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大阪杯の法則3

2011-04-03 01:26:14 | 阪神の法則
別定のG2は、何と言っても格がモノをいう。
過去15年の3着以内に入った馬45頭の重賞実績を調べてみた。
■重賞実績■
G1:5-5-5
G2:2-4-2
G3:3-3-6
なし:5-3-2

一見すると、重賞勝利実績がない馬の活躍もありそうだが、さらに細かく調べてみると、重賞勝利はなくとも連対実績がある馬が4-1-1であることがわかった。
■重賞連対実績■
G1:1-0-1
G2:3-1-0
G3:0-0-0
重賞勝利実績はなくとも、少なくともG2以上での連対実績がボーダーライン。重賞連対実績もない馬は、過去15年で3着以内に入った馬45頭のうち、たったの4頭(96年2着インターユニーク、00年2着ロードプラチナム、01年トーホウドリーム、07年3着メイショウオウテ)しかいない。
<出走馬中の重賞実績がない馬>
×③ミッキードリーム(G3で2着が最高)
×④タッチミーノット(重賞初挑戦)
×⑪ナニハトモアレ(G3で2着が最高)
×⑫オペラブラーボ(G3で3着が最高)
×⑬ダークシャドウ(G2で5着が最高)
×⑭ダイワファルコン(G2で3着が最高)
以上の6頭にとっては、ここは家賃が高すぎる。今年の大阪杯は実質9頭立てのレース。

格がモノを言うならば、G1馬同士でスンナリ決まるのかというとそうではない。
過去15年でG1馬が複数出走したのは8回あって、そのうちG1馬のワン・ツー決着したのは2回しかない。
<G1馬が1着、2着になった大阪杯>
98年:エアグルーヴ・メジロドーベル
09年:ドリームジャーニー・ディープスカイ

G1馬の全成績は【5-5-5-14/29】で、勝率17.2%、連対率34.5%、複勝率51.7%と、複勝率でようやく50%となる程度で、全幅の信頼は置きにくい。が、ここに「単勝オッズ2倍以下の1番人気」というフィルターをかけると、【4-1-1-1/7】となり、その数値はそれぞれ57.1%、71.4%、85.7%と、グッと安定感を増す。馬券圏外に消えたのは、01年4着のテイエムオペラオーだけである。
<G1馬の成績>

今年はキャプテンT、ドリジャニ、ダノンシャンティ、エイシンFの4頭のG1馬が出走するのだが、前日最終オッズで単勝2倍以下の馬はおらず、3.8倍~6倍で人気は割れている。この状況では、おそらく2倍以下にはなりそうもない。


G1馬が信頼できない理由は二つある。一つは、大方の馬が休養明けであること。春の目標を春天あるいは安田記念を念頭においたローテーション。もう一つは、G1馬の勲章とも言えるのだが「59kg」の斤量。過去15年で、斤量59kgを背負ったG1馬の成績は【2-4-4-5/15で、勝率13.3%、連対率40.0%、複勝率66.7%で、頭勝負はしたくない。
<59kgのG1馬の成績>

勝ったのは04年のネオユニヴァースと07年のメイショウサムソンの2頭のみ。この2頭に共通するのは、皐月賞、ダービーの二冠馬ということ。今年は二冠馬の出走はなく、昨年のダービー馬・エイシンフラッシュがいるのだが―