チャレンジ鍼灸師82歳:今、新しい医学・医療創造の志に燃えて生きる!

青春時代の社会変革活動の挫折をのりこえ、鍼灸の道へ。

またまた急性腰痛、ハリは凄いよ!

2011年08月26日 | 最近の治療体験から
先日(7月20日)、夜9時過ぎに電話がかかって来ました。


いつも、何かあると治療に来てくれる患者さんでした。

今は、「パニック障害」と「つわり」ですが、両方とも順調です。

「パニック」の発作の「呼吸困難かな」と思ったら、
「義理のお父さんが、夕方から腰の激痛で動けず、

”整形外科”に行ったらX線検査では”骨”には異常はないが、
そんなに痛むなら直ちに”入院”と言われてしまった。

それで、
ハリの治療を受けてみるようすすめたから、
これから治療してほしい」と言うことでした。

勿論OK、すぐ来るよう伝えました。

10時近く腰が屈伸できず、ひどい格好で奥さんに抱えられながら
患者さんはやってきました。

この人は、石材屋さんで
「4月から震災で崩壊した墓石の修理で全く休みなしで働いていた・・・」と
いうのです。

もう腰の筋肉が「カチカチ」でした。

とにかく、横になれないので、腰掛けたままで
「水溝(鼻の下のツボ)」にハリを刺して5~6分経つと
大分腰が動くようになりました。

それから横向きに寝てもらい、

両下腿の後ろの「飛揚」にハリをして
15分程で、治療終了。
「楽になった」と帰りました。

次の日、殆ど痛みは取れていましたが、
「腰筋のこり」が少し残っていましたので、
今度は
「飛揚」に1センチと
「腰の硬いところ(ツボは無関係)」に8センチの中国針を「水平刺」
して10分近く置針しました。
(これは、[中川式・快浅刺法と名づけ、
管を用いず切皮したら直ちに水平に皮膚の下に沿ってハリを送り込む方法で、
目下完成をめざし研鑽中。)

それで、3日目は
「午前中に仕事をしてきたが、痛みはなかったと言うので
前日と同じ治療で終わりました。
少しでも痛みが残ったら続けるよう指示して帰しました。

それから、4~5日後、
殆どよくなったが、「雨」で仕事が出来ないので「予防のために」
とハリをしに見えました。

そのとき、
近所の医師を紹介し、保険治療の「同意書」を書いて頂いたので、
「健保適用」出来ますから、
痛みがでたら、我慢せずに早めに治療するよう、
また、
健康管理の意味でも、たまにはハリをするように勧めておきました。

8月25日の現在
「腰痛」は忘れて
お墓の修復の仕事を頑張っています!