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「汚染水処理の現場はヤクザとど素人だけになった」「最後は雇い兵のような外国人を雇うつもりだろうか」

2013-10-24 17:37:38 | 山本太郎

 

 福島原発事故の収束や賠償などの金銭的重圧にあえぐ東京電力。政府は同社を破綻処理せずに税金で救済しようとしているが、問題は財務面だけではない。人手も不足しつつある。経験豊かな作業員が現場を離れ、素人同然の作業員が増えてトラブルを生む。東電本体の離職者も増えている。まだ事故から2年半。向こう数十年にわたる収束、廃炉作業に黄信号がともっている。


◆離れる地元企業 線量高く

「もう地元の協力企業はほとんどフクイチ(東電福島第一原発)には入っていない」。事故直後まで、福島第一原発に入っていた福島県いわき市の業者はそう言う。 「従業員の(被ばく許容)線量がパンパンになってしまった。東電の仕事をしている地元会社は大半が第二(原発)にいる」。別の協力企業の社長もそう話した。

この約1カ月間だけでも、福島第一の現場ではトラブルが多発した。 多核種除去設備(ALPS)のタンク内にゴム製シートを忘れて配管が詰まった/タンクが傾いていることを知らずに注水し、汚染水漏れを起こした/電源盤の操作を誤り、原子炉冷却のポンプが一時止まった─。初歩的なミスばかりだ。ベテラン作業員の不足が影響しているといえる。

 今年初めまで、福島第一で働いていた作業員は内情をこう漏らす。 「下請け(協力企業)には、大別すれば土木とプラントがある。土木は整地して汚染水タンクなどを置く仕事。プラントは配管など、原子炉にも絡む。土木の作業員は相変わらず、重層の『中抜き』で危険手当などが届かない。だから除染作業などに流れている」 除染作業は国の直轄分もあるためか、危険手当が払われるケースが増えたという。原発での作業に比べ、安全な印象もある。ただ、放射線管理は原発の方が厳しく、除染ではマスク抜きの現場もあり、内部被ばくの危険に大差はないという。

では、プラント関連はどうなのか。 「各地の原発が止まって定期検査もないので、東電は全国の原発職人が福島に来ると読んでいた節がある。だが、実際はそうなっていない。溶接などで腕に覚えのある職人は原発以外にも仕事がある。地元でも避難住民の流入でマンションなどが建設ラッシュ。結局、腕の悪い人が残り、仕事の効率が悪くなって人手不足の状態に陥る」

 協力企業の社長は、ミスの多発の一因は東電や一次下請けの担当者が現場にいないことにもあると語る。「高圧電線の入った管を切りかけたケースもある」。だが、この作業員は「現場にいて指示すると、違法な偽装請負だ。それを東電側が裂けている面もある」と複雑な事情を説明する。

いわき市の業者は「日当で5万円もらっても、フクイチには行かない。線量が高すぎる。地元業者の間では、あんな所で働く人間の神経を疑うと話している」と言う。 作業員もその話にうなずき、こう漏らした。

 「人員問題は近々、行き詰まるだろう。最後は雇い兵のような外国人を雇うつもりだろうか」

◆若手が次々退職


作業員はたしかに減少している。東電が発表した翌月の計画人数(平日1日当たりの作業員数見込み)を調べると、今年2月は下請け作業員だけで1日約4200人だったが、10月は東電社員を入れても約2400人に減った(表参照)。 東電社員も減っている。依願退職者は、福島原発事故の発生後に急増した。東電広報部によると、事故前の2010年度は134人だったが、11年度は465人、12年度は712人、本年度は4~6月の3カ月だけで109人に上る。年齢別では40歳以下が約7割を占める。

ある東電関係者は「以前なら10のエネルギーを使えば、10の給与がもらえた。それがいまや給与は3分の2ぐらいに減った。事故後、3年目となるとさすがに気力が続かない」と打ち明ける。 東電社員は管理職で約3割、一般職は約2割の給与削減をされている。頭では「被害者に償うために頑張ろう」と理解していても、転職先が見つけやすい若手から辞めていく。会社も引き留めようとはしないという。

