増田カイロプラクティックセンター たまにひと言 

神経筋骨格・アレルギー(NAET(R))・感情の統合療法。同行ドクター斉藤友美恵の近況レポート

責任・義務、そして権利。

2013年08月16日 | アレルギー・NAET
辺氏の著書から、日本人と韓国人の比較はいろいろと参考になったと先日書いた。

サザンの新曲の歌詞にもある通り、いつも歴史は古代史から学ぶから、近代史は時間切れ。
まともに教わった記憶はないし、歴史に興味がないから自分から本を読むこともなく大人になった。
祖父母から戦争の話を聞かされたことはなく、今更聞いてみたいと思っても、もう遅い。

バックパッカー時代、カナダのユースホステルで中国人の同年代の女の子と友達になったが、その子の出身地大連を知らないといったら、日本人は何も教わっていないと言われ、はじめて自分の無知を恥ずかしく思った。これはもう20年前の話。

お互い帰国してからも連絡を取ろうと手紙を何通か書いたが、返事はなく、中国のことを知る日本人に聞いてみると、手紙はきっと届いていないよ、とのこと。当時、パソコンはあったけど今のようにインターネットも普及しておらず、携帯電話も弁当箱位大きかった時代で、日本からの私の手紙が検閲なしに本人のところに届くことはなく、中国の唯一の友人を失ったことが残念だった。が、仕方ないんだなとその時思った。

辺氏の著書に、日本人は責任を自分に見つけ、韓国人は責任を他人に見つけるとあった。
しかし世界標準からみると、これは韓国人が特別なのではなく、日本人が特別なのである。

日本ほど平均的に知的・生活水準が高く、平和で安心な国はないと私は思っている。日本にいると、井の中の蛙でそれが当たり前だから、その良さがわかっていない人が多い。日常の平穏のありがたさを知らないから、日本人はねじが抜けたような中途半端な人が増えているのかな…とも思う。

しかしエネルギー的視点で考えるなら、「すべての物事は自分に責任がある」と認識し、行動されているほうがうまくいく。自分に起こる問題を他人や社会のせいにしているうちは、エネルギーレベルがまだまだ低い。だからお金・愛情・健康、何事も上手くいかない。

欧米では「自己責任」がよく言われる。学力以外で就職に不利なものとして、体型・歯並びなども含まれる。自己管理ができない人に仕事を任せられない、という理由で。

その一方で、何か悪いことがあると、その根は自分ではなく、他人に向けられる。
ファーストフードを毎日食べて健康を害したから店を訴えるとか、レンジで猫を温めたら猫が死んだからから家電メーカーを訴えるとか、たばこを吸ってがんになったからたばこメーカーを訴えるとか…、この手の訴訟は後を絶たない。

日本では眉をしかめたくなるようなことが当たり前にあるのが他の国だと思っていたらいいかも。どの価値観も、どちらが良い悪いではない。建前では、人に他人をジャッジすることはできないと思うから。

しかし私は、何かあれば、常に「自分のどこか・何かが悪い」という思考回路を持つように訓練している。
というかNAETを進めれば進めるほど、そうなってきたというべきで、かつそれがなければ物事の本質、真の原因にたどり着けないからだ。だからこそ結果よりも、そのプロセスが大事なんだと学んでいる。

化学物質に過剰反応する化学物質過敏症、電磁波に過剰反応する電磁波過敏症、特定の食べ物で死に至るほどのアナフィラキシー、自閉症・発達障害など、世の中には原因不明とされる健康問題がどんどん増えている。

そしてこのような難治性の健康問題に苦しむ患者さんと関わる中で思うことは、その原因は決して化学物質だけ、電磁波だけ、ピーナッツや特定の食物だけではない、ということ。

時代が複雑化する中で、それに追いつけない人体機能があるということ。
症状は、単にその結果。

難病だろうが、腰痛・肩こりだろうが、癌だろうが、発達障害だろうが、精神疾患だろうが…、実際にみえる症状はその氷山の一角でしかない。だから症状を追い求めることが、木を見て森を見ないことになり、結果的には誰の得にもならない最期が待っていることになる。そしてそのことを医療にかかわる人間自身が知らない。

21世紀は、これまでの知識・常識の中だけですべてを解決できるようなシンプルな世の中ではない。これからもっともっと混沌としていくでしょう。

そこで自分の物差しをしっかり持ち、自分を冷静に分析・評価できることは、エネルギー的にとても重要なことです。

これからも自分を過信せず、謙虚に、しかし攻めの姿勢も忘れないよう、よりバランスのとれた施術を確立していければいいなと思っています。また患者さん側も、自費治療だからこそ、医療者にお任せの姿勢ではいけません。自費治療というのは、自分の健康管理に自己責任をもつ覚悟のある人が、自分で選んでくる医療なのですから。

お互いに真剣勝負、というところです。

電車で韓国へGO!

