マカオに到着して初めてとった食事は、ホテルのポルトガルレストランでの夕食でした。
ヨーロッパ諸国でいちばんお米を消費するのがポルトガルという事だし、
オリーブオイルやニンニクがよく使われ、味付けもシンプルで口に合いそう。
・・・と、料理に関してはそれほど心配はありませんでした。
「今日は疲れてるし、軽めにしておこうね~」と、ごく控えめにスープとご飯もの、
そう君には「ポルトガルの国民食」ともいえる「バカリャウ(干しダラ)」入りのコロッケを注文。
ほどなくしてまず運ばれてきたのが、前回も書いた「つきだし」のパン。
まだレストランのサービス事情が良く飲み込めず、「これってサービス? それとも有料?」
と迷っているうちに、パン好きなそう君が「おいし~」と頬張りはじめたので
「ま、いっか」と食べたそのパンの美味しかった事!
次に運ばれてきたスープ・・・これが丼かと思われるような器に入った、具沢山なおかず的スープで!
ポルトガル料理といえばこの家庭料理的な親しみやすさが魅力なわけだけれど
正直この時はパンとこのスープでお腹が一杯になってしまった・・・
そこへとどめの「タコのリゾット」
赤ワインで煮たタコの汁で米やトマト、玉ねぎなどの野菜を煮込んだ風味の良いリゾット。
ポルトガル風に生のコリアンダーがたっぷりと入っていて、何とも私好み。
・・・ではあったけれど、これまた土鍋風の大きな器に、どう見ても2~3人分はありそうなボリューム。
注文したものを残すのは非常に不本意ではあったけど、とても全部は食べ切れませんでした。
夫も注文した「カレー蟹」に添えられたライスには、全く手を付けられず。
おまけにそう君が途中でおねむになってしまって・・・
翌日からは、オーダーはごくごく控えめに!夕食時間は早め早めで!が鉄則となりました。
前回も書いたように食事の写真はほとんど撮れなくて、
これは別の日の夕食で食べたメニューの写真です。
ニンニクとコリアンダーがたっぷり使われた、アサリのワイン蒸し 香草風味。
かつてインドやアジア、アフリカ諸国を支配下に置いていた事で、
ポルトガルではヨーロッパには珍しく香辛料が料理に多用されるのだそう。
それに中華テイストが加わったのが、マカオ料理という事なのかな。
そういえば、この時も注文しすぎちゃったな~。
ひと皿ひと皿のボリュームが想像以上にハンパなくて。
隣の写真は、また別のお店。
食事を終えて、せめて店構えだけでも撮っておこうかと。
ここで食べた、ポークソテーのスパイス&ハーブトマトソース添え、とても美味しかった!
それから滞在中2度も訪れたのが、ホテル周辺で唯一のイタリアンレストラン。
お出掛けをせず、ビーチやホテルのプールでのんびり過ごした日の、ランチとディナーに一度づつ。
そう君が、ここのピッツァブレッドに惚れ込んでしまったのですよ。
そう君好みのメニューがなくて寂しい思いをさせちゃった事もあったので、
「おいしい、おいしい!」ともりもり食べる姿を見られるのが、嬉しくて。
またいつかマカオに来られたら、まだまだ奥の深そうなポルトガル料理、マカオ料理を堪能してみたい。
大きくなったそう君も一緒にマカオの食を楽しめたら、よりいっそう旅の楽しみが深まりそう。