光と影の軌跡Ⅱ

つれづれなるおじさんの写真日記

富津市のパワースポット・岩谷観音堂の磨崖仏②

2021年08月17日 | 日記
 
  8/10は岩谷観音堂内の第一窟が解放される十日参りでしたが、行って見ると新型コロナ禍の為中止になっていました。しかし他の横穴の磨崖仏は解放されていたので、拝観し撮影して来ました。観音堂裏のコの字型の廻廊窟は仏像が横に並び、暗い中に射すわずかな光が神秘的な空間を演出しています。

  伝説によると、この磨崖仏は奈良時代の高僧・行基上人の一夜の作と言われています。そしてここには14の窟があり、一巡すれば全国の霊場を巡礼したのと同じ御利益があると言われるパワースポットです。

  

  壁面を丹念に見て行くと、所どころに三角や四角い穴が開いています。製作上必要なものだったのでしょうか。また洞窟下の通路の写真も撮りました。長い年月人が歩いた為か、両側の壁よりすり減って凹凸が少ないです。



 観音堂横の手すりのある石段を昇ると、十畳位の広さがあり、高さは2m位の広い横穴があります。テーブルといすが置かれていますが場違いですね。ここの壁にも風化した磨崖仏が彫られています。





 比較的にクッキリと刻まれた仏像が2体並んでいました。下には小西村等と刻まれた文字があり、江戸時代か明治に作られた比較的新しい磨崖仏の様です。





 昨年の8/10には十日参りが行われ観音堂の中と第一窟が解放されています。その時の写真もUPしました。下は第一窟の写真。阿弥陀如来像、観音菩薩、勢至菩薩の線刻と縄文時代の石棒が安置されていました。


富津市のパワースポット・岩谷観音堂の磨崖仏①

2021年08月16日 | 日記

 8/10(火)ツレと富津市数馬区の岩谷観音堂を訪問してきました。この日は毎年行われる十日参りと言う行事の日で、岩谷観音堂内の第一窟の扉が開かれ阿弥陀如来像等の線刻画が拝観できます。

 訪問したのは午前10時頃。到着して観音堂に向かおうとしたのですが、案内板に「恒例の8月10日の十日参りは、新型コロナ感染拡大防止のため中止させていただきます。 数馬区」との断り状が貼られていました。去年はコロナ禍の中御開帳されていたのに、残念です。仕方がないので、気を取り直し石窟の磨崖仏を拝観していくことにしました。





  急な坂道を上ると観音堂や横穴が見え、お堂の横には石板や小さな仏様が置かれた石柱がありました。十日参りが中止になったせいか参拝者は皆無でした。



          

  扉は開いていませんがお堂のまえで、お賽銭をあげ2人で参拝しました。お堂の横を通り左のやぐら群(横穴)を観察。しかし横穴の彫りが浅く風雨にさらされているので、殆ど磨崖仏は見えませんでした。





 お堂の後ろはコの字型の廻廊窟です。左の入り口の上に仏像が刻まれた石板が2つ置かれています。





 暗い廻廊窟に入ると風化が進んだ数多くの仏像群に圧倒されます。まるでシルクロードの遺跡に来たようです。そして右側の出口にはこの回廊窟最大の仁王像(トップの縦位置の写真)が刻まれています。まるでこの遺跡を守っているような迫力でした。


家のネコたちと隣のネコ-木更津市

2021年08月13日 | 日記
 
我が家では2匹のメスネコを飼っています。姉のチビタとポンタです。最近家でネコたちと遊ぶ時間が増えています。2年ほど前までは、ツレとよく旅行に行ったのですが、今では殆ど外泊はしなくなりました。ネコにも私たちが何時も家にいるので、巣籠生活をしているというのが、分かっているようです。

 最初の2枚の写真は、娘が父の日に送ってくれたトトロの鉢とモンステラの花。それに妹ネコのポンタがじゃれて、のせた台から鉢を落しそうになりました。花よりもトトロの鉢が気になったようです。

        

  次はお姉さんネコのチビタです。ツレがたたんだ、私の洗濯物の上にのり寝ていました。うちのネコは何かの上に乗って寝転ぶのが大好きです。



  そして2匹揃って良く寝ています。こんな姿を見ていると、ネコは何も考えなくて楽でいいなと思ってしまいます。







 顔を洗う仕草もよく見ます。でも雨が降る確率は少ないですね。ネコが顔を洗うと雨が降るというのは迷信の様です。





  近所の人が飼っているシャムネコが、たまに我が家にやって来ます。でもうちのネコはこのネコが大嫌い。2匹揃って家の中から威嚇して、追い払います。このシャムネコは家の外で飼われているようで、気の毒ですが妙にデカいネコです。


