チャレンジ鍼灸師82歳:今、新しい医学・医療創造の志に燃えて生きる!

青春時代の社会変革活動の挫折をのりこえ、鍼灸の道へ。

はり灸健保推進:「併給」をみとめると・・・・

2008年05月11日 | 鍼灸健保問題
「併給」解禁で、
開業鍼灸師は壊滅の危機に?!


患者にも、鍼灸師にとっても
本来は医師との協力によって治療に当たれる体制が
一番望ましいことは明らかなことです。

しかし、現在の「健康保険のしくみ」のもとでは

医師の治療が”無効”であった場合に受けた
鍼灸師の治療に対して
医師の「同意書」を添付して、治療費の還付請求ができる

ことになっています。

これは、現行法のもとで「療養費」とされている鍼灸の「支給要件」が
医師による適当な治療手段のないもの
とされているからです。


併用ということは
医師による適当な治療手段がある
という事になるので「不支給」となるのです。


では、鍼灸師の治療が
「医師の同意書添付」による「療養費」扱い

という現在の健康保険の制度の下で、

「併給」ということが「OK」となると
どうなるでしょう?



現在、「保険医療機関」では行えないことが「原則」であるのに
「公然の違法行為」として黙認されている
「保険医療機関での鍼灸治療」が広まり
「保険医療機関での鍼灸治療」

すなわち「鍼灸治療の点数化」「医療機関での正当な保険扱い」に
道を拓くことになります。

これは、「開業鍼灸師の壊滅」につながるでしょう!






鍼は凄い!  日常の治療体験から・・・④

2008年05月07日 | 最近の治療体験から
ギックリ腰は鍼が一番!

最近、朝顔を洗おうとして腰を曲げ、伸ばそうとしたとき突然腰に激痛が走り、
それきり動けなくなったという患者が見えられた。

聞くと、数日前、東京から転勤で近所に越して来られた方である。

それまで全然「腰痛」は感じていなかったので。「引越し疲れ」らしかった。

とにかく、やっとの思いでたどり着いたようだ。

こういう患者は、たいてい「鼻の下」(水溝)一本の鍼で決まる!
座位で、鍼をしたまま数分の後、身体を動かすとかなり楽になる。

それだけでOKのこともあるが、痛みが残った場合は、伏臥でふくらはぎの「圧痛点」飛揚穴)に鍼をする。

最後に、腰に硬結があれば、腰に鍼をする・・・・・


この、患者は、「水溝」と「飛陽」だけでOKでした!


はり灸健保推進:新たな取り組み ①

2008年05月05日 | 鍼灸健保問題
私の患者が、はり灸の治療費の「保険請求」をしたところ

はり・灸の診療を受けている期間中に、
他の保険医療機関で診療を受けている

という理由で「不支給」になってしまいました。

いわゆる「併給」のことで、「鍼灸師の治療を受けながら、同時に医師の
治療を受けられない」ということです。

この件は、患者が医師から「同意書」を発行して頂いたときに、鎮痛薬を
貰ったために「不支給」となりました。

私は、患者には一応「併給」はできないことは説明してあったのです。
しかし、患者は、医師に「同意書発行」をお願いしている状況のもとで
その医師の投薬を拒むことは困難です。

こうしたケースは結構多いのですが、
大体「仕方ない」と諦めているようです。

患者さんが「不服申請」をしたので、
私は「代理人」として問題の解決に
頑張ろうと思います