2013年08月15日 | 近況
最近大人買い(といってもまだ6巻しかないけど)した漫画のひとつが「テツぼん」(永松潔著・小学館)。
ガツガツしていない鉄オタの2世議員がいろいろな案件に対して上手くまとめていく話で、こんなに和やかに本当の政治が進んだらいいのに…と思える内容だ。

それまで鉄道にはあまり興味はなかったが、いろいろなところに行ってみたいし、いろいろな駅弁を電車に乗りながら食べたい気持ちはあるので、雑誌一個人の特別編集本「のんびり列車の旅」「気ままに!ひとり旅」など買って、何時かのために準備しておこうとたまに眺めている。

そして今日は院長のおともで行った本屋でたまたま見つけた本にワクワクした。

辺真一(ピョンジンイル)著の「世界が一目置く日本人、残念な日本人」三笠書房(2013.3.5初版)だ。
辺氏はテレビでもコメンテーターとしてよく出ている方だから、知名度は高いと思う。

両国の国民を知っている彼だから書けること。だからいろいろと勉強になった。
日本・韓国の大学生がアメリカ大学生の10分の1しか読書をしていないこと、日本のGDP(生活レベル)は17位で34位の韓国の倍であり、中国は90位であること、日本人が集団・恥の文化であるのに対し、韓国人は個人・罪の文化であること…などなど、私が知っていることも知らないこともいろいろとわかりやすくコメントしてあり、とても参考になった。

帯には、『日本人は「アジアのリーダー」としての自覚に欠けています』と書いてあったが、私はリーダーという言葉に弱い。
NAET JAPANの実質リーダーでなければいけないのだが、未だに一施術者だったらどんなに気楽かと思うこともたびたびだからだ。

セミナーをするのに、どれだけの労力と気力と体力が必要か、これはやった者しかわからない。
だから私はDrデビを心から、ゴッドマザーだと思っている。そして増田院長は私にとってのゴッドファザーだ。

この2人の存在がなければ、これまで他人に寄っかかりながら、目立たないように生きることを好んできた私が、こんなに頑張ることはできないと、いつも感謝している。本当の私は、みんなでワイワイは苦手。静かにひとりでカフェで本でも読んでいる方が好きだから。

そしてここまで育て上げてくれた、そしてこれからも私をもっとハイレベルのNAET施術者として育ててくれる存在であり続けてくれているNAET愛好家の施術者・患者さん方にも本当に感謝している。施術者の結果が出る出ないも、自分の患者さんの症状が変わる変わらないも、すべて私の日々の自己評価に繋がり、この日々の積み重ねが今の私の施術に直接反映されているから。

NAETを始めたころ、5年前、2年前、1年前…、私は自分がこれまでどんな施術を行い、どんな結果が出て、どんな結果が出なかったのかをすべて知っている。5年位前からは毎日の予約表をノートに保管し、その施術内容やコメントなどをメモしてある。

お宝ノートには、この時はこんな患者さんがいたな、こんなことをしていたな…と反省材料に事欠かない。医学に限らないが、世の中に完璧はない。だからこそ、自分のレベルを、そしてNAETの代替療法としての完成度を、より完璧に近づけるための継続した努力を怠らないのは、私の当然の責務だ。


また随分と鉄道の話からそれましたので戻しますが、私がこの辺氏の本で一番驚いたのは、日韓海底トンネルの話。
私は全く知りませんでしたが、増田院長に聞くと、知っているとのこと。歩く図書館はやっぱり違う。

これはもう20年以上前から韓国側から首脳レベルでの話が出ていたそうですが、日本側が消極的で話が頓挫しているとのこと。
しかしその元は日本で1930年年代に建てられた「大東亜縦貫鉄道構想」だそうで、その国内版が新幹線網となるわけです。

