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☆史上最強の法則-海外支局☆

☆The Unrivaled Principle in History☆

京成杯の法則3

2013-01-20 20:52:01 | ダービー馬を探せ!2013
雪のため一週間延期となった京成杯。明日はなんとか無事に開催されそうだ。

■コース傾向更新■

延期になった分、コース傾向のストックが増えた。
開催を通じて(合計10鞍)では、父SS系は【3-4-7】と勝ち切れない傾向にあるが、このうちの【2-1-2】は土・日であげたもの。
<父SS系の内訳>
ディープインパクト:2-0-1
ネオユニヴァース:1-1-0
ハーツクライ:0-1-3
ステイゴールド:0-0-2

父SS系以外で目立つのが、父、母父合計で【2-2-3】のグレイソブリン系と土日で2着2回、開催を通じて【1-2-1】のキングカメハメハ。でも、残念ながら出走馬中に該当馬は見当たらない。

◎1フラムドグロワール…ダイワメジャー×BT
父メジャーは、今開催では2着が1回あるのみだが、再抽選の結果、絶好枠の1枠を引き当てた。日曜日の鬱憤をノリに晴らしてもらう。

〇3マイネルストラーノ…ディープインパクト×BT
▲12マイネルマエストロ…BT×SS
ピックアップしたのは当初と変わらないが、ディープ産駒が2勝しているので〇と▲を入れ替えた。

△6フェイムゲーム…ハーツクライ×アレミロード
当初は出走予定はなかったが、ハーツ産駒が出てきたので追加。
勝ち切れないハーツクライだが、3着狙い。

若駒Sの法則【結果】

2013-01-19 19:19:19 | ダービー馬を探せ!2013
■血統傾向更新■

池江厩舎が好んで使う「ディープ・ローテ」だが、昨年はワールドエースを送り込んだものの、まさかのゼロスの逃げ切られてしまい、その後のローテに狂いが生じた。
OPなので2着は賞金加算されず、勝たなければ意味はないのだが、今年はオルフェーヴルの全弟・リヤンドファミユが完勝。これでクラシックへは余裕のローテが組める。
ただ、ここを勝ってクラシックで馬券になったのは、05年ディープインパクト(三冠)、09年アンライバルド(皐月賞)、10年ヒルノダムール(皐月賞2着)の3頭しかいない。

■コース傾向&出目更新■

当然、父SS系はマークする必要があるが、それよりも注目したいのが父、母父合計で【1-2-2】のグレイソブリン系。

=おしまい=

京成杯の法則2【延期】

2013-01-14 10:00:00 | ダービー馬を探せ!2013
【!】中止となった中山競馬(1月14日(祝・月))の代替競馬のお知らせ
2013/1/14
 1月14日(祝・月)に、途中中止となりました第1回中山競馬第5日第5レース以降については、出馬投票等をやり直して、1月21日(月)に第5レースから第12レースまでを代替競馬として行います。
 (※代替競馬の出馬表は、1月13日(日)(※京成杯(GIII)は1月12日(土))に発表しております当初の出馬表とは異なりますので、ご注意ください)

 なお、すでにお買い求めの本日分の中山競馬第5レース以降の勝馬投票券は、競馬場・ウインズの払戻窓口で返還いたします。返還の有効期限も60日間となりますのでご注意ください。


というわけで、来週までのお楽しみということで。
尚、出馬投票もやり直すということなので、枠順も変更となりますが、狙いは変更なしということで。


天気は生憎の荒れ模様。一応は開催するようだが、雪の降り方、積もり方次第では中止、延期もありうるかも。

■1回中山芝2000m&出目■

ここまで7鞍行なわれたが、父SS系は【2-3-5】と勝ち切れない傾向が続いている。父SS系の中で複数回馬券になっているのは、ハーツクライ【0-1-3】とディープインパクト【1-0-1】の2頭のみ。
父SS系以外では、父、母父合計で【2-1-3】のトニービンをはじめとするグレイソブリン系。

良馬場は望めないとなれば、道悪適性がモノを言う。
◎3フラムドグロワール…ダイワメジャー×BT
父ダイワメジャーは昨日2着1回で、母父BTは言わずと知れた重の鬼。ここは母父でも「ブライアンズタイムの血が騒ぐ!」はず。

