湖のほとりから。

花と空と心模様を写真と詩と文に託して。

五木ひろし[明日の愛』について

2018-08-04 06:00:31 | 日記
そういえば
昔見た映画とテレビドラマが
頭の中で融合してしまって
主題歌がもはや
どちかがどちらとわからなくなってしまったほどインパクトのある映像と
歌になったのが
1973年 『日本沈没』だった


SF小説『日本沈没』小松左京著書


映画されたものは
藤岡弘さんといしだあゆみさんが主演を張るものとなり

テレビドラマ化されたものは
村野武範さんと由美かおるさんとなる


混同してしまうのは
その両方に
田所博士役の小林桂樹さんが出演されていること。
鬼気迫る演技に
ぞゎっとした怖さが忘れられない


いや、もしかしたら
これは、SFではなく
日本は沈没してしまうのかーと、
いうほど、田所博士役の小林桂樹さんの演技が光ったと思う


当時はあくまで空想の世界


事実、そのテレビのフリップには
『この物語は
1人の作家が描いた
空想科学ドラマである』と出てくる


しかし
幼い子供ながらに、
まさか?
いや、あるかもー!


どうなってしまうのだろうと思ったものだ


今は、声を大にしていうのが
はばかれるほどだが
地震と異常気象の中で
この映画やドラマを
ふと思い出した人もいるかもしれない



先に映画があり
頭の中は映画の登場人物の方が
印象に深い
それは、わたしだけなのかもしれないが、
主題歌は、テレビシリーズの方が
完全にインプットされてしまっている


日曜日の放送だった
ドラマの最後にかかるこの曲が
妙に子供ながら
悲しくなるような
行き場をなくして
誰かにすがりたくなるような
そんな気持ちになった




五木ひろし『明日の愛』


さようならと泣かないで
いまはほほえみを
いつかまた めぐり逢える
太陽(ひかり)と風のように

他人(ひと)はみな遠ざかり
希望(ゆめ)は褪せようと
花が咲く 春が来れば
地の果て 続くかぎり

あおい海の彼方の静かな岩かげ
ひとつぶの真珠になり
思い出遠くねむる

眼をとじれば いつでも
側にいるあなた
あの星と同じように
またたく愛のひかり

あの星と同じように
消えない愛のひかり ♪



たとえ、とてもスケールの大きい
その手のハリウッド映画があったとしても
この映画やテレビドラマのチープさは比較外として
そうなって欲しくない気持ちの臨場感は当たり前のごとく特別なもの

日本に住む私たちなのですから

この映画達は
あの場限りとして
どうか、みんなが、
穏やかな日々を
いつまでも過ごせますように






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お化け屋敷体験

2018-08-03 07:51:23 | 日記
8月になると
『怖さで涼しくなろう』みたいな
テレビや映画館は
何を競っているのだろうと思う
夏は恒例のものなんだろうか
定番化しているものなんでしょう


昔から
納涼なんとか
お化け屋敷やホラー映画
はたまた、心霊なんとか特集とか
お盆や終戦記念日がある8月だからか
そうした心理と重なって
暑さを吹き飛ばすようにと?
果たして、吹き飛ばせるか?


私、もう
『お化け屋敷』は卒業しました(笑)



昔々のこと
子供会の夏休みの遠足が毎年あった。
今で言うスーパー銭湯?
健康センターの少し派手な感じ
ちょっとしたアミューズメントパークになっていて
こじんまりとした敷地に
遊園地のアトラクションのような中に
『お化け屋敷』があるような


そんな場所が子供会が選んだ夏の遠足場所だった
引率の大人達は温泉にはいり
芝居や歌を楽しむ
子供達は、その敷地内で遊んでいられるといった大人目線で選ばれた場所なんだろう


それでも子供は子供
みんなとつるんで
敷地内を大探索しながら繰り出していく

子供は、好奇心の塊で
『お化け屋敷』なんてものは
その最たるもの
もちろん、入ろうよと。


それまでは、『お化け屋敷』は怖いもの見たさ半分
冷やかしで入ったことがあったから
友達に誘われるまま目の前に現れた『お化け屋敷』も躊躇なく入っていった


お化け屋敷としては
オーソドックスな蛍光塗料のもの
ヒカリもの
足元の違いを利用した効果
もちろん、怖さを増す効果音とともに
暗い通路に何か飛び出してくるものと
お決まりのような
さほど怖さのない感じではあった