アメリカ・ロシア間にも海底トンネルの話がでているそうで、そうなったら日本からアメリカ、さらには南米まで車で旅行なんて言うことも実現する日が来るかもしれませんね。

箱根までドライブしてヒーヒー言っている軟弱な私にはとてつもないことですが、それこそ何か月かかけてのドライブ旅行というのも楽しそうじゃないですか。

ただ、中国・韓国間の海底トンネルの話もあるそうで、そちらが先に決まれば、金銭的に、日韓海底トンネルの話は消えるようなので、「テツぼん」こと、せんろてつお議員にぜひ頑張って、この夢のある話を進めて、アジアをひとつにまとめていくことができたら、地球ももっと楽しくなるのになあと思った次第です。


何だか変!

2013年08月11日 | アレルギー・NAET
毎年、毎年、今年は云々…というニュースを耳にするが、この夏も熱中症の搬送者が5倍とか、手足口病がまた流行とか、何だか変。

地球上の水も・空気も・食べ物も・エネルギーもみな汚染され、地球全体が病的な様相なんだとしか思えません。

いつから天気予報に38度とか出るようになったんだろう。
私が朝のニュースを見ていた学生時代は、31度でも暑くて大変だという認識だったのに。。。

慣れは怖い、けど慣れたくない。
なんでこんなに暑い梅雨、そして暑い夏になったんだろう。

暑ければ儲かる人たちもいるけれど、暑すぎればこの国の人たちは前にも書いた通り、「慢性潜在性炎症病(脳炎)」なのだから、やばいこと間違いない。

怪我をすると、痛くなり、腫れあがり、熱を持つ。これが炎症だ。
ふつうそこは冷やしますでしょ。冷やすのは、防衛のために出てくる炎症物質を過剰に発生させないため。
炎症物質がたくさん出るとその結果、炎症が長引くから。

毎日食べるもの・飲むもの・吸うもの・使うもの…によって、現代人の脳は慢性的な炎症状態です。そこを外出によって、また空調を使わないことによって温めれば、熱中症です。

熱中症は、脳の機能不全が病態ですから、最悪死に至らしめます。あなどれないのです。

夏の注意点をまたクリニックに張り出しました。
口で説明しても、内容の多くは流れて行ってしまいますので、患者さんには施術時に何度も見て・聞いてを繰り返してもらいます。

糖質を減らして、肉+塩をしっかり補給。そして脳を常に冷やして、必要に応じて適宜消炎剤(子供はロラタジンのような抗ヒスタミン:処方薬)を使うことで、自己管理は十分可能です。

増田カイロの冷凍庫には、保冷枕と首巻用の冷却材が、そして冷蔵庫にはそのカバーが常備してあります。

まず保冷枕を持っていない人は、買ってきて冷凍庫に入れておくことから始めましょう。
ドラッグストアによっては、凍った保冷枕を売っているところもありますよ。

こんな夏ですから、皆様、どうぞ熱中症対策をあなどりませんようご自愛下さい。

知らなかったよ・・・

2013年08月10日 | 近況
先日、地震速報の誤報があった。誤報で本当によかった。

しかし私は院長と出かけていたけど、そんなこと、ち~っとも知らなかった。
誤報のニュースでそれを知った。。。

家にいてもテレビはほとんど見ないし、自分の携帯電話は持っていない。
クリニックの携帯も、通話機能とショートメール機能のみ。
そして普段は携帯を持たない。

本当の地震が来る時に、知らないことの方が大問題じゃないかしら!?

何処にいても、何をしていても、何をしていなくても、誰にでもわかる方法で重要情報が届かなければ、いざという時困りますね。目の見えない人も、耳の聞こえない人も、身体の不自由な人も、携帯やテレビを持たない人も…

私は院長を守るにはどうしたらいいのかしら?
携帯を常に持った方がいいのかしら?
何かいい方法がないか探さなきゃ、と思わざるを得ませんでした。

最近耳にする「命を守る行動」って具体的にどうすることかしら?
もちろんケースバイケースだけど、備えあれば憂いなしですから、いろいろなケースを想定して準備しておかなければいけないなあ…と思いました。

たまに外から「こうほうしずおか…」みたいなのが聞こえる時がありますが、ほとんどそれ以降は音が割れてしまって聞き取れません。窓がしっかりしまっていれば、もっと聞こえません。でもいつものことだと、ほぼオオカミ少年状態です。

