増田カイロプラクティックセンター たまにひと言 

神経筋骨格・アレルギー(NAET(R))・感情の統合療法。同行ドクター斉藤友美恵の近況レポート

動物タンパク↑・砂糖↓

2012年08月06日 | アレルギー・NAET
暑中お見舞い申し上げます。

本格的に夏という感じですから、増田カイロ内は軽井沢の避暑地をイメージして「涼しくさわやか」にしております。

この夏も、脱水・熱中症には、皆様どうぞご注意ください。
熱中症とは、「脳が煮えている状態」だと思ってください。脳が煮えたら、脳は使い物になりませんよ。

ということで、屋外・屋内に関わらず、脳を守る対策は必須です。
首から上は熱くならないよう、帽子をかぶったり、頭に水をかぶったり、首に冷えるタオルを巻いたり、エアコンで室温・湿度を調整することが大切です。

一方、首から下の内臓は、冷えに弱いものです。
よって、私のようにエアコンの効いた室内に一日中いるような人は、体幹は冷えないよう、重ね着・重ねパンツ(冷え性の人なら腹巻)が必要です。

私がクリニックの室温を低めに設定しているのは、全て私の脳のため。
患者さん一人当たりにかけられる時間は5分~10分ですから、休憩時間以外は1日中、集中を切らしません。

ということで脳がいつでもフル回転できるよう、頭が涼しく感じるくらいが、私にとって集中力を楽に維持することができる室温・湿度というわけです。

かつ内臓が冷えて機能低下を起こさないよう、常にゆったりした服を重ね着をして、空気の層を作り、体熱の放散(冷えること)を予防しています。靴下もハイソックスです。

重ね着してクーラーつけているなんてもったいない、と思われる方もあるでしょうが、他では電気の無駄遣いはしていないと思うので勘弁してください。室温を上げて私の脳の生産性が低下することの方が、他人の健康が関わる大きな損失となりますから。

そして脱水・熱中症に関して、まず注意しなければいけないのが、たんぱく質が摂れているかです。タンパクといっても、アミノ酸スコアの高いものは、動物性タンパクです。肉・魚・卵・乳製品、もちろんアレルギーがあったり、食べられないものを無理に食べる必要はありません。

しかし動物タンパクの摂取が十分でないと、血液量が増えませんから、血管内脱水を起こしかねません。タンパクが摂れていないところに水と塩だけ頑張って入れても、その水分は肝心な血管内ではなく、細胞内にいきますから、むくみ・機能低下の原因となります。

そして特に一旦脱水レベルに陥ると、胃腸が動かなくなりますから、経口水分補給ができなくなり、飲もうとすればするほど吐くという悪循環に陥ります。そうなると、幼児・高齢者は命の危険もありますから、飲んでも吐くという場合には、すぐ病院です。点滴を打って血管内脱水をまず改善させる必要があります。血管内脱水が改善されれば、胃腸が動き、水分・食事を摂ることが出来るようになります。

そして暑い中よく口にするのは、甘くて冷たいアイスやジュースですね。これらはさっぱりしていますから、とりすぎてしまう傾向にあります。冷たいものや糖分(砂糖・果糖・乳糖など)でお腹が冷えると、体内潜在感染源(特に夏場は真菌・カンジダなど)を元気にさせてしまいます。みんなが元気になると、心身に不調を来たし、異常行動にも繋がりますのでご注意ください。(真菌は、春・夏の「変な」事件の主犯でもあります)

ということで、普段の食生活を見直して、自己管理に活かして下さい。

まず自分は?

2012年08月02日 | アレルギー・NAET
大津の中学生のいじめによる自殺は、いろいろな形で世の中を動かしつつあります。
自殺した中学生、そしてご家族の心情を考えると、コメントのしようもありませんが、とにかく「いじめ」は日本では風土病みたいなものなんですから、まずひとつ伝えておきたいことは、「人間には、誰にも他人を攻める権利も、裁く権利もない」ということ。

日本において、これまでの人生で誰もいじめたことがない、誰にもいじめられたことがないという人をまず探してください。みんなに聞いてみてください。周りにいましたか?

