湖のほとりから。

花と空と心模様を写真と詩と文に託して。

魚座の満月

2018-08-26 20:25:36 | ポエム
人のニーズに答えることと、
自分のニーズに気づくこと。

まさに、とある人が書いた魚座である所以


大きな意味で
この言葉から逃れられようもなく
逃れたいとは思ったこともない


ごく自然に
人がいて、自分がいる。
誰かの為に
自分がいて
誰もいない事は、
自分も居ないことを意味する



一生懸命に尽くせる相手がいて
自分が輝き放てるなら、
誰かの為に懸命になることは
けっして自分を
抑えることではない


他の星座には決してない
魚座だけの本質



そんなふうに
数年前に書いたものが残っていた


今の空虚な私の心に
すこし
ささくれながら
言葉がひっかかった


今日は満月

魚座の満月


浄化していくさまが似合う月


涙がいつもより
沢山出てしまうのは満月のせい


いつものように
夜空を見上げる


いつもより
滲んで見えるけれど


泣いて浄化できるのであれば
いくらでも泣こうか











  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

夢の中で会えた微笑み

2018-08-26 19:14:07 | ポエム
夢で母と会う

口元は動かなくとも
テレパシーのように伝わる言葉

元気そうな姿
にこやかに目の前に座っていた
もう目は見えるの?
もう耳は大丈夫なの?

いつからそこに
座っているのか分からないけど
たしかに母がいた

その姿を見ただけで
嬉しかった


あの時から
夢で見かけることはあったけど
目の前にいたのは初めてだった


『自由に生きなさい』

『どうやって、自由に生きるのか、分からないの』

『色んなものを背負いすぎたから、分からなくなったのかー。だけどね、自分の思うままに、もう生きていいんだよ』

『わたし、不器用なとこあるから
どうしていいか、分からないの』


母が、ニコッと
微笑んだと思ったら
次にはその姿は消えていた


嬉しかったのか
悲しかったのか
涙がとめどなく
真夜中に声を出して泣いていた


母の遺品を叔母に送り届けた日の夜のこと

にこやかな母の顔

思い出せば私の涙顔








  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする