光と影の軌跡Ⅱ

つれづれなるおじさんの写真日記

富津市のパワースポット・岩谷観音堂の磨崖仏①

2021年08月16日 | 日記

 8/10(火)ツレと富津市数馬区の岩谷観音堂を訪問してきました。この日は毎年行われる十日参りと言う行事の日で、岩谷観音堂内の第一窟の扉が開かれ阿弥陀如来像等の線刻画が拝観できます。

 訪問したのは午前10時頃。到着して観音堂に向かおうとしたのですが、案内板に「恒例の8月10日の十日参りは、新型コロナ感染拡大防止のため中止させていただきます。 数馬区」との断り状が貼られていました。去年はコロナ禍の中御開帳されていたのに、残念です。仕方がないので、気を取り直し石窟の磨崖仏を拝観していくことにしました。





  急な坂道を上ると観音堂や横穴が見え、お堂の横には石板や小さな仏様が置かれた石柱がありました。十日参りが中止になったせいか参拝者は皆無でした。



          

  扉は開いていませんがお堂のまえで、お賽銭をあげ2人で参拝しました。お堂の横を通り左のやぐら群(横穴)を観察。しかし横穴の彫りが浅く風雨にさらされているので、殆ど磨崖仏は見えませんでした。





 お堂の後ろはコの字型の廻廊窟です。左の入り口の上に仏像が刻まれた石板が2つ置かれています。





 暗い廻廊窟に入ると風化が進んだ数多くの仏像群に圧倒されます。まるでシルクロードの遺跡に来たようです。そして右側の出口にはこの回廊窟最大の仁王像(トップの縦位置の写真)が刻まれています。まるでこの遺跡を守っているような迫力でした。