美味しい日誌

B級グルメ情報を中心に私的意見をとり入れて紹介していきます。

笹巻けぬきすし総本店 (新御茶ノ水) 笹巻すし

2008-06-17 18:12:33 | 千代田区
元禄15年(1702)創業の老舗    折詰 12個 2562円


300年以上も続くお寿司の老舗点です。こじんまりとした店舗は、寿司屋というよりは和菓子店のような雰囲気でした。

笹巻けぬきすしは、江戸前寿司の原型だとも言われていて、冷蔵庫のなかった頃のように、塩と酢できつめにしめた魚を一口大の酢飯にのせ、熊笹で包んだお寿司です。

現在はこの老舗を取り仕切っているのは、12代目当主と13代目の息子さんと家族で営んでおります。



笹巻けぬきすしという変わった名前の由来は店頭の説明書きに書かれています。

戦国時代にご飯を笹の葉で包んで兵糧として運んでいたとの故事から、初代店主の松崎喜右衛門が始めた笹巻すしを当時の旗本松平候やその他の諸侯が、毛抜きを使って魚の小骨を取るのを見て、「面白きことよ」と興じたことで、笹巻ずしを毛抜ずしと呼ぶようになったそうです。

ネタは、玉子焼き・アジ・コハダ・かんぴょう巻き・海老・サヨリ・小ダイ・季節の魚などがあります。



酢飯とすしダネをくるむ笹は国産の熊笹で毎日、市場から枝についたままの笹を仕入れてるそうです。味付けは、冷蔵庫がなかった時代から同じではなく、当時より相当酢と塩を少なくしたということですが、まだかなり酢と塩が効いた味付けで、笹と魚と酢の香りが一体化していておもしろい食べ物でした。

お店のオススメは、塩と酢もこなれてお寿司に笹の香りが馴染む作ってから3時間後が一番美味しい食べ頃のようです。

イートインコーナーもあり、店内ではお寿司7個+小鉢+汁物が(1620円)でいただけます。


東京都千代田区神田小川町2-12   03-3291-2570
営業時間 9:00~18:30 (土は~17:00)   休、日・祝