〇7マイネルマエストロ…BT×SS
父BTは2着1回だが、父ロベルト系は【1-2-0】。

▲9マイネルストラーノ…ディープインパクト×BT
同じ血統構成の馬が、同コースで行なわれた寒竹賞(3歳・500万下)で3着になっている。

△11ラウンドワールド…ディープインパクト×トニービン
日曜日12Rの1着馬と同じ血統構成。人気でも無視するわけにはいかない。
△10フェイムゲーム…ハーツクライ×アレミロード
父ハーツクライはコース傾向に出ており、母父アレミロードは道悪の消耗戦には滅法強いリボー系。

出目では、2枠と4枠は死に目で、3枠、6枠、8枠の活躍が目につく。
道悪という波乱要素が加わったのならば、ここは枠連で3枠から6、7、8枠の外枠へ。


京成杯の法則

2013-01-10 00:00:00 | ダービー馬を探せ!2013
シンザン記念に続き、3歳混合重賞の第2弾の京成杯だが、クラシックには直結しない。
過去10年で3着以内に入った馬のなかで、クラシックを制したのは04年3着キングカメハメハ(NHK・ダービー)と10年1着エイシンフラッシュ(ダービー)の2頭しかいない。
また、クラシックで勝てはしなかったものの馬券対象になったのは、05年1着アドマイヤジャパン(皐月賞3着、菊花賞2着)、同2着シックスセンス(皐月賞2着、ダービー3着)、07年1着サンツェッペリン(皐月賞2着)の3頭のみ。
クラシックに直結しないという点では、シンザン記念と似たり寄ったり。
ちなみに、クラシックとは縁がなかったが09年2着のナカヤマフェスタは、10年宝塚記念を制し、同年の凱旋門賞ではあわやの2着となった。


■所属■*過去10年(以下同じ)

西高東低といわれて久しいが、この京成杯においては関西馬【4-5-4】に対して、関東馬【6-5-6】とほぼ互角。これは、関西馬は後ろににクラシックへの出世レースのきさらぎ賞や若駒Sが控えており、有力どころは、そちらに向かうことが多いためと思われる。
ただ、関東馬は目下2連勝中で、昨年はワン・ツーを決め、関東馬の流れは来ている。

■人気■

1番人気は【4-2-2-2】で馬券率80%と、軸としての信頼は置ける。1番人気で馬券圏外に消えたのは03年ブルーイレブン(11着)と11年スマートロビン(12着)の2頭のみ。
また、2番人気も【4-1-1-4】の馬券率60%と、1番人気と遜色ない成績。
過去10年の勝ち馬はすべて5番人気以内から出ており、2着馬は8頭が5番人気以内なので、毎年堅めの決着が多い傾向にあり、無理穴狙いは禁物。

■前走■
<前走芝/ダート>
前走ダート戦出走馬で馬券になったのは、07年3着アルナスラインと09年3着モエレビクトリーの2頭のみで、例外扱い。

<前走着順>
前走5着以内の馬が【10-9-9】と圧倒的。6着以下から馬券になったのは、03年3着コスモインペリアル(8着)と08年2着ベンチャーナイン(6着)の2頭のみ。

<前走距離>
芝1600m:2-3-0
芝1800m:1-2-1
芝2000m:7-5-7
ダ1700m:0-0-2

<前走レース>
【前走未勝利:1-2-0】
前走未勝利戦を勝ち上がった馬で馬券になったのは、03年1着スズカドリーム、06年2着トウショウシロッコ、11年2着デボネアの3頭のみ。

【前走重賞:3-6-2】
朝日杯:2-2-0*すべて4着以内(2着馬1頭、3着馬2頭、4着馬1頭)
ラジN:1-2-1*前出のコスモインペリアル以外の3頭は3着、4着、5着
東スポ:0-2-1*前出のベンチャーナイン以外の2頭は1着、3着

【前走OP特別:3-1-4】
09年3着のモエレビクトリー以外はすべて暮れの中山のホープフルS(中山芝2000m)で、5着以内に入っていた馬。

【前走500万特別:3-1-4】
エリカ(阪神芝2000m):2-0-1*すべて1着馬
寒竹賞(中山芝2000m):0-0-2*3着、1着
百日草(東京芝1800m):1-0-0*1着馬
ベゴニア(東京芝1600m):0-1-0*1着馬
樅の木(中京ダ1700m):0-0-1*アルナスライン

