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原発再稼働阻止!原発輸出絶対反対!福島の子ども達を守ろう! chiba20110507@mail.goo.ne.jp

福島からの方による、官邸前でのスピーチ「心が死んだ、福島の心が死んだ」

2012-06-22 13:09:00 | フクシマの怒り
  • …そんなことボヤキつつ、昨日は会いたかった人に期せずして、お会いすることができました。その方の、野田佳彦総理はじめ政府閣僚、そして全国の皆さんに向けたスピーチを連投したいと思います。
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    野田総理へ1: 「みなさん、こんばんは。警備のみなさん、ご苦労さまです。私は福島県福島市で生まれて…。ずっと被ばくしてきました。子どももいます。何でお前、こんなとこ(福島)いるんだよ、と言われるかもしれないけれど、それ以上にたくさんの教え子たちがいるので、捨てることができません」
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    野田総理へ2: 「1万人の子どもたちが福島を出ていきました。握手をして、涙流していきながら子どもたちとの別れをやってきました。でも、別れた子どもたちの方が安心なんです」
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    野田総理へ3: 「この一年で、とりあえず自分の子どもにも何かしてやろうと思って、屋根のやすりがけをやりました、壁のやすりがけをやって、土をはがして、でも、ほとんど変わらないんです」
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    野田総理へ4: 「一年間経っても、何が変わったかって言われたら、福島の環境何て言うのは何ひとつかわっていないんです、除染作業なんてみたことないです、ニュースで初めてみてびっくりするくらいなんです、何にも変わってないんです」(本格除染がはじまっていない、未だ除染実験にとどまると)
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    野田総理へ5: 「私の横の横の公園は、1時間あたり1.5μSvです。フツーなんです、申し訳ないですが、子どもたちは普通に遊んでいます、学習センターなんです、ここ(東京)だったら大問題なると思うんです」
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    野田総理へ6: 「私の乏しい知識が正しければ、0.6μSv/hあれば放射線管理区域となって、そこでは18歳未満は働けないと思います。でも、そこでゲームをやって、土埃の中で周りを弾いて食事をとり、水を飲んでいるんです。この一年間で福島の何が変わったかって、何にも変わってないんです」
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    野田総理へ7: 「日々悲しいことはありますけれど、でも、私が一番ここで訴えたかった、ここに今日私が来ている一番の理由は、私の周りには、沢山の、沢山の仮設住宅が皆さんあるんです、爺さん、婆さんたちが沢山います。今までは、沢山のコミュニケーションがあって生きてきたけれども」
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    野田総理へ8: 「何にも変わってないんです、政府から沢山のお金が出、豊かにやってると思うでしょ。夏に来てみて下さいよ。仮設住宅にもれなくくっついているクーラーに、一個でもまわってるものなんかないですよ、ないんです。だって、お金払えないんだから。貯金を切り崩し日々生きてるんですよ」
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    野田総理へ9: 「だから、(仮設のじいちゃん、ばあちゃんたちは)夏暑いといって図書館とか、スーパーとか行って涼んでいるんです」
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    野田総理へ10: 「この一年間で何にも変わっていないんです。ただ(変わったことがある)、先週、浪江の人が首つりをして、その葬儀に私は行って参りました。なんでかな、と思いました」
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    野田総理へ11: 「災害で強制的に退去させられて、仮設で暮らして、我慢して我慢しているんです。我慢して我慢していても、いつか光があると思ってるんです。何にも決まっていないのに、再稼働だけが決まっちゃったでしょ、心が死んだ―。心が死んだんだー」
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    野田総理へ12: 「どうせ死ぬんだったら、クニで死にてー、だから、だから一時帰宅のときに首つりがいま絶えないんだ。原発の再稼働のことが決まってから、首つりが絶えないんだ」
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    野田総理へ13: 「最初はね、何だかクニでほろほろと来て死ぬのかなと思ってたんだ。でもよく考えたらそんなわけはないよね、首つりには頑丈な紐がいるでしょ、立派な家族にあてた、時間をかけた遺書が、気持ちだけの衝動の自殺で、置いてあるわけがないでしょ。死ぬ気で行ってるんだ」
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    野田総理へ14: 「何にも福島は変わってないけれど、再稼働だけが決まっちゃったから、心が死んだ、福島の心が死んだ。どうせ死ぬなら、クニで死にたいって、帰って…でもね、仮設で暮らして、地元で死んでも、入る墓場は“仮設”なんだ、自分の墓に入れないんだ」
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    野田総理へ15了: 「爺ちゃん婆ちゃんたちは、文句言わないで毎日やってるけれど、何年生きれるか分からないけれど、彼らにも少しでもいいから、未来をやってくれ。明るい気持ちを与えてくれ、若い世代は何でもやるから、爺ちゃん婆ちゃんたちに、少しでもいいから、明るい未来をみせてやってくれ」

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