クリニックでは詳細な感情治療こそしませんが、感情の引っかかりがない人はいません。だって皆さん生きていますから。生きている間に、いいストレスにも悪いストレスにも、毎日晒されて生きているんですから。

人権とは、優劣ではなく、みな「平等である」ということです。

だから事件発覚後、まだ中学生である加害者に対する各方面からの教育ではなく、「裁き」は、加害者の行為と同類のもの。この類のニュース・情報は見たくありません。

被害者も加害者も、どちらも悪い、というのがエネルギーを生業とする私の意見。
どちらが100%悪くて、どちらが100%正しいなんていうことは、この世にありえませんから、どちらにも非はあるのです。

ヨハネによる福音書にありますね。
女が姦通の罪で皆から石を投げられていたところにイエスが通りかって事情を聞く。そしてイエスが言いました。「あなたたちの中で、罪を犯したことのない者が、まず、この女に石を投げなさい。」すると誰も投げられなくなり、イエスも女を許した、という話。

私は無宗教ですから、色々な教えのいいところは何でもOKです。

姑が嫁を、上司が部下を、先生が生徒を、先輩が後輩を…といったものは、日本ではどこでもある光景。なのになぜ今回加害者は被害者となっているのか。

なぜなら日本における人権教育、モラル教育がまず家庭内で不足しているから。
家庭内での人としての扱いが平等でないから。だから全くこの件に関係ない人が、根拠なく好き勝手に言って、その結果、新たな加害者となっているのです。しかも当人は全くこの自らが犯している矛盾に気づかず、むしろ正しいことをしていると思っている、これは感情だけで動く女性に多い行動パターンです。

家庭内で姑が嫁をいびっていて、夫が妻に暴力を働いていて、妻が夫に暴言を吐いていて、なのに子供には「いじめはいけないよ、暴力はいけないよ」なんて言えるわけないんです。それこそ偽善ですから、子供の信用を失います。

自分のことを愛し、認め、受け入れ、許し、信じない大人に育てられている子供が、自分を愛し、認め、受け入れ、許し、信じることなどできるわけないのです。その資格がない、といっても過言ではないでしょう。

家庭内ですら、暴力と戦わず、暴力を受容している大人をみていて、子供はそれを真似ているだけなんです。

ひとりひとりの大人が自分の心の中でしっかり反省し、誓えばいいんです。
自分を愛せないこと、それ自体が「症状」なのですから、NAETも含めたいろいろな施術で皆が自分を心から愛し許せるようになればいいんです。そうすれば他人のことも自ずと許せますから、気持ちが楽になります。

裁くのは、警察や裁判所の仕事。
しかし中学校に警察が介入するというのは、その学校の他の生徒の心情を考えると苦しいものがあります。みんながそれぞれに辛かったんですから。

ぜひここは尾木ママをはじめとする教育のプロに、残された生徒たちをきちんと導いていってほしいと願っています。残されたものが、心の傷を残さず、心を鍛え上げ、命を自ら絶った彼の分まで一生懸命生きられるように。

恐れと怒りと失望の中この世を去ったであろう、彼のご冥福を心からお祈り申し上げます。

甘いものは気をつけてください。

2012年08月01日 | アレルギー・NAET
今回も羽田便でしたので、火曜日の朝8時にはクリニックに戻ってきましたが、座りっぱなしの固まった身体ではさすがにクリニックに立つ気になれず、PC業務を片付け、まずシャワーと洗濯・片付けのために帰宅。

夏空のした、海沿いを走ると、(波消しブロックがなかったら)ここはハワイかしら?と思うくらい海がきれいに見えました。気を引き締めて60キロで走っていると、案の定スピード違反の取締りをしていました。。。

私の通勤道路である150号は、海沿いで道幅も広く飛ばしやすい所なんです。
でも普段はかなり飛ばしている車の多い道路ですが、私のように一度つかまると、気を引き締めるんでしょうね。

たまにくねくねと他の車の間を抜けるように走る車がありますが、よほどストレスたまっているんだなあ、かわいそ~にと思います。そういう人は、実際の道路じゃなく、ゲームセンターかサーキットにでも行けばいいのにと思いますが、以前カーレーサーの方を拝見したことがありますが、本物の身体は傷だらけでした。ちょっと間違えれば、いのち落としますからね。