全体の傾向として、前走重賞組は04年~06年まで3連勝したこともあるが、07年以降は未勝利(ホープフルS組3勝、エリカ賞組2勝、百日草特別組1勝)で、2着は過去10年で6回と、勝ち切れなくなってきている。
前走データだけで馬券を組むなら、1着:ホープフルSかエリカ賞⇒2着の決め打ちがオススメ。

■血統傾向■

過去10年で父SS系は【5-7-4】と、中心視せざるを得ないが、非SS系の食い込みも十分にありそうな傾向。
父SS系で複数回馬券になっているのは、06年2着トウショウシロッコ、07年3着アルナスラインの父アドマイヤベガと09年2着ナカヤマフェスタ、11年1着フェイトフルウォーの父ステイゴールドの2頭。
また、父SS系のなかでも、フジキセキ、エイシンサンディ、バブルガムフェロー、ゴールドヘイローといったダート寄りの血統や、マーベラスサンデー、アドマイヤベガ、ニューイングランドなどのSS系の中でもマイナーなSS系が活躍している。

SS系以外で目につくのは、キングマンボ系とノーザンダンサー系(特に母父)の2系統。
【キングマンボ系:1-1-2】
04年3着キングカメハメハ…父キングマンボ
10年1着エイシンフラッシュ…父キングズベスト
10年2着アドマイヤテンクウ…父キングカメハメハ
12年3着アドマイヤブルー…父キングカメハメハ

【ノーザンダンサー系:6-6-6】*父、母父合計
<ニジンスキー系:3-1-0>
03年1着スズカドリーム…母父ダンスライフ
05年1着アドマイヤジャパン…母父カーリアン
07年1着サンツェッペリン…父テンビー
12年2着マイネルロブスト…父ゼンノエルシド

<リファール系:0-2-2>
05年3着コスモオースティン…母父コマンダーインチーフ
06年2着トウショウシロッコ…母父ニッポーテイオー
08年2着ベンチャーナイン…母父コマンダーインチーフ
08年3着アイティトップ…母父コマンダーインチーフ

<ダンチヒ系:1-1-1>
05年2着シックスセンス…母父デインヒル
06年1着ジャリスコライト…母父チーフズクラウン
11年3着プレイ…父ロックオブジブラルタル

■リボー系内包馬■

ここ2年は、昨年は3着馬1頭のみ、一昨年は該当馬なしと、傾向が薄れてきたが、リボー系を5代以内に持つ馬が【4-6-5】と結構馬券になっている。

■枠番&馬番■*99年以降、02年東京開催を除く過去13年
<出目>

面白いのが4枠4番。過去13年で、4枠4番が出現したのは8回あるが、【0-1-4-3】と5回も馬券になっている。今年は何頭立てになるのかは判らないが、もし4枠4番が成立したら、是非、連下の押さえに。

<枠番別成績>

小回りの中山芝2000mというと、内枠有利のイメージがあるが、この京成杯ではイメージとは逆に外枠有利の傾向がでている。
1枠~4枠: 3-5-10-55/73 勝率 4.1% 連対率11.0% 複勝率24.7%
5枠~8枠:10-8- 3-78/99 勝率10.1% 連対率18.2% 複勝率21.2%
データからは、連対候補は5枠から外、3着は4枠から内というのが効率的。

<馬番別成績>

11番【3-1-1-6】、9番【3-0-0-10】の二つが最多の3勝をあげている。
デスナンバーは、12番と16番だが、16番についてはフルゲートになったのが過去13年で3回しかないので、サンプル不足だが、お隣の15番が【0-2-1-1】と、4回のうち3回馬券になっていることを考えると、やっぱりデスナンバーなのか。

■コース傾向&出目■

ストックは、開幕週の4鞍分。
父SS系は【1-2-3】と、馬券にはなっているが勝ち切れない印象。そのなかにあって、ハーツクライが【0-1-2】と頑張っている。フジキセキは母父で1勝、父で2着1回。

