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WindowsCE FAN/Windows Phone FANのウェブマスター日記 2007年~2011年版です
Windows Phone FAN日記









iPod nano 5G(第5世代)の内蔵スピーカーって地味に便利
iPod nano 5Gの内蔵スピーカーって便利ですね。
何となく、出張先のホテルで、テレビも無難なものを放送していないし、かといって何も音がないともの寂しい。BGM をかけたいけど、ヘッドホンするのも嫌だなあと思っていたときに、iPod nano 5G に内蔵スピーカーがあることを思い出しました。

自分的には、iPod 機能は何となくスマートフォンに統合して iPhone にしちゃうより、iPod nano のままがいい。
昔はデジタルオーディオプレーヤーだった気がしますが、今では、歩数計にしたり、ヘッドホン・オーディオプレーヤーにしたり、室内でスピーカーで使ったり、ビデオクリップ撮影に使ったり、という感じで、これはこれで、多機能なデバイスとして活用中。
これだけの機能が 2万円しないガジェットで使えるというのは便利なもんだなあと思います。
[ お知らせ ] / 2010-01-18 23:28:43 コメント ( 23 ) | Trackback ( 0 )




さくらや 20% 現金割引中。ぶっちゃけお得な気が。
週末、2010年2月末での全店舗閉鎖が発表された家電量販店「さくらや」に行ってきた。
行ってきたのは、JR川崎駅前にある「さくらや」で、さくらやの他の店舗の動向はまったく確認していないのだが、中はかなりの人混み。どうやら、さくらやでは「20% 現金割引」となっており、充電池のエネループや、DVD-R などの空メディアなどが一律 20% オフになっている他、テレビ、BD/DVDレコーダーなどは店頭展示品が仕切値で販売されていることで、人気を集めているようだ。

ちなみに、今回の閉店セールが、さくらやのポイントを持っている人に都合がいいのは、さくらやの商品を 20% 引きにした後で、ポイントを使えること。

従来だと、10,000円の商品で 20% ポイントが付くっていうのは、

1) 10,000円出して買ったら、次回使えるポイントが 2,000円分つく。
2) 10,000ポイントあれば、それで買える
3) 5,000ポイントあれば、5,000円現金を払って、5,000円に対して、20%の 1,000円がポイントついて次回使える

のパターンのどれかになるわけだが、

今回は、10,000円の商品は、20%割引で、8,000円になって、8,000ポイントで買えちゃうということなのだ。手元のさくらやポイントカードに、5,000ポイントあったとすると、上記の 3) のパターンだと、5,000円払って、1,000ポイントしか付かなかったのに、これが 3,000円で買えちゃうことになる。なんか、お得な感じしませんか?
※ 従来現金で払っていない分はポイント付与の対象外になっていると思いますが、間違っていたらごめんなさい。

ちなみに商品の価格だが、店舗の中で、amazon と楽天と比較してみたのだが、メディア類とエネループなどについては、さくらやの通常価格では若干 amazon や楽天の最安値よりは高め。しかし、20%引きすると、さくらやが逆転して amazon や楽天で送料を考慮した場合より、1,000円~2,000円の商品で、20円~100円程度お得になる感じだった。

今時、この手の商品は家で眠らせている間に安価になっていくものなので、ストック買いするのは必ずしも得策とは言えないが、近くにさくらやがあって、買う予定があるものがあれば、ひとまずは覗いてみるのがいいような気がする。年賀状シーズン過ぎちゃったのだが、普段でもプリンタを使う人であればインクなんかをひとまとめ買っちゃうのもよい。特に純正インクなどは、どこも結構高めで売られているのだが、2割引だと逆転する可能性も高い。また、2割引でも高いときには、amazon や楽天のメジャーな店舗の価格を提示すると実際に値引きしてくれたこともあるので、トライする価値はあるだろう。

店内に入った直後は、その人の多さに驚き、もしやこの人たちは、貯めたポイントを使い切りに来ただけなのか? 店員からみるとひどい話だなあと勘違いして、レジに並ぶ列をしばらく眺めていた。ところが、実際には、さくらやポイントカードを提示する人がほとんどいない。家族やカップルが多かったのだが、1/3くらいの割合でしか提示しないのだ。なんで、わざわざ閉店が決まった店で買うんだろう? と思い、そのうちに、店内の「現金 20%引き」札に気づき、実際に MDメディアと iPod 用のマイク、エネループを買ってみると、ちゃんと 20% になっていたという次第。

