昨日は、昨年竣工した
<OnsenRyokan山喜>の一年点検のため板室へ向かいました。
竣工一年のお祝い?はワインです。コーディネートはブログでもおなじみの
<中川酒店 中川>さん。
ワインのコーディネートをしてくださった<中川>さんと<山喜>さんは大学時代の友人同士で
私と<山喜>さんの架け橋になっていただいたとても重要な人物!
そんな中川さん
<まず、工事着工の年の2007年に関連付けて・・・>
<それから、お渡しする時に『10年後に開けるように、それまでセラーに入れておくように』と言って渡してくださいね>
私<エッ、どうして>
中<このワインは、10年後には、キャラメルのような、甘い香りになるんです>
山喜さんは、甘めのワインが好みだから・・・でも、どうして10年後?・・・
そんなやりとりをして向かった板室<OnsenRyokan山喜>
おかげ様で、大きな不具合の発生はなく
浴室の換気で立ち昇る湯けむりに対してどこまで対応するのか・・・?というあたりが課題として残され
障子などの木製建具の当たりの調整<これは
木製建具の最大の問題>を行うということで点検は無事終了!
気がかりだった、床暖房による無垢フローリングの状態などは
<ゆっくりと慣らしながら、設定温度を上げるようにしています>という
山喜さんの建物に対する思いやりのおかげで、とてもよい状態でした。
工事関係者の方からも<何事も慣らし運転が必要なんですね>と
そして今回、初めての試みである、浴槽からの排湯の熱源にて熱交換を行い、深夜電力を利用する電気式ヒートポンプで
昇温、蓄熱を行い給湯や床暖房に利用するという
<温泉の排湯利用による給湯・暖房システム>も
稼動状況に問題もなく、エネルギー削減に成果を上げているようでした。
上の写真は、システムの循環過程において排湯をエントランス階段脇に流下させ視覚的な演出を試みた。
<流れ落ちる温泉>・・・湯気の様子が伝わればよいのですが(^^;
一年点検も無事終了し、板室を後にした帰りの車中で出掛けのやりとりを思い出し・・・<どうして、10年?>
竣工一年を経過して、そして、これからも永いお付き合いはずっと続くでしょう!
<そうか!10年後の甘い香り!>・・・そういうことですか!中川さん
<中川さん!かっこよすぎ!>なんて・・・ひとり車中で(^^)