もう黙ってられない! 原発なくせ! ちばアクション

原発再稼働阻止!原発輸出絶対反対!福島の子ども達を守ろう! chiba20110507@mail.goo.ne.jp

7/6 映画『A2-B-C』自主上映会のよびかけ

2014-06-04 23:40:07 | ちばアクションの活動

 

映画『A2-B-C』自主上映会

日時:7月6日(日)開場12:30~

場所:千葉市生涯学習センター・メディアエッグ・B1

主催:原発なくせ!ちばアクション 

2014年5月10日ポレポレ東中野、ほか全国順次公開
世界中の映画祭で観衆の圧倒的支持を得て いよいよ日本上映決定

*2013ウクライナ人権映画祭ドキュメンタリー・グランプリ受賞
*2013グアム国際映画祭 最優秀賞受賞
*2013フランクフルトニッポン・コネクション映画祭 ニッポン・ビジョン賞受賞

ロードアイランド国際映画祭(アメリカ)
シンシナティ映画祭(アメリカ)
ぴあフィルムフェスティバル(日本)
グローバル・ピース映画祭(アメリカ)
ニューベリーポート映画祭(アメリカ)
カメラジャパン・フェスティバル(オランダ)
シャグリン・ドキュメンタリー映画祭(アメリカ)
台湾国際民族誌映画祭(台湾)
レインダンス映画祭(イギリス)
山形国際ドキュメンタリー映画祭(日本)
国際人権ドキュメンタリー映画祭 ドキュメント11(スコットランド)
国連協会映画祭(アメリカ)
ファイブ・フレイバーズ映画祭(ポーランド)
広島平和映画祭(日本)
CMSヴァタバラン環境&ワイルドライフ映画祭(インド)
レインダンス・ベルリン映画祭(ドイツ)
GCAA映画祭(台湾)
シンライン映画祭(アメリカ)
DC環境映画祭(アメリカ)
グローバル・ビジョンズ・フェスティバル(カナダ)
ウラニアム映画祭(ブラジル)

福島で生きる子どもたちに、今何が起きているのか
本作は、日本在住のアメリカ人監督イアン・トーマス・アッシュが福島原発事故以降の
福島の子どもたちを追ったドキュメンタリーである。

2011年3月11日 東日本大震災による福島原発事故発生。
その11日後、日本在住のドキュメンタリー監督イアン・トーマス・アッシュは、福島の取材を決意する。
今福島で、一体何が起きているのか?
その事実を知りたいという一心でアッシュは福島へ向かった。

福島を訪れたアッシュはカメラを片手に町の様子、人々の様子を撮り続けた。
中でも、外国人の自分に興味津々な様子で無邪気に声をかけてくる子どもたちに、アッシュは「兄弟」としての親しみを感じるようになった。
しかし、その子どもたちに、ある異変が起きていることを知る。

映画本編で、取材に応じた母親たちは、「県内で子どもたちを対象に行われた甲状腺検査で、A2判定を受ける子どもたちが2011年は28.2%だったのに、2012年は43~44%に増えている」と訴える。【A2】【B】【C】これは、甲状腺に発生した嚢胞(のうほう)や結節(しこり)の大きさによる判定レベルを表している。

同時にアッシュは子どもたちをとりまく校庭や通学路の汚染除去の日常の実態もカメラにおさめてゆく。

まるで家族のポートレイトを撮るかのように愛情をもって、原発事故以降の福島を撮り続けるアッシュ。テレビでは報道されない福島の厳しい現実と、福島に住む人々の切実な訴えが、カメラを通して静かに映し出されるー。
果たして、子どもたちの未来は安全なのか?
それでも、私たちは、何も起こっていないと見過ごすことができるのかー。

*2011年より、福島県内の一部市町村で18歳以下の子どもたちを対象に実施されている福島県・県民健康管理調査「甲状腺検査」によると、2011年にA2以上の判定を受けた受診者は36.3%だったが、2012年には45.3%と発表されている。
【福島県HPより参照】http://www.pref.fukushima.jp/imu/kenkoukanri/251112siryou2.pdf

【A2】【B】【C】が意味するものとは?
【A2】【B】【C】とは、甲状腺に発生した嚢胞(のうほう)や結節(しこり)の大きさによる判定レベルを表している。

世界はフクシマをどう見たのか?
「この映画は、日本だけなく世界中の人々のために重要な映画です。
ここに描かれている問題は、国境を越え、地球の全ての住民に関連するものです。」
―チェルノブイリ博物館館長

「福島での核のメルトダウン:その危険とまやかしと裏切り」
―ハフィントン・ポスト(米国最大のニュースWeb)

「ひとりの子どもが『ぼくたちはみんなガンになって、若くして死ぬんだ』と言いますが、いったい日本では何が起きているの?と恐ろしくなりました。今だからこそ、この映画をより多くの日本人に見てもらうことがとても重要なのです。私たちが何としても、子どもたちを守らなくては。」
―キャサリン・ハムネット(ファッション・デザイナー)