コロナ禍の中の小さな神社巡り②-木更津市

2021年08月12日 | 日記
  
木更津市の内房線中里踏切近くの道路沿いに、木の鳥居と木の祠を備えた小さな神社が在ります。何という神社か分かりませんが何時も草が刈られ、正月には鳥居に新しい注連縄が取り付けられています。この道を通ると車窓から、お年寄りが立ち止まって手を合わせてゆく場面が見られます。木更津らしい感じの良い光景です。



 この神社のある道路は江戸時代の街道・房総往還にも近く、周りに沢山の神社仏閣がある場所です、





 そして見立海岸にほど近い畔戸地区の一角に、山之神神社が在ります。まわりを垣根に囲まれていてこれが神社とは思えない景観です。またクリーム色の鳥居には少し前まで、タコやエビの藁飾りが架けられていたようです。現在はとれているので、今度の正月に確認しようと思います。



 社殿の中では大工さんが神社を改築中、頼んで中を見せてもらいました。こんな光景はめったに見られないよと、大工さんに言われました。






 山之神神社の近くには阿弥陀堂があります。社殿の左側には小山が築かれ、石板が祀られていました。





 敷地の右側には、沢山の石仏や石板がまとめて置かれて居ました。まるで石仏のアパートの様です。

 

コロナ禍の中の小さな神社巡り①-木更津市

2021年08月11日 | 日記
 
ツレも私も7月の上旬には2回目のワクチン接種が終わっているので、買い物に出た際にストレスの発散で近くを散策しています。殆ど人がいない所なので、気軽に写真を撮影しています。

 7/11に久津間漁港付近を車で走っていると、小櫃川の側に日枝神社を見つけました。鳥居と本殿だけの小さな神社です。ただ変わったことに鳥居の注連縄に藁で造った、エビかヘビ、の様な物が付いていました。木更津の金田海岸でよく見かける藁飾りの様です。



 7/20は久津間漁協近くのヤギたちを見に行ったついでに、道路の反対側にある神明神社を参拝しました。ここも赤い鳥居と本殿だけの神社ですが、左手に出羽三山の月山大神を祀った岩山が築かれていました。

 



  8/3には木更津市営江川総合運動場側の江川熊野神社と粟田口神社に行って来ました。江川運動場はオリンピックで、ナイジェリアの陸上選手団が事前キャンプ地として使用した場所です。この2つの神社は同じ敷地の中にあり、鳥居と拝殿が丁度直角の位置に配置されていました。



 熊野神社は鳥居や拝殿は比較的新しいのですが、手水鉢には安永7年(1778年)の銘があります。また社殿の左には大きな御神木があり、石仏や石板が置かれています。





 隣の粟田口神社ですが、珍しい名前の神社です。ご祭神とか不明ですが、初めてこの名前の神社を参拝しました。



  社殿の後ろにはひょうたん型の石板が置かれていました。またこの近くには陸上自衛隊木更津駐屯地があり、そこの大型ヘリが上空をブンブンと飛び回っていました。耳がおかしくなる程の爆音です。


木更津市郊外の野鳥たち-カルガモの飛翔

2021年08月10日 | 日記
 
 8/5(木)自宅近くの農道を散歩していると、半年ぶりに富士山が見えました。雲の中から頂上付近がつきだしていました。真夏のせいか雪は残っておらず、青黒い富士山のシルエットです。この時期この付近で富士山が見えるのは珍しいです。そして翌6日の午前5時20分頃には、カルガモ親子の集団飛行を目撃できました。



  ようやく子カルガモの飛ぶ姿が見られました。数は5~6羽、体も大きくなってどれが親なのか分かりません、力強く飛行していました。





  ただ飛行高度はあまり上げられないようなので、高圧線の電線に引っかからなければよいのですが。



  飛ぶ姿はもう一人前。青空を気持ちよさそうに飛んでいきます。



 そして、農業用水には8羽のカルガモ家族が泳いでいました。このカルガモたちも、もう直ぐ飛び立つのでしょうね。





  また農道に出てきたカルガモに、人が近づいてきました。すると慌てて田んぼの中に隠れました。可愛いですね。


木更津・夏の光景-入道雲わく新町船溜り、赤い水車とヤギたち

2021年08月06日 | 日記
 
8/3(火)カインズホーム木更津金田店で買い物をした後、ツレと近くの新町船溜りを訪問。盛夏の鄙びた漁港を堪能して来ました。時間が午前10時を過ぎていたせいか、漁も終わり誰もいません。沖にはアクアラインとそこを走る車の姿がクッキリと見えていました。





 上空には入道雲がモクモク、まさに真夏の風景です。しかし気温が高いせいか対岸のビルは、モヤがかかった様にぼんやりとしていました。



 30分程海をみてから、今度は小櫃川に向かいました。三井アウトレットパークに近い小櫃川側の土地は住宅地が整備され、一戸建て住宅やアパートが続々建設されています。そんな中、川の土手に赤い直径2m位の水車が立っています。建設者や製造した目的は不明ですが、側に椅子が置かれ休憩できるようになっていました。