誰でもわかるようにぜひとも市役所(?)に要請したい。
緊急時は、アナウンスより、みんなの知っている曲がいい、と。
まず大音量で曲を流して、えっと思わせておいてから、アナウンスが「クリア」に入れば言うことなしでしょ。

曲のほうが大音量で流しても割れにくと思います。
誰もがわかる曲を街中にながす。小学校から防災訓練で使えば、子供でも逃げろ!の曲だとわかる。

学校・児童館・病院・駅などの公共施設や大型店舗などは、市と連携して、警報が出たら有無を言わさずに音楽を鳴らすということに決めておけば、みんなが認識できるでしょう。耳の聞こえない人には全員に警報用PHSを市が持たせるとか、家に電光掲示板がつくとか、何か知らせるシステムがあれば、今回、私だけではなかったであろうと思われる「知らなかったよ組」の人はいなくなるのではないかと思います。

例えば…、地震は「軍艦マーチ」、噴火は「運命」、津波は何がいいかしら…「カモメの水兵さん」???
あんまりあわてさせる曲もいけないし、かといってのほほんとした曲で逃げ遅れてもいけないし…。
ただ今はどうか知りませんが、昔のパチンコ屋さんにはよく軍艦マーチが流れていたから、いきなり曲が流れてきてもビックリ刺激にはならないなあ…とか、街ごとに曲が違うと間違えちゃうから国家プロジェクトじゃないとだめだなあ…とか、勝手にひとりで考えたりします。

いろいろ考えると実際難しいかもしれないですけど、その筋の専門家が何かいい知恵を出してくれるといいなあと思っています。そうじゃないと、いつか来るかもしれない本番が来たときに、私知らなかった…じゃ困りますものね。


いつ行く?いつでしょう?

2013年08月08日 | 近況
先週は「風立ちぬ」を観て、先日は「終戦のエンペラー」を観た。来週は「少年H」の予定。
両方とも、戦争に関連した時代背景を違った角度で切り込んだものだが、平和ボケした日本が本当にありがたい、と感じる。

もちろん周囲との関係において平和ボケなところはよろしくないのでしょうが、毎日のように海外の紛争やテロ行為などをニュースで見るにつけ、平和ボケできる、平和ボケしていても安心して暮らしていられるこの島国に生まれただけで本当にありがたいことだと、改めて感じた。

ただ、この平和が当たり前すぎて、戦争を怖がらなくなっては本末転倒だが。

憲法のことはよくわからない。だけど「絶対に日本は戦争をしない・武器を持たない」、「人間を守っても、人間を攻撃することはしない」、だから「攻撃されるかもしれないような場所には行かない」というの、この国が本来持つ魂だと思う。

戦争は絶対にしてはいけない。
自分を、家族を、そして他人を同じ人間として尊び、大切にしなければいけない。
自衛のためなら、無実の他人をも犠牲にしていい、ということはありえない。

おととい8月6日は、広島に原爆が投下された日。そして8月9日は長崎。
映画に行く途中、車内テレビで、原爆資料館改装に伴い、熱線被ばくによる人形が撤去されるというニュースを見た。

原爆ドームや原爆資料館に、私はまだいったことがない。中学・高校の修学旅行は、どちらも京都・奈良だった。助手席の院長は、資料館に入ったことがあるが、人形を見たかどうかは覚えていない、とサインを出した。

撤去する報道には、賛否両論あるようだが、私は反対。といっても必要度のチェックにより反対。撤去する・しないは、外野ではなく、広島市民の声しか変えるに足りるものはないでしょうから、この機会に、実際に見てみないと、と思ったわけです。

帰宅して、早速院長は大きな地図本を持ち出してくる。いつもながら、私は広島・岡山・兵庫の位置関係がわからない。美術館のある「直島」というところにもいつか行こうね、と話していたので、近くかな?と広島と直島の位置関係を見てみた。直島は岡山だった。近くはないようだが、3~4日休みをとれば行けるかな…と思った。