その他では、グレイソブリン系【1-0-3】、キングカメハメハ【1-0-1】、サドラーズウェルズ系【1-1-0】、ロベルト系【1-2-0】が気になるところ。

シンザン記念の法則【結果】

2013-01-07 00:00:00 | ダービー馬を探せ!2013
【結果】
◎エールブリーズ…7着(8番人気)
〇レッドアリオン…5着(4番人気)
★ネオウィズダム…12着(7番人気)
△タマモベストプレイ…3着(3番人気)複勝190円
△アグネスキズナ…12着(5番人気)
絨毯爆撃を仕掛けたまではよかったが、こっちが返り討ちにあって、懐が焼野原と化してしまった。

■血統傾向更新■

2着、3着は父SS系が入ったものの、父にも母父にもSSの血を持たないという理由で、まっさきに切ったエーシントップに勝たれたんじゃあ、話にならない。これで、父SS系は4連勝止まりとなった。
2着のヘミングウェイの父はネオユニヴァースだが、母父はミスプロ系のマキャヴェリアンなので、これも父ネオユニが一度も京都マイル重賞で馬券になったことがないこともあり、ハナから眼中になかった。しかも6枠12番だったし。
唯一、印を打った中で馬券対象になったのはタマモベトプレイのみ。兄タマモベストプレイの仇は討てず。
それにしても、ホントに今の京都はインがかなり有利なのをまざまざと見せつけられた。
2着のヘミングウェイも4角から内を突いてのものだし、エーシントップにいたっては、絶好枠からの楽逃げ。
そういえば、シンザン記念の1着も1枠1番のダノンシャークだった。

■コース傾向更新■

エーシントップにやられはしたが、やっぱり父SS系中心でいいと思う。

というわけで、2013年の打ち初めは惨敗で、例年通りのマイナス発進。
ふと思い返せば、正月競馬で勝ったのは、正月の挨拶回りのあとに最強師匠と錦糸町WINSに立ち寄った、00年キョウエイマーチのの京都金杯くらいしか思いつかない。
そういえば、あの時は確か審議になったはず。降着にはならないだろうと思って、二人で早々と払い戻し窓口に並んでいると、後ろからASEAN系のおねえちゃんが必死に、「ナンバンキタ?ナンバンキタ?コレアタッタカ?」と必死に聞いてきてたのを思い出す。
心優しい私は、「おねえちゃんが持ってる馬券は、どうやっても当たりっこないよ」と優しく教えてあげた。
審議ウンヌンは理解してなかったようだったが、馬券が外れたことは理解したようで、寂しそうに列から離れていった。
まさか、いまだに錦糸町界隈で働いていないと思うが、無事に金を貯めて国に帰ることができたことを、切に願う。

=おしまい=

シンザン記念の法則2

2013-01-05 22:30:00 | ダービー馬を探せ!2013
「あ~りが~たや、ありがたや~♪」
TIMのゴルゴの「ワイディー宝船」ではないが、本当にありがたい。
何がありがたいかって、シンザン記念のマストアイテムの「父SS系」ではないエーシントップ(1番人気
とカオスモス(2番人気)が人気になっているからだ。
■血統傾向おさらい■

父SS系は過去13年で【9-7-6】、過去5年では【5-2-3】と絶対的存在。加えてエーシントップもカオスモスも、母父にもSSの血を持っていない。父にも母父にもSSの血を持たない馬は、過去5年で3着以内に入った15頭中、08年3着マヤノベンケイ、09年2着ダブルウェッジ、10年2着シャインの3頭しかいない。
さらには、過去13年で1番人気は【6-1-1-5-13】と、勝率46.2&となかなか優秀な実績をのこしているが、これに騙されてはいけない。ここ4年は勝ちはおろか、すべて馬券圏外に飛んでおり、ここ最近の1番人気は信頼できない。

前日最終オッズの1番人気は、前走の朝日杯では2番人気に推されるも8着に敗れたエイシントップ(3.6倍)。スタート直後に他の馬にぶつけられ、走る気を失くしたらしいが、負けは負け。京王杯2歳S優勝の実績は、ここでは抜けているものの、その血統構成ストームバード系テイルオブザキャット×ミスプロ系アンブライドルズソングは、血統傾向にはまったく合致しない。よって消し。