なお、薄型テレビや、冷蔵庫、掃除機などの高額商品というか、元々そんなにマージンが大きくない商品は、20% 割引の対象にはなってません。これらの商品は「最終商談価格」(ちょっと違ったかな) を歌ってますが、amazon や楽天に比べて高い商品も多いので注意が必要かもしれません。販売店に相談したいときに店舗がないという点では、全店舗閉鎖のさくらやの場合、条件が楽天などのショップと同じなので、だったら同じ価格以下で買いたいもの。

一方で、狙い目なのは、店頭展示品。基本的に店頭に並んでいるものは、基本的に販売の対象になっているようなので、ほしい商品があれば、直接これくれっていう交渉をしてみるのもいいかもしれません。話しかけるときは、ちゃんとさくらやの店員の方に相談しましょう。中には、メーカーの名刺を下げた協力社員の方も多くいらっしゃいます。彼らでは、ぎりぎりまでの値下げ交渉には応じてもらえないことが多いので、話しかけるべき人は選択した方がよいです。
テレビ、エアコンなどのいわゆるエコポイントについては、新品で買っても、店頭展示品を買っても、クラスごとにエコポイント額が決められているためさらにお得。20型くらいのテレビの場合、5万円で新品を買っても 7,000ポイント。3万円で店頭展示品を買っても 7,000ポイントつきます。バックライトなどの劣化は気になりますが、なんか後者の方が、お得感が強い気がしますよね。

しかし、いつも、こんなにお客さんで溢れ返っていれば、全店舗閉鎖にはならなかっただろうと考えると、やはり残念な気がします。
[ お知らせ ] / 2010-01-18 01:12:13 コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )




エネループの初期出荷は太陽光発電
単3型のエネループの充電分は、750mAh。
このエネループを充電するための電力 800mAh らしいのですが、これは、太陽光発電で賄われているらしい。太陽光発電で1日あたりどの程度の電力が得られているのか分かりませんが、曇りの日とか、雨の日には、エネループの充電ができないってことなんでしょうか。
まあ、実際にはちゃんとエネループ充電用の充電池とか用意されているんだろうなあと思うのですが、それにしても、商品のブランドイメージを高めるためにいろいろ頑張ってますね~。
[ 日記 ] / 2010-01-16 23:50:22 コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )




さくらや清算、さくらやのポイントはどこへ?
ベスト電器、さくらやを清算へ 一部店舗をビックが引き継ぎ検討
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1001/12/news069.html

ぱっとニュースサイトをみると、上記のようなニュースが。
げげ、「清算」ってことは、破産みたいなもの? だとすると、さくらやのポイントってどうなっちゃうの~!?

と、あわてて、さくらやのホームページに行ってみるとこんな内容が。
さくらや_1263313897938

ということで、ひとまず無効になるとは書かれていないものの、ちゃんと 1ポイント = 1円という扱いを受けるのかどうか、また、全額ポイントで購入するみたいな方法が、ベスト電器でも使えるのか、などについては分からないという感じなんでしょうか。おそらくは、ベスト電器も、こんなところで自社のブランドを傷つけるのは得策でないと判断するでしょうから、頑張ってくれるとは思いますが、交換期限付きだったり、一定期間過ぎると、5割がけにしたりとか、そういう処置はとられるかもしれませんね。

ひとまずは、さくらやで使っちゃうのが吉かと。

それにしても、ヤマダ電機の店舗が増える一方で、総店舗数が増え続けていた感のある家電量販店ですが、ついに、一角のさくらやはお取りつぶしということで、徐々に店舗数を一定に保とうとする作用が働いている感じでしょうか。

合掌 ---。

このご時世だけに、さくらやで働いていた従業員の方が困らないといいなあと思う次第です。
[ ニュース ] / 2010-01-13 01:38:13 コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )




