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湖のほとりから。

花と空と心模様を写真と詩と文に託して。

龍の雲(夜編)

2018-08-20 23:00:51 | 日記
夜の帳が下りたころ
ヤツは静かにやって来る

闇に紛れて
姿を隠しているフリをしても
カメラは嘘をつかない

しっかりと捉えた

こちらも
見つかってしまったか⁈

身をひるがえして
こっちに向かってくるというのか⁈


龍好きには
龍が分かる

いや、無理やりか?

相変わらず
私の夜遊びはやめられない










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新盆の盛花のゆくえ

2018-08-20 12:03:30 | 日記
新盆を終えて
お供えとして
大きなアレンジメントフラワーの盛花

この季節には
氷を足元に入れてやったり
水の具合を確かめたりしながら

それでも10日も咲き続けてくれたのは有難い思い

花々とて
咲ききるのには時差があって
全体が枯れてきたら処分を迎えるけれど
まだまだ元気は花は
もう一度アレンジメントして生き返る

供養ものは
こちらの都合よろしく
解体されて
あるものは玄関の花瓶へ

あるものはトイレの出窓へ

そして、台所を彩るものとして
家の部屋中に散りばめられることになる


最初にお店から
息弾ませて
出来上がった盛花を
抱えて帰ってくる時も
お供養ものとはいえ
やはり花のチカラ
ワクワクとした思いは否めない

たしかに
もう一方の心には
祭壇を華やかにする盛花は
あの日、あの時を思い出してしまう充分なアイテムになってしまうのを
分かっていながら
それでも
盛花をお供えしたいと言う思い


いつもの花屋さんで
注文する言葉も慣れたもの


あとは
咲ききったものと
まだまだ元気な花を分けて
もう一度アレンジメントする瞬間は
私が一番心穏やかに居られるのかもしれない


『咲いてくれて、ありがとう』と
言葉をかけながら
いかに残った花を生けようか。


『好きこそものの上手なれ』と言葉があるように
好きならば
ある程度の活け方までは
なんとか形にはなるようだ


それを信じていたいと思いながら
盛花の解体は始まって終わる


それぞれの新しい場所で
新しい器で咲いているのを見届けた


あれから
8ヶ月

あっと言う間というか
長かったというか

なのに
葬儀の後の気持ちに逆戻りのわたし。

去年の月日の上に
上塗りしながら今日がある
確かめながら
歩いているようで
まだまだ、月日を眺めている


あの時々の風や匂いを
体が覚えているから厄介なこと


季節が一巡するまでは
こうして
こんな思いを繰り返していくのでしょうね

ふと
2人の写真に話しかける


堰を切ったように流れ出す涙に
しばらくは身を任せていた


無理やりにでも
私の明日を探さなきゃ。











うちのチビちゃんと摘んできたツユクサと一緒に、台所の出窓へ



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