この関係者は東電の破綻処理を求める。「もっと給与は減るかもしれないが、少しは希望が見えてくる。まったく先が見えない現在よりはいい。やる気を取り戻すためには、一度リセットするしかないのではないか」


◆「全国から技術者集めよ」 「国が多重下請け一掃を」

 今後、東電社員や作業員の人手不足にどう取り組めばよいのか。長年福島原発に携わり、協力会社の会長でもある名嘉幸照さんは「一定の技術力を持つマンパワーはいずれ枯渇することは分かっていた。対策をとらなければ」と指摘する。 名嘉さんは事故後、電力会社や原発プラントメーカーを退職した技術者に声をかけ、事故収束に協力するOB組織を立ち上げ、東電に支援を申し入れた。ただ、東電から歓迎する声はなかった。

 「電気事業連合会が音頭を取り、全国の電力会社から技術者を集めるべきだ。そうしないと、現場の指揮を執る人材がいなくなってしまう」 20年開催の東京五輪も懸念材料だ。福島県三春町在住の僧侶で、作家の玄侑宗久さんは「ただでさえ福島は人手不足。インフラの整備など五輪の準備が始まると、さらに状況は厳しくなるのでは」と危ぶむ。

 五輪には、準備段階を含めて大量の電気が必要となる。その需要と県内全ての原発の廃炉を望んでいる福島県民の意思との矛盾にも気をもむ。 「安倍首相は、『メダルの倍増』と息巻いているが、無事に五輪を開き、福島の原発の廃炉を速やかに決めることの方がはるかに大切。実現できれば、世界から称賛されるだろう」(玄侑さん)

原発労働者の被ばく実態調査に長く取り組んできた長崎県立大非常勤講師の藤田祐幸さんも「五輪の開催は事故収束現場の人手不足に直結するだろう。五輪に投じる国費は6000億円超といわれている。本来はその資金を仮設の住民を別の地域に移住させたり、事故収束のために投じるべきではないのか」と憂える。

 藤田さんは「事故収束は数十年~100年単位のプロジェクトになる。原子力の知識を持った人材の育成も不可欠だ。ただ、被ばく労働の危険な職場に若い人はなかなか来ない」と現状を認識したうえで、こう提起する。 「原発労働では、多重下請けで責任が曖昧にされ、作業員の賃金は中間搾取されている。まずは国が率先して、福島事故前から続くこうした原発労働の悪弊を根本的に一掃する必要がある」


[原発作業員の被ばく線量]
労働安全衛生法の規則は、原発作業員の被ばく線量の上限を年間50ミリシーベルト、かつ5年間で100ミリシーベルトと規定し、緊急時は100ミリシーベルトまで認めるとしている。福島第一原発事故の発生直後は、すぐに限度に達してしまうため一時的に250ミリシーベルトに引き上げた。線量が上限に達すると、一定期間、被ばくの恐れがある作業に就けなくなる。


[デスクメモ]
事故当初からの懸念が、次々と現実になっている。汚染水や東電の財務危機しかり。作業員不足も『こちら特報部』が「準公務員化すべきだ」と指摘していた。今後、別の恐ろしい懸念が現実になるかもしれない。「大げさ」と推進派は反論していたが、現実はこれだ。危機感と怒りを取り戻すときだ。(牧)

(転載開始)

◆福島第一原発作業員 緊急座談会「汚染水処理の現場はヤクザとど素人だけになった」
 2013年10月22日(火) 週刊現代(経済の死角)



迷惑でしかなかった安倍首相の視察団〔PHOTO〕gettyimages


毎日のように、ニュースを賑わせる原発汚染水問題。安倍首相の見解とはまったく逆だが、ほぼ、アンコントロール状態にあると見て間違いないだろう。最前線で闘う男たちにイチエフのいまを聞いた。


○間抜けなことばかり起きる

作業員A
先日もホースの交換中に汚染水が漏れて作業員6人が被曝するトラブルがあったけど、原発汚染水漏れはほとんどが初歩的なミス。8~9割がヒューマンエラーだと思う。