2番人気のカオスモス(5.1倍)の父マイネルラヴは、05年2着アミネルハーティー、08年2着ドリームガードナーの2頭の2着馬を出しており、父SS系の隙を突いて2着ならありそうな気がしないでもないが、内枠が圧倒的な正月の京都で7枠を引いたのが致命的。
過去13年で【0-3-3-62/68】と大不振で、過去5年でくくると3着1回のみである。過去13年のデータを持ち出すまでもなく、今日の京都の芝のレースを見ていれば、内枠有利ということは明白。だが、厳密には、内枠有利ではなくて内ラチ沿いのグリーンベルト地帯を通れるポジションを取れる馬、即ち、外枠なら先手が取れないと話にならない。となると、鞍上・内田で前に行けるカオスモスは、怖いといえば怖いのだが、ここは目を瞑って、切る。

上位人気2頭を切れば、馬連万馬券まではいかなくても、それなりの配当になるはず。
JRAからのお年玉は東西の金杯ではなくて、このシンザン記念。
BIGなお年玉まで、あと一歩。
なんせ、シンザン記念の正解は京都金杯が教えてくれているのだから。
■コース傾向■

コース傾向といっても、ストックは京都金杯の一鞍のみだが、これで十分。
ご存じの通り、京都金杯では父SS系が1着~3着を独占したのだが、これは、昨年、一昨年と2年連続で父SS系が1着~3着を独占したシンザン記念の傾向にも合致する。
出走馬中の父SS系は、ネオユニヴァース産駒3頭、アグネスタキオン産駒2頭、フジキセキ産駒2頭、ゴールドアリュール、ブラックタイドが各1頭の合計10頭。
いくら父SS系がマストアイテムとはいっても、10頭をベトっと買うわけにはいかない。勝負馬券まで、もう一絞り。
ここで、京都金杯のもう一つの傾向である「父SS系×ノーザンダンサー系が1着~3着を独占」したことを拠り所にすると、該当馬は5頭に絞れる。

◎4エールブリーズ…フジキセキ×カーリアン
SS系×カーリアンは、京都金杯1着のダノンシャークと同じ血統構成。
しかも、父フジキセキ、母父カーリアンは京都のマイル重賞を得意とする(ということに、今年初めて気付いた)。

シンザン記念で馬券になったフジキセキ産駒は、00年1着ダイタクリーヴァ、04年2着タマモホットプレイの2頭だが、そのダイタクリーヴァは00年マイルCSを制し、01年、02年の京都記念を連覇した。
そして、兄弟ではないがタマモホットプレイと同じ血統構成のニューベリーが、06年の京都金杯で12番人気
の超人気薄で2着に入り波乱を演出した。
他にも、10年のデイリー杯2歳Sで2着のアドマイヤサガスや、08年マイルCS3着ファイングレイン、そして昨年1着になったサダムパッテクは記憶に新しいところ。
今更、フジキセキ産駒でもなかろうと思わないでもないが、それを補って余りあるのが母父カーリアンの京都マイル重賞との相性の好さ。

京都記念で昨年2着の雪辱を果たしたダノンシャークは、昨年から京都に変更となった読売マイラーズCでも2着の実績がある。ちなみに、今年の京都金杯ではダノンシャーク以外にもSS系×カーリアンの血統構成の馬が3頭出走していた。サウンドオブハート(2番人気・4着)、ブリッツェン(9番人気・4着)、トーセンレーヴ(4番人気・7着)と馬券にはならなかったが、そこそこの走りは見せた。

シンザン記念では、07年1着アドマイヤオーラ(父アグネスタキオン)も同じ血統構成で、父はSS系ではないが、04年3着のナムラシーザーの母父もカーリアンである。
また、母父カーリアンと同じニジンスキー系を持つ馬は、01年1着ダービーレグノ(母父ロイヤルアカデミー)、07年3着ローレルゲレイロ(母父テンビー)、10年1着ガルボ(母父ジェネラス)の3頭が馬券になっている。
そして、アドマイヤオーラとガルボの2頭は、京都金杯で08年2着、11年2着と、いずれも馬券になっており、ダノンシャークと共にSS系×ニジンスキー系の京都芝マイル重賞との相性の好さを示している。
母父カーリアンについてもっと言えば、かなり古くはなるが、マイルCSで92年2着、93年1着のシンコウラブリイの父、97年、98年を連覇した当時の最強マイラー・タイキシャトルの母父、01年2着のゼンノエルシドの父でもあり、そして、98年京都牝馬Sを制した最強牝馬のブエナビスタの母ビワハイジの父でもある。
京都マイル重賞の陰の支配者。それがカーリアンだ。