いついけるかわからないけど、撤去されるなら、その前に行ってみたい。
そう思う人は私だけではないはず。

というわけで、自分のためにそのうち休みを取りますね。
皆さんも、自分のための休日を作ってみてください。刺激は脳を活性化し、いいエネルギー循環をもたらしますよ。

やっぱり・・・

2013年08月06日 | アレルギー・NAET
「飲みかけ」ペットボトル飲料の雑菌注意のニュースが載っていた。
やっぱり~と思ったが、皆さんもペットボトルのお茶・急須で入れたお茶・アイソトニック飲料、ついでにバター・マーガリンなどなど、自宅でどうなるか・どうならないか実験を夏休みの研究でしてみたらいいでしょう。

http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/fnn?a=20130806-00000250-fnn-soci
↑↑↑↑↑
この記事を書いた時点では、ニュースがあったのですが、アップ後チェックしたらなくなっていました。すいません。(ニュースにも期限があるのか、スポンサーの関係かわかりません。)


口の中にはウィルス・細菌・真菌など、ありとあらゆる微生物が住んでいる。
だから口を付けてペットボトル飲料を飲んだ後、気温30度・湿度60%の環境下において、どの程度ペットボトル内の雑菌が増えるかを実験した内容が載っていた。

そして唯一、雑菌が繁殖しなかった飲料があった。
それは…、アイソトニック飲料と言われるもの。いわゆるポカリスウェットやアクエリアスのことだ。

脱水症予防としてこれらは推奨されているが、実はとても酸性度の高い飲料である。
だから私も普段使いの飲み物としては推奨していない。食欲がなく、どうしても食べられない時の一時的な措置として、2~3倍に薄めて、かつ塩を追加して、短期間限定で飲むように指示している。

汗をかいた後などには、冷たくして飲むとおいしく感じるかもしれないが、常温で飲んでみてほしい。私には、あまくケミカルな味は苦手だ。

しかも酸性の液を体に流し込むとどうなるかというと、それを代謝するために大量のカルシウム・ミネラルを使ってしまうから、運動で大量のカルシウム・鉄・ミネラルを消耗した人が、さらに糖質消化のために大量のミネラルを浪費することとなり、結果的には、体液がより酸性(=心も体も問題ありの状態)に近づいてしまうということになる。

酸性の身体は、筋肉も靭帯も固く、脳機能の低下により瞬発力・反射機能が低下するから、おのずとスポーツ選手の足を引っ張り、怪我をしやすい身体を創ることになる。胃腸も筋肉ですから、消化吸収機能は低下し、内臓機能の低下は、一般的な肩こり・腰痛などにも関連してきます。

気温30度、湿度60%の環境下で雑菌が繁殖しないということは、強酸性であり、身体にいいものとはいえない、ということを知っておきましょう。しかし、あくまでも緊急手段としての使い方は有効だ、ということも知っておいてください。

そしてお茶などのペットボトルは、開けたらコップを使って飲むこと。加えて冷蔵庫で保管して、早めに飲むことが大事です。

私も先日キッチンに出しっぱなしにしておいたウーロン茶をいつものようにコップに入れ、何気なく飲もうと口にした途端に、吐き出しました。変な味をとっさにキャッチして、何度も口を漱ぎました。コップに入れた時には見えませんでしたが、よく見てみると、ペットボトルの底は水カビだらけでした。。。

O型丸出しのずぼらな私も、今回はさすがにびっくりして、それからはきちんと冷蔵庫に入れるようになりました。めでたし、めでたしです。

じぇじぇじぇ・・・

2013年08月04日 | 近況
また政治家の失言報道があった。まずひとつめのじぇじぇじぇ、がこれ。

私もはっきりものをいうため、失言だらけだと思うので、他人のことは言えないのは百も承知だが、少し前の橋本市長といい、今回の麻生副総理といい、世界のタブーの常識を知らないことは、日本の命取りになることを知らない。

過去の経験が生かされないのが残念だが、両者の話の中身(単語)は、海外では絶対的タブー用語ですから、浦島太郎の玉手箱を開けてしまった残念感が強い。

医師になるには医学部を出て、医師国家試験に受からなければなれない。同様に多くの職業には、そこに就くための資格取得が必要だ。
しかし、政治家は国を、大金を動かすのに、資格試験が日本にはない。だからタレントでも、主婦でも、選挙という関門を通過できれば、なれるといえばなれる。

将来のお金の使い道もまともに決められていなのだから、消費税増税も当然必要性が出てこない。マネーゲームが国民からの税金で行われようとしているだけ。しかしそれを政権与党は進めようとしている。国民の多くも、将来の負担を減らすためという大義名分のために、諦めという形で、またわずかな期待を込めて、同意せざるを得なくなっているように思う。