作業員B
作業員の士気、相当低いからね。とにかくコロコロ人が替わるから、責任感みたいなものがない。いま一緒に作業しとる仲間の前職は新宿の居酒屋店員、プールの監視員、塾の講師、トラック運転手と、ど素人ばかり。熟練さんがおらん。

作業員C
僕はフリーターでした。原発内の前線基地である免震重要棟と隣接するプレハブ小屋に出入りする作業員たちの、備品や汚染度の管理をする仕事をやっていまして、同僚は10代後半から60代まで数十人。北海道から九州まで全国から来ていますけど、地元の福島の人が一番多いかな。

それはいいんですが、とにかく現場がいい加減。被曝講習がJヴィレッジ(福島第一原発から20kmの距離にある東電の後方拠点)で行われたんですが、ビデオを観た後にテストがあって、それをクリアすると講義を受けてまたテスト。中には居眠りしている同僚もいたんですが、全員合格。ようは形だけなんです。

作業員B
現場でも東電が作業員に直接指示を出すことは、ほとんどない。あっても「早くしろ」「時間がない」くらいやね。こないだ安倍さんが視察に来たけど、ホンマ、大迷惑でした。というのも「安倍さんに汚いところを見せられない。ガレキを片付けろ!」と東電に言われ、1週間もかけて現場の掃除をやらされたんです。掃除で作業が滞るというアホらしさ。安倍さんが見たのはほんとのイチエフ(福島第一原発)の姿やないですよ(笑)。

俺たちは何が起きてるんか、これからどないなるんか、何もわからん。毎日毎日、自分の作業が何のためになるんかもわからず、ただ言われたとおり動いとる。

作業員A
だから、ゴムシートを現場に置き忘れて、それが排水口に詰まるなんて、初歩的なミスが起きる。「それぐらいで?」と思うかもしれないけど、原発ではちょっとした落とし物でも大事故につながる。構内には「ゴミを落とすな」という張り紙があちらこちらにあるくらい。私からしたら、ゴムシートを放置するなんて考えられない。原子炉からALPS(放射性物質除去装置)へ汚染水を注ぐホースにゴムのカスを詰まらせたときは、原子炉の冷却ができなくなって、温度が上昇。「何があったんだ?」と大騒ぎになった。

作業員D
汚染水タンクの配管も、どれだけ傷んでいるか想像もつかないですよね。とにかく「急げ、急げ」と急かされて作ったから、純正品ではなく、既製品を組み合わせている。配管として使っていた市販のホースがチガヤという雑草のせいで穴があくというマヌケな事故もありましたよね。

作業員C
汚染水タンクの設置当初から水漏れは懸念されていましたけど、そうした声は東電に伝わらない。東電はタンクをパトロールしていると言ってますが、1000基あるタンクを二人で2~3時間で見るわけでしょ? 長く見積もっても1基あたり30秒弱。連結部分は数万ヵ所あるわけで、とてもチェックできない。


○自分も海に汚染水を流した

作業員B
だいたい、タンクから漏れてる汚染水なんて、雨が降ったら確認は不可能。漏れてるのか雨なのか区別がつかん。地下水に至っては、想像もつかんよね。側溝にも明らかに汚染水と思われる液体がたくさん流れとるけどパッと見、普通の水。よく「今日は何tの汚染水漏れが見つかりました」とニュースでやっとるけど、報道される数字は少なすぎる。ハンパやない量が流れてますよ。せんだって、台風が上陸したときなんて、大雨で側溝の水が溢れそうになったので、海に捨てました。流した水の放射線量を測定しなかったことを責められましたが、あえて測定せんのですよ。数値によっては犯罪になってまうから。

作業員A
ただ、外部被曝に関しては、多少はマシになった。東電がサーベイマップを公開していて、高線量の場所がわかるから。毎時70~80シーベルトという超高線量のところは鉄板で覆ったうえで、張り紙をして、注意喚起している。

