基準以下の廃棄物 処分を要請
1月21日 5時9分 NHK
首都圏などで出るごみの焼却灰や汚泥のうち、放射性セシウムの濃度が国が定めた基準を下回っているにもかかわらず、ほかの自治体にある施設に処分を頼んでも、断られるケースが相次いでいることを受けて、環境省は、全国の自治体に受け入れを拒否しないよう要請しました。
ごみの焼却灰や汚泥については、環境省が、放射性セシウムの濃度が1キログラム当たり8000ベクレル以下であれば、通常の埋め立て処分をしても差し支えないとする基準を示しています。ところが、首都圏や東北地方では基準値以下のものであっても処分を依頼していたほかの自治体にある施設から、周辺住民などの反対で受け入れを断られるケースが相次いでいます。こうした状況を受けて、環境省は、8000ベクレル以下の焼却灰や汚泥を埋め立てても周辺住民などの安全に問題がないことは国内の専門家だけではなく、IAEA=国際原子力機関も認めているとして、科学的な根拠や法的な根拠なしにむやみに受け入れを制限したり、処分業者に対して受け入れの中止を指導したりしないよう全国の自治体に要請しました。環境省は「基準値以下のものであれば安全であることを理解してもらいたい。適切な処理ができるよう自治体との調整や住民への説明は今後も続けていきたい」としています。
環境省は、環境破壊省と名前をかえたらいいのでは。
放射能汚染の全国拡散に躍起になっている。
「科学的な根拠や法的な根拠なしにむやみに受け入れを制限」だと!
ふざけるな!
科学的な根拠や法的な根拠なしに 、放射性廃棄物を自治体に強要しているのは環境省ではないか。
放射性廃棄物の基準はセシウムで100ベクレル/kg。
原発など原子力施設の敷地内では一定基準を超えたすべての汚染物を放射性廃棄物として扱う。
クリアランスレベルと呼ばれるその基準は、自然放射能を下回る0.01マイクロシーベルト/時、
セシウムのみの汚染なら、100ベクレル/kgと厳しく定められている。
その基準を超えたものは放射性廃棄物として、移動や処分を厳格に管理され、資格の無いものが移動することや、特別に決められた処分施設以外での廃棄は許されていない。
原子炉等規制法では、10マイクロシーベルト/年(目安として放射性セシウム合計100ベクレル/kg程度)を、放射性廃棄物かどうかを区別する基準(クリアランスレベル)として定めています(※1)。従来この基準を超える廃棄物は、放射線障害を防止するためドラム缶封入・コンクリートピットへの埋設など、厳格な管理が義務づけられてきました。
なし崩しに緩和される放射能汚染廃棄物の処分基準 1キロあたり100ベクレル→8000→10万
膨大な量の放射能汚染された廃棄物(震災がれき、下水汚泥、稲わら、腐葉土、汚染牛肉など食物、・・・)。しかし現在、これまでの基準の1000倍!にあたる10万ベクレル!!までが許容され、一般ゴミ処理場(産廃)での埋め立てが始まろうとしている。
本来、原子力施設の外では、施設内よりもさらに厳しい基準にするべきであり、最低でも施設内に準じる基準にするべきだが、福島原発事故の汚染物の埋め立てをめぐり、環境省はその基準を下記のようになし崩しに緩和してきている。やがてさらにゆるい基準になることも考えられる。
100ベクレル → 8000ベクレル → 福島県では10万ベクレル → 全国で10万ベクレル
一般産廃は全国で町中などに普通に存在する。この基準で放射能の投棄が行われると、地下水などが汚染される可能性が懸念されている。
原子力安全委員会は、今回の原発事故に最も責任を取らねばならない立場にあるが、今もって1人も辞任するという声を聞かない。放射能汚染を全国化して、原発事故=被爆による健康被害を全国化し、その責任を有耶無耶にするためのものとしか考えられないのだ。
わかりやすいyoutube映像です。ぜひ見て下さい!