大人の科学「ミニエレキギター」は40万部突破!?
とある朝、NHKのニュースを見ていたら、大人の科学が大ヒットというニュース。
中でも、「40万部突破」というセリフがあったと思うのですが、このギターだけで40万部なのか、シリーズで40万部なのかというと、後者の方が正解っぽい。

でも、この大人の科学「ミニエレキギター」は完成品の展示やら、平積みになっていたりするやら、で、かなり注目を集めているのは間違いなさそう。街の本屋から、大学生協の本屋まで、ほんとこの冬至る所で見かけました。
大人の科学マガジン Vol.26(ミニエレキギター) (Gakken Mook)大人の科学マガジン Vol.26(ミニエレキギター) (Gakken Mook)
価格:¥ 3,675(税込)
発売日:2009-12-17


ちなみに中身を見ていただくには下記の記事がお薦めかと。

(関連記事)
世界最速レビュー!学研の新刊 大人の科学「ミニエレキギター」を組み立ててみました。
http://d.hatena.ne.jp/shimamura-music/20091215/1260861234

ネットで、パラパラ調べていたら、大人の科学でもっともヒットしたのは、下記の「プラネタリウム」なんだとか。10万部に迫る勢いと言うことで、やっぱり合計40万部ってところなのだろうか。
大人の科学マガジン Vol.09 ( プラネタリウム )大人の科学マガジン Vol.09 ( プラネタリウム )
価格:¥ 2,200(税込)
発売日:2005-09-26

[ ニュース ] / 2010-01-11 17:27:39 コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )




Windows 7 Windows Media Center の録画オプション
Windows 7 を「ハイビジョンHDDレコーダー」化して1ヶ月と少し経過した。
基本的に録画はするが、なかなか見る機会がないのでバンバン溜まっていく。
また、Windows Media Center は、ハイビジョン録画するときに、いわゆるトランスコーダ-処理なしの、デジタルTS録画のみだったりするので、容量を多く食うのだ。1TB の HDD 中、800GB が、実績ベースでいうと、200時間弱ほどで一杯になっている。特に、1割以上を年末のBSフジでやっていた「のだめカンタービレ」の一挙放送が占めていたりするが、まだ見る時間をとれていないので消すこともできない。

そろそろ HDDが一杯になってきたところで、Windows Media Center がどのように振る舞うのかをみてみよう。

デフォルトでは、Windows Media Centerの開始画面で 、[タスク] までスクロールし、[設定]、[テレビ]、[録画機能]、[録画の既定値] は、番組を自動的に削除される設定になっている。デフォルトは、「領域が足りなくなるまで」のようで、シリーズで、かつ再生済みのものを消しているように見えた。録画済みリストでは、1週間くらい前になると削除予定日が掲載されているUIだ。

ちなみに、1週間後に自動的に削除するとか、視聴後に自動的に削除とか、(ユーザーが) 削除するまでは削除しない、などいろんなオプションがあったりする。

HDDが一杯になったら、せっかくパソコンなのだから手軽にハードディスクを増設したい。
そこはどうなっているかというと、新しいハードディスクを増設して、そこを記録先として設定する。これは、「設定」>「テレビ」>「録画機能」>「番組の保存領域設定」で、デバイスを追加することで設定変更ができる。ここを複数指定することはできず、常に1カ所のみを指定する。複数登録してもいいので、録画番組の保存先は1カ所だ、というわけだ。

一方で、保存した番組は複数HDD があっても大丈夫。再生リストの作成は、複数のメディアからやってくれるようだ。こちらの設定は、「設定」>「テレビ」>「録画機能」>「メディアライブラリ」で、新たなフォルダを指定することで実施できる。これは、単に録画した番組だけではなく、その他のメディアファイルを一元でみることができるためにこういう仕様になっているようだ。

が、何となくめんどい気もするなあ。

しかし、HDDレコーダーでの1TBというのは、結構な容量を入れられる気がするのだが、パソコンでの 1TB ってあっという間。単位あたりの番組をどの程度保存できるかという価値で考えると、4倍時間録画の場合、1TB を 4TB として使える計算になる。1TB が 7,000円とすると、21,000円分が、今時の HDDレコーダーの画像圧縮機能としての価値だ。ソフトウェア開発費を無視すると、トランスコーダ-自体のチップコストは、800円~2,500円程度だと思われるので、ハードディスクを大量に搭載するよりも安価、という計算になるのだろうか。