作業員B
でも、福島第一原発には、地雷みたいに、とんでもない高線量のところがまだまだある。原子炉建屋の山側の道を車で走ると、いまもピューッと線量があがりますよ。特に2号機と3号機の間。あそこは加速して突っ切ります。3月にネズミが仮設の配電盤をかじって停電したよね? どこが停電したか、みんなわかっとったけど、線量が高いと有名なところだったから、誰も現場に行きたがらんかった。

作業員A
熟練作業員の不足は深刻。素人が10人いるより、技術を持った一人のほうが仕事は捗る。震災後、原発作業員の年間被曝量の上限が50から250ミリシーベルトに上げられたけど、福島第一原発ではそれでもすぐ、被曝限度を喰ってしまって、働けなくなる。熟練工は『高線量部隊』と呼ばれる、原発により近い現場で働くので、だいたい1~2週間で限度オーバーになってしまう。

作業員B
そんなリスクをおかして、手当もピンハネされてロクにもらえんなら、イチエフを選ぶ理由はない。

作業員C
作業員には通いと泊まりがありますが、小さい下請けに入ってしまうと、16時間も拘束されることがある。長時間労働、低賃金、残業手当なしの世界。

作業員B
ウチの会社はプレハブの寮に住んでいる人が多いかな。事故直後は地元の温泉街の宿やったから、ランクは相当落ちた。それにこの寮というのが、メシがまずくてね。「東電が全然、お金をかけてくれない」って食堂のオバちゃんが嘆いてた。

作業員D
作業員の装備が野田政権の収束宣言('11年12月)以降、ずいぶんと軽くなりましたよね。東電が予算を削っているからでしょう。性能のいいチャコール(活性炭)フィルター付きマスクから市販の使い捨てマスクになった。それどころか、マスクなしで作業するエリアもできた。作業員を運搬する車両で汚染物を運ぶこともあるんだから、マスクなしのエリアなんてありえないのに。

作業員B
メディカルチェックは受けとる?

作業員C
3ヵ月に一度、ホールボディカウンターで内部被曝の検査をしてます。その他、契約している総合病院での定期検診が3~4ヵ月に1回ありますね。

作業員B
一緒に働いていた人で、東京の人と広島だか山口だかの人が突然死しましたわ。被曝とは関係ないって言われとるけど……。ただ、労働条件が過酷なのは間違いない。夏なんて、シャワー浴びたのかってくらい、汗をかく。

作業員D
ケアの面もどんどん悪くなってます。以前は線量オーバーで離職した人間は、半年か年に1回は人間ドックを受けられたり、無料の健康相談があった。それがいまはよほど高い線量で被曝したケースじゃないと、そういうケアはない。私は最近、すごく風邪をひきやすくなった。過労のせいもあるだろうけど、すごく不安です。

作業員C
使い捨てにされてる感がありますね。作業員は原発内のプレハブで休憩したり、食事をしたりするんですが、誰がどこで何の作業をしていたか、一切知らされない。僕はそんな作業員たちが着ていたものの廃棄や処分をやるんです。ハサミを入れて脱がせるんですが、下手したらこっちも被曝する。なのに東電は放射線測定時間の短縮を求めてくるからチェックが甘くなる。一番ヒヤリとしたのは、作業中に何かが指に刺さって血が出たとき。トラブルが表沙汰になれば現場責任者も咎められるから、黙ってました。


○毎日、放射能を浴びている

作業員B
汚染水処理にしたって、いまはそれを最優先にしているけど、肝心の汚染水を流すホースさえ、事故当時のまま使っているから、劣化が激しく、あちらこちらから水漏れする有り様。原子炉建屋もボロボロのまま。満身創痍ですわ。3号機なんていまも、原子炉の中がどうなってるかわからないですからね。放射線量が高すぎて、ロボットも入れない。

作業員D
汚染水以外のことが後回しになっています。たとえば1号機、2号機の排気筒のヒビ。崩壊すれば毎時10シーベルトの放射性物質が放出されかねないのに、まったく報道されない。これ、1時間浴びれば死んでしまうレベルの線量です。ヘドロ化した汚染物や、原子炉建屋が水素爆発した際に飛び散った燃料棒の欠片が海に流れる可能性だってある。

