はこがゆく

~ フランスからモーリシャスへ ~

フランス版スター誕生の気になる人

2007-05-18 15:45:55 | Weblog
前にマヌカッチェが審査員をしている、ということで
このブログに書いたことのある番組、Nouvelle Star。
フランス版スター誕生で他愛ない番組なんだけど
出ている候補者のレベルがとても高く面白い。

中でも個性で際立っているのがJulien(写真)。
誰でも知っているような歌で予想もしないような表現をする。
個性的具合がゲンズブールかミックジャガー並。
歌っているときはちょっといっちゃってる感じ。
でもそこにリアリティーがある。

歌い終わって審査員の評価を聞いているときには
きちんとしていていい評価をもらうとにこっとして"merci"と答える。
自分は変わり者であるという自覚のある人が。
周りに合わせるために思ってることを言わないでいい子にしている感じ。

でも番組の合宿には25足もエスパドリュ(サンダルの一種)
を持ってくるなど変人っぷりを見せる人。

気になった人は以下の番組のHP、右のビデオをどうぞ
(もちろん音が出ます)。
ちなみに審査員席左端がマヌカッチェ。

http://www.nouvellestar.fr/ns5/candidats/thematiques/julien/display.jsp?id=ns2_5667

Ze kitchen galerie

2007-05-16 21:50:37 | Weblog
水曜の夜、予約しておいたレストランにでかける。
名前はZe kitchen galerie。
フランス人的な読み方をすれば、ザ・キッチンギャラリー。
フロアからキッチンの様子が見えるからそのような名前なんだろうと思う。
なかなか人気の店らしく、予約していって正解。

メニューは夕食の場合、デギュスタシオンのコースか
単品メニューから選べる。我々は単品で取っていくことにした。

ここのレストランのメニューには典型的献立はひとつもなく
シェフの創作料理。わさび、レモングラス、WOK(麺)とか
アジアの食材・調味料を使ったものが目立つ。

結果、食事はまず文句なく大変おいしい。
いままで食べたことのないものが食べられるのも楽しい。
Hは大いにインスピレーションを得ていた模様。

が、難点を言えば建物の構造のせいか、店全体が大変うるさい。
かつウェーターさんもかっこいいけど気はあまり利かない
(隣のお客さんがワインをこぼしたときにお客さんに対する
気遣いよりもまずテーブルと床を拭きだしたのには笑った)。
悪気がないのはわかるけど。

食の発見をしにいくにはいいお店。
デートで、というよりは少人数のグループで楽しむのにいい店かも。

Ze kitchen galerie
www.zekitchengalerie.fr/

誕生日

2007-05-15 22:39:32 | Weblog
13日の日曜日はHの誕生日だった。

本当は日曜にレストランに行きたかったんだけど
日曜は多くのレストランが休みなので
明日行くことにした。

前からちょっと気になっていた店を予約した。

あたり、と出るといいんだけど。

パティシエ界のピカソ

2007-05-13 22:33:10 | Weblog
と呼ばれているというピエールエルメのケーキを食べた。
彼が独立して初めて出した店は東京に出店されたらしいし、
今では日本にはいくつかの店舗があるらしいので
知っている人も多いかと思う。

別にそのお店を目指していたわけではなく
たまたま散歩していたらお店を発見し
入ってみることにした。

有名さ具合といい、お客さんの待ち行列といい、
マーケティングに成功している
そこそこおいしいお菓子なんじゃないの?
と半信半疑ながら2つのケーキを購入。
ユーロ高のせいもあり、今まで買ったことのある
ケーキの中で一番高価。普通のケーキの倍くらいする。

さっそく夕食後のデザートに食べてみた。
Hはいたく感動して、これは芸術だ、といった。
その後テレビの食番組のレポーターよろしく解説していた。

複数の味が口に入ってきて、
最後には一緒になって口の中に広がるかんじ。
しかも各フレーバーが最適なレベル。

こういうケーキに出会ったのは初めて。
ケーキでここまで感動できるとは。
職人の技で世界に感動を与える仕事っていいな。

ロンドン:ビリーエリオット

2007-05-11 22:01:19 | Weblog
日本では「リトルダンサー」というタイトルで映画が
公開されているけど、これはそのミュージカル。

ロンドン在住の友人がチケットを取ってくれ
2人でヴィクトリア劇場に観にいった。
考えてみたらミュージカルなんてえらく久しぶり。

友人オススメだったこともあって期待して行ったのだけど
予想以上に良かった。

久しぶりだったこともあって冒頭から
アンサンブルのコーラスに既にノックアウトされてしまった。
そして主役のビリーを演じる少年だけでなく脇役の人たちも適役ぞろい。
かつひとりひとりの歌、ダンス、演技のレベルの高いこと。
さすが本場。

