
昨夜から降りはじめた雨、<小原のすまい>窓からの眺め GRⅢx 適宜トリミング
大工職による内部造作工事が進んでいますが、今日は外部工事のご報告です。
車寄せを兼ねる玄関ポーチの天井が張られ、モルタル仕上下塗りが進んでいます。 GRⅢx 適宜トリミング
まず、天井仕上について・・・仕上は<
いまいすみのすまい>で好評だった<
木毛セメント板>を再び採用してみました。

その時は「塗装するのか、素地のままでいくのかは思案中?」と書いていましたが、最終的にはセメント板素地の色を生かした無塗装としました。
今回も無塗装でいくことにしていますが、チョット違うのはセメント板同士の目地に押縁を加えてビスを隠すことにしてみました。
そして、左官職によるモルタル塗り吹付の外壁仕上は下塗りがほぼ完了と云うところまでですが、雨のため今日の仕事は一時中断
下塗りのモルタルのザラっとした質感と木毛セメント板の表情の取り合いが、とってもいい感じなっています。

こちらはグラスファイバーメッシュを伏せ込みながら二度目のモルタル塗りが完了した外壁、通気のために取付けたアルミパンチングメタルの取合い部分です
光の加減のせいだと思いますが、モルタルの灰色が若干明るめに見えると思います。
仕上の吹付をしないでモルタル塗り金ゴテ仕上のままでいいんじゃないかなぁ?なんて思うところもありますが、なかなかそう云うわけにはいかずに・・・。(^^;)
ところで、どこの工事現場でも外壁などの外回り工事している期間中はメッシュシートや防音シートに覆われていて中の様子はわかりにくいものですが
よく見ていると工事期間を通して外壁の色が時々大きく変わる事に気づかれるかもしれません・・・<小原のすまい>もそうです。
耐力壁合板の薄茶色にはじまり→透湿防風防水シートの白色→通気層胴縁、ラス下地を経てメッシュ状の銀色→
→下地モルタルのスジの入ったザラッとした灰色→そしてメッシュを伏せ込みながら金ゴテで仕上げたツルっとした明るめの灰色→そして上塗り仕上の色と変化します
この変化の回数が多いほど、それだけ手間が掛かっていると云うことになります。
住まいづくりに興味があってお近くに工事現場がある方などは、注意して見られると面白いかもしれませんよ・・・(^^
-山形建築研究所-ウエブサイトはこちらからどうぞ