湖のほとりから。

花と空と心模様を写真と詩と文に託して。

小さな雑貨屋さんのカゴ

2018-07-30 21:53:08 | 日記
可愛らしいものが大好きな女性なら
一度は憧れる『雑貨屋さん』


数年前から
贔屓にしている雑貨屋さんがあって
友達の誕生日プレゼントを買ったり
自分の小さなお気に入りやら
時々寄っては
いいなぁ、いいなぁと
見るだけでも楽しいお店だった


片田舎の小さな街では
なかなか難しいご商売となるのは
おそらく誰もが思ってはいても
このお気に入りの雑貨屋さんだけは
大丈夫だろうとタカをくくっていたのかもしれない。


店主さんが選んでくるものは
質が良くても
それなりの値段がする


店内は木の匂いがして
余計なディスプレイはしていない
至極シンプルなオシャレなお店だった


実は
自分の家のことで
なかなか出向けなかった1年


その間に
そのお店は試行錯誤を繰り返しながら
少しのご贔屓さんに愛されてきたのでしょうが
とうとう
力尽きてしまったようだ

なんとも寂しい気持ち

それに反して
閉店セールにて安くなった品々に
自分のお気に入りを見つけた複雑さはあれど
残していくのも忍びない思い


お財布が許すならば
お気に入りであるならば
ここは買っていくことが
何かの縁なのかもしれないと
可愛らしいカゴを買ってきた


生活するだけなら
スーパーとホームセンターだけでいい


生活に少し楽しみや彩りを添えるのは
女性好みの雑貨屋さんの役目


一軒の雑貨屋さんが明日でなくなる


なんだか
つまらないなぁ


せめて
買ってきたカゴを
可愛らしく使ってあげましょう










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新しい時間

2018-07-30 10:55:48 | ポエム
ひとつ
自分の役割が終わっていく

ひと季節過ぎる度に
片付けられていくもの


きもち、こころ


忘れたくないものも
あるにはあるけれど


引きずっていくには辛いから
良い事だけを
人差し指と親指で
つま見上げて
しげしげと見たならば


それさえも
厳選しながら
こころの『拠り所』に
置いていくことにしょう


そう
立って歩いていけるでしょ

もう
7月は終わり

もうすぐ8月なのだから


また
カレンダーの尻尾を引っ張って
新しい時間がやってくる








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