(参考リンク)
■ Windows Media Center で録画オプションを設定する
http://windows.microsoft.com/ja-JP/windows7/Set-recording-options-in-Windows-Media-Center
[ Windows7 ] / 2010-01-09 12:37:46 コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )




誰もがソニーになれた
DIME 2010.1.5号の「新モノのミカタ(山根一眞)」を読んでいて気になることがあった。今回のテーマは、「『100円ライター型スパイカメラ』と冷戦時代のスパイたちに歓迎された『本気のスパイ道具』との落差」という内容。気になったのは、原稿の終わりにでてきた「パッケージや取説が英語のものばかりゆえ米国製が多いと思っていたのだが、今回全機種を調べてみてびっくり!その大半には『Made in Japan』と刻印してあったのだ」という部分だ。

ここで紹介されているのは、オープンリール式のモバイル用小型録音機。大きさは、初代のウォークマンくらいのコンパクトなサイズでありながら、オープンリール式のテープを使って録音と再生ができる機器の数々だ。それは1950年~1960年代のものとのことだが、ウォークマンの誕生は 1979年。それより10~20年も前に、こうした機器を作っていた、今はなき電機メーカーが日本にはたくさんあったのだ。おそらく今のソニーなども、当時は、これらの企業と大して変わらない企業サイズだったかもしれない。その中から、ソニーという企業は、今や世界のソニーになった。(別にソニーに特別な思い入れがあるわけではないのだが)

今、ネットビジネスの世界では、様々なベンチャー企業が誕生しては消えている。中には、「はてな」などのように存在感を放つベンチャー企業もあるが、彼らがあの企業サイズのまま、今後も存続している企業になるのか、それとも、いずれはこのスパイ用オープンリール式のモバイル用小型録音機を作っていた企業のように、他のネットビジネス企業が成長していく中で消え去っていくのか、というのは興味深いところだ。

ちなみに、このDIMEの記事を読み終わった後、たまたま鞄に入っていたのが「Googleの全貌」という単行本。こちらは、ネットビジネス企業の中ではすっかり押しも押されぬ大企業に成長した「Google」の本だ。(Googleは今や売り上げ 2兆円。社員数 2万人と、NTTドコモの半分くらいの企業だったりするのである。)

新しいビジネスが生まれるとき、企業の大きさに関わらず、チャンスは誰にでも平等にある。しかし、成功できるのはごくわずかな集団だけだ。その違いを生む知恵と努力を怠らないようにしたいと改めて感じさせてくれた、DIMEの記事に感謝。

Googleの全貌Googleの全貌
価格:¥ 2,100(税込)
発売日:2009-12-10

[ 日記 ] / 2010-01-08 02:16:38 コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )




このデバイスは何?
こんなキーワードで呼ばれている今時のガジェットがある。
果たして何のことでしょう?

・瞬速起動PC
・ネットにつながる電子辞書
・大画面モバイル

…。
ということで、答えが「Windows phone」だったりすると、Windows Phone FAN としては、上出来な内容なのだが、実際のところは、これはシャープの打ち出している「NetWalker」の車内広告なのである。

でもって、この車内広告の言いたいことは、

「店頭でタッチ。
 WEBでサーチ。
 Xmasキャンペーン
 ★実施中!★」

みたいな感じだったりする。

実際のところの「NetWalker」のセールスはどんなもんなんだろう。
直接それを伺う情報はなかったりするので、いつも定番の「Google Trends」でみてみると、こんな感じ。

赤い方が「ポメラ」。「NetWalker」は青い線。
20100108_googletrends
単純な検索数では決まらないでしょうが、ポメラがこの検索数で約9万台の販売。
ということは、NetWalker は、1-3万台くらい売れた?