税収が上がっても、おそらく今の政治家、そして彼らを操るエリート官僚が、どこにどうお金を配分するかは全くわからない。福祉に優先的に行くと思ったら大間違いです。日本の誇れる国民保険ですら、アメり力の力を借りて、あわよくば、いずれなくそうとしているのが本音ですから。

どこのチェーン店でも、赤字で採算の取れない支店は、閉店ですよね。
日本の国家予算で最も大きな赤字分野は、国民健康保険。

私は、世界に誇れる日本の国民健康保険システムはなくしてはいけないと思います。
ただし、今のままではダメです。

今のようにいらない検査・いらない薬を無制限に保険でカバーすること、そして高度先進医療分野や安全性の確立していない遺伝子医療を魔法の医療であるかのごとくむやみに使おうとするなど、多くの無駄が存在します。それでは赤字が出るのも当たり前。一般企業同様に、無駄の徹底的なカットはすべきだと思います。しかし現実的な問題は、それを実行できる人材がいない、生かされていない、適性の高い人材が配置されていない!ということ。

1年内に放射線検査2回目以降は自費とか、薬も3種類までは保険か効くけど、4種類目以降は自費とか、どこかで線引きしないと今のように医師が「無意味」にやりたいだけやる、出したいだけ出すといったあらゆる業者との癒着・馴れ合いの医療から脱却できないでしょう。今のように検査漬け・薬漬け医療が更なる病気を作り出し、かつ経済活動を担っているという矛盾は、正義に、企業倫理に反してはいないのでしょうか?

しかし大スポンサー企業をどこの新聞社もテレビも叩くことはできません。ほこりはいつまでも出てこないのです。それを国民の力・民意で改善できなければ、やはり将来の破たんは現実味を帯びるでしょう。
将来の子供たちの安心を、今の大人が好きなように食いつぶしている、という訳です。

私のところは、はじめから自費診療ですからいいですけど、今の病院でしていることすべてが自費になったら、どうなるか。どれだけの病院が生き残れるか?

じひといっても慈悲ではないので、国民皆保険制度が崩れたら、日本では当たり前の、「いつでも、どこでも、すぐに一定レベルの医療を平等に受ける権利」はなくなるのです。国民の心身の健康を維持することは難しく、国が破たんする日が近づきます。

赤字の採算の取れない店舗をカットするのではなく、ほかで利益を上げて、赤字部分をカバーするというのが、日本の風土に合ったやり方です。欧米に学ぶことは、もうあまりないのです。自分の国にあった、自分たちのやり方で、国民みんなを幸せにしていく方法を探し、実行していける政治家が育ち、日本を元気にしてくれることを、今後期待しています。


そしてふたつめのじぇじぇじぇは、院長。
院長はあまちゃんを毎朝楽しみに見ています。
レストランでも、食事中にあの軽快な曲が流れると、「あ~(訳:これ知っている!)」と言ってキラキラ目で反応します。

そして事件は少し前に起こりました。
院長の左手はとても強く、ぎゅーっとつかまれて内出血とか、気に食わないと突き飛ばされるなんていうことは日常茶飯事。先日もクリニック2階で昼食の準備をしている私をどけようと、院長が私を突き飛ばしました。すぐさま私は女優になって床に倒れこみ、「いた~い、肩はずれた~、救急車呼んで~」と院長に迫真の演技で迫ると、なんと院長は後ずさりしながら「じぇじぇじぇ~」と言ったのです。

火事場の馬鹿力ででた言葉なのか、偶然そういう音になったのかわかりませんが、録音できなかったのが残念。
もう一度言ってと言っても、それ以来出てきませんが、いつかまたチャンスがないかとパパラッチのように狙っているところです。しかし、同じ手に引っかかるほど院長も抜けてはいませんから、それもいつのことやら。。。

先日もDrデビとのメールのやり取りで、次のシンポジウムで発表しなさいと促されましたが、英語という大きな壁を理由に、まだ待って下さいと丁重に辞退しました。そして私の想いを話しました。

私がいつかシンポジウムで発表することがあるとしたら、まず最初のテーマは、「増田院長の失語症からの復帰」と決めているんです。だからその時が来るまでは、それ以外のテーマは私には考えられないんです、と。