〇9レッドアリオン…アグネスタキオン×ダンシングブレーヴ
馬番はギリギリセーフの5枠9番。
血統構成は、京都金杯2着のトライアンフマーチと同じSS系×リファール系。
アグネスタキオン産駒もまた、京都マイル重賞と相性は好いのだが、2歳、3歳戦、即ちデイリー杯2歳Sとシンザン記念に限定される。何故だか知らないが、古馬の京都マイル重賞で馬券になったのは、上述の08年京都金杯2着のアドマイヤオーラ1頭のみと、サッパリだ。
シンザン記念では、06年3着ロジック、07年1着アドマイヤオーラ、07年2着ダイワスカーレット、11年1着レッドデイヴィスの4頭が、そしてデイリー杯2歳Sでは、07年1着キャプテトゥーレ、08年2着ホッコータキオン、09年リディル(全兄)、09年3着ダノンパッション、10年1着レーヴディソールの5頭が馬券になっている。
また、半兄のクラレントが11年のデ杯2歳Sを制したのをはじめ、母父ダンシングブレーヴが属するリファール系も京都マイル重賞と相性が好いのだが、フジキセキやカーリアンに較べると、その実績は一枚落ちる。

★6ネオウィズダム…ネオユニヴァース×グレープツリーロード
前走の朝日杯FSでは、まったく見せ場なく10着惨敗。母父のグレープツリーロードは聞き慣れない名前だが、実はカーリアンの直仔。つまり、血統構成は◎と同じSS系×ニジンスキー系になる。
ただ、父ネオユニヴァースはシンザン記念をはじめ、京都マイル重賞では一度も馬券になったことがないので、鞍上の岩田の腕込でも、来たら儲けものの大穴扱いにした。

△5タマモベストプレイ…フジキセキ×ノーザンテースト
父は◎と同じフジキセキ。そして、みなさんご存じのように04年2着タマモホットプレイの全弟で、SS系×ノーザンテーストで捉えるなら07年2着ダイワスカーレットと同じ血統構成となる。
ホットプレイもダスカも2着止まりで、同じくフジキセキ×ノーザンテーストの血統構成のニューベリーもまた、06年の京都金杯で2着止まりだったこをと考えると、この血統構成は勝ち切れず、よくて2着までと決めつけて、△評価まで。
また、全兄のホットプレイが2着になったからというのも、ちょっと安直過ぎるような気がする。京都金杯では、00年の優勝馬キョウエイマーチの仔・トライアンフマーチが2着になったが、01年、02年を連覇したダイタクリーヴァの全弟のシャイニーホークは8着(14番人気)に敗けた。もともと実力がなかったと言われればそれまでだが、前日最終オッズで5.3倍の3番人気と、ひょっとしたら2番人気もあり得そうな人気ぶり。これは、ちょっと人気になり過ぎなのでは。
兄弟ウンヌンを言うならば、全兄リディルと半兄クラレント引き合いに出した〇レッドアリオンの能書きはどうなんだ、ってことになるのだが。

△10アグネスキズナ…アグネスタキオン×ヘネシー
父アグネスタキオンは〇と同じなので拾わずを得ないが、母父が1番人気確実のエイシントップの父テイルオブザキャットと同じストームバード系というのが、血統傾向に合致していないので連下扱いまで。それに馬番10番というのも、食欲が落ちる。