曲がエルトンジョン。パンフレットにはSir Elton Johnとある。
そういえばサー、でした、彼。
振り付けが映画版と同じ人でこの振り付けがまたすばらしい。
バレエ、タップ、ヒップホップ、モダンを組み合わせたような
面白い動き。

あえて言えば設定がイギリスの炭鉱の町なので
英語のなまりが独特で私には全部は理解できなかったのが
残念だった。

チケットを取ったときにはちょっと奮発しすぎたかしらと思ったけど
いい席で見てよかった。
次回ロンドンに行ったときにはリピートしてしまうかも。

ロンドン:パブでマッサージ

2007-05-10 22:52:17 | Weblog
夜、研修参加者全員での夕食の前にパブに寄った。

ロンドンといえばパブ。
パブといえばビール。
というわけでイギリスのビールを頼んだ。

黒ビールほどではないけれど、若干濃い目の色をしたビール。
すっきりと飲みたいときにはちょっと重たいけれど
これもまた旅の楽しみ。

そんなこんなしていたところ、ふとみると研修の講師が
マッサージを受けていた。パブの中で。

男女2人のマッサージ師が希望者にマッサージをしている。
聞くと料金は定額ではなく、やってもらったあとに気に入れば
好きなだけのお金を支払うシステムらしい。
おそろいのTシャツを着ているところを見ると個人ではなく
こうやってパブを回ってマッサージする会社があるんだろう。
TシャツにはURLも書いてあったんだけど酔っていたため
社名を忘れた。urbanなんとか、だったんだけど。

お酒飲みながらマッサージなんてうけたら回りそうなので
私は遠慮したけど、なかなか面白い組あわせ。

ロンドン:お国はどちら?

2007-05-09 14:21:20 | Weblog
研修の1日目、お互いに自己紹介しているときに
ロンドンオフィスのイギリス人に
「何年フランスにいるの?」と聞かれた。

「2年半ほどです。」と答えたら
「もっと長いのかとおもった。君の英語は
フランス語のアクセントがあるから」といわれた。

!!!ショック。
ただでさえ英語のレベルが落ちている実感があるのに
その上アクセントまで変になっているとは。

また別のアイルランド人と話していたときには
「いやいやフランス語アクセントではなくて
イギリスで英語を習ったようなアクセントだ」と言われた。
(そういう彼はアイルランド訛りがきつい。)

本来ベースはアメリカ英語のはずなんだけどな。
学生時代や今の会社の周りの人たちに影響されて
いろんなアクセントが混ざっちゃってるんだろう。

このままいくとアメリカ英語に日本語、フランス語、
ブリティッシュアクセント、その他がごちゃごちゃに混ざっている
わけのわからない英語になりそう。

大統領

2007-05-06 22:40:50 | Weblog
メディアで伝えられている通り、
サルコジ氏が次の大統領に決まった。
全国の結果で見るとサルコジ氏の得票率は53%。

フランスの新聞、ルモンドのウェブサイトでは
地域ごとの結果も見られる。

私の住んでいる場所は以前サルコジ氏が市長を務めた市。
日本ほど「地元」という意識があるかはわからないけど
この市のサルコジ氏得票率は86%を超えており
全国でも最もサルコジ氏が支持を集めた地域だった。

日曜の20時、結果が公表された後のサルコジ氏の
最初の演説で彼は国内だけでなくヨーロッパ、
アメリカ、アフリカ、そして世界に向けて演説した。
(アジア、および日本に対するコメントは特にはなかったけど。)

日本で誰かが首相になった時
そういう広い視野でコメントできる人がいるか。
少なくとも彼なら今の停滞していて問題山積で、
国際的立場も弱くなる一方のフランスを
変えられるんじゃないかと思わせる。

人として、裏で何かしてても驚かない感じの
うさんくささがちょっとあるのが唯一ひっかかる所。
さらに日本にとって、という意味では
彼は好ましい大統領かどうかはまだわからないけれど。

でも今のフランスにとってこの選挙結果は
いい結果じゃないかな。