Drデビもその時まで待ちますよと理解してくれたものの、じゃああと半年ねって。。。
それじゃあ、来年のシンポジウムに間に合っちゃうわけで、脳の機能回復は神のみぞ知るの世界だし…、私としてはいろいろな意味で「じぇじぇじぇ」というわけです、

2013NAETシンポジウムを終えて

2013年08月01日 | アレルギー・NAET
7月25~30日の4日間セミナーに参加してきました。
インストラクターセミナー1日、年1回のシンポジウム2日、各論講義(今回のテーマは炎症)1日、どれも国内インストラクターである私は参加必須です。

しかし今の私には英語漬け環境は2日が限度。キャパオーバーで入りきらないものも多いのですが、いつものようにアメリカ在住の日本人施術者の方々の助けを借りて何とか4日間切り抜けました。

今回のシンポジウムは、黙とうから始まりました。
今年の5月にNAETヨーロッパの代表であったアンドレアが肺がんで亡くなったからです。
見つかった時にはかなり進行しており、あっという間だったようです。

彼女はまだ48歳で、ヨーロッパをまとめるのに、またNAETにおける研究部門を充実させるのに、本当に多忙な毎日を送っていたのを知っています。本当にテキパキ物事を処理・解決し、前進あるのみという感じの方でした。

ですから本当にそのニュースを聞いた時には信じられませんでしたし、Drデビの片腕のひとりでもありましたから、Drデビも到底受け入れがたい、辛く悲しい思いをしていることは容易に想像できました。

幸か不幸か、私は英語が苦手ですから、テキパキしたDrデビの片腕にはなれないのです。だからマイペースでいられます。
しかしNAETを日本で守り抜くための、「鉄壁」としての役割・覚悟は自負しています。


私は5年前の夏、増田院長の声を失いました。
しかし命は失わずに済みました。

だから本当にNAETに、Drデビに、執刀医に、そしてサムシンググレートに、心から感謝しています。そのいずれかが欠けても、私は院長を失ったでしょうから。失ってもおかしくなかったのですから。そしてその院長がお守りとして、お地蔵さんのようにそばにいてくれますから、私はここまで頑張れているのです。

アメリカから帰国して、飛行機・電車と座り疲れでお尻が痛い私は、お土産の駅弁を持参して、すぐ院長のいるクリニックの2階にご挨拶。院長は私を見て「あ~、あ~」と言って、笑ってくれます。無事に生存確認でき、私がホッとする瞬間です。


今回のセミナーで改めて感じたのは、施術者の自己管理についてでした。
NAETの素晴らしい症例はいろいろ見ますが、それ以前に、まずは自分を愛し、自分を守りぬくことが、NAET施術者として、医療者としての使命ではないか、と強く感じました。

自分を守れないのに、他人を守れるというのは、自分を愛せないのに、他人を愛せるというのは、偽善だと。


Drデビも妹のDrマーラもともに60歳を過ぎ、引退の言葉もちらほら出てきている今日この頃。
Drデビがセミナーをしている間にできるだけ、彼女から学びたいと思っているのですが、今回の飛行機疲れ(お尻の筋肉痛)を考えると、エコノミーで行くのはもう無理な気がしてきました。マイルも結構溜まっていると思うのですが、使い方がわからないから、今度調べておこうと思います。

日本の施術者にも、本場でDrデビのセミナーを受けてほしいと思うのですが、日本は井の中の蛙。みなさんなかなかお尻が重いですね。とはいえ、自分が何をしたいか、どうなりたいかですから、無理強いはしません。
9月には千葉の安達先生がロスに行くということですから、どんな感想を持って帰ってくるか楽しみです。私もまた行きたいのですが、今は飛行機が楽しくないので考え中です。


さまざまな健康問題の根本原因にかかわる炎症に関する講義を受け、また新たに勉強することが増えて今回帰ってきました。
NAETを日本で正しく守り、継承していくために、焦らずに自分の道を一歩一歩進んでいくことができるよう、またさらに頑張っていきたいと思いますので、これからもよろしくお願いいたします。

そして日本の夏は暑いですから、みなさんどうぞご自愛ください。
飛行機を一歩出ただけで感じたモワ~っとした熱気に、この中でよく日本人は頑張っているんだなあと改めて感心させられました。