るトレーニングをしていないから仕方ないのですが。。。また検査に引っ掛からなくても症状をあれこれ訴える人はみな、精神科・心療内科に廻されるのが今の「医療の流れ・システム」ですが、高額納税者の職業に精神科病院長と見ると、ちょっと間違っているんじゃない???と首を傾げたくなりますが、それを許しているのは私たち市民ですからね。心のケアの重要性が言われる昨今ですが、まだまだこんなもんです。

しかしこのような状態では、保険システムが破綻するのは目に見えています。木を見て森も診れる、逆に森を見て木も診れる医療従事者が、我々にとっても、国にとっても、これから最も必要とされるのではないかと思います。医療者自身にも、国民一人一人にも、そうする責任があるはずです。


話がまた飛びましたね。
インフルエンザに戻しましょう。

「体内・体外感染源にやられない」ためには、根本的な体質改善を行い、「弱アルカリ性の身体を自分の力で維持できる」状況にしておくことが必須です。

体内感染源の餌になりうるもの(砂糖・果物・アルコール・パン・チーズ)を控え、主食を食べ過ぎず、心身のストレスを溜めないことで、体質の酸性化を極力阻止すること。その一方で、体質の弱アルカリ化を促すカルシウム(小魚・海草・豆・サプリ:私は3Aカルシウムを使います)と塩を、アレルギーのない人はしっかりこまめに補給しておくことが肝心となります。

備えあれば憂いなし、これはどんなことにも通じます。
春には、今年はみんな罹らなかったねえ、という感じに冬を終わりたいものですね。