増田カイロプラクティックセンター たまにひと言 

神経筋骨格・アレルギー(NAET(R))・感情の統合療法。同行ドクター斉藤友美恵の近況レポート

今年のNAETセミナー終了!次は・・・。

2010年09月23日 | アレルギー・NAET
今年からNAETシンポジウムが10月になった都合、日本でのセミナー日程も3月・5月・7月・9月と変更されました。

今年最後はアドバンス1セミナー。
アドバンス1といってもベーシックその2みたいなもの。

NAETセミナーでは、いつも手順のような基本的なことをスパイラル形式で復習しますが、最低5回は受講しないと理解できているとは思えません。
これはDrデビもいつも言っていること。
それならセミナー最低5回受けてから「公認」ということにすればいいのになあと思うのは私だけでしょうか?

今回はアドバンス1初回の先生がいらっしゃいませんでしたので、かなり実技応用編を中心とした内容になりました。
参加された先生方はいつものことながら、自己治療レベルをチェックされ、新たな宿題・目標を手にして帰りました。
自分のにおいが自分にはわからないように、自分治療レベル=施術者レベルですから、我々が自分にOKを出すことはまだまだできません。

セミナーでもよく例え話に使いますが、高尾山からの景色と富士山からの景色とエベレストからの景色は全く異なります。

高尾山レベルの施術者には、そこからの景色しか見えません。
そして自分に見えているものだけを使って考え、施術を行います。
それが富士山、エベレストと上がっていくたびに、見えるものがおのずと変わってきますから、そこから生み出されるNAETは全く違ったものになります。

これは別にNAETや医学の世界のことだけでなく、学生でも、一般企業でも主婦業でも、同じことの繰り返しだと思います。

私もまだエベレストまでは登りきっていませんが、毎日毎日休まず登っていますから、現在、富士山よりは高くなっているようです。
高くならないと、低かった頃の自分の未熟さが見えないのです。
高くなったからこそ、低かった頃の自分に欠けていたものがよく見えるようになったのです。

いつも自分としては全力投球なので後悔をすることはありませんが、毎日反省と発見による驚きの連続です。
だから楽しい。
その楽しさをNAETラバーの先生方、患者さんとさらに共有する為に、NAET JAPANがあると思っています。

セミナー出席5回以上となると、手順はいいからその先を…ということになってくるので、こういった公認上級者レベルの独自のセミナーも必要かなと思っていたところです。

NAETの各論であるアドバンス2はDrデビしかできませんので、ロサンゼルス本部でしか行いません。
日本に来てほしいという声は強いですし、Drデビも協力は惜しまないというスタンスですが、ハードルもたくさんあります。

日本企業が韓国・中国・インドなどの企業に押され気味であるように、NAET施術者の世界にも私は閉鎖観を感じます。
世界中の施術者が教えを請いにロスまで来ているというのに、日本人だけ英語がわからないから行かないという論理は、実際のところ世界に通用していません。

私もDrデビの話の半分わかればいいほうです。
アメリカ人ですら、Drデビの講義はわからないといっているのですから。(ちなみに、これは内容の難しさとDrデビのインド訛りの両方によるものです)

今年のセミナーを終えて、これからの私に必要なものを考えたらやはり英語です。
その次は、指編みとピアノと速読。
米粉パンの本や料理本も買ったけれど、これはできれば将来のために佐藤さんにがんばってもらいたいと思っています。
私と院長は食べる方が好きなので。

P.S,
先日の内容の後日談。

セミナー翌日の休日に、院長の希望をかなえようと日本平動物園に行きました。しかし休園日。
それから登呂遺跡と隣接する芹沢美術館へ。そこも休園日。
ここならどうかと静岡市立美術館へ。そこも休園日。

結局疲れきって、ラーメン食べて帰りました。
連休翌日は休みになることが多いそうです。普段しないことは、すべきではないですね。
いつもどおり、日の出でのんびりしていればよかった…。

-200じゃなくて・・・

2010年09月16日 | 近況
8月は落ち着く暇なく走っていたので9月にひと休みと予め連休を入れておきました。

私は自分の仕事だけもくもくとこなしているので滅多なことでは疲れませんが、うちの2人のスタッフはあれもこれもとしなければいけないことが毎分・毎時・毎日・毎週という具合に、目の前にどんどん積まれていくので本当に大変だと思います。
積んでいるのは、たいてい私と院長ですが…。

ということで、みんながそれぞれの「骨休め計画」を立てました。

佐藤さんは奈良へ、桐井さんは東海道へ、そして私はギリギリ女ですからなんとなく院長を連れて温泉でも…と思っていました。

以前から、「県内の源泉かけ流し温泉制覇計画」を立てていたので、私も院長も本を何度となく見て、まずは観音温泉がいいとか、桜田温泉がいいとか、焼津の近所でもいいとか言っていたのです。

しかし連休直前にして、院長から温泉NOサイン。
ひとり置いて行く事もできず、無理に連れて行くこともできず、結局私が折れる羽目に。
こうなったら静岡の高級レストラン三昧だ、と自分を納得させていました。

