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はこがゆく

~ フランスからモーリシャスへ ~

楽してお金を得る方法

2005-06-05 18:01:31 | Weblog
先述の国際交渉の授業で
ユーロビッド、という賭けを教わった。

しくみ
・主催者は10ユーロ用意する。
・参加者は1ユーロ刻みでこの10ユーロを競り落とそうとする。
・最終的に1番高額な価格を言った人がその価格で10ユーロ
を競り落とせる。2番目に高額な値段を言った人は
自分が言った価格を支払う(つまりまるまる損をする)。

結果どうなるか。
9ユーロ、とTが言った時点でこのせりは
終わるかと思われた。
が、ここで主催者が一声、10ユーロの人?

10ユーロ!とGが答えた。

困ったのは9ユーロといったT。
11ユーロで競り落とさなければ9ユーロ損をする。
しかし、そうすればきっとGが12と言うだろう。
つまりこのせりにはきりがない。

そう気づいたTはGが10、といった時点で下りた。
賢明な判断だ。

このせりを紹介してくれた先生によると、
大抵の人は9でやめる、ということができずに
20とかまで競ってしまうらしい。

ほとんどの人が競りを始めた時点では
この競りの落とし穴に気づかずにいたのは興味深い
(私もそのひとり)。

知り合いをなくす覚悟があるなら、
この競りを主催すれば
きっとあなたも楽にお金が得られましてよ。