今日は晩秋の板室温泉・・・立冬を過ぎていますので暦の上では冬。板室は暦の上だけでなく冬のはじまりといった感。
宇都宮大学・建築環境研究室から『温泉熱を利用した板室温泉の旅館を一度見学させていただけないでしょうか。』という申し出を受け、現地での打合せを行うためです。
まあ、大学の研究室ですから単なる見学だけで終わる訳じゃなく、温泉熱を利用したシステムを導入した施設のエネルギー消費量及び室内熱環境の実測し、
省エネ性能を把握し実設計に利用できるデータの構築及びメンテナンスの課題、温泉熱の多段階利用の検討を目的とする<研究>
<実測>は、温湿度ロガー及びサーモカメラ、風速計等を用いて、温泉の温度・流量・床暖房へのサプライ温度・リターン温度・室内熱環境等の多岐にわたる測定。
実測に向けての準備を進めるための見学ということなので、普段は公開することのない機械室が主な見学場所となりました。
2008年の竣工後、8年目を迎えた<
山喜>
ランニングコストの把握やメンテナンスの課題、室内温熱環境の実測による把握は、旅館オーナーはもちろん設計者にとっても興味深い<研究課題>です。
こういった研究の積み重ねにより、温泉熱の利用の改善が行われ、経営の改善につながり、さらに灯油等の使用の抑制によるCO2の削減つながっていければと思います。
ここからはオマケ・・・待ち合わせの時刻までチョット時間があったので板室散策。
板室の紅葉はもうそろそろ・・・まもなく冬へと。(^^)v