というわけで、買えなかったお蔭で助かった東西金杯分の資金もシンザン記念に投入し、単・複・連勝系・三連系を全買いの絨毯爆撃。

シンザン記念の法則

2013-01-03 00:00:00 | ダービー馬を探せ!2013
07年2着のダイワスカーレット、一昨年3着のマルセリーナが桜花賞を制し、昨年1着のジェンティルドンナが牝馬三冠+JCを制し、ここで馬券になった牝馬は将来の活躍が約束されることが鮮明になったシンザン記念。しかし、それまではここで3着以内に入ってクラシックかNHKを制したのは02年1着タニノギムレット(03年ダービー)、06年3着ロジック(07年NHK)の2頭のみで、G1馬に範囲を広げても07年3着のローレルゲレイロ(08年NHK2着、09年高松宮記念1着)がいるくらいで、それほどクラシックに直結するレースとは認識されていなかった。が、一昨年2着のオルフェーヴルが当時の評価を覆し、史上7頭目の三冠馬になり、2年連続で牡馬・牝馬の三冠馬を輩出したことから、俄然注目されるようになってきた。
ただ、今年はここ2年のメンバーに較べると小粒な印象は拭えない。

■血統傾向■*過去13年(以下同)

牝馬は上述の3頭以外にもフィールドサンデーが01年に3着になっており、過去13年で【1-1-2-8】で勝率7.1%、連対率14.1%、複勝率21.2%と、無視するわけにはいかないが、馬券になった馬を見てみると、フィールドサンデー以外の3頭は後にG1を制するほどの素質と実力を兼ね備えていた。とはいっても、そういった馬を現段階で見抜けるかどうかというのが問題になってくるが。各メディアによれば、今年はそれほどの牝馬の大物は見当たらないようなので、オミットしてもいいのでは。

過去13年で父SS系は【9-7-6】と大活躍。京都金杯と同じコースで、間髪置かずに行なわれるのにもかかわらず、ここまで血統傾向が違ってくるとは。
父SS系で複数回馬券になっているのは、次の4頭。
<フジキセキ:1-1-0>
00年1着ダイタクリーヴァ
04年2着タマモホットプレイ
*10年3着セレスロンディー(母父フジキセキ)

<アグネスタキオン:2-1-1>
06年3着ロジック
07年1着アドマイヤオーラ
07年2着ダイワスカーレット
11年1着レッドデイヴィス

<マンハッタンカフェ:2-0-0>
09年1着アントニオバローズ
10年1着ガルボ

<ディープインパクト:1-0-1>
11年3着マルセリーナ
12年1着ジェンティルドンナ

今年の登録馬を見渡してみると、登録馬29頭中、父SS系は14頭もいるが、意外にもディープ産駒の登録が一頭もいない。

父SS系以外にも気になる系統がちょいちょいあるので、以下に拾っておく。少々長くなりますが、正月の夜更かしのお供にどうぞ。
<ニジンスキー系:3-0-2>
01年1着ダービーレグノ…母父ロイヤルアカデミー
04年3着ナムラシーザー…母父カーリアン
07年1着アドマイヤオーラ…母父カーリアン
07年3着ローレルゲレイロ…母父テンビー
10年1着ガルボ…母父ジェネラス

<グレイソブリン系:3-0-0>
01年1着ダービーレグノ…父トニービン
02年2着タニノギムレット…母父クリスタルパレス
11年1着レッドデイヴィス…母父トニービン

<リファール系:2-1-1>
02年2着チアズシュタルク…母父アルナスル
05年1着ペールギュント…母父リファール
06年1着コンゴウリキシオー…父キングヘイロー
07年3着ローレルゲレイロ…父キングヘイロー

<プリンスリーギフト系:1-1-2>
00年1着ダイタクリーヴァ…母父サクラユタカオー
06年3着ロジック…母父サクラユタカオー
09年3着トップカミング…母父サクラバクシンオー
10年2着シャイン…母父サクラバクシンオー

<BT系:1-1-1>
01年2着ビッグゴールド…父BT
02年1着タニノギムレット…父BT
08年3着マヤノベンケイ…父マヤノトップガン

<パーソロン系:0-4-0>
SS系以外で、最大の惑星がこの系統。今ではオルフェーヴルのおかげもあって、すっかり有名になった母父メジロマックイーンであるが、そのマックが属するパーソロン系はマイナー血統ながら、シンザン記念ではあk地切れないものの、4回も馬券になっているのが面白い。
00年2着チタニックオー…父トウカイテイオー
05年2着マイネルハーティー…母父シンボリルドルフ
11年2着オルフェーヴル…母父メジロマックイーン
12年2着マイネルアトラクト…母父トウカイテイオー