作業員A
余震も怖い。地震が発生したら、免震重要棟へ逃げるようになっているけど、指示がおおざっぱ。

作業員B
地震が起きると構内放送で知らせてくれるんやけど、マスクをかぶっとるから、なかなか聞こえへん。しかも、防護服を着ていては機敏に動けない。震度4くらいの揺れでも「うわ!」ってみんなパニックになっとるもんね。ずっと原発で作業しとれば慣れるんやろうけど、人がコロコロ替わるから。そういえば、「現場で大ケガしても、ドクターヘリが来ますから」なんて東電は胸を張ってたけど、実際にケガ人が出たときにヘリが来るまで1時間以上もかかって、「救急車のほうが早いわ」と怒られとったな(笑)。

作業員C
私の所属する下請け会社には保安担当者がいて、地震の際は彼らの指示に従うよう言われています。地震が起きると、保安担当が現場を見まわって、異常の有無を確認して会社へ報告していますね。

作業員D
浜岡原発は防潮堤のかさ上げをしているけど、イチエフにはお粗末な、石を金網で包んだ仮設防潮堤しかない。順番が逆でしょう。

作業員A
東京オリンピック招致に際して、安倍首相が「状況はコントロールできている」と安全宣言したけど、あれはどこの話なんですかね。それどころか、ゼネコンが集めてくる作業員たちはいずれオリンピック関連工事に取られると思う。安倍は無責任すぎるよ。


○じきにヤクザも逃げ出す

作業員D
もちろん、我々にもやらなくちゃいけないという思いはあるんですが、正直キツい。作業員の数は変わらないのに、仕事は増えていくばかり。トラブルが起きれば、その対応でまた仕事量が増える。キャパシティを超えて、みんな疲れきっています。「汚染水を処理する」ことばかり注目されていますが、現場の感覚からすると、放射性物質を取り除いた低濃度の汚染水を海に流せるように政治の力で話をつけてもらわないと意味がない。処理後の汚染水が貯まる一方で、いまでもタンク工場みたいになっている。

作業員B
あとは作業員を増やすべき。特に熟練工を福島に戻さんと。

作業員D
東電は、最初は威勢のいいことを言うんです。『お金がかかってもいいから、ちゃんと収束させましょう』と。ところが、実態が伴わない。これから廃炉まで30年も40年もかかるのに、作業員の詰め所はプレハブにクッションシートを敷いた簡素なもの。汚染水用のタンクもそう、「カネがないカネがない」でも「急げ急げ」で造ったから、トラブルが絶えない。

作業員C
一部の東電の協力会社がバカみたいな安い値段で入札して、イチエフの労働価格のデフレを引き起こしたのも問題。労働者の中には借金などでヤクザに送り込まれた人や食い詰めたヤクザ本人がいる。現場はヤクザとど素人ばかりです……。

作業員B
原発に潜入したジャーナリストが「作業員の1割はヤクザ」と本で書いとったけど、たしかにヤクザ者は増えた。刺青入れた作業員にも会ったことあるわ。安く人を派遣して中抜きしたり、単純にシノギとして若い衆を派遣したりしとるんやろね。一方でヤクザに頼りでもしないと、人が集まらんのも事実。

作業員D
そもそも事故対策を考えてなかった会社に事故対応をやらせることが間違い。しかもプライドは高いから「このままでは無理です」と頭を下げることもできない。汚染水はどんどん増えるのに、作業員はどんどん減っていく。それなのに子ども・被災者支援法はあっても被曝労働者の支援法はないというんだから、そのうち素人もヤクザもイチエフからいなくなってしまいますよ。


作業員A/神奈川県出身の30代男性。事故直後、自ら志願して福島へ
作業員B/大阪府出身の40代男性。いわき市の寮から、原発に通う
作業員C/東京都出身の20代男性。街中で声をかけられ転職を決意
作業員D/事故前から福島第一で働く地元・福島県出身のベテラン

「週刊現代」2013年10月26日号より


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