「福島のことに関しては公式発表とは別に現地の事実があります。
子供の健康の話になると、いうまでもなく事実を知りたいのです。この映画を見れば少なくともその一部は把握できます。見た方はそれぞれ、住民の生活に影響を及ぼす決断を安心して行政に任せることができるかどうか、判断してください。」
―ピーター・バラカン(音楽評論家、ラジオDJ)

 

監督:イアン・トーマス・アッシュ
 
1975年生まれ。
アメリカ・ニューヨーク州出身。
初めて撮った長編ドキュメンタリー「the ballad of vicki and jake」(2006年)が、スイスで開催されるドキュメンタリー映画祭Nyon Visions du Réelでグランプリを受賞。2000年に英語教師として来日して以来、日本滞在歴は13年にも及ぶ。福島第一原発事故以降、福島県内の避難区域周辺で生活する人々を追ったドキュメンタリー「グレーゾーンの中(In the Grey Zone)」(2012年)がロードアイランド国際映画祭にて新人監督賞&観客賞をダブル受賞。さらに福島の子どもたちを追った本作「A2-B-C」(2013年)でも世界各国で絶賛される。
最新作にガンにかかった友人の最期を記録した「Minus1287」(2013年)が控えている。
映画「A2-B-C」:参考資料
映画で取材を受けた方々を招いての福島上映会(2013年11月28日)にて


イアン:
皆様にこの映画をもっとたくさんの人に見ていただけるように何かしましょうかと(いろいろな方から)言われているのですが、この「映画」は単に道具です。福島のみなさまの現状を伝える道具なのです。この映画がみなさまのために頑張ればいいと思います。この道具をどんどん使ってください。

MC:
この映画を初めて見た方はいらっしゃいますか?

来場者:
とても素晴らしかったです。まずこういうことをするのはとても勇気がいることです。こういうことを言う人は少ないほうなので、少数派は間違っているのではないかという気がしてしまうものです。が、こういった大きな日の目に出してもらって、すばらしいことです。

来場者:
私は避難している者なのですが、この映画を見て非常に衝撃を受けました。311からだいぶ時間が過ぎて、はじめマスクをしていたのに、しなくなってしまって…。(放射能が)もうなくなったかのように、自分がしてしまっていました。目をそらしていたものを、改めて突き付けられた感じがして、胸に響きました。この日本について監督はどう思いますか?

イアン:
まず一番国にわかってほしいことは、私は日本が大好きだということ。大好きだからこそ、こういう映画を作らせていただきました。そこだけはわかってほしいです。映画祭に行って、よく質問されることは「イアンは今後どうするつもりですか?」ということです。私自身もわからないのです。 事故があって、避難区域が初めは小さな区域からどんどん広がっていきました。それについてはお金の問題も伴ってくるのはわかりますが、私はまずはじめに、やりすぎなくらい、守りすぎ、お金をかけすぎなくらいの気持ちで、対応すべきだと思います。ガンになってからでは、遅いのではないでしょうか?10年後「もっと気を付けていればよかった」という後悔よりも、「あのときはちょっとやりすぎたね」という後悔のほうが、いいんじゃないでしょうか?僕はそう思います。そして、この映画のヒーローはお母さんたちですから。あなたたちと一緒に本作を作り上げたのですから。

MC:
来場者たちからサプライズがあるとお聞きしています。

来場者:
福島でこの映画が上映されるとは本当に考えられませんでした。世界のみなさまからのメッセージ映像を見て
私たちは間違っていなかったんだ!と思います。

来場者:
私はイアンから取材を初めて受ける時に「日本はダメだ」と思ってしまったんです。どこの雑誌もどこのテレビ局も真実を書いてくれない、訴えてくれない、と。そこでちょうどこのお話がきて。世界から発信するしかない、世界から守ってもらわないといけない、という気持ちがすごく強くて。もし本当に世界に発信してくれるなら、家族全員で協力します、という話をしました。そこまで家族をイアンに託したのです。今日、世界のみなさんからのメッセージを見て、とても勇気づけられました。やはり福島にいると折れそうになるじゃないですか。本当に正しいのかな、と。私一人がまちがっているのかな、と。子どもを避難先の方の学校に預けているのですが、ほかの子どもたちはまるでなかったかのように生活している状況にあって、私ももうそうしなくてはいけないのかな、と思う時にふとイアンから電話があって。
いろいろもう疲れたね、と主人とも話をしていました。その時にこのサプライズだったので、すごく勇気づけられました。

イアン:
すごく責任を感じています。みなさまの大事なお話しを預かっているという気持ちです。これからも福島の取材を続けさせていただくので、皆様どうぞ宜しくお願い致します。


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