 この小櫃川に架かる金木橋を渡り、久津間海岸方向に進むと背丈が1.5~2m位のヤシの木が植えられた広い場所が在ります。周りは網が貼られ、沢山のヤギが飼育されています。





 暑いので、殆どのヤギが、ヤシの木陰でくつろいでいました。私たちが近づくと寄ってきました。可愛いですね。でも餌を持っていないので、急いでシャッターを切り退散しました。


木更津に残るレトロな戦争遺跡-巌根の海軍道路

2021年08月05日 | 日記

 8月15日(終戦記念日)が近づくにつれ、先の悲惨な戦争の事が思い起こされます。木更津は昭和11年(1936年)に飛行場が建設され、陸上攻撃機が配備。同年4月1日に木更津海軍航空隊が開設されました。それから85年木更津は良くも悪くも基地の町として歩み、現在上空をオスプレイが飛行しています。

 そんな中、コロナ禍で旅行が出来ず市内を散策する事が増えてくると、そのレトロな戦争遺跡を目にすることが多くなってきました。今回は自宅近くの道幅が異常に広い、通称・海軍道路と呼ばれる道をツレと撮影して来ました。




 巌根駅を出て100m程進み信号を右に曲がると、突き当りにレトロな建物が立つ木更津倉庫。海軍航空隊のあった時代、この建物は防音運転場だったと言われています。隣は航空自衛隊木更津基地、フェンスの側に退役したジェット練習機T-1と戦闘機F104-Jが展示されています。(トップと2枚目の写真)そしてここから4車線の海軍道路が、県道87号線沿いの海上自衛隊航空補給処まで緩やかにカーブして続いています。





 道路沿いには廃屋や閉店した飲食店があり、大きなパチンコ屋の駐車場が目立ちます。パチンコ店横の信号の側には芙蓉の花とお地蔵さんが置かれていました。





  暫く海上自衛隊方面に進むと、右側にコンテナの上にのったジープのような車が2台見えてきました。何でしょう?英語の看板が架かっており、中にも大型のトレーラーが置かれていました。車にはU.P.B.と書かれています。



 そして海上自衛隊の入り口で海軍道路が終わっています。調べてみるとこの道路は、現在の航空自衛隊の場所に在った航空廠で修理した飛行機を、海軍航空隊に運ぶ輸送道路だったとの由。木更津航空隊では、大型の軍用機を扱っていたので道幅を広くとったようです。現在は交通量も少なく広い道路も無用の長物の感があります。


木更津市郊外の野鳥たち-人を怖がらないシラサギ

2021年08月04日 | 日記

 千葉県も緊急事態宣言が8/2から発動。益々巣籠生活が続く今日この頃。お盆には埼玉県川越市のお墓にお参りにと思っていたのですが、無理なようです。もう1年半も千葉県から出た事がありません。そんな中自宅のある木更津市郊外の早朝散歩はツレと毎日続けています。

 その散歩中、時々出会う野鳥たちに癒され、彼らを撮った写真も増えてきました。そんな中から今回は、人が近くに行っても動じないシラサギを紹介します。



 上から3枚の連続写真は7/24(土)午前5時20分頃撮ったものです。





   次は同日の5時半頃、田んぼ道の出来事。同じシラサギです。





 次にこのシラサギに会ったのは、8/2(月)の午前五時頃。また田んぼ道に佇んでいました。時々飛び立つのですが、直ぐに戻ってきます。





  この日は30分位シラサギが、近くにいました。行動パターンが一緒なので、同じシラサギだと思います。シラサギも私たちの事は認識しているように思いました。面白いですね。


虫送りの行われる袖ヶ浦市・野田神社の巨木たち

2021年08月03日 | 日記
 
 毎年7/31袖ヶ浦市の野田神社では、稲に虫が付かない様に願う「虫送り」という行事が行われています。ただ昨年はコロナ禍で中止になりました。今年はどうなのかと思いツレと31日の午前9時頃神社を訪問しましたが、誰もいません。中止のようです。珍しい豊作を祈る農耕儀礼なのに残念です。2019年の7/31には行われ撮影もしていたので、その写真をUPしました。

  この神社は手水石に嘉永9年(1797年)と刻まれているので、少なくとも224年以上の歴史ある神社。境内には沢山の巨木が立ち並んでいます。その光景がとてもフォトジェニックなので、代表的な巨木の姿をカメラに収めました。





 上の写真は野田神社社殿前に置かれた虫送りに使う神輿とそれを担ぐ子供たち。下は野田地区をまわる虫送りの行列です。神輿は竹と桧の葉で作られ、神輿の一番上には稲穂を咥えた鳳凰が立っています。(2019年7/31撮影)





  巨木には標識(保存樹木指定標識)が付けられていますが、樹齢とか大きさ等は書かれていません。しかし木の後ろの家屋と比べると大きさが分かると思います。





 標識によると木の種類は、殆ど常緑樹のシイの木。人間の手の加わらない、海岸や神社に多い木だそうです。いわゆる鎮守の森ですね。