しかし
しかし、、、、。


そのお化け屋敷半ばを過ぎたあたりだった


人生(まだ小学校高学年だったけど)
見たことはないけれど

作り物とは重々分かっていたけれど
トラウマになるほど

その通路の一角に置かれたずっと続いていた『生首』なまくび、ナマクビ。

動かない
仕掛けもない

その通路の際に立って
怖さで足がすくみ泣きそうになる

パニックになる寸前
後ろに駆け戻りたくなる

けれど
後ろ向きに戻ったとしても
今来た道を1人で戻る怖さ

通っていかなければ
そこを出てゆくことを許されない怖さ


後ろ向きになる気持ちを沈めて
『これは作り物、お金を取るために作られたものだ』と言い聞かせて
できるだけ暗い場所で
転ばないように
友達に押し出されるように走って通った


だけれども‥


その生首達の目が
私を見てる
私を追いかけてくる


『来ないでー、見ないでー』


固まった血のりは
溶け出してこないのに
あたかも
吹き出された血が
付着してしまうような

生々しさと
おどろおどろしさと
本来の人の形を成していないもの
その一部だけがある異様さ


そこからやっとのことで
抜け出して外に出たとき


自分が生きていたことを知る


そして決心した


小学5年生、わたし
『この先、絶対に、お化け屋敷には入らない』と。


高らかに宣言(心の叫び)




大人になってからも
もちろん、お化け屋敷に行っていない


恋愛を進展させるために
ホラー映画やお化け屋敷など
男女2人で行くケース

『吊り橋効果』と言って
同じ怖さやドキドキを共有した2人の心理状態は恋愛感情を持ちやすくしたり
深めたりできると言う心理効果があるらしい

脳が恋愛してるんだ!、
相手を信頼、好きだぁって錯覚させる場合があるとのこと


脱・お化け屋敷宣言をした私は
この心理効果だけは実践したことがない。


唯一、それだけは悔やまれたりして(笑)


きゃーって
私が相手の
腕や胸にしがみつく?