ちなみに、まだ電車の中で使っている人はみてません。
ついでにいうと、昨日の HYBRID W-ZERO3 内覧会でも、使っている人は見なかったような気がする。まあ、Internet Week みたいな Linux とかと相性がいいコミュニティでは、結構メジャーな端末だったりするんでしょうか。
[ 取材日記 ] / 2010-01-08 02:09:47 コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )




「2010年」のイメージ
2010年1月6日ということで、年の初めである。
まもなく米国では、CESが始まるし、1月14日は HYBRID W-ZERO3 の予約が開始され、1月26日~27日は、アップルから新型タブレットが発表されると言われ、1月28日には「HYBRID W-ZERO3」が発売されるのだから、なんと盛りだくさんな 1月なのだろうか。おまけに、CESでは、Intel の新CPUシリーズが発表されることも明らかになっている。年末に発表されたグラフィックスチップ統合型の Atom プロセッサも含めると、今年の春商戦、夏商戦では、また新しいフォームファクターのネットブックが、秋・冬商戦ではタブレット型のデバイスや、スマートフォンが続々登場してくることが約束されているようなものだ。

と言う中で、今日キャッチが気に入ったのは、下記の ITmedia の記事。

「2010年にはもっと技術が進んでいると思っていた」――米国民の3分の1
空飛ぶ自動車やロボットお手伝いさんなど、2010年にはSFアニメのような生活ができると期待していた人が少なくないようだ。(ロイター)

とある。

確かに、子供の頃に読んだ百科事典だったか、今は休刊してしまうらしい学研の科学と学習だったか忘れたが、2010年の今頃には、ガンはとっくに克服されている病気だったし、少なくとも年収くらい払えば、宇宙旅行もできるはずだった。宇宙ステーションに新婚旅行に行ってもおかしくないはずだったのだ。一方で、まさか自分が携帯電話を 4つも5つも契約していようとは思わなかったし、自分の部屋では昔あこがれたマッド・サイエンティストばりに、フルHDモニターを 4台も、5台も並べて仕事しているとも思わなかった。

もう少し現実的なところで、ほんの10年前の 2000年頃の予測で、結構自分が信じていた予測に、Intel CPU に関するものがあった。というのは、

2010年には 10GHz の CPU がでる、

みたいなやつだ。実際のところ、結構いい勢いだった。

1998年 - 2000年頃には、300MHz くらいから始まって、500MHz、550MHz、600MHz、750MHz とぐんぐん CPU の周波数は上がっていたし、2004年頃には、3.8GHz の Pentium 4 が最強CPUとして登場していた。この調子で 1年に 1GHz ずつ何だかんだであがっていけば、2010年には、10GHz のプロセッサがでるというわけだ。

10GHz という動作周波数には発熱の問題や、プロセスの微細化の問題など、いろいろなことがあるのは、自分でも理解はしていたが、ハードディスクの高密度かが結局今なお止まっていないように、フラグシップとしては、10GHz で動くんだろうなあと心のどこかで信じていた。

今、ちょっと昔を思い出してみると、「■後藤弘茂のWeekly海外ニュース■ IntelはマルチスレッドCPUへと向かう --Intel、ゲルシンガーCTOのISSCC講演」という2001年の記事では、すでにインテル社のIDF基調講演での記事として、Intel は、並列化だと言い切っている。その理由として、熱密度の問題を挙げている。ただ、当時は同じ CPU 内にマルチコアを作り込むという概念は心の底までイメージできるものではなかったし、今の Core2Quad みたいなものが実験室ではなく、1万円台で購入できるパッケージ商品として提供されるイメージはまったく持っていなかったなあと思う。

結果として、1CPUパッケージの中には、複数のコアがあって、1つずつはせいぜい 1.8GHz ~ 3.0GHz で動いているに過ぎないのだが、トータルとして、結果として商品としての CPU は、ちゃんと 2010年の達成目標をクリアしているのだろうと思うのだ。

戦略を次々と改善しながらも、このエンドユーザーから見た価値である「CPUの処理能力」を高め、かつ、低消費電力化や、低発熱化という評価軸にも、きっちりと帳尻を合わせてきたインテルという企業の経営能力はやはり高いんだなあと考えさせられる。一歩間違えれば、動作周波数を高めるために、超微細化に走ったり、放熱技術を考え出したり、低電圧駆動を極めるような方向性に迷い込んでもおかしくなかったのではないだろうか。

何となくとりとめのない話になってしまったが、これからの変化を自信を持って予測することはできないが、それでも過去10年は事実として思い出せる。それを思い出すことは、これからの10年、大きく変わることを信じられる力になる気もするので、ちょっと気が向いたら、もう少し、いろいろ思い起こしてみたいなあと思う。

