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チェルノブイリと福島、同じ手法で甲状腺検診を行った結果、甲状腺がん発見率、福島の方が多い

2013-06-08 11:14:33 | 放射能汚染

Peace Philosophy Centreより転載

福島県甲状腺検査:依然として、福島の子どもの甲状腺がん発見率はチェルノブイリと同じか、福島の方が多い可能性(松崎道幸医師)

 
報道されているように、6月5日に開催された福島県民健康管理調査の検討委員会では、2月の報告以降、18歳以下で甲状腺がんの診断が確定した人が12人(9人増加)、「がんの疑い」が15人(8人増加)とする結果が報告され、星北斗座長(県医師会常任理事)は「放射線の影響とは思えない」といい、鈴木真一福島医大教授は「検査機器が高性能で、検査対象が広いからだ」と言っている。(記録の為にハイライト)これらの発言は科学的知見にもとづいて言っているのか、また、子どもたちを守るという立場からのものなのか。このサイトに何度も登場いただいている松崎道幸医師(北海道深川病院)にコメントをいただいた。

(ここから今回のコメント)

1.以下図表↓に、今回の結果の要点を示しました。

2.今回の報告を見ても、原発事故後5年以上のチェルノブイリと2年未満の福島では、同じ手法で甲状腺検診を行った結果、依然として、こどもさんの甲状腺がん発見率が同じか、福島の方が多い可能性があることを示しています。

3.そもそも、今から思えば避けようとすれば避けられたはずの原発事故による放射能汚染の健康影響について、断定的に事故の影響がないと言えるような状況にはありません。わからないことが多すぎるからです。私の推測は、利用可能な過去の科学的論文の知見から推定したものです。

4.福島のこどもたちの甲状腺に、チェルノブイリ事故の数年後に匹敵する頻度でがんが発生しているという私の推測が見当はずれであることを望みます。真実が明らかになるためには、もう数年の時間が必要でしょうが。

5.いま大事なことは、放射能汚染地帯のこどもたちにこれ以上の被ばくをさせない事です。こどもたちを疎開させましょう。我々大人が、10年後に、あの時出来る限りのことをやったのだと、こどもたちに言えるようにすることが大事だと思います。

松崎

 
グラフの出典http://www.rri.kyoto-u.ac.jp/NSRG/seminar/No91/Malko_comments.pdf 
2003 日 今中哲二 Malko 講演会の概要とコメント
原発事故後の小児甲状腺検診(超音波検査・細胞診)結果の比較





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