はこがゆく

~ フランスからモーリシャスへ ~

Piネットワーク

2019-11-14 08:10:34 | 雑記
米スタンフォード大学の卒業生が創設したスマートフォン専門の仮想通貨ネットワーク
「Piネットワーク」は、10月31日にユーザー数100万人を超え、
11月14日には125万人を超えた。
同ネットワークは、今年3月に公開された。

なぜここで私がこの話題を取り上げるかというと
日本ではあまり知られていないようだけど
可能性を感じさせるところがあるから。
(別にPiの回し者ではありません。)

今までの仮想通貨のマイニングが一般人にとって
ハードルが高かったのに対して、
Piは携帯があれば誰でもできるのが画期的。
今までの仮想通貨のように高性能なコンピューターと莫大な電力消費をすることがない。
携帯の電力消費も使わず、分散型の今までの仮想通貨よりエコな仮想通貨。
アフリカで先進国以上にモバイル決済が急速に普及したように
Piも急速に広がる可能性がある。

Piのプロジェクトは3つのフェーズが計画されている。

フェーズ1:設計、配布、信頼グラフ形成
このフェーズでは、チームは集中型Piサーバーでトークンを配布。
チームはPiネットワークやアプリをテスト・改善。
この期間Piはまだ取引不可。

フェーズ2:テストネット
メインネットを起動する前に、Nodeソフトウェアをテストネットに展開。
テストネットは、メインネットと同じ信頼グラフを使用するがテスト用のPiコインを使用。
他の仮装通貨プロジェクトと同様に、Pi Networkは有志の開発者がコミュニティに参加し、
改善・修正を行う。

フェーズ3:メインネット
エミュレーターがシャットダウンされ、ネットワークが単独で動作できるようになる。
中心で通貨を管理する権限を持つようなものは存在せず、通貨の管理は完全に分散化される。
このフェーズで、Piは取引可能となる。

補足すると、Piでは「セキュリティーサークル」という台帳保証の仕組みを使っている。
各ユーザーは自分のセキュリティーサークルに信頼できる、と思われる3から5名のユーザーを登録。
各ユーザーが登録したセキュリティーサークルを連動させることによって
どのユーザーが信頼できるかを示すグローバル信頼グラフを形成し、
Piの元帳に対するトランザクションを実行できる人を検証する、という仕組み。

現在はフェーズ1。まだベータ版で現実の通貨に換金する仕組みはない。が、すでにマイニングはできる。
ユーザー数が10倍になる毎にマイニングのレートが半分になる。
1000万人になったらマイニングレートは0になる、と今のところ発表されている。

現実通貨との取引可能にするまでに、一番確実なものにしなければいけないのはセキュリティー面だろう。
しかし、プロジェクトとして仲介者を介さないグローバルな金融システム、という構想に
反エスタブリシュメント的希望が感じられ、このプロジェクトの行く末に期待したくなる。

Piを試してみたい方はリンクから携帯にアプリをダウンロードし
よければinvitation code: ChartreuseM
をお使いください。
現時点では無料で登録、マイニングに参加できます。


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