(参考記事)
「2010年にはもっと技術が進んでいると思っていた」――米国民の3分の1
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1001/05/news030.html
[ 日記 ] / 2010-01-06 02:39:49 コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )




クラウド ~ 蔵人
書籍を買うのはいつも amazon だ。(年に 4冊くらいは、リアル書店でも買いますが)
ということで、今日も「読む本探す~」と、たまたまキーワードに入れたのが「クラウド」というキーワード。もちろん、今流行の「クラウド・コンピューティング」な意味での「クラウド」です。

が、ヒットした書籍の中に下記のような一冊が。

蔵人 10 (ビッグコミックス)蔵人 10 (ビッグコミックス)
価格:¥ 540(税込)
発売日:2009-09-30


実際のところ、これは名作「夏子の酒」書いた尾瀬 あきらさんのマンガ。
今回は外国人が、日本酒を造るお話しらしいです。
この主人公の名前が「クロード」。漢字で「蔵人」。
なるほど、「クラウド」の読みで、シノニムでヒットしたのか、と。
ふっと笑いがこみ上げてきたので、何となく日記に書いてみました。
[ 日記 ] / 2010-01-06 01:38:49 コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )




なぜパチンコのCMが多いのか
初めて生で箱根駅伝を見に行った。
家から数分の沿道では、選手があっという間に過ぎ去ってしまい、待ち時間 20分。応援 2分みたいな感じだったので、家に帰ってきて、日本テレビの箱根駅伝中継をみながら、部屋を片付けたり、ネットでニュースを読んだりして、正月を過ごしている。

というところで、気になるのが、この箱根駅伝中継中のパチスロのCM。
そういえば、最近、パチンコ台や、パチスロのCMってほんとに多くなったよなあと思って、少し調べてみた。一過性の商品や、メーカーのCMを見かけることは少なくないし、採用シーズンになれば、その後数年で倒産してしまったような企業が景気のいい CM を打ったりするのは珍しくはない。その意味では、パチンコ台やパチスロの CM を目にするようになってから、もう長い。となると、これは構造的な変化があり、その中で、パチンコ業界にとって CM を打つことは、そのバリューチェーンを構成する上で必須な役割を担うようになってきているということを示しているのだろう。

パチンコ業界というのは元々30兆円産業(直近では 20兆円を割っているというブログも)として、身近なところでは、自動車産業の 45兆円、食品の25兆円などと比べうる業界だ。産業規模をみると、これだけ消費者がお金を使っているにも関わらず、これまで逆に CM が少なかったころが不自然と言えば不自然だ。なので、あまり気にもしていなかったのだが、よく考えると、パチンコ業界と言いつつ、パチンコメーカーばかりが CMを打ち出しているのも妙に感じた。関東全域にチェーンを持っているパチンコホールなどがあれば、そこが主体の CM を打ってもいいはずだ。これにも訳がある。これまでテレビCMも自粛か、テレビ局の自主規制によって封じられていたため、関東キー局ではそうした CM 自体が少なかったのだ。(逆に地方局ではパチンコホールの CM は今も昔も珍しくない) これが、昨今の景気悪化に伴うスポットCM やスポンサーの減少を補うため、解禁されてきているのだ。メーカー側でも変化があった。長期トレンドでは、射幸心をあおるタイプのパチンコ台から、本来のゲーム性を高めるパチンコ台へと変化を求められている。それをわかりやすく伝えるために、導入したのがマンガやアニメのキャラクターを使ったパチンコやパチスロ台というわけだ。

そうした複数の構造的な変化が伴った結果、テレビにはパチンコのCMが溢れるようになったというわけだ。

で、そこにいたる要因をまとめてみたのが、これ。


結構、いろんな変化があった結果、テレビには恒常的にパチンコの CM が流れ、パチンコはキャラものに代わり、パチンコはギャンブルから娯楽産業へと、緩やかにその市場規模を縮小しながら、変化を続けているのであった。