車でどこに行こうかねえと院長と話していると、突然後ろを何度も指しだしました。
本屋?実家の掃除?レストラン?映画?…、手当たりしだい聞くのですがどれもNO。

言いたいことがなかなか伝わらないと、院長は下唇を歯でかみ締めて、何でわからないんだこいつは、という顔をします。

そのうち院長は目の前のダッシュボードに字を書き始めました。
2-00 ??? マイナス200って何??と聞き返すともう一度書きます。
院長が何度か書いているうちに、ハッと気がつきました。
ZOOです、動物園?と聞くと、そうだといわんばかりに大きく首を縦に振って得意げな顔。
他に登呂遺跡にも行くといいだす始末。

院長は静岡の観光地をなぜだかまわりたい様子。
私と院長の趣味は全く接点がないに等しいので、こういうときに困ります。

といっても、当日は台風の影響で雨。
結局前日借りておいたDVDを2日で5本見ました。外に出たのは焼肉に1回だけ。

奈良はお天気で日焼けして佐藤さんは帰ってきましたが、桐井さんは本も開けないほどの風雨の中カッパで歩いていたらしくご苦労様でした。

佐藤さん曰く、院長は少し前にテレビで日本平動物園の白熊、ロッシー物語を見ていたそうです。
登呂遺跡も10月にリニューアルオープンということなので、テレビでやっていたのかもしれません。

院長は本もたくさん読んでいますが、テレビも見ているので、私たちよりいろいろな情報を知っています。

映画館では自分が見たい映画を指差してくれますが、たいていテレビで宣伝していたもののようです。
クリニック2階のスタッフ休憩室のテーブルには、たまに0120-○○○○と電話番号まで書いてあります。
院長は電話しろと催促しますが、何を注文したいのかもわからないので、これはいつも却下しています。

「君が踊る夏」という映画、私は知りませんでしたが、院長の希望で観て、とても良かったですよ。
リピーターも多いという話もうなずけます。
ちなみに最近私が見てリピートしたのは、サールナートホールでやっていた「オーケストラ」。
最後のチャイコフスキーの演奏シーンが好きで、久しぶりに声を出して泣いていました。


とにかく私はスムーズに温泉に行きたいので、院長の神経細胞の回復スピードをもっと上げなければと心の中でひそかに誓いました。

今年もあと4ヶ月

2010年09月09日 | 近況
前回の記事からなんと半年以上も経過していました。
それにもかかわらず、たまにチェックしてくださっていた方には申し訳ありませんでした。

しかし、この半年は自分やスタッフの自己治療を毎日2~3回し続け、さらに各方面の本を読み漁り、多くの知識と経験をえることができましたから、個人的にはとても充実していたと思っています。

これらをもとに、今年も残り4ヶ月ですが、さらに集中して自分に課せられた役割をきっちり果たしていきたいと考えています。


昨日・今日と久しぶりに休日らしい休日を過ごし、その合間にやっと書く気になったというわけです。
この間の書きかけがいくつもたまっていましたが、面倒なので皆削除しました。
書くことがとぎれると、再開するにもエネルギーが要るんですね。
それと時期ですね。


特に夏休み期間中は、集中治療の方も多くみえ、息を切らせながらずっと走り続けてきたので、この休みでやっと落ち着いたところです。
スタッフも患者さんも、みなさん本当にご苦労様でした。


話は変わりますが、私たちは今当たり前に旅行できます。
今日も佐藤さんは奈良を、桐井さんは東海道のどこかを歩いていることでしょう。

しかしそれは江戸時代に日本中を歩いて地図を作った人がいたからですし、コロンブスが大陸を発見していなかったら、今では当たり前の海外旅行も夢のまた夢でしょう。

NAETも同じです。
私はNAET JAPAN代表代行として、これまで知識と経験と積み重ねて、やっと日本版NAET地図の概要を完成させたような状況です。
そしてこれから地図をより正確に仕上げ、あとから続く誰もがわかりやすいようにまとめるという大きな仕事が残っています。

それは日本に住む私たちは、日本特有の生活環境、季節、風土、磁場、遺伝子などさまざまな要素を取り込んだ上でNAETをさらに進化させなければ、今現在も含め、将来複雑化するであろう健康問題には対応できないと考えるからです。


そしてもうひとつ我々が乗り越えるべき大きな課題があります。
それはNAET JAPANをチームNAET JAPANに昇華させることです。

サッカー日本代表が個人プレーを重視していたら、そしてサポーターの支えがなければ、あそこまでの活躍はなかったでしょう。
我々の目指すところが大きければ大きいほど、個人プレーには限界があるのです。

そこを十分理解したうえで、施術者も患者さん自身も、自分のポジションとその中で自分のすべき仕事を見極め行動できなければ、どんな素晴らしいテクニックをもってしても望むような結果をもたらすことはできないと痛感しています。

NAETを真に理解し、信頼し、人生を賭けられる、そんな人でなければ、「私たちの宝物であるNAETを任せられないし、渡せない」という気持ちは、私と増田院長とDrデビの心の中で共通した強い想いです。

この想いを理解し賛同いただける方は、施術者も患者さんもチームNAET JAPANの一員として、これからもご指導ご協力の程、よろしくお願いいたします。

それには、千里の道も一歩から、まずは自分で踏み出すこと。
そして最後まで自分のペースで歩き続けることが大切です。
最終的にゴールに着くも着かないも、誰かのせいではなく、自分次第なのですから。