ドイツの友達を訪ねたときにアウトバーンをかなりのスピードで走っていましたが、それはそれで集中力がいるから疲れるんだと言っていたのを思い出します。


そして今日は、10日ぶりのクリニック業務。
気分を新に、家族連れの多いこの夏を集中して終わらせたいと思っています。

朝から夕方まで、のべ60人ほど診たなかで、早速調子が悪い人の共通点。
いつもタンパク・塩しっかり摂って!とうるさく言われているので、脱水カウントが出る人はいませんでした。

しかしそれでもなんだかんだ症状がある人の共通点です。
それは「体質の酸性度」の悪化です。要は、砂糖・糖質の摂りすぎ!です。

夏は暑いですから、冷たくて甘いものが好まれます。
私も好きに摂りますから、摂ってはいけないなんていいませんが、明らかに摂りすぎています。摂りすぎる人はまだ糖に関する、または全体的な施術不足ではありますが。

糖質(特に砂糖・果物。そして乳製品・米・麦・芋・コーン)を摂ったら、身体の酸性化を防ぐためにアルカリが必要となります。しかしアルカリ食品が相対的に不足していたり、消化吸収機能が不完全であれば、糖質の存在は身体にとって邪魔でしかありません。

ですから今の時点で体調が悪い人は、まず何をすべきか。

1、糖摂取を完全に中止。
砂糖・果物・乳製品・酒を好きなだけ摂っていて、症状を訴えるのはナンセンスです。この世から糖質がなくなっても、楽しみはなくても、命に関わることはありません。

2、主食を控える。
摂ってもいい量は、個人の消化レベルによって異なりますが、体調がよくないという自覚があるなら、主食は1日1食までです。しかも夕方以降はダメです。

3、外出を控える。
暑い中、屋外に長くいることは、「健康的な行為」ではありません。今の紫外線は、殺人光線といっても過言ではありません。外でスポーツして、焼いて、遊んでいて体調崩したという人は、おばかさんとしかいいようがないのです。

とにかく、上記3項目は守ること。
1週間くらいのんびりしていれば、自然治癒力が働きますから、心配無用です。

しかし、これを1週間続けてもよくない場合は、本物の病理(病院での処置が必要なケース)以外は、逆に必要なタンパク・ビタミン・ミネラル・塩の不足です。

自分の身体の声を聴きながら、自分の身体に無理させずにほどほどを保つことが、この夏をばてずに乗り切るコツです。

すでに熱中症での搬送がかなりの数に昇っているようですが、自己管理できていればそうはなりませんよ。たかが熱中症ではなく「脳が煮えている」のですから、のちのち後遺症でもでてきたらどうするんですか?救急搬送の数の多さを見て、みなさんがもっと真剣に捕らえる必要があると思います。

冷蔵庫にまず甘いジュース類があったら、どんなものでも、1日1杯(100~200cc)までと決めてください。それが出来ないなら、アイスもジュースも果物も捨てましょう。

うちの冷蔵庫には、今マイブームのフルッタフルッタのアサイージュースが入っています。院長が勝手にゴクゴク飲むのでよく怒られています。
色々種類があり、ウェブサイトで買えるので、私はバナナなどのミックスのエナジー(こってり重い感じ)を朝食代わりに、そしてアセロラとグアバのミックスであるディライト(さらっとしている)を少しずつ水分補給として摂っています。

アサイーはブラジルのスーパーフルーツですが、サーファーがハワイに持ち帰ってアサイーボウルというのを朝食にして広まりました。日本にも何年か前から出回っており、私はもっぱら、ロイヤルホストのアサイーパフェでしたが、最近はこのジュースを買ってます。

ブラジルでは、フルーツジュースバーがどこにでもあって、たしかミキサーごと出されてびっくりしたことがあります。一人では到底飲みきれず、何人かで分けました。あの暑さのなか、コーヒーとフルーツは、身体を冷やしてくれる大事な食材なんです。

ですから「空調の効いた部屋」にしかいない人は、逆に、身体を冷やす食材(生野菜・砂糖・果物・コーヒーなど)は控え、内臓(特に胃腸)を冷やさないようご注意ください。
私たちの身体で冷やす必要があるのは、脳だけです。

肉食の私のもうひとつのマイブームは「炭酸水」です。
この話はまたいつか。