今回は裏付けとなる数字を何も調べずに書いているので、鵜呑みにされると困るのだが、いくつか、この CM の傾向からも察することができる業界動向があった。

・CM を打っているのは、パチンコ台メーカーである。
 パチンコホールは、エリアが限られており、なかなか関東キー局相手に CM を打つのは難しかったが、パチンコ台メーカーなら全国展開ができる。
・パチンコメーカーは、パチンコホールが新機種を導入さえしてくれれば儲かる。
 最終的には業界を成長させないとダメだとわかっているだろうが、直近的な業績を考えれば、自らの機種も速く陳腐化させて、新機種を導入してもらった方がよい。そのために、新しい機種をどんどんアピールしたい。
・キャラものは、パチンコ離れした元パチンコファンのみならず、新規層にもアピールしている

となると、今後も、このパチンコの CM は新機種が出るたびに続く感じなんでしょうなあ。
あたかも、携帯電話や自動車、ビールやドリンクのように。

(関連リンク)
・パチンコのCM
 http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1014728435

・なぜパチンコのCMが激増したのか?
 http://oshiete1.goo.ne.jp/qa3788923.html
 - パチンコホールは減少しているが、台が売れればパチンコメーカーは儲けられる。
 - アニメや漫画の権利を買っている

・パチンコ業界の斜陽は結構なこと
 http://apocalypse.blogzine.jp/guragura/2007/09/post_9a4b.html
 - パチンコ市場規模は、27兆4,550億円
 - ファンは 1,660万人
 - 業界のピークは、1997年で右肩下がり
 - パチンコホールは、16,000店 (ピークは 38,000店)
[ 日記 ] / 2010-01-03 12:40:12 コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )




プリンタが安いのか、インクが高いのか
ほとんど年賀状の印刷にしか使わない自宅のプリンタなのだが、Windows XP ドライバでしか動作しないものを、無理矢理 Windows Vista のマシンに接続して動かしている。というか、これも特定の Windows Vista マシンでしか動作しないのであって、自分の最新のマシンでは、ドライバのインストールにすら成功しない状態なのであった。あわせて、年賀状印刷ソフトがインストールされていて、すでにデータの移行すら面倒な状態で、完全にプリンタサーバー兼年賀状印刷マシンとして鎮座しているのであった。

しかし、使っているNEC製プリンタも、もう5年。だんだんとインクを売っている店舗が少なくなってきたこともあって、新しいプリンタ買おうかなと思って検索してみた。
基本的に写真のプリントアウトや、書類のプリントアウトは、セブンイレブンの「ネットプリント」を使うので、ほんとに年賀状だけ。しかも、家族の写真、みたいな年賀状を作らないので、今のままの性能があればいい。

という観点で調べてみたら、Amazon の下記のEPSON製のプリンタが安価なようだ。
価格は、\6,762。ヤマダ電機とかの開店記念セールみたいなもので、5,000円代とかみたことがある気がするんだが、普通に買えるものとして、Amazon と楽天で調べた結果、これが安価だったのだ。

もう少し調べてみると、このEPSON製の「PX-101」には、インクカートリッジが、ブラック 2本、シアン、マゼンタ、イエローが同梱される。一方で、USB2.0 のケーブルは同梱されないっぽい。ということは、プリンタ本体だけの価格では、\2,617 ですよ。実際、プリンタのヘッド部分はインクに同根なんだろうから、紙送り機構とプリンタヘッドの左右動作機構、プラスチックの枠だけなのだろうけど、それにしてもすごい低価格。
というべきなのか、インクがよっぽど高いのか。
ちなみに、下記では紹介しませんが、いわゆる「PX-101」対応を歌っている互換インクカートリッジの価格は、4色パックで、1,500円~2,000円といったところ。こちらをベースに考えると、プリンタ本体の価格は、4,000円くらいの価値があることになるだろうか。

いずれにせよ、すでに、プリンタはハードウェアじゃなくて、いかにインクを売るか、というビジネスモデルになっているんだなあと改めて実感です。

(関連リンク)
・EPSON Colorio インクジェットプリンタ 4色顔料インク PX-101
 \6,762
 http://www.amazon.co.jp/dp/B001GGWE56/

インク代合計 \4,145

・4色/EPSON Colorio 純正インクカートリッジ 46シリーズ
 http://www.amazon.co.jp/dp/B000J109FG
 \3,245

