もう黙ってられない! 原発なくせ! ちばアクション

原発再稼働阻止!原発輸出絶対反対!福島の子ども達を守ろう! chiba20110507@mail.goo.ne.jp

高濃度汚染地帯に装備もマスクも付けない人が自由に出入りー避難指示解除準備区域

2013-03-12 13:32:47 | 福島ニュース

避難指示解除準備区域
高濃度汚染地帯に装備もマスクも付けない一般人がたくさん立ち入る

ハッピーさんのツイッターより

東日本大震災3.11から2年が経とうとしてる中、今月の3月25日には富岡町、来月4月1日浪江町が警戒区域再編により、警戒区域が1F原発から約10kmに縮小する事が決まったみたい。


これによって避難指示解除準備区域に指定された地区には、泊まる事は出来ないけど、日中は人の出入りに規制がなくなり今の楢原町みたいに、自由に立入が許される事になるんだ。でもこれってオイラは、かなり危険だと思うんだ。

※避難指示解除準備区域……年間積算線量が20ミリシーベルト以下の地域。通過交通や住民の一時帰宅、事業再開などが可能(宿泊は禁止)。

今の楢原町も半ば無理やり警戒区域を解除した感じがあるんだけど、オイラその最大の理由は除染業者や工事車両が自由に出入り出来るようにするためだったと今でも思ってるんだ。

普通に考えて、除染もしてない区域に住民や一般人が自由に立入り出来るっておかしいでしょ。
でも、そのリスクよりも、「警戒区域で人や車両を規制する事によって起きてる除染作業を妨げる弊害を、警戒区域解除する事により回避し解決出来る」って国や自治体やゼネコンの誰かさんがおかしな事を考えて、実行した人がいたと思うんだ。


楢原町の除染が始まった当時、まだ警戒区域だったんだけど、途中からいきなり"避難指示解除準備区域"なんてオイラが生まれてから、これまで聞いた事のない、とても覚えにくい単語がいきなり出てきたんだよね。最初はこんな単語覚えられなかったでし。


それまで楢原町除染の為に出入りする工事車両許可や作業員の登録・許可は、環境省や国交省に提出してたんだけど、物凄く時間がかかってて作業が全然進まなかったんだ。たぶん1ヶ月単位で待たされた業者もいたんじゃないかな。


環境省も国交省も公務員だから土日は休みだし、書類受付も確か週1・2回だったと思うんだ。次の週に受け取りにいったらコメントついて出し直しとかでまた遅れて…。そんな国の対応じゃ契約期限内に除染が完了するのなんて、とても考えられないし無理な状況だったんだ。


そこで考えたのが警戒区域解除する事で作業員や工事車両の出入りを自由にし、除染を迅速に進めたかったはずなんだ。だからオイラは警戒区域解の最大理由は、決して住民の為じゃなくて、除染作業の為だと今でも思うんだ。


こで今回の富岡町や浪江町の警戒区域解除なんだけど、これは楢葉町の場合と比べて、かなり危険だと思う。楢葉町も確かに汚染してるけど、富岡町や浪江町は汚染レベルの桁が違うんだ。今までの警戒区域解除と全然違うという事なんだ。


富岡町も浪江町も事前モニタリングやってるはずだけど、まだ完了してないし、結果も公表されてないと思うんだ。結果もきちんと公表されるかわからないけど…。富岡町なんかは、まだまだ線量の高い場所やホットスポットが多数存在してる。


オイラが一時帰宅した時に計ると平均で0.02mSv/h(20マイクロ)位でホットスポットはその10倍の0.2mSv/h位ある場所も存在する。これって1Fの構内のヤードとたいして変わらない数値だし、むしろ新しい砂利や整地した1F構内の方が低いよ。

0.2mSv/h(200マイクロ)って4号機下の作業場所とあまり変わらない線量だし。そんな除染もしてない3.11から時間の止まった手付かずの場所に今月3月25日からいきなり「自由に入っていいですよ」なんて有り得ない。

国や自治体やゼネコン元請けは、人の命なんてこれっぽっちも考えてないよね


海外メディアにチェルノブイリと比べられ「さすが日本、チェルノブイリでは出来なかった除染がこんなに早く出来て復興が進んでる」と誉められ、ほくそ笑んでる人がいると思うと腹立たしいし悲しいよ。

チェルノブイリのやり方の方が正解だと思うし、住民の事を考えてると思う。


警戒区域が解除されれば、装備もマスクも付けない一般人がたくさん立ち入る。車両だって、汚染しても汚染検査のサーベイも受けないから全国どこを走る事も出来る。家財だってサーベイに引っかかって今まで持ち出す事が出来なかった物も持ち出して売ることも出来る。

そんな警戒区域解除が、今月から行われようとしてる。

オイラは沢山の人に「今回の富岡町や浪江町の警戒区域解除は、今までのとは全然違うから騙されないで、十分気を付けて」と伝えたい。日中に帰宅する住民や除染に携わる作業員の人たちには特に気を付けて欲しい。


国は昨日、新聞報道されたように「早期帰還者には、精神的賠償を見直し増額する」みたいな事を言い出し、大きな人参をぶら下げ、金で命を買うような国になってしまったかもしれない。国や自治体はどんな手段を使っても1日でも早く住民に帰還して欲しいんだろうね。


でも、それは住民の為じゃなくて自治体の維持や存続、国のエネルギー政策の為なんだ。昨日の新聞みて富岡に家のあるオイラの仲間も「ふざけてるよなぁ、人をバカにしすぎだよ」って怒ってた。国や自治体や企業のいう事を決して鵜呑みにせず、自分や家族、子孫の命は自ら守って欲しいな。
あとマスコミやメディアや研究機関の人たちには、警戒区域解除されたら直ぐに富岡町や浪江町に入り、独自に汚染モニタリングを実施し、速やかに公表して貰いたい。国や自治体が発表する数値と、いかにかけ離れた数値なのか、きっとはっきりするはずなんだ。


マスコミやメディアや研究機関の人達は、今まで取材したくてウズウズしてたでしょ。警戒区域解除になって、いつでも誰でも入れるようになったら報道価値がないなんて言わないで、しっかり報道してね。但し、解除後、直ぐに入らないと3.11の証拠消えちゃうかもしれないから急いでね。
社説なんていらないよ、見解なんていらないよ、誇張もしなくていいよ、ただ測定したありのままの数値を多くの人に伝えて欲しい。

オイラは、今そこに、目の前にある危険を知らされてないという事の現状、差し迫ってこれ以上危険な事はないと思ってるから。 

 

 

 

 

 

 


「3.11」を、反原発メモリアルデーとして、ここに宣言いたします。『3.11反原発福島行動'13』

2013-03-12 12:28:21 | ちばアクションの活動

集会宣言

農民は、春が来ても鍬をもてない


漁民は、イカリを海におろせない


酪農家は、子牛の誕生を喜べない


労働者は、非正規と被曝労働を強いられる


子ども達のいのち、私たちの日常、未来を奪われている福島の現実。


疾病、分断、錯綜、目を背けたくなるほど厳しい現実がある


しかし、私たちは、揺るがない。立ちはだかる壁を階段にして超えていこう


今日私たちは、「3.11」を、反原発メモリアルデーとして、


8.6広島、8.9長崎に続く、核兵器、原発、すべての核廃絶を誓う日、


そして「3.11」を忘れない、忘れさせない日にすることを、


市民、農民、漁民、労働者とともに、ここに宣言いたします。

 

2013年3月11日

『3.11反原発福島行動'13』

怒りのフクシマから!! 動画




リンク

小出裕章 (京大) 非公式まとめ