いや、相手が私に
しがみついてくる場合もあるとしたら


それはそれで
臨機応変できるだけの年を
今は重ねてきたから大丈夫かな。





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風の街⁈

2018-08-02 14:58:23 | 日記
太平洋にすこし突き出た場所
海の具合から
寒流が流れ込む


そのせいか
残暑、酷暑と言われるこの夏でも
33度を超えないこの街は
夜でもクーラーが必要なのは
持ってる指を使っても
数え切れるほど


とても有難い場所なんだと
友達と話をしていて
あらためて感じたこと


テレビを見れば
びっくりするほどの気温


自分の体温より高いなんて
溶けてなくなりそう


風さえ熱風となり
何もかも
焼け尽くしてしまいそうな
その数字のしたで
住んでいる人達を思いやる


暑中お見舞いどころじゃないね
くれぐれもお身体に気をつけて。




昨日の朝ぐらいから
私の頭の中でヘビーローテーションで
流れてくる曲がある


しかし
誰の歌かがわかっても
題名が出てこない


私のいけない癖ね
好きになったら最初から遡って聞く曲達


膨大な量を一気に聞いていくから
一曲一曲の題名よりも
曲先行で頭に入っていく
だから題名がついてこない


何度も聞いているから
出てくる曲なのに



白い仔犬を抱き上げる
君はちょっぴり幼く見える
表参道 原宿は
なつかしすぎる友達や
人に言えない悲しみすら
風が運んでしまう街 ♪



誰かに聞こうかと思ったぐらい


なぜ、この歌がグルグルするのかは、
昔々、私の住んでる街が
『風の谷のナウシカ』に出てくるような良い方向に風が絶え間なく吹く街だと

そんな話が出たことがあった


気温のこと

すこし日本から離れているような
感覚になるような気象条件


そう、ここは『風の街』


やっと出てきた曲の題名は
ウォークマンから
流れてきた曲だ


間抜けなわたし


また繰り返し聞いてみよう


そう、表参道でも
原宿でもないけれど

ここは、『風の街』








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和製アマルフィを知る友達

2018-08-02 06:52:13 | 日記
昨日の昼間
生まれ故郷の友達に電話した

私が電話をしたい時に躊躇せずに
電話できるのは彼女だけ

私が予告もなしに電話ができる

中学生からの友達で
旦那さまは
私の同僚だった人


今で言う合コンのような


私の友達達と
私の同僚の人達と
それぞれが付き合っていた


確か、とある秋
京都の嵐山から高雄にぬけて帰る道
それぞれの車は渋滞に巻き込まれ
帰りは夜中になってしまった
一番門限が厳しかったウチが
かなり親と揉めた一件


しかし、そんな状況を越して
結婚に至ったのは
1組のカップルだけだった


しかも
まさか結婚するとは、、、。
一番結婚に遠い関係だと思っていた、その2人。

結婚に一番近い関係だったはずの私達カップルは2年をもって別れてしまった。


『縁は異なもの味なもの』


わからない展開


その私の同僚と結婚した彼女は
女の子2人を立派に育て
この夏、残る末娘の結婚式をむかえる


おめでたいね
本当におめでたい


新しい時代は
駆け足で
私達の前を通り過ぎていく


それまで
苦労の多かった彼女


だから
私の泣き言でも
ヨシヨシするように
一緒に泣いてくれる


人は叱咤激励も奮い立つけれど
ただ、一緒に泣いてくれるだけで
気持ちが救われる時がある


答えは自ずと出てくるもの
ただ、ただ、電話越しで
泣き言を言い、聞いてくれる


私が一番寂しいとき
彼女の用事も構わず電話をする
母の葬儀の後も
湖畔から泣きながら電話をしたっけー。


いつもは
さも、寂しさなんか関係ないですーみたいな顔しているように振る舞うくせに
私が一番寂しい時には
彼女の心配性で可愛らしい声を聞きたくなる



私は小さい頃から
引っ越しが多かったから
幼馴染も何にもいない
中学生からが私の友達の歴史となる
彼女もその中の1人


互いが結婚したり
転勤したりで
いっときは離れたりしたけれど
細く繋がっていた


彼女は
何にも言わずに
うんうんと背中をさすってくれるように話をしてくれる


彼女も精一杯頑張ってきたし
今も頑張ってるから


私も頑張らなきゃって思う


学生時代からの友達は
本当に有難い
自分の飾らない思春期の姿を
見せているせいかしらね


その時の話もオーバーラップしながら
話は尽きることなく続く


けどねー
またねって。


次に会えるのはいつだろう


ゆくゆくは
一緒に老人ホームに入ろうと話をしてる


笑っちゃうけど
そんな夢みたいな話でも
通じちゃうところがいいのかもしれないね。


私にとって
大切にしたい1人なんだよ


ねー、これ読んでるんでしょ?
泣いちゃダメよ。
泣き虫なんだから


泣き虫の私に泣き虫と言われたら
よっぽどなんだからね



彼女から『和製アマルフィ』と呼ばれる和歌山 雑賀崎でのランチの写真をもらった。
いつか、行けたらって思う





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8月は『葉月』

2018-08-01 09:34:08 | ポエム
8月は『葉月(はつき』

木の葉が紅葉して落ちる月「葉落ち月」「葉月」であるという


そう言えば
暦の上では、8月7日は、『立秋』
木の葉の色も
次の季節の準備にかかるのかしら


必ず暦どおりでない季節


もしかしたら
まだまだ暑さは続き
秋は遠いのかもしれない
しかし
夕方には
ちょっぴりの哀愁の含んだ風になる


8月の別名には
色んな説があるにせよ


私にとって
8月は
『祈りの月』



ひとつひとつの祈りを書けば
思いは溢れ出す


そこに
今年、『私の祈り』が増えた


遠い空の
若者が健全で育つように
その周りの人達が幸せになりますように


守るものは
目に見えるものと
目に見えないものがある


自分の心の中の
祈り、守るものは
目には見えないものもあるけれど
大事にしていきたい自分の思いもある


大切に
謙虚に
感謝して過ごすこと


祈りの月は
ゆっくりと溢れ出す思いに寄り添おう










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