今年もこのマイナー血統を持つ馬が、1頭登録している。
☆シグナルプロシード…ロージズインメイ×シンボリルドルフ
父は、昨年3着のプレミアムブルーの母父タイキシャトルと同じデヴィルズバッグ系なので、血統傾向的にはもろに合致している。前走ダート未勝利戦を勝ち上がったばかりで、人気にはなりっこないので、もし出走できれば超お宝馬だ。

<シーキングザゴールド系:0-2-0>
05年2着マイネルハーティー…父マイネルラヴ
09年2着ダブルウェッジ…父マイネルラヴ

<フォーティナイナー系:0-1-1>
08年2着ドリームガードナー…父トワイニング
10年3着セレスロンディー…父プリサイスエンド

<ノーザンテースト系:0-2-0>
04年2着タマモホットプレイ…母父ノーザンテースト
07年2着ダイワスカーレット…母父ノーザンテースト
そして、忘れてはならないのがこの系統。なんせ今年は、04年2着のタマモホットプレイの9歳下の全弟が出走するからだ。
☆タマモベストプレイ…フジキセキ×ノーザンテースト
目下2連勝なので、そこそこ人気にはなるだろうが、是非とも押さえておきたい一頭。
母ホットプレイからは、未だG1馬は誕生していないが、決してクズは出さないことで有名な名牝の一頭。
それもそのはずホットプレイは、サッカーボーイやステイゴールドの近親にあたるのだ。全兄タマモホットプレイ、遠い親戚のオルフェーヴルが2着になっているように、ベストプレイも走ってもおかしくない血統的下地は整っている。

■人気■

過去13年で1番人気は【6-1-1-5】の勝率46.2%、連対率53.9%、複勝率61.5%で、一見、信頼できそうだが、騙されてはいけない。この成績は00年~08年のものであり、直近4年では、勝ちはおろか馬券圏外に消えているのだ。また、直近4年では2番人気が2勝、3番人気が2着1回とまったく信頼できず、9番人気が2着2回、二桁人気が2着1回、3着3回と人気薄が6頭も馬券になっており、メディアの前評判に惑わされずに、大穴狙いに徹すべき。

■枠番&馬番■

ここ3年は、すべて1枠、2枠、4枠での決着。

<枠番別成績>

1枠~4枠:10-8-7-61/86 勝率11.6% 連対率20.9% 複勝率29.1%
5枠~8枠: 3-5-6-85/99 勝率 3.0% 連対率 8.1% 複勝率14.1%
圧倒的に内枠が優勢。ただし、外枠の6枠が3着3回、7枠が2着が3回あるように、気になる馬が外枠にいたらヒモでは押さえておいた方がよさそう。

<馬番別成績>

01番~09番:13-10-10-84/117 勝率11.1% 連対率19.7% 複勝率28.2%
10番~16番: 0- 3- 3-62/ 68 勝率 0.0% 連対率 4.4% 複勝率 8.8%
一桁馬番が圧倒的に優勢。二桁馬番からは勝ち馬は一頭も出ていない。馬券の軸は一桁馬番。これが鉄則。

ラN杯2歳Sの法則【結果】

2012-12-22 17:00:00 | ダービー馬を探せ!2013
【結果】
◎キズナ…3着(2番人気)
★アドマイヤドバイ…5着(6番人気)
ディープ産駒のキズナを引いたのは正解だったが、7頭立ての3着ではお金にならない。

■血統傾向更新■

「3強」の一角を崩した「弟4の馬」はアドマイヤドバイではなく、「やんちゃ坊主」のバッドボーイだった。
アルフレードと境遇がよく似たエピファネイアが1着となり、父SS系の6連勝はならなかったが、2着、3着は父SS系のマンハッタンカフェとディープインパクト。とはいっても7頭中5頭が父SS系ならば、そうなるわな。

馬券を獲った方も、獲れなかった方も、この3頭の今後には要注目。
なお、3番人気で6着に敗れたラウンドワールドは、メッキが剥がれた模様。となると、今年の札幌記念組はたいしたことがないということなのか。

■コース傾向更新■

2レース連続で父が非SS系の馬が1着。潮目が変わったか?
この仇は、明日、明後日の2鞍で討つ。

というわけで、さあ有馬記念!!

=おしまい=