かくしてE46のままにするか替えるのか選択を迫られ、まずはディーラに訪問する事となりました。
車格からするとE90が選択肢となる所ですが、雑誌などでみて一番気になっていたのが車幅です。スペック上1815mmの大きさに「これはうちの機械式駐車場には入らないなぁ・・・」と半ば諦めかけていました。
実車を見た時不安は確信へと変わりました。
なにしろ5シリーズと言われても信じてしまいそうなボリューム感でE46が小振りに感じたくらいです。
BMWに乗り続けたければ1シリーズか・・・と傾きかけた時、ディーラ営業さんの「乗って帰ってみて下さいよ」の一言。
何でも結構気にするお客様が多いらしく、先方も手慣れたものです。 試乗も兼ねて320iをお借りする事にしました。
乗り出した瞬間「今と全然違う・・・」と直ぐに感じました。
まず足回り。
ノーマルサス+16インチタイヤだったので違うのは当たり前ですが、切り出しがよりスムースでハンドル操作と切れ角がしっかりくる感じです(ちなみにアクティブステアリング未装着車です)。又、切れ角も大きくなった感じで回転半径は変わっていないのでは?と錯覚した程でした。
次に6速ATとエンジン。
昨日もお話しました通り、私のE46は5速だったせいか、ハズレだったのか1500~2000 回転でのシフトアップ時に不快なノックダウンがありましたが、試乗車には全くありませんでした(ハズレだったとしたら当たり前の話しですが・・・)。
それだけではなく、あきらかに制御のタイミングが変わっていて軽い渋滞時ならアクセル操作だけで速度をコントロールできるようになっていました。
E46の318iは転がりすぎる?きらいがあり、1500以上に上げるとその後アクセルを戻してもなかなか減速しない状態が続きます。これだけ聞くと良いことじゃないの?と思われるかもしれませんが、実際渋滞を走るとかなり面倒で、アクセルワークに減速が追従しない為にブレーキを多用せざるを得ず、疲れている時こそDSで走ったりします(当然燃費も悪くなります)。
又、高回転域への盛り上がり方もかなり改善されています。E46の318iはかなり『優等生』な雰囲気で、低回転から高回転への反応は速いものの、その盛り上がり感は一定でした。 (わかりにくい表現ですが、抑揚がないとでも言いましょうか・・・) 比べてE90はこの点でも改善されていました。回転数と変速のタイミングが変わったせいか、5速と6速の違いか良くわかりませんが、かなりスポーツ気分が味わえます!
世界初の初期型バルブトロニック搭載車に乗っているという小さいプライドはもろくも崩れ去りました・・・
「そうは言っても駐車場に入らなきゃ意味ないよなー」家に近付くと現実を思い出し、新しくて良いのは当然、やっぱり46は最高なんだと思い込もう!と決意しました。
ところが・・・入っちゃったんです。
後で知ったのですが、スペックの1815mmはドアノブの天辺同士を計ってのものらしく、タイヤの外側同士では1800mmを切っているそうなんです。 もちろん隣の車とは接近ますが、プリウスなんかよりは遥かに圧迫感はありません。
こうして買い替え検討はスタートとなりました。
気になることがおありでしたら、徹底的にDに相談される事をお薦めします。
詳しくは又後日書きますが、何度もDに相談した結果、先月購入したE90でさえ既に2回ATプログラムの書き換えとなりました。
又、以前の車ではマイクロロンやエステル系オイルを入れて少し改善された経験もありましたよ。