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東京電力 「人体を線量計がわりに使っているのか!」

2013-09-03 09:34:36 | フクシマの怒り

 フクシマンの福島リポート(郡山市)より転載

http://ameblo.jp/masa219koro/entry-11604928553.html

「東電、人間の被曝データーから、汚染水のタンク漏洩日を特定」

 汚染水の問題が深刻さを増しています。福島県は、平成25年8月22日、東京電力福島第一原発の周辺海域で6月に採取した海水から、ストロンチウムが最大で、0.28 Bq/l検出されたと発表しました。

その他にも、連日さまざまな新事実が、報道されていますが、私が一番ショックを受けたのは、東京電力が、人間(作業員)の被曝データーから、汚染水のタンク漏洩日を特定したことです。

東電の発表によれば、汚染水漏れのあったタンクから約20メートル離れた無線中継所で作業員2、3人が、毎日約2時間、働いており、その被ばく線量記録を見ると、7月8日まではベータ線をだす放射性物質による被ばくがほとんどなかったのに、7月9日には1回の作業で、最大0.1ミリシーベルトの被ばくを確認。その後も被ばく線量は徐々に上昇し、8月上旬には、約1ミリシーベルトに達する作業員もいたということです。

こんな風に、作業員の被ばくデーターを、漏えい日特定の根拠にするとは・・・本来であれば、きちんと空間線量を測り、汚染水や放射線の管理を行い、まず、作業員の安全を第一に守らなければいけないのに、東電は、「人体を線量計がわりに使っているのか!」と非難されても、仕方がないのではないでしょうか・・

この東電の発表を聞いた時に、私が真っ先に思い浮かべたのは、福島で今多くの子供たちに、甲状腺ガンが多発していることです。8月20日の県民健康管理調査の発表によれば、ガンまたはガンの疑いと診断された子供は、44人になりました。これほどの数の子供が甲状腺がんを発症していることに対し、多くの専門家は「原発事故の影響ではない」と繰り返しています。

例えば、福島民友新聞の取材を受けた、京都医療科学大学の遠藤啓吾学長(放射線医学)は、患者の数について「予想以上の数」としながら、「チェルノブイリと比べて放射性ヨウ素の被ばく量ははるかに少なく事故の影響とは考えにくい」との見解を示しました。

しかし、それならば、甲状腺がんが予想以上の数の子供たちに多発している原因が別にあることになりますから、国は総力を挙げて、多発の原因を早急に調査すべきです。

調査の結果、もしも、これが放射線由来による甲状腺ガンだったとわかった場合、子どもたちのがんの発症という事実をもって、多くの地域が、高濃度の被ばくをしていたことが、逆証明されることになってしまいます。それでは、空間線量も測らず、作業員の被ばくデーターをまるで人間線量計のように使い、漏えい日を逆証明した、東京電力とやっていることが変わらなくなってしまいます。

実際、今回の問題で改めて浮かび上がってきたのは、あまりにもずさんな、東京電力の管理体制です。原子力規制委員会や専門家から、タンクの耐用性に対し、はじめから、疑問の声が上がっていたにもかかわらず、東京電力は、日常的にタンク周辺の放射線量を測定もせず、見回りも1日2回しか行わず、タンク1基ずつの水量を見る水位計も設けず、点検記録すら残していませんでした。

国と県と東京電力は、きちんとした予防原則に立ち、国民と作業員の安全をしっかりと守る、責任をきちんと果たしてほしいです。人間の被ばくデーターや子どもたちのがんの発症率をもって、初期被ばくの量や、汚染水の漏えい日を逆証明するようなことが今後おこらなないことを、心の底から願っています。


先日、放射線管理区域のある研究所で働いていた先輩と話押した。

放射線管理区域で作業する場合は、ガラスバッチなどの線量測定器の着用を義務付けられ、毎日その数値をチェックしている。この先輩は、福島で子どもがガラスバッチをつけて生活していることに、心を痛めていた。

「俺らは作業のために一時的に管理区域に入るが、福島では本来子どもが入ってはいけない所に、学校があり家があり、ガラスバッチをつけて生活していることに、ただ言葉が出ない」と。

そもそもガラスバッチをつけてはいらなければならないるところ=放射線管理区域は、一般公衆の立ち入りを禁止、18才未満のの就労を禁止している。では何のために子どもにガラスバッチをつけさせているのか?

保護者の不安を払拭(ふっしょく)のためつけることになったと言うが、ガラスバッチで外部被曝を計れても、被曝は防げない。では何のために。一部の学者のためにデータ収集のため?


福島の小供たちは毎日ガラスバッジを首から提げ,学校に行く生活を続けています。
このガラスバッジとは、医療機関のレントゲン技師などが累積被曝量管理のために使用しているものです。
なぜ子供たちがそんなものを首から提げ、勉強しなければならないのでしょうか?

*個人積算線量計(ガラスバッジ)は原発事故に伴い、放射線に対する子どもや保護者の不安を払拭(ふっしょく)しようと、川俣町が2011年6月下旬に県内のトップを切り配布を始めた。県によると、2011年9月末までに福島、二本松、伊達、本宮各市など17市町村がガラスバッジを配布している。大玉、北塩原、湯川、西郷の4村は線量計を貸し出している。



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