・黒/EPSON Colorio 純正インクカートリッジ 46シリーズ
 http://www.amazon.co.jp/dp/B000J10988
 \910
[ 日記 ] / 2010-01-02 15:34:16 コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )




新年あけましておめでとうございます。今年もWindows Phone FAN よろしく
いつも、WindowsCE FAN / Windows Phone FAN をご覧いただいている皆様、
新年あけましておめでとうございます。

2009年は、Windowsケータイとしては下記のような機種がリリースされました。

KDDIから初のスマートフォンで、E30HT TouchPro
 あんまり盛り上がりませんが、WindowsCE FAN スタッフの近くでも使っている人います。
 au ファンにはこれしか選択肢がないってところ。

NTTドコモ T-01A
 未だにスマートフォン最速 SnapDragon 1GHz、薄さ9.9mm、4.1インチワイドVGA液晶、ちなみに最新の Windows Mobile 6.5 にも無料でアップデートされています。
 ちなみに、Twitter端末としても愛用してます。
 ほんと快適ですよー。

ソフトバンク X01SC
 X02HTの後を継ぐストレート・フルキータイプの Windows Mobile 6.5 Standard Edition です。
 Windows Phone FAN の編集長も愛用してます。
 コンパクトで小さくて、バッテリも長持ちなのがいいんだとか。

ソフトバンク X02T
 こちらは、NTTドコモの T-01A のソフトバンクバージョン。デザインはなかなか黒くて渋い感じ。
 ハードウェアとしてはほとんど同一ものなんだけど、NTTドコモに比べて絵文字が使えて、プッシュメールのSMS、S!メールが標準で使えるのが魅力です。一方、通信速度は、iPhone のせいか、だいぶ厳しい印象。3Gハイスピードエリアが意外と狭いので、もっと頑張ってもらいたいところ。

また、WindowsCE FAN / Windows Phone FAN のシステム面でも、下記のようなことがありました。

・WindowsCE FAN サイトをリニューアルしました。
 Windows Phone FAN (旧名: WindowsケータイFAN) と一体的なデザインにしました。
 http://www.wince.ne.jp/

・みんなでつくる UQ WiMAX エリアマップを始めました
 実は年末メジャーバージョンアップしているのです。
 後ほどご紹介しますね。
 http://map.windows-keitai.com/WiMAX/UQ/

・Twitterはじめました
 http://twitter.com/windowsphonejp/

・USTREAM を使ったイベント中継を行いました。
HYBRID W-ZERO3/内覧会のご案内/内覧会レポート
 こちらのページからは、HYBRID W-ZERO3@東京の内覧会の様子を1時間半の動画でご覧いただけます。

今年 2010年は、1月28日に皆様お待ちかねのウィルコム「HYBRID W-ZERO3」が登場します。
1月7日には、大阪で内覧会を実施します。
さらに、WindowsCE FAN / Windows Phone FAN でも、最大限特集していきます。

続いて、2月には NTTドコモから、「SC-01B」がきます。

スマートフォンはまだまだガラケーに比べると圧倒的に数が少ないですが、成長率だけは大きく勝っています。
今は、iPhone にリードされている感のあるスマートフォン市場ですが、OS としての自由度、開発環境の充実さ、企業での利用などを考えた時には、Windows Mobile 6.5、Windows Mobile 7 と続く、Windows Phone に一日の長があります。

一方で、2009年には「HT-03A」というAndroid端末も登場しました。実際に試してみたところでは、まだまだ使い勝手や、楽しさの点でうーんと思うこともありましたが、2010年には Android端末も様々なモデルが登場してきそうです。

利用者である私たちにとっては、各プラットフォーム、各メーカーが競争して、またよいところは真似し合って、また、あっと驚かされるような製品を開発し続けてくれることを期待しつつ、でも、Windows Phone FAN なので、Windows Mobile 頑張ってほしいなあと期待しつつ、2010年も、WindowsCE FAN / Windows Phone FAN をよろしくお願いいたします。

- WindowsCE FAN / Windows Phone FAN スタッフ一同
[ お知らせ ] / 2010-01-01 01:24:20 コメント ( 1 ) | Trackback ( 0 )




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