はり灸健保推進:私の戦いの跡を辿りながら・・・・・⑨で、以前触れたように
私の患者の腰痛治療の「鍼灸療養費」請求への「不支給処分」に対する
「不服申し立て」に、業界は全面的に支持しないと表明し,取り下げを
要求した。
私は、これは、「患者の権利行使」であって、
鍼灸師がやるものでなく、
患者を支援することが「鍼灸師のとるべき道である」と
主張し、支援行動を進めると、代議員会で表明した。
この「不服申し立て」は、「再審査」の結果、
社会保険審査会により「不支給は取り消され(昭和59年10月31日)」
本人の請求どおり療養費は支給された。患者の完全勝利であった。
これに対し日本鍼灸師会は「日本鍼灸新報・昭和59年12月号」で
「新報11月号などでご存知の通り、栃木師会の中川氏が
健保の療養費不支給を不服とし、栃木県知事と政府を相手に
社会保険審査会に異議を申し立てたところ
当初の予想に反し、この件については
栃木県の処分は適当でないので取り消しという異例の判断(取り消し処分は一般的には極めて稀)となった。・・・・・
とし、問題点を指摘した上、
ただ取り消し処分は本件のみで今後の拡大解釈は慎まなければならない」という蛇足までつけて報じた!
これに対し、
私は「既成業界と全く異なった新しい戦い」をスタートした。
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