湖のほとりから。

花と空と心模様を写真と詩と文に託して。

ひぐらしの鳴き声に

2018-07-12 19:15:31 | ポエム
夕暮れ
黄昏どき

もどかしい面持ちのまま
手のひらの中のガラスの画面に自分を映し出していた頃


今年初めて
ひぐらしの鳴き声を聞いた



今年は夏が早いからか


もう切なさが
夏を通り過ぎてしまうような


いいえ、まだまだ
暑い日は続くのだけど


夏至が過ぎ
夕暮れが少し早く訪れるようになったからか


もう切なさが
私を通り過ぎていってしまうような


どうして
ひぐらしの鳴き声って
こんなに切ないのだろう








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良いことと、良くないこと。

2018-07-12 17:28:33 | ポエム

良くないことが起きると
身構える

それはかつて
良くないことに
苛まれたことがあるから
落胆したり
凹んだりしたくないからなんだよね


また、もう一度
良くないことが起きはしないかと
先に自己防衛しちゃってる



いつか、いつか
良くないことが起きるからと
自分で問題を出しておいて
あとから、
『ほら、見てごらん、思ったとおり、良くなかったでしょう』って
自分で自分の答え合わせ
正解だった自分に慰めの気持ちを送る


『ほら、思ったとおり、良くなるなんて思わないで良かった』って思うのでしょう?って。


良くないことが起きた後の
答え合わせは限りなく
いつしかその答え合わせばかりを探してしまう


そうしてると
良くない答えをした自分が
可哀想で悲しくて


その答えに
良くないことを擦り合わせようとして
ツライことを知らず知らずのうちに
引き寄せてしまう



じゃ最初に
良いことがあるとおもってみたら?
今度は、今度は
良いことがあるって。


身構える心配をしなくて済むから
体だって楽になるでしょうに


『そうだよ、こんな良いことがあったじゃん』って、
小さなことから答え合わせをしたら
きっと、良いことを引き寄せられる


もし、もし
それで、良くないことがあっても
『やっぱり、、』じゃなく


『あら、まぁ、そういうこともあるよねー』って笑ってしまおう


それで、も一度だけ試してみようって
余裕もってもう一度、もう一度


知らず知らずに
良いことの答え合わせをして
気がついたら
沢山の良い事と
沢山の良い人に囲まれてるよ


幸いなる者よって言うじゃない?


そうなんだよ
生かされていることが幸いなこと


どうせなら
怒りもほどほどに
罪な優しさもほどほどに


憎しみは何にも生まなくて
可愛そうな自分を産むだけで


愛しみは自分をも救えて
可愛い自分がなお
愛おしくなるから


優しい人がより優しくなり
一番伝えたい人に
一番伝えたい事が
伝わっていくよ


良いこと
良い流れ
良いベクトル


この道は
ただでさえ困難で
突き進む気持ちは
ステキな
スピリット&パッションがないとね


だから
だから‥‥







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